>浅香
>あの作品では変に意図を働かせてしまうと、倫理的に問題が出てくる可能性もあったからね。
>『GUNSLINGER GIRL』はそういう部分でかなりデリケートな作品だったと思うよ。
>
>おぎにゃん
>倫理的に際どい部分もある作品ではこういうとこに注意して絵作りしてた、というのがあれば教えて欲しいにゃ。
>
>浅香
>『GUNSLINGER GIRL』で言えば人の生き死にという部分にはかなり気を配ってたね。
>TV放映って不特定多数の方が見るでしょう。だから、なるべく残虐シーンはやらないとか、血は抑えるとか。
>あと、あの作品は主人公の女の子と担当官の関係性がすごく際どいんだよ。
>恋愛感情を利用して殺人の道具に使っている設定が、嫌な感じに捉えられるところがあって。
>恋愛感情を表現するときの方法が媚びたものになるとすごく気持ち悪くなっちゃうから、
>その辺はカメラ目線をなるべく使わないようにしたりと気をつけていたね。
>
>おぎにゃん
>なんでカメラ目線はだめにゃ?
>
>浅香
>女の子が担当教官を見つめる表情にカメラ目線を使うとアピール度が強くなっちゃうんだよ。
>そういう媚びたところでは表現したくなくて。
>
>おぎにゃん
>やらしさを極力排除してたんだにゃ。
>
>浅香
>そういうことをしていかないと、単に女の子と銃が売りだけの作品になってしまう。
1期監督浅香守生のインタビュー
ttp://www.madhouse.co.jp/column/oginyan/oginyann_04_c.html より引用