とっとこハム太郎5なのだ!

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196風の谷の名無しさん
「あれ?おにぃちゃん、さっきから女の子のハムスターの絵
 ばっかり描いてるけど、なにしてるの?」
「い、いやー、おれも新ハム募集に応募しようと思ってさ。ヘヘ…」
「おにいちゃんの事だから、どうせ全部『トラハムくんのことが好き』
 なんて設定があるんでしょ〜?」
「ば、ばれた?だってさ、プレイボーイキャラとしてそろそろ決まった
 彼女がいないとまずいじゃん?このアニメにもラブコメな話が
 必要だろうしさ、はは、ははは…」
「本当にそれだけですか?トラハムくん!」
「うわ!びっくりした!いたのか、のっぽくん…。ど、どういう意味だよ、
 それだけって…?」
「ずばり、きみが欲しいのは『彼女』じゃなくて『出番』でしょう!
 そういう設定の新キャラが登場すれば、自然、きみの出番も増える
 でしょうからね。つまり、出番>彼女って訳です。いやはや、
 ハムちゃんず一のプレイボーイも地に落ちたものですねぇ…」
「…しょうがないじゃんか!ただでさえ、俺の声優はほとんど兼役
 してないんだぜ!このまま出番が無いまま忘れ去れていくんじゃ
 ないのかと夜も眠れないんだよ!いいじゃんか!これぐらい!」
「あれ?今回、おにいちゃんの声優さん出てたよ?カエル役で…」
「!!」
「…声優が出ててもキャラは出てこない…どうやら、スタッフにすら
 完全に忘れ去られてるようですね。もしかして新ハムスターって
 トラハムくんの後釜なのかな?」
「うう…うわ〜ん!!!もう、もうハムちゃんずなんか辞めてやる〜!」
「トラハムくん!…のっぽくん、あんた鬼なのだ…。あれ?のっぽくんも
 女の子のハムスターの絵持ってるのだ。のっぽくんも応募するの?」
「! ちょっと、のっぽくん!どういうことよ…!」
「あ、あの、その、やっぱそろそろこのアニメにもラブコメがいるかな〜
 と思って…お、落ち着いてください、トラハムちゃん…!」
「おにいちゃんと同じ事言わないでよ!!ゆるせない〜!」
「いや、この場合は三角関係でのラブコメで…ギャー!た、助けて
 下さい!ハム太郎く〜ん!!」
「やれやれ…のっぽくんは鬼にはなれてもプレイボーイには
 なれそうにないのだ…」