:*・゚・*: 雪の女王 :*・゚・*: その21

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436名無しさん@お腹いっぱい。
吟遊詩人ラギ
ある男が思うがままにその人生を生きてきた
ある事件が起こるまでは
その事件が男をすっかり変えてしまった
心が重い鎖に繋がれた
どうしても外すことができない重い鎖だ
男はそれから旅にでた 
長い長い旅だ
何故鎖にに繋がれたのか
何故心の氷が溶けないのか
男は旅に出ればその訳がわかると思ったのだ
だが、そう簡単にわかるはずがない
一生旅を続けてもわからないかもしれない
それでも男は旅を続けるしかない
他に方法が思いつかないのだ
その苦しみが唄になり男の口から呻きとなって、もがきでる



●初登場(3話) 

吹雪に舞い 踊り 北風に乗って鏡の欠片はやって来る
我が友よ忘れるな 古よりの言い伝え
鏡の欠片は目に入り やがては心に突き刺さる
強い心は弱くなり 優しい心は凍りつく
悲しき心と成り果てる
437名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 19:40:57 ID:8uMkEetQ
●カイの葬式(4話)
悲しみの歌を小鳥達が歌い啼く
この世は悲しみに溢れ誰一人として逃げられない
青い実を食べた者は青い涙の悲しみが 
赤い実を食べた者は赤い涙の絶望が
この世は悲しみにあふれている 神の恵みはいずこにありや


●カイの葬式後(4話)
記憶を辿れば悲しみばかり
それでも私は蘇りその時々を生きてきた
心に傷を負いながらその時々を生きてきた


●ゲルダとの再開(13話)
秋の日は短し やがて冬来たれり
されど友よ寂しさに泣くな
花は根となり土に眠り 心は凛として時を待っている
遥かなる夢よ想いよ 人としてあればいつの日にか必ず叶う


●故郷の唄(16話)

風に問えばこう答える 
故郷の山は緑深く 谷に落ちる水は清らかなりと
人に問えばこう噂する
野山に遊びし友はすでに去り 父母は苔生す墓の下なりと
一夜明ければこの身にも 真白き翼生え揃い 帰る力がつくものを
夜が明けぬ 真っ暗闇の夜が明けぬ
纏いし鎧が重過ぎる 繋いだ鎖が太過ぎる
438名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/12(日) 19:44:27 ID:8uMkEetQ
●春はほろ酔い希望の唄(21話)
祭りの酒をたらふく飲んだ 楽しい酒をたらふく飲んだ
希望も夢もたらふく飲んで 風にまかせてフワリと飛んだァ
(イエーイ)
流れる雲とゆっくり話した 今までのことをこれからのことを
(どうしたどうした それからどうした)
飲んで忘れろ今までのことを 酔って忘れろこれからのことを
(そうだそうだ みんな忘れろ)
春は花咲き人は酔いしれ 雲は流れて風は舞う
(イエーイ)
悲しいことは涙にまかせ 春の笑顔に酔えばいい
笑顔で明日を待てばよい

●ホルガー伝説の唄(26話)
北の大地に雲の流れに似た人がいるという
ホルガー 見た人は皆それを英雄ホルガーと言う
さあ、ホルガーのことをひとつだけ話そう
北の大地の戦いで敵の勢い物凄く 誰もが負けという時に一人の男が飛び出した。
飛び出る弾丸を撥ね返し 一人堂々と敵陣へ
味方もこれに勇気を得 後に続いて勝ち戦
さて気がつくとその男 いつのまにやら姿消し どこの誰やらわからない
誰いうとなく声が出る 
ホルガー 今のはきっとホルガーだ 姿を変えたホルガーだ
こうしてひとつまたひとつ ホルガーは生まれる ホルガー伝説は蘇る
人に勇気がある限り 人に希望がある限り

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14話のラギの唄について、情報提供ありがとう ぴこたん