2008年 ワーストアニメスレ  その34

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220名無しさん@お腹いっぱい。
じゃあギアスレビューの暫定版いってみるか

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深夜アニメとしては異例の好評を博し、満を持して新枠・日曜5時に進出してきた「コードギアス 反逆のルルーシュR2」。
ファンの期待を一身に集めた第2シリーズは、現時点で当スレ的な期待に沿った傑作となりつつある。

作画では、1期よりも先鋭化したキャラクター達のアゴや、移動で瞬間ワープしたかと思いきや闘い始めると動かないメカ、等がファンの涙を誘い、
戦闘シーンの決め手は足場崩壊やメカインフレなど、実に明快な決着法で漢らしさを見せつけた。
また、演出面ではコンタクト、テロリストを復活させる花火、百万人コスプレ大会、百万人搭載する氷山、
完璧な変装をできる忍者メイド、ラブ・アタック、ドリフセット、ベガ皇帝、etc. エキセントリックな演出で当スレ住人を魅了した。

こうした画面上の成果だけでなく、裏側で駆け回ったスタッフの努力も見逃せない。
序盤にネット上で放送前の動画が流出したかと思えば、次はコンテが流出、
中盤大人しくなったかと思いきや、ほぼ完璧に中盤のネタバレをカバーした通称「韓国バレ」が席捲、
これで気を悪くしたのか、雑誌バレに嘘が発覚の事態に至り、各方面から注目を集めた。
しかし、スタッフの飛ばし具合を如実に示したのが「アキバで対決!コードギアス祭り」という特別番組であった。
序盤に突如として組まれたことから様々な憶測が飛び交う中、アニメスタッフも参加して作成された特番は、
ツッコミ所満載の内容もさることながら「(谷口監督の名前を)シンナーで消せば」という有野の発言が波紋を呼び、
当時体調を崩して入院したばかりの、有野のブログが炎上する大惨事となった。
かなり後に、その件に関しては「編集ミス」という事実が謝罪とともに“非公式見解として”出されたが、
テコ入れだったとしてもどこにテコを入れたか意味不明な結果とともに、スタッフの仕事ぶりが窺える顛末であった。

しかし、このアニメを語る上で欠かせないのが、谷口監督とそのビッグマウスである。
「実写よりもドラマの質は上」を目指し「各分野のスペシャリストが結集した」スタッフはこのスレのために集められたのかと感嘆され、
「男性視聴者が好きなのはロボットより女体」と見抜いた結果、下品ないやらしさを称賛された。
また、「キャラクターの事情や心情を一部省略するスタイル」だけでも騒ぎになる話だというのに、
「漫画や小説の設定はアニメと違うから携帯の有料サイトのコラムで説明する」として
穴だらけの設定を懸命に補完した漫画家や小説作家の努力を水泡に帰した揚句、更に御布施を要求する商売上手ぶり。
なんの間違いでか日経ビジネスに連載中のインタビューでは、
フラグ立てをして回っているのかと思えるほどの突っ込み所を用意した末に、
主人公補正全開のアニメが「世界は主人公には優しくない」と爆笑を勝ち取るあたりで、ただ者でないことを証明して見せた。

こうして、谷口監督以下豪気なスタッフによって作成された本作品は、
穴だらけの設定でありながらその穴埋めどころか切り捨て続けた、
ノリと勢いだけのストーリーが売りであったが、終盤に入って
「話の前提の一つであった母親の死が嘘で実は生きていた」
「それが妹の無駄死にを招いたと怒って両親殺害」
「その妹を殺したにっくきライバルも唐突に仲間に」
「と思っていたら死んだはずの妹が生きていて、しかも敵に回っている」
等々、それまでの話の筋と伏線を丸ごと投げ飛ばす大技に出て、
一躍当スレの有力候補に名乗りを上げた。

養殖と呼ぶにはあまりにも純粋な監督のお言葉が気に掛かるこの作品、
残り数話でどこまで斜め上を突き抜けるか、乞うご期待!

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敢えて数字と信者関連は外して、純粋に作品とスタッフに絞って書いたけど、
修正点あったらよろしく