S「夢見る少女じゃいられない」
A「そりゃあなぁ」
S「俺ももう大人になったし、少女は卒業だ。
これからは一人の成熟した女性として扱うように」
A「努力する」
S「聞き分けがいいな。それで、だ。
冒頭のネタフリにどういう意味があると思う?」
A「もう少女の話は終わっただろ」
S「違う。夢だ。夢を見たんだ」
A「毎度おなじみの白昼夢か?」
S「違う。今日マガジン読んで昼寝してたら見たんだ。凄いのを」
A「サンデーでなくマガジンか」
S「ちょっと前にラブひなの話したの覚えてるか?」
A「あぁ、そういえば」
S「もうすぐ終わりそうだとか言ってたけど、終わったんだよ」
A「そりゃ一大事だ」
S「それから始まった」
A「何が」
S「ラブひな」
A「疲れてるのか?まだ寝てるのか?」
S「違う。奴等、一月休載して4コマ漫画として連載再開しやがった。
新キャラも加入だ。猫好きのメガネっ娘と体育会系メガネっ娘」
A「それはあんたの願望なんじゃ…」
S「榊と神楽がメガネかけてただけかも知れん。
いくら言ってもあんたが描かないからこんな形で出てきたんだ、きっと」
A「夢にまで見るって、やっぱ病気やで」
S「問題はそんなことじゃない。いいか、よく聞けよ。
萌えキャラ集合4コマ漫画だ。一種の閉鎖空間の中で萌え萌えだ。
どっかで聞いたことないか?」
A「あずまんが大王?」
S「そうなんだよ。それがまた売れるんだよ。
で、あずまんが大王読んだ奴が言うんだ。
『これってラブひなのパクリ?』」
A「うわぁ」
S「訴えよう」
A「夢の内容で訴えるなんて、アメリカ人でもやらんと思うぞ」