Two heads are better than one@` even if the one's a sheep's. (編注:9月号繁盛記2ページ目にある英文) 直訳すると 「1つの頭より2つの頭がまさっている。たとえ1つが羊の頭であろうと」 といった感じです。英語のことわざです。 日本風にいうと「3人よれば文殊の知恵」とかが近いのでしょうか。 羊の頭とは、ようするにバカのことです。なので 「片方がバカでも2人のほうがよい」といった意味で使いました。 対談中で里見さんは不完全性定理や自己言及のパラドックスで自我を見失っていたので、 「1人で考えているよりも他の人の意見も聞いてみたら?」 という単純な提案をしてみたわけです。 わざわざ英語表記にしたのは、この国では英語で書くと 格好いいとか頭が良さそうとか簡単に思われがちなのでそれに乗じただけです。 私はあまり好きではないんですが。 よつばスタジオの表記が「YOTUBA SUTAZIO」となっているのも 外人が中途半端に定めたヘボン式のローマ字表記ではなく いわゆる日本式のローマ字表記に則ったからです。 安易に流通した価値観に頼らずに、もっと原点を見つめよう。 そんな思いを込めてみました。 まあ口先だけなんですが、けっこうこれだけでも世の中は渡っていけるようです。