UC兵器が頑張ってマクロスを撃沈したいスレ9

このエントリーをはてなブックマークに追加
471名無しさん@お腹いっぱい。
>>469
> バルカンの弾がバラけるようになってるのは、あんまりまっすぐ飛ぶと

正確に言うと、FCS側の局所座標系から見るとバルカンの弾は曲がって飛びます。
この曲がり具合の計算がわずかな条件変化で複雑に変化することから、

> 彼を非常に細い射線上に捉えるのは難しいということで
> じゃあどうしようかと言う問いに対する答えが、弾をばら撒いて射線を
> 太くしてしまえ、ということな訳です

ということになるわけです。しかも実体弾の場合にはメカニカルな誤差や外乱があります。
ガトリング砲という、多銃身を回転させる機構も、装薬のわずかな誤差も、弾道の初期条件
を変化させてしまいます。また、ガンポッドは多種類の弾体を混合して使用する設定になって
います。こうした、わずかな初期条件の変化で弾道はまるっきり変わってしまうことは理解
いただけるでしょうか。

一方でビーム兵器の場合には自機の速度に比べてビームの進行速度が圧倒的に速いです。
したがって、自機の局所座標系での「曲がり」は無視できる範囲になり、FCSは単純に
敵機の未来位置に照準を合わせれば直線で狙うことができます。
さらにビームの進行速度が速いため未来位置の予測も正確になるというオマケつきです。
しかも、ビーム兵器にはメカニカルな誤差がほぼ皆無です。銃身を回転させる必要も、
装薬の誤差も、弾体の個体差も気にする必要がありません。

バルキリーのガンポッドは初速がガンとは思えないほど高速なため、M61などよりも
弾道予測はしやすいとは思いますが、それでもビームの進行速度に比べると、どうでしょう?
さらに、メカニカルな誤差の問題も宇宙戦での射撃には大きなファクターとなるでしょう。

> (ただしあまりに遠距離で、実弾では到達するまでに10秒も20秒もかかってしまう場合は
> ビームのほうが有利だろうと思います)

これは直感的な理解としては正しいのですが、実際にはコンマ数秒の着弾時間であっても、
高G機動時の射撃では曲射となり命中は困難になります。