米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が
汚染された工業用の「事故米」を食用として転売していた問題に絡み、
農林水産省大阪農政事務所の元消費流通課長(62)(退職)が
在職中の2005〜06年、三笠フーズの冬木三男社長(73)らから
飲食接待を受けていたことがわかった。
農水省は事実関係を認め、「大変遺憾。他に同様のケースがないか調べている」としている。
農水省によると、元課長は、米の流通業務を担当する消費流通課長だった05〜06年に2度、
大阪市内の飲食店で冬木社長らと酒食をともにした。
代金は三笠フーズ側が支払ったという。
読売新聞の取材に対し、元課長は「冬木社長から『焼き鳥店を開業するので味をみてほしい』と言われ、付き合った。
支払いについては覚えていない。便宜を図ったことはない」と話している。
国家公務員倫理規程では、契約の相手方など利害関係者との飲食やゴルフを禁じている。