けいおん!!紅茶3602杯目

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835名無しさん@お腹いっぱい。
ハーレム系ラブコメの真理は『オス』の排除にあると考えている。
読者の分身たる主人公にとって都合の良い世界でなければならないんだ。
主人公はモテモテであり、主人公以外のカップルは成立させちゃいかん。
主人公が複数ってのもアウト。感情移入の対象は一人なんだよ。
ヒロインは処女性を失っていない精神と肉体でなければならない。
初期設定からして好きな人がいるだとかは場合によっては容認されるが途中で他の男になびいたら駄目だ。
これらの原則を守らないものはラブコメではなく恋愛物でしかない。
主人公以外の男キャラを出したとしてもモテないだとか男が好きだとかで、
ヒロインとの恋愛に関わらせてはならない。男は間違いを起こすかもしれない目障りな存在だ。
つまりその世界には主人公以外に『オス』を許してはならないんだ。
しかしここで大きな問題が生まれる。次はラブコメの発展形について語ろう。
ラブコメにおけるオスの排除原理。だがこのままでは不完全だ。なぜかわかるか?
主人公!正解だ!これに至りラブコメは次の段階に進む。
すなわち最大の『オス』であり最強の目障りである主人公の『去勢』を以って進歩とする。
ハーレム系ラブコメで男が主人公である必要はない。むしろ男である方が排除原理から外れ不快で仕方がない。
女性主人公または女装主人公によるラブコメ…百合はラブコメの到達点なのか。……いや違う。
厳密に言えば女主人公によるラブコメは百合ではない。
なぜならその主人公は『メス』ではなく去勢された『オス』にすぎないからだ。
『オス』としての役割は消えていないからだ。だからこそ、そこに恋愛関係が生まれる。
ハーレムと化する。『オス』独特の下品さいやらしさを内包している。
そこには間違いなく男主人公の影がある。原理に反する。
それを目障りだと思う人々の胸中で排除原理は更に進む。…主人公の完全排除。そうだ。
結果、ヒロインしか存在しない世界が出来上がる。ヒロインしかいないわけだからそこには恋愛もない。
間違いの起こらない最高のラブコメ…排除原理の到達点…ラブコメの『その先』…

現在我々が『ほのぼの日常系』と呼んでいるものだ。