School Days スクールデイズ Dr.Sの野望401ぷしぷし
(分岐スレ用の試作…だったが諸事情で断念した)
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「待ってくれ、マジカルハート!アイツは俺たちのクラスメイトなんだ。何とか元通りにしてやってくれよ!!」
「えっ!? そっ、そんな…でもどうすれば……」
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「こうなったらもう彼を倒すより仕方ありません。」
「でっ、でも!!」
「このままでは榊野町だけでなく世界中がドクターSによって破壊し尽くされてしまいます。」
「……………」
マジカルマヨからチェーンソーが田中に向けて振り下ろされる瞬間、マジカルハートは
小さく呟いた。
(ごめんね」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」さよなら)
両断された田中の体内から大量に噴き出された血の雨が街を包み込み、道路は血の雨で
溢れかえった。
「いけない、これじゃ街の人たちが!!」
そう思った時には既に遅かった。
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「うぅぅっ……、ひっく………」
「だって誠お兄ちゃんやマジカルワードが助けてくれたのに榊野町をメチャクチャにし
ちゃったし、田中君もみんな守れなかったもん……」
「マジカルハート、あなたは本当に『心』の優しい子ですね。でもね、何かを守るため
にどうしても犠牲にしなければならないことだってあるの。」
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(誠モノローグ)
あの事件で榊野町の繁華街は大部分が破壊し、赤い洪水に飲み込まれた。
軍、消防、医療関係などが昼夜問わず作業に当たってはいるもののライフラインは完全
に麻痺し、復旧の目処は立っていない。
テレビ、ラジオやネットではもう何度となく被害状況や犠牲者についての情報が伝えられていた。
俺と泰介はマジカルハートとマジカルワードのおかげで奇跡的に助かったが、
この惨劇を目の当たりにして愕然とするしかなかった。
事件の翌日、臨時の学園集会が開かれた。学園とクラスメイトの多くは無事だったが、
そこに田中の姿はなかった。
数日後ラディッシュで心ちゃんに会った時はどことなく元気が無かった。