TVアニメ版AIR -The 61th. summer-

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760名無しさん@お腹いっぱい。

                「………」
               「往人さん…」
 「ウチが夢を見はじめたんは、きっと偶然じゃあらへんよね?」
               俺を覗き込む。
        なんでか俺は、答えることがでけへん。
        「ウチ、今年の夏は特別やって思とった」
        「きばって、友だちをつくろって思とった」
           「ほしたら、往人さんに会えた」
            「ほうして、夢を見はじめた」
       「きっと全部、ひとつにつながってるんやね」
                 「………」
            「やから、がんばりたいな」
        「この夏を、いっちゃん幸せにしたいから」
           「往人さんと出逢えた夏やから」
             観鈴が俺んことを見る。
           陰りのあらへん、真っ直ぐな瞳。
          俺はなんて答えるべきなんやろうか。
                「…わかった」
                俺はそう答えた。