神のみぞ知るセカイII FLAG91

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123名無しさん@お腹いっぱい。
FLAG66 Nights In White Satin

■どこかの誰かと似た名前の老人登場です…

奥山県山口村。山あいに水田が広がる、自然以外なにもない土地。
この地に工房を構え、土とむかいあう一人の老人がいた。
陶芸家・桂木伝馬。陶器作り50年、納得のいく器を作り出すのも容易ではない。
そんな中、お椀のひとつがメガネにかなう。そこに来訪者の声が。

外には車酔いでグロッキーの桂馬。LCがその背中をさすっている。
運転してきた麻里には目もくれず、伝馬が桂馬に飛びついてくる。いくつになってもかわいい孫。
その母とはいえ忌み嫌う族あがりの女に伝馬の態度は大違い。
えらい剣幕で麻里に突っかかる。連れ合いに突き飛ばされるところまでが毎度のやり取り。
息子の桂一は今日も姿を見せず。

伝馬が先祖代々からのこの地に居を構えたのは、桂一に舞島市の家を貸してから。
親戚一同他愛のない話をしている中、伝馬のがなり声が続く。
ここでもLCの肩たたきが空気を和らげる。
蔵は桂馬のゲーム・グッズ保管庫と化した。
伝馬が桂馬にもらって欲しいものがあるという。浮世絵風に描かれたギャルゲキャラ入りの器。
孫思いなのはわかるんだが、若干あさっての方角をむいているような。

一族そろって墓参り。夏の日差しと虫の音。それ以外静寂に包まれているはずなのだが。
クビ切ルゾ…
LCだけ、人の声と下駄の音が聞こえたような気がする。

静かな田舎。LCは気に入ったようだが、桂馬は人がいてこその田舎だという。
人がいなきゃ祭りや風習もすたれる。訛りのきつい駐在さん、怪しげ//な神官と巫女、
ふらりとやってきた流れ者をきっかけに本家と分家争いにまつわる連//続殺人事件、
そのラストで燃え落ちる屋敷の後片付けをする人…
なにか違うような?などとやっているとまたさっきの声が聞こえる。今度は桂馬にも。
なにやら物騒な歌。見ればわら人形を手にした子どもがいる。
子どもの名は愛梨。伝馬の近所に住む日永さんの孫娘らしい。
日も落ちてきたのでLCたちも伝馬家に帰る。今日のLCたちの寝室は居間。

夜。目を覚ましたLC。桂馬は全滅エンドの夢にうなされている。たたき起こす。
トイレに行きたいが、すぐ近くがお墓だからかお化けが出そうで怖い。まるでお子様である。
トイレの扉が見えたところで桂馬を待たせ、LCはそぉーっと部屋に近づく。
桂馬はアホくさげな表情を隠さない。居間においてきたセンサーに反応はない。
ところが。LCがトイレの扉に手をかけたそのとき。
しめきった縁側のガラス戸に、とつじょ下駄の足跡が浮かび上がる。
墓地のまん中から例の歌が。そしてぼんやりとした光。
よく見れば愛梨によく似た姿のなにかが、手まりをついて遊んでいる。LC動転。

■お化けとか幽霊とかありなんですか〜!!