蟲師 56

ギンコ
「ミサトさん、私のエヴァは？」

葛城ミサト
「ギンコさんのエヴァはこれよ。エヴァンゲリオン40号機よ。」

ギンコ
「なんで、私のだけ、こんな古いディーゼルカーの形なんだよ？」

葛城ミサト
「仕方ないでしょう？これしか用意できなかったんだから。文句を言わずに乗るのよ。」

ギンコ
「ったく…。頭にインターフェイス・ヘッドセットを付けて…。これは、エヴァンゲリオンの動かし方の説明書だ。よーく読んでと…。
これがマスコンで、これがブレーキで、そしてこれが変直切り替えハンドルで、これが逆転ハンドルか？
エヴァの起動はどうやるんだ？まず、変直切り替えハンドルからレバーを抜いて、エンジン始動レバーに差し込み、
余熱位置に合わせて、予熱して、そして始動位置まで動かすと、セルモーターが回ってスタート。」

エヴァンゲリオン40号機

エンジン：DMF15HSA エンジン出力：220馬力 液体変速機：DW10(変速1段、直結1段) トルクコンバータの構成：1段3要素。

通常の操縦でさえ、満足とした出力が得られないエンジンであるため、他のエヴァよりも非常に非力だった。
このため、弐号機のような加減速の多い戦いには明らかに不向きだったが、性能が低いのを操縦技術でカバーするのだ。