GEAR戦士電童Vol.11

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686凪の谷の名無しさん
主人公が小学生2名、ヒロインがその片方の母親という家内制手工業みたいな
キャラクター配置から、「ロボットものを子供に返そう」という明確な意志を
読み取るべきだと思う。
銀河はもちろん、北斗が必要以上に出生の秘密にこだわったりしないのも、
世界の必然性を歪めてまでも「人死に」が描かれないのも、いちどでも人間の
姿をしたことがあるキャラが、ゼロ以外誰も死なないのも、全て同じ
ベクトル上にあるものだと思う。

と、考えると、やっぱスバルが構造の中に整合しないんだよね(笑
コミック版のように、兄・アルテアさえも不必要と判断すれば「処分」
してしまうような冷酷非情な新幹部として出てくればまだしも、凰牙
ブン盗りさえも出来ないヘタレじゃなあ。

あたしゃ、2クールで終わるべきだったとは思わないけど、スバルは
不要だったと思う。スバルの果たすべき役どころは、銀河とアルテアが
担えたではないか。それよりも、シリーズを通して語られてきた「学校」
の弱さ、地球防衛と並立する北斗や銀河やエリスの「日常」を、もっと
厚く描くことで補完し得たのではないか。エリス、ウサギの世話と深夜の
不法侵入と逆上がり以外に学校で何かしたか?(笑
子供が最も生き生きしているのは、言うまでもなく「子供同士でいる時」だ。
北・銀・エのトリオにとっての「友だち」が、もっとフィーチャーされて
欲しかったと心から思う。ガオガイガーだって、その点はちゃんと押さえて
いたではないか。
そして、そうなれば、サラ・ギャラガーたんだって北斗に告白してくれた
かもしれないのに……(結局それかよ)