【速報】アニメDVD・BDの売り上げを見守るスレ15698
最近なにかと話題の『ラブライブ!二期』について一言。
なかなか良い出来だとは思います。二期という事で目新しさは少なく演出も焼き回し感があり勢いは失速してますが、ドラマで魅せるよりも「キャラの可愛さを優先的に描く」という点は一つの正解として評価に値します。
でもやっぱり脚本が稚拙なんだなぁ。
一期で穂乃果が急にやる気を無くした時にも感じたんですが、どうしても「ハッタリ」ですぐ逃げてしまう。
「可愛い可愛い」だけ描いてストーリーに起伏を付けられないから無理矢理キャラを崩壊させてしまう。急すぎて二重人格かと思うくらいです。
………例えば四話でにこが他メンバーを「バックダンサー」呼ばわりしますが、そのたった二話前では真姫に対し「曲は皆の為にあるのよ」と諭すシーンがある。
理由はどうであれ「あれは嘘だったのか?腹黒い奴だ!」という印象しか残らずこれではカタルシスも生まれません。
これは持論なんですが近年のアイドルアニメって作画や歌だけに重点を置いた結果、キャラ人気に頼りすぎてアニメがただの「イメージビデオ」になってるパターンが多いんですよね。
所謂「日常アニメ」化してしまってせっかくの青春アイドル物なのに何のドラマも生まれない。
肝心の歌やライブ演出が派手な割にどこか無機質で説得力が生まれないのはそういったリアリズムの欠如であり「CGだから」「手書きだったら」という言い訳では払拭されません。
「可愛い少女が歌って踊って、それだけでいい」というのはもう通用しない。綺麗な作画やハッタリだけでは視聴者は騙せない。
むしろライブ演出は古くさく動きも表情も固いくらいがちょうど良い。ファンが「大丈夫だろうか?」「もっと頑張れ!」と感情移入できる『 間 』を作る事が大切なんです。
最後にもう一つ、一話で穂乃果が雨を止めたシーン。ファンタジーに逃げないと作品のテーマを提示出来なかったのでしょうか?
ご都合演出とお気楽な挿入歌で誤魔化すには陳腐過ぎます。