【先行上映組】宇宙戦艦ヤマト2199 第189話

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202スクープ! ◆L/DH3lg.w2
【第二幕】
ガミラス星ではある情報が政府に衝撃をもたらしていた。
あのデスラーが、こともあろうにガトランティス帝国に身を寄せ、「正統ガミラス帝国」
なる亡命政権を打ち立てたというのだ。
この一報に、未だデスラーを崇拝し、融和路線に転じた共和国政府に不満を持つ
人々は狂喜し、政府に退陣とデスラーへの大政奉還を求める大規模なデモを
引き起こす。
正統ガミラス帝国には、国防大臣に就任したヴェルデ・タランのほかに、ゲール少将や
波乱万丈な生活を愛するがゆえにこちらに付いたフラーケン中佐、七色星団から
生還したバーガー少佐なども参加しており、活気に満ちていた。
しかし、本来なら弟もいる共和国政府に未練があったが、デスラーを恐れつつも
心のどこかで崇拝する気持ちがあるがゆえに気の進まぬまま国防大臣となったタランは、
ガトランティスに不安を抱いていた。
今のガミラスにデスラーが帰還し同胞たちが相争うことを望まず、かといってこのまま
ガトランティスの傭兵としてデスラーを終わらせたくないタランは、デスラーにその2つ
とは異なる未来を提供しようと考える。
ボラー連邦には、その支配に苦しむガルマン民族がおり、ガミラス人ももともとは
ガルマン民族の一支族であったのだ。
タランはフラーケンとその部下たちに、ボラーへの探索の密命を下す。