もっとも〜っと！おジャ魔女どれみ★彡９

　　
（くっくっ・・・簡単じゃねぇか・・・殺しなんてよ）
日本エンペラはふっとほくそえんだ。今まで引きこもっていた自宅では
決して見ることの出来なかった表情だ。
（こいつ一人片付けたら、おジャ魔女をゆっくり見るか）
日本エンペラは男の背後に音もなく忍び寄ると、右手に握ったスパナを
振り上げた。
（おれは勝ったんだ。）
高揚した表情に殺気が宿った次の瞬間、
（あ・・・・）
日本エンペラは右手を振り上げたまま硬直している。
「げげっ」
「なんだこりゃ・・・」
通行人が叫ぶ中、日本エンペラはばったり歩道に倒れこんだ。
その首には10cm余の針が深々と刺さっていたのである。