ぼくらの 85

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35名無しさん@お腹いっぱい。
【前スレまでのまとめ】
子供達の死が関わる話なのに・・・どこか救いがあるというか、
心に響く台詞や印象的な仕草があってどこか温かさを感じるんですよね。
この作品は何気ない台詞や仕草に、心に残る優しさがあるんですよね。

ウシロが最終戦に臨む時、戦えずに死んでいったカコに対して・・・

  「カコも時間が欲しかっただろうな。
   そしたら、あいつだって戦えたさ。」

・・・と言っていたのが印象的でした。

カコは怖くて、苦しんで、本当に可哀相な死でしたけど・・・
最後にみんなの意思を継いで戦うウシロが
彼のことを忘れずに「あいつだって戦えたさ」と言ってくれたのは
死んだカコにとってもせめてもの救いなのかなと感じました。

ただただ怖くて、苦しくて、辛くて、どうしようもなくて・・・
恐怖に囚われたまま死んでいったカコ。

そのカコを思い出して「あいつだって戦えたさ」と言ってくれたのは
ウシロ少年が死の恐怖を乗り越えて本当に成長したんだなと
実感させてくれる言葉でした。
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そこ、全員思い出すのとあのくだらない30時間バトルじゃなければなあ。
カコに対するセリフはよかったと思うよ。
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全員は思い出してないだろ
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うん、だから全員思い出してないのが片手落ちというか意味がないよねってこと。
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あそこで思い出してるのって、無自覚のまま死んでいった子とか
カコみたいに戦えないで恐怖のまま死んでいった子を思い出すことで
せめてもの救いとしてるんじゃないでしょうか?

ワクみたいに叫んでみたり、コダマみたいに何も考えずに戦ってみたり、
そうすることで彼らの魂も継いで戦ってるんだよ、と。
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必ずしも救いのあった死とはいえないワク、コダマ、カコを思い出すことで
15人で1人だった彼らの魂を継いでウシロが戦う、という形になっており
子供達の死を救い難いものにしたくないという気持ちが表れた表現だと思いました。