エア・ギアって何?空気の力で動力伝達するトルクコンバータか?
オイルを空気圧に置き換えたタイプの変速機である。
わかりやすく言うと、エア・ギアは2つの扇風機を合わせて羽根を回した時かな。
ストールトルク比が発揮されるまでは、インペラーだけが空回りしている状態。
そして、ステーターで整流され、タービンが空気圧を受けて回り出す。
そういえば、プラスチックでできたトルクコンバータの構造の模型もあったな。
もちろん、1段3要素型、3段6要素型の違いがわかる模型も。
余談になるが、船舶用の大きなディーゼル機関はシリンダーに
圧縮空気を吹きこんで、ピストンとクランクシャフトを動かして始動するそうよ。
キハ20のDMH17Hエンジンは始動性が悪いため、2つの大出力のセルモーター、
グロープラグを備えている。
始動性が悪いエンジンなため、国鉄時代、冬季は一日中エンジンをかけっぱなしのことが多かった。
車両基地にいるキハ20系、キハ35系は常にカランカランといった感じのアイドリング音が響いていたという。