ああ、タケルさんが来ないまま続けていいんでしょうか。
「伊織のハメハメアドベンチャー」
プロローグ
>>706 EVO.1
>>714 EVO.
>>720 原案:八神ヒカり 作:火田伊織
EVOLUTION.3 ピノッキモン
「ば――――――――――――――か。復活したのは僕一人だよ」
そのピノッキモンというデジモンは長い鼻を上に向けて目で僕らを見下しながらそういった。
「な、何でお前が復活したんだ!?」
「はあ、またその質問かい?まあいいよ、教えてあ――――げるっ♪」
まるで無邪気な子供の様に楽しげに言う。
「簡単な事だよ。僕はねえ、僕を倒してくれた君達に復讐するために復活したんだっ。楽しそうでしょー?」
「くっそ――――――――――――――ッ、ふざけやがって。なんとかならねえのかよ!?」
ばんっ!!
ドアを蹴破ってアグモンとテイルモンが入ってきた。
「太一、ぼくに任せて!」
「ヒカリ、私に任せろ!」
「って・・・・・・・・・」
そう、太一さんは全裸、ヒカリさんは半裸だった。
「た、太一・・・、ヒカリ・・・・?何やってたの?」
アグモンが唖然とした表情で太一さんに尋ねる。
そんなアグモンの質問に太一さんは40代のオジサンのような親父ギャグで答える。
「へ、へへ・・『ナニ、ヤッてた』なんちゃってな」
「もお!こんなときに何やってるんだよ!太一ィ!!」
「うるせえな!こんな時にヤッてんじゃなくて、ヤッてる最中にこんな事になっちまったんだよ!
だいたいお前らだってさっきまでヤッてたじゃねえか!声聞こえてたぞ!!」
「ま、まあいいじゃない。それより、太一!!」
「ああ!いくぞっ!!」
そう言うと、太一さんはデジヴァイスをアグモンに向けてかざした。
「アグモンッ!!ワ――――プ進化――――――――――――ッ! ウォ――――グレイモン!!」
「ふんっ!いくら同じ究極体に進化しようが、僕の声優のコザエツが30歳とは思えないほど老けてようが、
ttp://www.anime.usacomputers.net/~hideaway/seiyuu/shashin/kozakura_etsuko.jpg 復活してパワーアップした僕が負けるわけないんだ――――っ!!
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■■■ ■ 」
「うわああああああああ――――――――っ!!」
ピノッキモンの攻撃を喰らったウォーグレイモンは、アグモンに退化した。
「アグモ――――――――――――ンッ!!」
アグモンに太一さんが駆け寄る。
「ゴ、ゴメン太一い・・・・・」
「ちくしょーっ、ウォーグレイモンに進化しても勝てねえなんて、どうすればいいんだよ!?」
すると、ヒカリさんが意を決したようにして口を開く。
「私たちがやるしかないわ!テイルモン!進化よ!!」
「わかったヒカリ!!テイルモン! 超進化!! エンジェウ――――モン!!」
その途端、ピノッキモンがこの世のものとは思えないほどのいやらしい笑みを浮かべ、舌なめずりをした。
「そうそう、僕の本当の目的は復讐なんかじゃなく、キミだったんだよ」
すぐに表情を戻し、ウインクをしてにこやかにそんなことを言う。
「えっ・・・・・・・・?」
エンジェウーモンは、ただ困惑した表情を浮かべていた。
つづく