ヨルムンガンド ネタバレ&考察スレ phase.1
今回の仕事は対空ミサイルの納品。納品先では、つい半日前から戦場となっていた。
戦場の中心となっている石油パイプラインは、占拠できれば金の沸く泉となる。元々の所有者に
関係なく、抑えてさえしまえば武力を背景に金を引き出すことができるからだ。
この戦闘の影響で無線機器が使用不能となり、別行動だったバルメとトージョへ連絡が取れない。
納品相手の中佐でなく、現れたのは少佐だった。キャリア組の中佐は戦闘にブルって逃げたと少佐
は語るが、少佐が軍を私物化して中佐を亡き者にした可能性が無きにしも非ず。
消耗した施設や装備を、次々と注文されるのは間違いない。だが、事前調査で手持ちの資金が
少ないことが分かっており、前金以外で仕事をしないことが信条のココは早く立ち去りたい。
状況から、国外へ立ち去ろうとするものは問答無用で山岳兵に殺されてると考えられる。
そこへ同業で顔見知りのカリー社長一行と遭遇。カリー社長も同じ心境で、ココをスケープゴートに
して立ち去ることを画策。
注文の品を調達しないと身の安全は無いとほのめかす少佐。
峠を越えれば通信ができるため、護衛や道案内の代わりにと兵士がココと同行することに。
この兵士たちが、商品が届く目途がつくまでの監視役というのは言うまでもない。
道中、敵軍のヘリを発見。対歩兵に特化した装備(対人センサーの熱源感知ポッド)であることを
看過したココは、近くの山岳兵へ反撃は無謀だと忠告。
峠を越えたあたりでバルメと連絡が付き、品物の受け取り場所の確認のふりをしながら兵士を拘束
するように指示。同じ頃、カリー社長の部下ミルドは、兵士のうるささに嫌気がさして殺してしまう。
カリー社長たちも監視役として同行していたが、監視役は峠の山岳兵に対する通行証代わりでも
あったかもしれないのにと焦る社長。すぐ立ち直るあたり、荒事には慣れたものである。
ココと社長それぞれのグループは図らずも途中の小屋で合流。社長ら“3人”へ「貸しひとつ」という
ことでココたち“10”人が迎撃態勢に。戦闘が始まろうかというタイミングでココが我が隊、総員武装
解除と意外な行動へ。「我らは“10人”。“3人”は中にいるぞ!!」 こっちを引き留めるよりもミルドに殺さ
れた兵士の敵討ちを優先すると読んでいたココは、戦場で一発も撃たず脱出に成功する。
この戦場は商売として魅力が無い。そう語ったココの勘のとおり、対空ミサイルが配備されたとたん
に空爆は静まったのであった。