とっとこハム太郎5なのだ!

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「あ、まいどくん、ちょうどいいところに来てくれました。
 ちょっと、ここのトーン、貼ってもらえますか?」
「なんや、めがねはん、あんたマンガなんか描けよるんか〜。
 意外な特技やな…。どれどれ…ってあんた、何描いてまんのや!
 耽美な男同士がくんずほぐれつ…やおいや!やおいやないか!!」
「そうですよ…。でも、それだけじゃありません。他に気付いた事は
 ありませんか?」
「このキャラ、メガネかけとるな…こっちはつり目で関西弁喋っとる…
 も…もしかして…もしかして…これって、わいらなんか…めがねくん…」
「そうです。擬人化はしてますけどね。なかなか上手く描けてるでしょう?」
「な、何考えとるんや!こ、こんな物描くなんて正気なんか?!めがね!」
「生き残る為ですよ、まいどくん!ぼく達が生き残るにはこれしか無い
 んです!小さいお友達はハム太郎君、リボンちゃん、大きいお友達
 はロコちゃん、カナちゃん!ぼく達が生き残る為には、新しいファン層
 を開拓するしかないんですよ!」
「…それが…やおい同人なんか…?」
「そうです!同人女の皆さんをぼく達のファンへと引き込むんです!
 ゆくゆくはかぶるくんもショタ属性で入れて我々の地位を不動の
 ものとするんです!これはその計画の第一歩なんですよ…!」
「…そうか…そこまで考えてくれとったんか、めがねくん…。すまんな、
 怒鳴ったりしてもうて…。よっしゃ、わいも手伝うわ!」
「ありがとうございます!二人で一緒に頑張りましょう!そう、二人で…」
「…その前に、一つ聞きたいんやが…このマンガ、単なる人気取りの
 手段やろな?まさかとは思うけどめがねくんの願望は入っとらんよな?」
「……も、もちろんですよ、まいどくん…。あ、当たり前じゃないですか」
「そ、そうか…(な、なんやさっきの間は…危機を感じるで…リストラ
 なんかよりも、もっと危険な予感がする…!)」
「ささ、まいどくん、早速始めましょうか」
「あ、ああ…(これから…わい、どないなってしまうんやろか…)」