ガールズ&パンツァー GIRLS und PANZER 317輌目
132 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/04/13(土) 22:04:27.57 ID:PrK8n1Bt0
Web版 戦車道工業新聞 2013年4月14日
「戦車砲取り扱い各社もうっちゃられたか?長砲身戦車砲の在庫が無い!」
戦車砲取り扱い業者・メーカーでは現在高校戦車道対応車種での長砲身戦車砲の受注量が
最近になって急増し、各地で在庫切れとなっている。発端は第六十三回大会決勝における
大洗女子学園所属のM3中戦車リーがヤークトティーガー重駆逐戦車を上手く誘導し河川に
落下させた事により走行不能判定を与えた「うっちゃり」技。
現在、重戦車を保有する有名各校において攻撃側、防御側に別れ猛訓練していると思われ、
その際に長砲身戦車砲を折るケースが多発しているとの事。「西住ターン」のケースと違い、
地味にじわじわと増えていき最近になり急に受注量が増えるという展開となっているが
「当初西住ターンに目を奪われていた各校が決勝戦ビデオの研究をしていくうちに
この『大物喰い』だが渋めな技の有効性に気づき、練習を始めたのでは無いか?」と、関係筋は語る。
メーカー担当者によると「これまでは競技中、練習中に戦車砲が破損するケースは少なく、
発射数寿命で交換される事が多かった。メーカー側で年間の出荷本数が読みやすく、
年に一度まとめて作る所が多い。普段は軍用・プロ用戦車砲の製造の為にラインを使いますので、
受注が急増したからといって履帯・転輪屋さんの様な急な増産は難しい。うちはようやくラインを
一本空ける事が出来、これから増産していきますが、いつ需要を満たす事が出来るのか…。」と、
他の部品とは違う、業界慣習に基づいた製造スケジュールの設定が裏目に出た今回のケースに頭を悩ましている。
国内メーカーでの出荷が間に合わない為に輸入代理店の受注も急増しているが、こちらも確保に問題を抱えている。
各輸入代理店担当者は「当社取り扱いの12.8cm Pak/80をはじめとした在庫が急に無くなり、
順次本国のメーカーより取り寄せているが向こう(独逸メーカー)も『急に大量発注をかけられても困る、
こちらの戦車道で使う分の在庫まで出す訳にはいかない、時間は貰う。』と言われ目処が立たず頭を抱えている。」
「西住ターンの転輪業者を見て羨ましく思ったものだが、いざ当事者となると本国でもあまり在庫していない32ポンド戦
車砲は日本では製造している業者はなくどの様に数量確保すればいいのか?等、現在有効な手段が無い物も多く大変困っ
ている。しかし、これは部品確保が難しいトータスを使ってまでやる訓練なんでしょうか…」と確保に
苦しむ輸入代理店ではさらに困惑している模様。一方例外もあり、米国系戦車部品輸入代理店は
「こんな状況でも必要な数を必要なだけ素早く製造・提供してもらえるので、砲が折れるほど売上げが
順調にあがるこの状況は素直にありがたい。」と終止笑顔で既に今月に入っての10営業日の売上げは
昨年同月の2.5ヶ月分を超えたとの事。戦車砲取り扱いの輸入代理店業界では明暗が分かれた形となった。
ラインの確保、在庫の取り合いが激化する等、「西住ターン」の履帯・転輪需要と違い一筋縄では行かず、戦車砲関連各
社が大洗女子学園所属のM3中戦車リーにうっちゃられた形となった今回の長砲身戦車砲騒ぎ。
「いかに素早く量産ラインを多く確保出来るかが勝負の分かれ目になる」と各社はラインと在庫確保に躍起となっている。
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