「22話ノーザン・クロス」と「23話トゥルービギン」の背景について、あちこちの人から色々解説してもらってきた。
解禁情報だけしか教えてもらってないけどソースは秘密。マタ聞きも含んでるので間違いがあったらご容赦。
Q.アルトとシェリルとやったの?
A.ヤッてないよ!キスだけだよ(笑)。
もともとアルトはシェリルとミシェルの事を迷ったときに目標を気づかせてくれる人として
自分でも気づかないうちに尊敬していたんだ。
しかしミシェルを失った事でかなり消沈しているのに、クランからシェリルまで死にかけていることを知った
アルトは半分パニッくってたんだよ。
しかも先日シェリルに酷いことを言ってしまったことに気がついたアルトは慌ててシェリルに会いに行ったわけだ。
それが、アルトが部屋の中で立ったままシェリルを待っていた理由なんだ。
そこで倒れたシェリルを布団に寝かせたんだけど、彼女が寝ている間に頭の中でいろんなものがグルグル回ってしまって、
かなり動揺してしまう。(縁側で座っていたシーン)
そこで、シェリルが目覚めて歌い続ける決心を伝えられたおかげで感情が爆発してヤメロ!と叫んだわけだ。
そこに気弱なシェリルを見て自分はシェリルと立場が逆転したことに気がつき、叫ぶことをやめ優しく語りかける。
しかしシェリルは泣き出してしまい、アルトはシェリルの意志に改めて尊敬の念をもつ。
だが布団に落ちる涙をみてシェリルがすごくかわいく思えてしまい、シェリルの最後は一緒にいてやろうと決意する。
この気持ちの中には死んだ母さんの事や、クランやミシェルの誘導もあったのだけど、
初めて自分の意志で女性にキスをした瞬間なんだよ。
つまりトライアングラーの歌詞への答えがここで出るわけだよ。
Q.しかしアルトはパニクりすぎじゃね?
A.実はアルトも第1話の人間ミンチ事件が原因でランカほど酷くはないが心理傷害を負ってるからだよ。
おかげで人の死に敏感になってしまい、目の前で襲われているランカを守るためにVF-25に乗ったのもそれが理由なんだ。
つまり2話でオズマに殴られた「俺もバルキリーに乗せろ!」と叫んだ事件も、実は精神障害の発作。
また、7話で後先考えずにバジュラの戦艦に突撃した自殺行動に近い突撃もそれが理由。
だから23話でランカを守りたいからSMSに入ったというのは嘘ではないよ。
だけど、その後に言った「俺はランカを殺す」という発言は矛盾しているわけではなくて、特別な意味を持つんだ。
アルトが他人の死を回避したいという精神障害を克服し、人々の命を守りたいという信念に昇華させたシーンでもあるわけだからね。
つまり、突発的な感情に左右されてきたアルトが、自分の意志で行動する事を自覚した成長を象徴したシーンなんだ。
Q.で、どっちと結ばれるの?
A.放送されていない回の解説はご容赦ください。
Q.ところでビルラーって何者なの?
新統合政府を弱体化させてしまっている原因である企業群のオーナーの一人。
彼の目的はバジュラの力を手に入れる事。そして実はフロンティアというのはバジュラ探索船団なんだ。
もちろん住人や政府の要職の殆どは知らされていないけど、彼とその仲間はそのためにフロンティア船団を作った。
もちろん、住民に教える必要もないしストレスを与えるつもりもないから大統領に政治は任せていたんだけど、
バジュラに遭遇しちゃって、民主的な大統領は邪魔だし死んでもらったんだ。
そしておそらくだけどSMSもそのために作られたんだと思うよ(ここは教えてくれた人の私見)。