人工内耳において、蝸牛に埋め込まれた電極の針金もある意味で電脳コイルといえる。
本来は蝸牛は1万5000本の神経で音声を周波数別に分別するが、人工内耳は僅か8〜24本の
電極で肩代わりをするので、蝸牛本来の音声特性は得られないのが現状だ。
コクレア:22本、Advanced Bionics:18本、メドエル:12本*2(メドエルは1本の電極の周波数特性はコクレアの2本分に匹敵する)
おまけに、ガリガリ、ガーガー、ピーキュルキュルといった感じの機械的に合成された人工的な音となり、
健康な時の聞こえとは随分変わってしまう。