出渕監督にだって他にもやりたいことがあるだろうし、出渕監督に無理やりヤマト2をやらせることもない。
ただ、2199のガトラン等、旧作の後付け設定をできるだけ整合性が取れるように整理したことで2199の世界観を
引き継いだヤマト世界が可能になったのも事実
天の川銀河の近接銀河である大小マゼラン銀河で、ガミラスが出張っていたから、やはり近接銀河であるアンドロメダ
銀河を統一したガトランが天の川銀河に手を出しづらかった(だから、ヤマト2まで地球に侵攻しなかった・・・とも読める)
また、2199の考え方をヤマト3まで拡張することで、天の川銀河にはボラー連邦が存在するため、ボラー連邦の
版図にない地球圏を、天の川銀河で己が版図を広げるための橋頭保にしようとガミラス・ガトランが同一の考えに
至ったため、双方が地球侵攻を意図したとも想像できるようになった・・・
即ち、天の川銀河近辺の覇権争いをパワーバランスと力の空白といった地政学的な視点で見れるようになったことが
2199の大きな功績
で、この辺の設定を設定者がしっかり管理すれば、ヤマトに詳しくない(SF的素養は求められるだろうが)が演出や構成能力に
優れた監督が2199的な世界観を持つ新たなるヤマトを作れる可能性を残したのは大きい。
後は、スポンサー様がどう判断するか。