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でも「ゲート」ってつまんねえだろ?:
1.69〜70年という時代設定に何の意味も無かった。その「意味」については
山口宏あたりが、雑誌でもっともらしいことを放映当初に言っていたが、
その狙いが作品として実現されることは遂になかった。
2.主人公・瞬が、裏主人公・影山に対して、言うべき言葉を最後の最後まで
持てなかった。形式的な論破さえもしない。ただ力押しで倒すのみ。
すなわちそれは、主人公が物語を通じて「何もしてこなかった」ということ。
3.人間関係の構築と変質を、劇中で順を追って描いていない。瞬とルリ子、
恵とルリ子については最低限必要だった筈。それをせずに「本当は、瞬も
ルリ子のことを幼馴染み以上に好きなんです」と、ラスト近くで他のキャラ
に言わせてしまうていたらく。