宇宙戦艦ヤマト2199 第227話

このエントリーをはてなブックマークに追加
643名無しさん@お腹いっぱい。@転載は禁止
ガンダムはヤマトに比べて(というより、それが切り開いた「リアルドラマな“アニメ”」路線上に生まれた)
やや新しいコンテンツで、しかも初代以来、延々と色々なクリエイターに作られてきて
ある程度の文法というか「何をやると客はハマるか」という手法や
リアリティと虚構のバランス、時代に合わせたアップデートのやり方とかが
散々研究され尽くしてきてるからなぁ……
……いわば「大河ドラマ」シリーズや戦隊シリーズの最新作を作るような感じかな

比べて今回の2199、「ヤマト」の“リメイク”というのは
はるか太古に隆盛を誇り、その後
しだいに腐り落ちていって消えかけていたコンテンツの
「原点(原典)」を、いきなり現代にあわせてリブートしようという
幻の古典芸能の復元というかwかなり難易度の高いものだったと思う
(それはまさに、赤錆びた沈没戦艦の遺跡から、最新鋭の宇宙戦艦を飛び立たせるがごとく)

そこには大きく隔たった時代性やさまざまな問題から来るアレンジメントが相当加わって
そこに異論や違和感を覚える人もそれなりに出てくる事はすでに十分予想されてたけど
(まさに“火中に栗を拾う”仕事)それでも自分は、そういう困難を乗り越えて
スタッフは十分に良い仕事をしたと思ってる

そりゃ旧作のフルコピー(“絵だけ新しい”)という手堅い手法もあったろうけど
それを敢えてせずに、「旧作を下敷きにした、新しい“今のアニメ作品”」として
語り直してくれた判断に対して、少なくとも自分は拍手をしたいと思う