野党っつーことばに誤解があるやも知れんなあ。
政治ってのはパワーバランスだから、
反対勢力がまったくないのとあるのとでは状況も変わってくる。
日本のいわゆる「55年体制」下でも、
万年野党だった社会党がなにひとつ国政に意見を反映できなかったかというと
そんな単純なもんでもなく、
国対という非公式な場で相互の意見のすり合わせをやってたのは事実だ。
また、「市民勢力」とやらは一度だって政権を取ったことはないが
日本の安全保障論議では彼らの(極)論を無視できない。
「健全な野党の行動」ってのを「野次と文句」と認識してるようでは、
多数決原理とファシズムとの間には違いがなくなってしまうぞ。