とっとこハム太郎5なのだ!

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843ハムが好きなんだもんっ
>>803 よりつづく
(ヘッドライト・テールライト♪流れる)

♪語り継ぐ人もなく〜
パンダには、プロジェクトが成功に終わったその日から、
大切にしまっていたものがあった。
それは、所々傷ついた、あのヴァーチャルボーイであった。
「ふるきをたずねてあたらしきをしる」
パンダが、彼の部下達に常々言い聞かせた言葉である。
かつて日本には、ヴァーチャルボーイで遊ぶ、
子供達の姿があった。
そんな、旧き良き時代の風景が、メイドロボットを、生んだ。

海に臨む小高い丘に、小さな十字架がひっそりと立っている。
平成11年9月、過労のために体調を崩し、この世を去った
パンダの墓である。
メイドロボットは国内で既に500万体を売上げ、
来年には海外向けの出荷もはじめる予定だ。
「世界中の童貞たちに夢を与えたい」
パンダの願いは実現した。
そして、ヴァーチャルボーイに込められた彼の精神は
今もなお、彼の部下達の間に受け継がれている。
♪ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
♪ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない


トラハム「いい話だ・・・」
かぶる「う〜ん、目頭が熱くなったぞ〜」
パンダ「ちょ、ちょっとあんまりじゃないの。勝手に殺さないでよ〜」
トラハム「う〜む、気に入ってもらえると思ったんだが」
鬼ハム「ふんっ、君らはそうやって一生ヘタレてなさい」
一同「・・・・・・」

このときから、鬼ハムを倒すべく、
本当の男たちの物語が始まるのであったが、
それはまた別の話。