新作 美少女戦士セーラームーン★4

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401ななし製作委員会
マービン・ミンスキー

私は小説というもの、いわゆる「一般文学」と呼ばれるものはほとんど読まない。
みなほぼ同じだからです。
ユング心理学と同じで、たいていの小説は、まず人々の問題があり、彼らが陥った難しい状況というものがあって、
それをどうやって解決するか、うまく解決できてハッピーエンドになるか、そうでなければうまくいかなくて罰を受けたり死んだりするか。
100冊小説を読んだら、みな同じなんですね。子供の頃、たくさんの本を読みました。
好きだったのは、新しいテクノロジーや科学についてのアイデアをいろいろ提供してくれた ジュール・ヴェルヌや、
歴史というものがどうやって変わっていくか、変わりうるのかということをたくさんの物語で教えてくれたH・G・ウェルズなどです。
もう少し大きくなってからは、ロバート・ハインラインやアイザック・アシモフなどになります。
彼らは、いろいろな動物や生き物について、また新しいものの考え方について、多彩な物語を提供してくれました。
いまでは、読むのはほとんどSFですね。
少なくともこれらの中には、往々にしてなんらかの新しいアイデアが入っているから。
人気小説といわれるものを読むと、いつも古いアイデアに新しい名前の人々を入れかえただけですから。
【マービン・ミンスキー(コンピュータ科学者、認知科学者。専門は人工知能。マサチューセッツ工科大学教授)】
【知の逆転 NHK出版新書】