試乗記:現代アバンテ・ハイブリッド
加速力はガソリン車と同レベル、燃費は日本車より一段下
本格発売を8日に控えた現代自動車のアバンテ・ハイブリッドは、ガソリンエンジンを積んだ一般のアバンテと比べ、
加速感にほとんど違いはなかった。一部には「ハイブリッドカー(電気モーターとガソリンエンジンを共に使い燃料を節約する車)にしては
走行性能が劣る」という主張もあるが、記者が直接運転してみた結果、走行感だけではハイブリッドカーとは分からないほどだった。
記者が運転してみたホンダの新型ハイブリッドカー、インサイトよりも、加速力など走行性能の面で一段優れているように感じられた。
しかし、燃料を節約する効果は日本車に比べ劣る。公認燃費は1リットル当たり17.8キロで、
既存のアバンテ・ガソリン・エンジン・モデルの1リットル当たり15.2キロに比べ、17%向上した数値となっている。
ガソリンより燃費が10%以上劣るLPG(液化石油ガス)を燃料に使っていることを考慮すると、向上幅は25%ほど。
一方、韓国で市販されているホンダのシビック・ハイブリッドは燃費が1リットル当たり23.2キロで、
シビック・ガソリン・エンジン・モデル(排気量1800cc、1リットル当たり13.3キロ)より74%も燃料を節約できる。
1リットルで27−28キロ走ることができるトヨタのプリウスと比べると、燃費の格差はさらに広がる。
従って、アバンテ・ハイブリッドは燃費だけで見ると、日本車より一段下のレベルというのは明らかだ。
およそ10年で100万台以上のハイブリッドカーを作ってきたトヨタやホンダのレベルを、
今ようやく量産車を送り出そうとしている現代自が一気に抜き去るのは、難しいといえるだろう。
崔元碩(チェ・ウォンソク)記者
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