涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団の活動897日目

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160名無しさん@お腹いっぱい。
「うわーい、ジュン登りジュン登り〜」
俺の頭の上で雛苺が叫んでいる
動き出した時、つい優しくしてやったのが失敗だった
今では懐きすぎて邪魔で仕方がない
俺は頭から雛を下ろし、クレヨンを持たすとPCを始めた
しばらくするとまたまとわり付き始めた
「雛お絵かきしたの〜、頑張ったのよ〜
 245見て〜、うにゅ〜」
あまりにもうるさいので仕方なく雛のほうを見ると
なんと俺の5年も愛用した鞄に落書きがされていた
小さい桃色と黄色の物体と大き目の黒い塊がくっついてる絵だ
頭の中でなにかがすっと冷たくなるような感覚がした
「上手だね〜もっとよく見せて〜」
「うん!えへへ・・・雛頑張ったの!!
 あのねあのね、こっちが雛でこっちが・・・」
鞄を持って近づいてきた雛苺を思い切り蹴り飛ばした
壁まで吹っ飛びベッドの上に落ちる
「うあうーーーーーっ!い、いたいのー・・・
 雛何も悪いことしてないのにひどいのー!!」
まだ減らず口を叩く雛苺を見ると
怒りが体中を駆け抜けていくのが分かった
ベッドの上の雛苺に飛び乗る
怯えというより、状況が分からないという目で見てくる
必死に逃げようとする雛の手足を関節技の要領でへし折る
「ひあっ?!や、やめ・・あうああーーーーーーー!!
 痛いの、痛いの、真紅、あっいやーーーーっ!!・・・うっううええ・・」
泣き出す雛の目の前で、外した手足をさらにちょっぷで叩き割った
あまりのショックに目を丸くして硬直している
「ひ、雛のお手てが・・・足が・・・・」
がくがくと震え始める雛苺
涙と鼻水が滝のように流れ出て、ひどく滑稽な有様だ
「よくも落書きしてくれたな。この罪の重さを理解してもらおうか?」
俺は工具箱からはんだごてを取り出した
こてを服の上からあてたままコンセントに挿しこみ電源を入れる
雛苺はこの道具が何かも分からず泣き続けている
「うっうう・・ぐすぐす・・・・・・・うぁ?あ、熱いの
 これ離して、離して245!!ああ!熱い、熱いのぉ!!」
やっと気付くがもちろん離すつもりはない
ゆっくりとそれを動かし雛に”落書き”を始める
「ひぎ?!ああああああうああああっ!!熱い!!
 ひいっ、いいいあああああ!!止めてぇ!!止めてなのおおおおお!!
 ふああああああああああああ!!!」
もがくが手足もなく、俺が上からまたがっているからもちろん逃げられない
こげくさい匂いが部屋に充満する
雛の首から腹にかけて大きくTOTOという文字が刻み込まれた
さらに頬をかなづちで叩き潰し口を開きっぱなしにする
「お前は今日から便器だ!社会に役立つ役目ができてよかったな!!」
涙と鼻水だけでもひどかったのにさらに涎で雛の顔はびしょびしょだった
まるで水洗トイレだ
「ひほいほ・・・ひんふ、ひんふ〜!!はふへへなお〜・・・ひんふ・・」
秋葉原のあるショップのトイレに雛を置いてもらうことになった
お店の人から大好評だとよく連絡が来る
人の役に立てて雛苺も、ローゼンも本望だろう(了)