とっとこハム太郎5なのだ!

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435放送局が違うなぁ
ある日の地下ハウス。
リストラの噂が流れていた日々に終止符を打つべく、ついに新ハムXデーがやってきた。
丸テーブルに肘をつき、ため息をつくハム太郎。
リボン、こうし、タイショーの主要メンバーがハム太郎に注目する。
「最近、雰囲気がギスギスしてるのだ」
「それはいよいよ新しい仲間の発表があるからなんでちゅわ」
「タイショーさんは平気なんですか〜?」
「俺様達の立場は安泰だからな。ハム太郎も安心していいぞ」
「でも、みんなでハムちゃん図なのだ。
そのハム太郎の言葉を聞いていためがねとまいどが反論する。
「ハム太郎君みたいに主役級の人には分からない苦労なんですよ」
「わてらレギュラー落ちするかもしれないんでっせ。ほんとに落ちたらオチがない……なんちゃって、うっしゃっしゃ」
あきれかえるハム達。
「やっぱり二人とも逝って良しなのだ……」
そこへ、マフラーとちび丸が入ってきた。
「ハム太郎くーん、スタッフの人がよんでますよー」
「うきゅぅ」
「もしかして、新しい仲間の発表かも知れないのだ。みんな、行ってくるのだ」

テレビ東京企画室。
「僕がハム太郎なのだ。ハムちゃんずのリーダーなのだ」
「新監督のト●ノだ。よろしくな」
「新しいハムスターの事なのか?」
「そう。紹介しよう。ハム太郎マークU君だ」
「へ?」
「半年後にはZハム太郎君、その又半年後にはハム太郎ZZ君が控えている」
「それって、つまりどういう事なのだ?」
「主・役・交・代」
「ぼ、僕はハムちゃんずのリーダーなのだ。それに、小学館もバックに付いてるのだ」
「スポンサーもグッズのてこ入れをしたいんだな」
「がーん。あんまりなのだ。ひどいのだ」

平成13年夏・「とっとこZハム太郎」放映開始。
それ以来、元祖ハム太郎を見た者はいない……