蟲師 続章　76

やはり、親知らずを抜いてもらって本当に良かったと思います。
実は、昨年の初夏の頃、左下顎の親知らずが智歯周囲炎を起こして、
爆発的な痛みに見舞われて、すぐに地元の大学病院を紹介してもらい、
炎症が治まり次第、左下顎から抜歯術を受けた。
左下顎の方は親知らずが出かかっていたこともあり、侵襲率が少なく済み、
すぐに治った、

そして、右下顎の親知らずの抜歯術を受けたが、完全に健康な親知らずであったこともあり、
侵襲率が大きくなり、不運にめちゃくちゃに腫れ上がって、ドライソケットになりかけて、
何度もその大学病院の口腔外科に通って治療を受けた。

もちろん、左右とも痛い思いをしました。
麻酔をかけていても、ドリルで削る時、神経のところまで行くと、かなり痛いし…。
でも、やせ我慢で何とか乗り越えられる方だった…。

何故、ヒトの記憶は、痛い思いをしたとか、苦しかったとか、辛いことの方がはっきり残るのに対し、
楽しいことはあまり残らないのだろうか…。

楽な方は脳髄も薄い記憶しか残さないからかな…。