ファンタジックチルドレンの結末は納得できまない3

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440名無しさん@お腹いっぱい。
同じ転生組でもヘルガとトーマでは前世の思考とのギャップに差があるのは
なぜだろう。
覚醒ヘルガはティナとほぼ同じ人格に描かれた。
覚醒前のヘルガとまるで別人である。
それに比べて覚醒トーマはセスと同じ思考パターンを見出しにくい。
トーマは覚醒しても以前のトーマとそれほど変わらない。
セスの影響が大きいと思えた瞬間はとても短い。
ヘルガとトーマに残る前世の影響は
前世の人物が後世にどれだけ期待をかけたかによる差が大きいと思う。

ティナは目的を持ってギリシア人としての生を終えた。
また来世の生き方に計画を立てて死んでいった。
ソランは自然死だが、後世に前向きな目的意識を持っていた。
自分の意志によらない死を迎えたが、目的意識の高さが後世に強い影響を与えたと考えられる。
セスの死も本人の意志によるものではないが
彼は死後にこの世にまた生まれ出ることに対して強い希望を持っていない。
(セスはソランと同様に切羽詰った状態でアウトゾーンを認識していたので、
死後の世界や来世について理解がないということはありえない)
セスの願いはティナとソランへの謝罪であって、この世での生は強く希望していない。
そして彼のもうひとつの願いはティナとソランの幸せだ。
ティナが転生するためのスイッチを押したのはセスだった。それもソランの死を哀しんだ後にである。
押さずにカプセルからティナを出さなかったのはなぜか。
セスの願望を叶えるにはどこでもよい。物質世界に生まれ出る必要は全くない。
ティナへの謝罪は狭間で可能だったけれど
さすがにギリシア時代のセスにそんなことが可能かは予測不能だ。
ひょっとするとゾーンでも可能かもしれないがここでは省く。
ヘルガがゾーンに向かうセスを引き止める理由がなくなったら物語が成り立たない。

トーマがセスの苦しみから解放される、"許される"には
ティナとソランの幸せが叶うようにトーマ自身が行動することになるね。
仮にソランがセスを憎んでいたとして
トーマがヘルガとソランがくっつくように協力していたら
ソランも許してくれるのでは。
あれ…「きっとソランに会えるよ」
の台詞でつじつま合うことに…

トーマと転生ソランの出会いがないことか…原因は。

自分もソランはセスを許しているんじゃない派だが。