侵略!?イカ娘 281でゲソ

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237れもん狂想曲
>>236訂正


客から貰ったチップは千鶴が全額預かり、看板娘へのご褒美を購入するのに使われる。
つまり、ミニイカ娘は相沢家に戻ってからもエビをいっぱい食べられるというわけだ。

『ハムハム…ピチュピチュ…』
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毎日毎日、大量のエビを独り占めするミニイカ娘にも、イカ娘は恨み言一つ漏らさない。
それどころか、イカ娘は水槽やトイレの掃除、毎日のお風呂の相手など、身の回りの世話を自ら買って出ていた。
健気で、無邪気で、愛らしく、自分に人一倍懐いてくれるミニイカ娘の姿に、幼い母性本能をくすぐられたのだろう。

『ピゥ♪ピゥ♪』
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夕食のエビを食べ終えたミニイカ娘が、テーブルの上をピョコピョコ駆け回っている。
数日前には、カラのお椀の中をニコニコ笑いながら何度も滑り降りていたミニイカ娘。
その光景を見た千鶴は早速ハムスター用の滑り台を購入し、水槽に設置してあげていた。

「次は回し車かしら?」
「あー、走るとコロコロ回るアレね。また出費が増えるなあ…」

困ったような仕草とは裏腹に、笑顔の千鶴たちであった。
ミニイカ娘はその後もしばらく遊んだあと、食器の合間をすり抜けイカ娘のもとに駆け寄った。
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『ヘヘッ♪』と鳴き、笑顔でバンザイするミニイカ娘を、指先で優しく撫でるイカ娘。
『ピャア〜♪』
「……っ。」

その頬を、一筋の涙が伝う。

「ん、どうしたイカ娘?」

守るべきものが、できたから。

「…この笑顔、ずっと守っていくでゲソ!」
『ゲショ☆』
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