>>122懐かしい
> ■ハクアは出来る子です。
> LCになり代わっていることも忘れ、ハクアは普通に授業をこなしてしまう。女神捜しを急ぎたいところだが、桂馬は相手も授業中だから動きはないだろうと静観。放課後を待ち、次は灯と接触を図る。
> このところ灯はずっと欠席、技術部(生物部の間違い?)部室も誰もいない。やむなく灯のことは後回し、暫定的に×扱いにする。
> このリストが意味するものは? FLAG121「キャストオフ」
> ○天理 月夜 梨枝子
> △歩美 栞 ×楠 スミレ
> 桂馬 △ちひろ 結 ×灯 ×長瀬 七香
> ○かのん ×美生 ×みなみ 檜
> 桂馬「ボクとの関係性の順に攻略女子を並べてある。」「ボクの仮説では…」
> 「ボクと出会いやすい娘に…」「女神がいる!!」
> ハクア「お前…と、」「出会いやすい!?」「お…お前、ゲームのやりすぎよ。」
> 「なんでずっとお前中心の論理なのよ!!」
> 桂馬「もちろん可能性は様々だが…」「条件はこれが一番揃ってる。」
> 「いつかお前が言ってたな。」「恋愛を使って心のスキマを埋めてるのはボクぐらいだって。」
> 「女神の力は「愛」で復活する。」「そして、「恋愛」を使うバディーの攻略対象に2人の女神がいた……」
> 「もしかしたら……」「女神を復活させるために…」「ボクがバディーに選ばれた…」
> そんなバカな、とハクアは否定するが桂馬の仮定を覆す要素も今のところない。
> 楠・純・みなみに女神がいなかった以上、それよりも縁遠い4人は可能性が低いと推測。
> すると残りの候補は歩美・栞・ちひろ・月夜・結の5人。その中に女神が4人。
> ハクア「4人?」「残り全員!?」
> 桂馬「そりゃそうだ。」「ボクに出会いやすいって前提だろ?」「その説に従うなら……」
> 「女神にはもう全員出会ってるはずだ!!」「もしそうじゃなかったら、」「これを意図したヤツは能力不足だ!!」
> ハクア「ちょ、ちょっと待って…能力不足って……」「飛躍しすぎて飲み込めない……」
> 「じゃ、これからどーするの?」「まだ調べてない娘に会いに行く?」
> ここで桂馬はあえて接触を図ろうとせず下校する。女神と出会うだけではなく、引きずり出す方法を考えるべく。
>
> その夜。桂馬とハクアは、居間でTV番組を見ている。
> かのんに扮しクイズ番組に出演したLCは、怪しげなボケ解答を繰り返していた。
> 桂馬「エルシィ、うまいことかのん役やってるな。」
> ハクア「これはうまいの…?」
> 雪枝の家に帰ろうとするハクアを、風呂も着替えの用意もあると桂馬は引き止める。
> 2人きりがどうこうはともかく、いまだ目覚めないかのんの様子を見られる人がいないと困る。
> ゲーム部屋に横たわるかのんの無事を確認し、桂馬はハクアたちを残し居間に戻る。
> シャワーの音がわずかに響く。
> ハクア(別に心配することないわ。)(あの桂木が変なことする訳ないもの…)(あんな真剣な桂木…)(初めて見た…)
> 桂馬(ここからが問題だ…)(限られた時間で女神をどうやって出す?)
> (仮に出せたとしても…女神は狙われている…)(かのんと同じ目に、)(絶対に遭わせる訳にいかない…)
> (隠れている女神…)(狙われている女神…)(ボクに何ができる…?)
> 体を洗い流したハクアが湯船につかろうとすると。考え事をしながら桂馬が浴室に入ってくる。
> ハクアの悲鳴で桂馬は我に返る。あわてて出て行こうとするが、足元にあった石鹸でつまずきハクアの裸体にダイブ。
> 隣家の天理にも聞こえるほどの轟音を上げ、桂馬は風呂場の壁をぶち抜き吹っ飛ばされる。
> ハクア「バカ!!死ね!!クズ男!!」「クズ!!クズ!!クズ!!」
> 衝撃で吹っ切れたのか、桂馬はお互い全裸であることも忘れ立ち上がる。
> 桂馬「……やっぱり……」「ボクには…この能力しかない。」「ハクア ボクは、」「神をやめるぞ!!」
> 「ボクは…ゲーム世界の…」「鬼になる!!」「鬼だ…」「鬼だ…」「鬼になるんだ!!」
> ハクア「お、おに?」「それより、謝りなさいよ!!」「いつも私を覗いて無視して!!」「バカー!!」
> 天理(なんの声だろ…)
> ■神から鬼へ…桂木桂馬、モードチェンジ!!