京四郎と永遠の空 お前はかわい17、四郎・・

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283名無しさん@お腹いっぱい。
体は8歳、心は17歳。
そんな私は元・白鳥Qoo。
あれから人間に生まれ変わった私は、優しい両親の元で育ち、大好きな京四郎さんとも再会出来ました。
京四郎さんは私が16歳になるまで、私が生まれ育った町に定住してくれるそうです。
せつなさんは、私と京四郎さんが再会した後、京四郎さんにお別れを言ってどこかに旅立っていきました。
せつなさんがいなくなった後、京四郎さんは一人で小さなお家を借りて暮らしてます。
でも、京四郎さんたら、せつなさんがいなくなってから、ちゃんと三食ご飯を食べない日が多いんです。
それでいつも小学校が終わった後、私が毎日京四郎さんの家に通っご飯を作ってあげてるんですよ、えへへ。
でも、今日はお米がなくなっちゃったから、京四郎さんと一緒に食材を買いにお出かけしたんです。
小さな町だし、生まれた時から育った所だから、町の人皆が知り合いで、私と京四郎さんにみんな声をかけてくれます。

魚屋の親父「おや、Qooちゃん、王子様とデートかい?」
八百屋のオバハン「おや、Qooちゃん、王子様とデートかい?」
米屋の親父「おや、Qooちゃん、王子様とry」

京四郎「・・・・・・どうしてこの町の人達はみんな、俺の事を王子様と呼ぶんだろう?」

?「それはね、京四郎がいつもお兄さんみたいな格好だから」
謎の声の指摘どうり、京四郎の普段着はQooと再会した時の衣装だった・・・。

Qoo「?」
京四郎「どうしたの?Qoo」
Qoo「今、せつなさんの声がしたような・・・」
京四郎「せつなか・・・。今はどこで何してるんだろうな」
Qoo「・・・せつなさん、どこかで幸せに暮らしてるといいですね」
京四郎「・・・そうだね。・・・せつなには幸せになって欲しい」

?「・・・・・・Qoo、京四郎」(感涙)
通りすがりのガキ「ママー、あの金髪のメイドさん、なんでいつも電柱の影に隠れてるの?」
ママ「しーっ!見ちゃいけません!」

物陰からほっかむりをして、気づかれないようにQoo達を見守る姿はせつなだった。

京四郎「Qoo。いつも食事を作ってくれてありがとう」
Qoo「どういたしまして」
京四郎(小学校があるのに毎朝の食事まで用意してくれるなんて・・・。俺はQooを絶対に幸せにして見せるぞ!!)
仲良く手を繋いで食材片手に帰路に着く幼女とロリコン。

彼らは知らない。
寝てる間に朝食の支度をして去って行き、遠くからいつも見守ってくれる彼女の存在を。
せつな「だって、Qooはまだ小さいし、京四郎はあんなだから・・・」
絶対天使クラウソラス。元・京四郎の剣。
今はただの世話焼きメイド。