岡田麿里の脚本が酷すぎる ★2

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373メロンさんex@ご利用は紳士的に
>>368
そうだけどあの花の場合、超平和バスターズの面々が「メンマから恨まれている」という一種の妄想じみたことを語っていた
そして序盤から中盤にかけて、メンマの死亡シーンをぼかしている
こういうことをすると、視聴者は「メンマの死に何か秘密が隠されているに違いない」という期待を持つ
ところが岡田さんは、期待を裏切ってただの溺死(滑落死?)で終わらせてしまった
こういうことをやると、視聴者は強い失望感に襲われてしまう
ラストシーンで泣けなかったという人が一定数現れたけど、その原因の一つがこれだ

感情移入できないっていうのは、キャラの性格云々ではなく、登場人物の行動の整合性に起因している
例えば凄惨な出来事に巻き込まれた人が悲しんでいたとしたら、誰でもその人の側に行って同情することができるし
一緒に泣いて上げることもできる
哀しみを共有することができるんだ
でも路上でキチガイが泣きながら暴れていたとして、誰がそのキチガイに感情移入して一緒に泣いて上げることができるのかな?
誰にだって無理だ

以上にのことを踏まえた場合、あの花のラストシーンは
「メンマの死に超平和バスターズの面々が深く関わっていることが明らかになる」
「係わっていた人達がメンマに謝罪する」
「メンマが許す」
の三段階を経て、メンマが昇天するのが理想的だ

脚本の教科書には必ず
「視聴者の予想を裏切れ、ただし期待は裏切るな」
ということが書いてある
なぜそんなルールが存在するのかというと、前述した通り、
「視聴者を楽しませつつ失望感を与えずカタルシスで満たしてやるため」だ

岡田さんは他にもシリアスなシーンでじんたんのお父さんのハゲ頭を晒したり、感動すべきラストシーンで
唐突にかくれんぼを始めたりと、色々反教科書的な禁じ手を繰り返してきた

教科書から外れる行いをするのは良い
でもやるからには新理論を構築するつもりで挑まなければならない
岡田さんはその点で、全く評価に値しない脚本家であると思っている


ここまで長々と書いてしまったのは、自分も脚本を勉強している身だからです
岡田さんの脚本は、脚本家の卵達にとって反面教師にはなっても、教科書にはなれません
既存の理論を打ち壊した新しい未来の教科書としても、全く使えないでしょう
以上、お耳汚しすみませんでした