がんばれ 『 ノワール 』 Vol.4

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497風の谷の名無しさん
>>495
>>かなり昔の出来事なのに今頃依頼するって云うのも変。

それ言うと、ノルガ民族とタシキール民族の紛争の歴史云々の
設定が弱くなっちゃうなぁ。この爺さんの話はもはや
どっちが悪いのか分からない、終わりの見えない民族間の因果応報劇の
一抹なわけで、ナザーロフ自身、幼少の時にタシキール人に親ぶち殺されて
以後、何十年後に強制収容所で敵対民族の粛正に手を貸してるわけだし。

民族紛争を持ち出した以上、ここの話ではすなおにミレイユの話を
信じても良さそうな気がする。因果応報を一番身にしみて分かってる爺さんが、
まったく無関係の第三者の手を汚させるような依頼をするのも何かしっくり来ない。
(殺し屋なんだからええやんと割り切ってたら今までの贖罪の日々も褪せる…)
それに爺さんの一人芝居だとすると、本話の本筋
霧香たんの「何もない私にはもう殺すことしか確かなものがない」と
思い詰めた上の決心に、みょうな救いが出てきて、つーか爺さっさと死ねよ
霧香たんを虐めるなぁ!!とへんな感情が脳内で(;´Д`)ハァハァしてきた…
ここらへんは上手く濁してるんで、依頼主は

1:ナザーロフ、雪の降る日が贖罪最後の日と自ら依頼した。
2:タシキール民族、同世代の手による暗殺依頼。
3:シンボル、じゃなったソルダのねちねちした霧香たん虐めの依頼。

の三つを思案できるようににあえて最後まで濁して欲しいと願うのは甘いでしょうか。