図は、シンプルな飽和蒸気を使用するタイプのボイラー。
後に過熱煙管が設けられ、飽和蒸気を過熱蒸気に変えて、
蒸気機関に送るように工夫されています。
レシプロ式の蒸気機関にも下死点と上死点があり、その死点の状態で止まってしまうと、
再起不能になるので、常に死点からずれるようになっています。
※蒸気機関は水蒸気を押しこんでピストンを動かす構造だからね。
狩房邸の発電機
竣工時は、船舶用の三段膨張機関が使われていましたが、
後に蒸気タービンに換装されました。
竣工時はエジソン電球といったものしか無かったため、
非力な蒸気機関でも発電能力が足りました。
後になり、電装系が増えてくると、それだけでは間に合わなくなり、
蒸気タービンと大容量の発電機に換装されています。
蒸気タービンは、イギリス製のインパルスタービンです。
※世界観的には、日本では発動機は作れなかったため、外国製のものを使用しています。