もののけ姫はどうしてあんなにつまらないのか?

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1名無しさん@お腹いっぱい。
もののけ姫がつまらない原因を教えて。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/18(火) 17:13
宮崎が衰えたから
3闇の狩人:2000/07/18(火) 17:13
宮崎・高畑じじいども早く志ね!
そうしたら一般人がアニメに犯されなくてすむ
4名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/18(火) 17:16
>4
>そうしたら一般人がアニメに犯されなくてすむ

闇の狩人は、アニメをオタクだけの物にしたいのですか?
5光の旅人:2000/07/18(火) 20:23
闇の狩人<アニオタは自分だけにしたいんじゃないかな?
6名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/18(火) 21:33
お前が餓鬼だから。

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡終了≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
7名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/18(火) 22:08
いろいろ詰め込みすぎたからじゃない。
主義が全面に出てくるアニメになってしまったから。
そこで評価が割れると思った。
8名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/18(火) 22:23
ナウの二番煎じだから。
9つーか:2000/07/18(火) 22:26
あにオタの欲求を無視したから。
ゆえに一般向けには空前絶後の大ヒット、2chではブーイング(藁

「夢をもう一度」と同じくあにオタ無視で作った山田くんは
見事にコケたが。
10名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/18(火) 22:31
なぜか海外でも絶賛されているが、奴らほんとに「映画」として
内容を評価しているのだろうか?アニメとして「凄い!」という
評価しかしてない気がする。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/18(火) 22:32
山田くんは端的に予告編で出たシーンが示す様に
「適当」が持つ2つの意味を完全にはき違えた監督に問題が。
(ネタ自体が大ヒットの要素をもっていたとは決して言えないが)
12名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/18(火) 22:35
福岡正信に入れ込んでるから。
13名無しさん:2000/07/18(火) 22:41
音楽と美術は良かった。
海外は、東洋の神秘というか、東洋趣味に目が眩んでたり、
受け入れがたいものを敢えて褒める事にステータスを見出してる
部分が有るかもしれない。アニメを見慣れてない奴らの言う事だし。
14>10:2000/07/18(火) 23:11
もともと映画評論家なんて一般層とはズレてる。
アメリカ人にとってお祭りのスターウォーズを
「こんなのはハジだ」と評価する奴もいるし。
1514:2000/07/18(火) 23:25
16:2000/07/18(火) 23:41
てゆーか、いったいなにを期待してたの?
17名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/18(火) 23:43
ナウシカの時のように自分の良いと思う表現を描いたのではなく、
ちょっと社会性を盛り込もうとしたのが原因と思う。
取材やリサーチのしすぎで、”我”を忘れた。

結果的にハリウッドのアクション映画のような作品になった。

もののけ姫のサントラ買ったのだけど、スゲー安っぽかった。
18名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 00:05
物の怪姫の頃からだろうか?
キャストに超ゴーカ声優を使い始めたのは。
あれ以来ギャラと反比例した演技をする自称声優が増えた。
19名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 00:10
公開当時のウンナンのトーク
N「もののけ姫って本当にあった話なの?」
U「んなわけないだろ」
N「だって美輪明宏いるじゃん。あの人一人でアニメを超えてたよ。
美輪さん実在するんだから山犬くらい実在するよ」

(一部要約)
20名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 00:23
>19
この前金曜ロードショーで見たんだが
美輪明宏が「だまれ小僧」と言う台詞があったんだが、
いつも変な声の美輪明宏が演技のつもりかわざと「さらに変な声」
にしようとしていた。変だという自覚は無いのだろうか
21名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 00:24
モリシゲの声はエフェクト無しでも聞き取れなかったと思う
22名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 01:23
不評ですねえ

僕は面白かったんですが
キャスティングは失敗していると思いますけどね
23名無しさん@お腹いっぱい:2000/07/19(水) 01:35
絵とか音楽はそこそこスゴイと思うのだが結局最後まで宮崎は何が言いたかったのか
という点を見た人に感じさせてしまったためだと思う。
今までの宮崎アニメには何が言いたいのかわからないという点が多いがそれをあえて
見た人に言わせないという魅力があった。でもこれにはそれがなかった。
正直宮崎の思考はまず万人には理解されないと思うのだが?
24名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 01:37
何にせよ先にナウシカ漫画版読破しちゃったのが失敗だったおれ。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 07:48
前半はおもしろい。
アシタカは、能力も行動力もあり誠実でかっこいいし。
サンも、アシとの出会いのシーンで一言「去れ」
かっちょいい!
自分のやっていることの覚悟は決まっているという感じがでていた。
えぼしも、クシャナのようだし。(マンガ版のね)
この三人がぶつかれば、どんなドラマになるのだろうと期待していた。

だけど、後半はぐだぐだ。
キャラは自分の言い訳ばっかしてるようだった。
いさぎょさが感じられない.
最大のそれは、もののけたち。
人間批判ゼリフのオンパレード。
その量に反比例して、説得力は低下し、こちらはしらけるばかり。
王蟲は一言も喋らなかったぞ!(ただしアニメ版)

誰も正解は分からないが必死に生き、ぶつかり、その泥沼の中から希望の光が
ほのみえるような、マンガ版ナウシカのあの怒涛のクライマックスとは
まるで天と地の差だ。
おれは「もののけ姫」は、天才宮崎駿初の失敗作だと思っている。
原因は、テーマ的に似ている成功作マンガ版ナウシカと比較することで
解明できるのではないか。
(ちなみに月刊「シナリオ」誌で脚本家の川辺一外氏が、映画のナウシカと
もののけの詳細な比較を行っていた。おすすめ)

26>25:2000/07/19(水) 07:54
「月刊シナリオ」
スマヌが読んでみたいので
何年・何月号か教えてくれると助かりますが。
27好きだけど:2000/07/19(水) 07:58
でいたらぼっちの首がとれて
体が溶けてあっちこっち首を探して流れてる場面で、アシタカが
「あのどろどろに触れると死ぬぞ!」
シシ神のなれの果てを「どろどろ」という言葉で表現したのがどうしても気に入らない。
もうすこしマシな呼び方はなかったのか。
28名無しさん@お腹ゴロゴロ。:2000/07/19(水) 08:29
>27
「ねばねば」ではどーだ?
29名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 10:47
少なくとも最近のアメリカ映画よりは断然上だな
30名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 11:09
だから数年に一度単位の「有名監督作品」と「普通のハリウッド映画」をくらべるなよ。
最近のアメリカ映画でもいいのはあるぜ。
31名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 11:32
>30
「もののけ」と比較するのが似つかわしい、
作家性を持ち合わせたアメリカ製スペクタクル映画の具体例希望。
3225:2000/07/19(水) 12:53
>26
「月刊シナリオ」98年1月号です。
川邊一外氏の本は、全てのドラマ創作志望者におすすめです。
「2ch漫画板住人のお薦めの本」
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=comic&key=963426023

>31
たしかにおれも思いつかない、アメリカ映画では。
ジョン・フォード、グリフィスとかまでさかのぼるのかな。
ルーカス、スピルバーグは器じゃないし。
あとは日本の黒澤明の「七人の侍」「乱」とかぐらいかな。
33名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 12:54
>>10-14
海外で絶賛と言ってもなあ。
アメリカなんかの場合、話題性では「ポケモン」に完敗。
作品評価としても「トイストーリー2」「アイアンジャイアント」「ターザン」ときて、
その次、みたいな扱いが多かった気がしたが。
34名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 15:10
ハリウッドと比べるなら公平にもののけも実写で勝負して下さい。
35闇の狩人:2000/07/19(水) 15:19
俺にも、もののけ姫のエロ映像くれ
36名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 15:33
バカ弟子の「エヴァ」の影響を受けすぎた。
37名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 16:11
>36
「エヴァ」放映開始した頃には、もう「もののけ」の実作業にはいってたはず。
直接の影響はないでしょ。
38名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 16:37
もののけ姫は、すべてのキャラが利己主義で生きぬいたサマを描いております。

つーか、なんでわざわざナウシカと比較するのん?
面白い、面白くないを語るのに比較論?
39名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 16:38
>アクション映画 激賛成。
観終えたあと、爆発がすごかったという印象だけで、感動したという気持ちをもった覚えが無い。
40爆水竜:2000/07/19(水) 17:42
エヴァももものけ姫も同レベルくそつまらん
4125:2000/07/19(水) 21:16
>38
だったらナウシカとの比較論でなくていいんで、
もののけ姫がつまらない理由教えてください。
利己主義を描いてたって、つまらんもんはつまらんよ。
「THE END OF EVANGELION」もすべてのキャラが利己主義だったけど、
もののけより面白かった。(オレはね)

42モノノケヒメ:2000/07/19(水) 21:24
逝きろ。
43名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 22:28
俺はこの映画は見たことないが、山田君よりはさすがにおもしろかっただろうと思う。
44名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 22:39
宮崎監督は自然と美少女に救いを求め続け
そして救いが得られなかったので逆ギレしたんです。自然と美少女をシメあげたんです。
それがあの映画です。
45神の国:2000/07/19(水) 23:14
結局、もののけで宮崎さんが言っていたのは、
某首相の意見と同じで、世の中は激しく変化して
悪くなったという、時代に置いてきぼりをくわされた
人の愚痴だったわけで見終わった後、何くだらない
事言ってるんだろうと言う感想でした。

逆に同じ日に見たEVAの変化を認めないから世の中が
良くならないんだと言う方が僕の信条に合ってました。
46名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 23:52
結局、自然とは共生できないんだよって年寄りの言い訳にも聞こえるよね
47名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/19(水) 23:59
手が切れるのがいい
48名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 01:30
ナウシカともののけは原作者が同じ、及び主なテーマが共通しているということで、
比較する意義はそこそこあると思うよ。勿論漫画の長丁場と映画の2時間弱の差は
考慮しないといけないけど。

もののけの主役キャラはとにかくジジババ臭くて、まるで感情移入出来なかった。
あと、やはり終幕が不自然にキレイにまとまりすぎて肩透かしだったな。
エボシが「あの若者に礼を言おう」ってのも偽善者っぽいし(^^;)
ナウシカも決して若者には見えないが、それをカバーして余りある
勢いと、きれい事では片づかない痛みがあったように思う。
それをもののけに期待した分、おれ個人が少し損したかな、ってとこかね。
49名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 01:34
ロケットパ〜ンチ
50名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 01:41
初めてみたとき、火の鳥の太陽編かと思った。
51名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 03:13
手塚への強烈なコンプレックスを感じるね
手塚のメトロポリスだったっけ?キャラ配置と展開が殆ど同じ作品がある。
52名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 03:18
アシタカの旅をする動機付けが…
言いたい事は…
くそつまらんよね?この作品
53名無しさん@お○○いっぱい。:2000/07/20(木) 03:30
老人アニメです。
おそらく私たちが50歳になったとき再び見れば、名画に見えるでしょう。
54また「もののけ」叩きか。:2000/07/20(木) 04:06
いやおれも「不満有り」のクチなんだけどね。

物語というものは、物語をして自ら語らしめるのが最良なのであって、
物語「で」語ってしまうのは、よくない。
物語を「語りの道具」に使ってしまうと、それは思いこみ過多のエッセイと
大して変わらないものになってしまう。

この点に於いて、
 もののけ>エヴァ
という式が成り立つと思うが、しかし、庵野は「物語を手前勝手な一方的言明
として使う」ことに意識的であったフシがあり、
 エヴァ>もののけ
という逆転も有り得る。
まあおれ的には、「どっちが下か」を争う話しにすぎんが。
55名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 04:32
なんとなくキャストを見ると製作者の意気込みが伝わってくる。
素人・タレントのにわか声優やアニメオンリーのアイドル声優を使うのではなく
映画吹き替えがメインの実力派声優を使うと真剣さも伝わってくる。

よく考えるとホントにいい作品を作りたいならイメージを壊さないために
キャストに細心の注意を払うのは当然だと思うのだが・・。
タレント起用の豪華キャストといって糞下手声優目当てで見る人を
金儲けの対象にしている宮崎・高畑には引退願おう。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 04:40
>55
おいおい、石田ゆり子はともかく
(もっとも、カヤの演技を聞けば彼女がうまいこともわかるが)
他の役者、どこが下手だ。
具体的にあげてみろよ。
57名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 04:41
…実力派声優?ああ、
キャラも造らず自分の声だけで喋ってた連中か。
58名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 04:44
>57
>キャラも造らず自分の声だけで喋ってた連中か。
芝居って知ってる?
59名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 04:52
>58

日本語ってしってる?
60名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 04:55
>59
知ってるつもり。
>キャラも造らず自分の声だけで喋ってた連中
で、芝居の下手糞だった役者、そのセリフ、挙げてみて。
6160:2000/07/20(木) 05:02
知ってるつもり、と言いつつ、言葉が足りんか。
芝居=演技ね。
62名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 05:03
>60

?ちょっと、いや大分違うな。
オレは下手とは言っていない。
画と合っていないと言ってるんだが。
別の煽りのヤツと間違えてんじゃないか?
63名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 05:05
60>62
ええと、62さんは、それ以前のどの人?
6460:2000/07/20(木) 05:12
56=58=60=61=63です。
62さんは、57でいいのかな?
>画と合っていない
役者って誰?
65名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 05:16
>もののけ姫がつまらない原因を教えて。
ナウシカの二番煎じ
66名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 05:32
>1
乳もゆれず、パンチラもない美少女アニメなど、面白い訳がなかろう。
67名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 05:34
どっちもあるじゃん。
見てないな?>66
6860:2000/07/20(木) 05:35
66さんはともかくとして。
オレ、映画「ナウシカ」見たとき、劇場で見る初めての宮崎アニメにパツンパツンに期待が膨らんでたんで、
「ホルス+コナンみたい。宮崎駿の初めて失敗作だなあ」
と思ったりしたものだ。
以降、宮崎アニメとどう付き合ってきたかと言えば、こんなところにいることからわかるように、
いまだに見続けてる。

「もののけ姫」批判は結構だが、どこが失敗だったのか、もっと具体的に書き込んでくれ。
69名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 05:35
ロリキャラの不在
7062:2000/07/20(木) 05:53
57はおれじゃないよ。58に対して煽りを感じて参入。
発言は59から。が、57の言いたい事と同じだろう。

合ってないのは、美輪…なんだっけ?その他アニメ以外で名の知れてるのは
全部違和感を感じたな。

7160:2000/07/20(木) 05:58
そこら辺の違和感をもっと知りたい。

ちなみに「もののけ」の声優。
島本須美以外は、アニメで知られてる人って、ちょい役の女優はともかく、
ほとんどいないと思うんだが。
72名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 06:03
>>69
いるってばよ。
見てないな?
73名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 06:10
巨大メカとミサイルの不在。
7462:2000/07/20(木) 06:12
画の向こうに見える声優のキャラクター、とでも言おうか。
シシ神なりなんなりの画をみてるのに演じてる本人の顔が浮かんでくるのは
オレとしてはげんなりしたよ。
彼等が舞台で訳を演じてる分には気にならないんだが。
75名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 06:12
ミサイルっぽいのはあったぞ。
76名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 06:13
ちなみに、オレが違和感を感じた声優書くと

サン:でも、あの演技は監督の要請だったようだな。カヤは自然だったし。
エボシ:の号令などの大声。静かな演技の凄みはさすがと思った。
甲六:悪くはないけど、ちょっと。

といったところ。

>72
いたかな?
>73
怪獣と火矢では駄目か。
7760:2000/07/20(木) 06:18
76=60。

それを言われると、何も言えなくなる。オレは気にならないんだが。
声優ブームを経て、そういうの気にならないアニメファンの方が増えたかと
思ってたんだが。
78名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 06:21
>68
>「ホルス+コナンみたい。宮崎駿の初めて失敗作だなあ」
>と思ったりしたものだ。

をいをい、コナンは宮崎駿の最高傑作じゃないっすか。
79名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 06:22
宮崎の御大はアニオタ嫌いだから声優使わなかったと理解しているが?
8060>78:2000/07/20(木) 06:25
ああそれは、
風の谷が、ホルスの村みたい。
クシャナ軍の侵攻が、モンスリーのハイハーバー攻め、そっくり。

という、若かりし日の感想。
8162:2000/07/20(木) 06:27
オレは声優以外の芸能人使って欲しくないんだが、一般人は
そっちの方がいいらしいな。トイ・ストーリーとか。
あ、言っとくが声優ファンではない。
82名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 06:32
62は国府田を出せ!、と主張したいのだろう
83名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 06:43
>79
それなら、島本須美も使わんのでは?
まあ、宮崎爺が、アニオタを気にするとは思わないけど。
ただ、「もののけ」のキャスティングは鈴木敏夫の趣味も大きいらしいが。
製作費、大きければ、いわゆる声優の枠に縛られず役者選べるし、
逆にあの製作費を回収するために、一般受けするキャスト選んだとも言えるし。

宮崎ファンとしては、佐藤充、名古屋章、近藤芳正、あたりのキャストみても
「七人の侍」越えるべく、中世日本風ファンタジー描くときの適材適所選んだと
信じたい。
84名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 06:44
>>81
量見が狭いなぁ。
もっと純粋に見ろよ。
8562:2000/07/20(木) 07:44
>量見が狭いなぁ。

いや、まったくもって同感。我ながら了見は狭いと思う。
ただ、純粋に観ろってのは宮の人や徳間の言うことでしょ。
俺みたいのは宮崎アニメ観たらいかんのでしょうね。


86>84:2000/07/20(木) 08:37
主題歌を歌った人が、ホモ用のデリヘルをぶん殴ったから。
87>54:2000/07/20(木) 11:16
同感。テーマのための物語なんて下らないね。宮崎駿が縄文バカに成り下がったのが「もののけ」、「カリ城」の宮崎はどこへ行った。
88闇の狩人:2000/07/20(木) 11:26
88
89闇の狩人:2000/07/20(木) 11:26
89
90闇の狩人:2000/07/20(木) 11:27
90
91闇の狩人 :2000/07/20(木) 11:49
91
92闇の狩人:2000/07/20(木) 11:50
92
93闇の狩人:2000/07/20(木) 11:50
93
94闇の狩人:2000/07/20(木) 11:50
94
95闇の狩人:2000/07/20(木) 11:51
95
96闇の狩人:2000/07/20(木) 11:51
96
97闇の狩人:2000/07/20(木) 11:51
97
98闇の狩人:2000/07/20(木) 11:52
98
99闇の狩人:2000/07/20(木) 11:52
99
100闇の狩人:2000/07/20(木) 11:52
100
101闇の狩人:2000/07/20(木) 11:52
100
102No_Z:2000/07/20(木) 11:53
私に脚本を書かせなかつたから失敗したのでせう。
そのくせ私が宮崎に話して聞かせた原案のパクリです。
103No_Z:2000/07/20(木) 11:59
ひとつでもいいから英会話教材を買つてくださひ。
このままわたしは、社会の敗残者となるのであろうふか?

ぼんやりとした不安。
104No_Z:2000/07/20(木) 12:09
私の偽者が鬱陶しひですね。
私は英会話教材の販売で成功したのです。
困るはづはありませぬ。
きつと、成功しなかつた者の嫉妬に違ひありませぬ。
私が英会話教材の販売をしていたのは昔のことです。
優秀な販売員として成功のうちに引退した私はのんびりと小説を書いて暮らせる身分なのです。


105名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 12:10
>104(笑)

語るに落ちた。103が偽はあたりまえだが、104も偽やねえ(笑)
106>104 :2000/07/20(木) 12:11
プーのくせに、よく言うぜ!
107成功した販売員は:2000/07/20(木) 13:00
普通営業部長とかになっていると思う。
108名無しさん@1周年:2000/07/20(木) 15:57
でもあれでもまだマシなキャストだったみたいよ。
最初山口智子とかともさかなんか起用する気あったみたいだから。
109名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 16:42
何が、ツマラナイか?

それは、色気が無いから。 他に考えられない。
110名無しさん@1周年:2000/07/20(木) 16:56
色気って女キャラの色気っすか?それは確かにないですね。

でも逆に女から見たらアシタカは宮崎キャラの中で
唯一男の色気があるキャラです。
111名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 17:04
>110
公開当時
「見た友人は作品内容の批評は話しても、アシタカがあんなにかっこいいと
教えてくれなくて、あやうく見逃すところだった」
とか言ってた女性漫画家がいました。
112名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 17:21
宮崎あにめのオンナのこってさ
作品の裏に「お父さん宮崎」的な
ニオイが感じられるからちょっとヤダ。
特にラピュタ以降のヤツ。
うまく言えないんだけど、そんなかんじしません?

もののけに関しては何も感じなかったけど。
っていうか論外?

EVAともののけ同時期に見たけど
なんかEVAの方がおもろかった。
ぱっと見のインパクトでの感想だけどね。
あんなんで「生きろ」とか「狂暴」とか「今までにない」とか
ほざくなってーの。
113名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 17:27
>あんなんで「生きろ」とか「狂暴」とか「今までにない」とか
「トトロ」ファンのよい子・その親御さん向けの宣伝文句なもんで
勘弁してつかあさい。
114>110:2000/07/20(木) 17:28
同感。アシタカって孤独なヒーローって感じでやたらカッコいいです。
115名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 17:31
>113
 あい。わかりやんした。
116名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 17:37
>110
アシタカを見て、「未来少年コナン」で製作最初期に描かれたイメージボードに
ある17歳くらいの凛々しい青年の姿をしたコナンを思い出した。

題名、素直に「アシタカせっき(変換不能)」でいけばよかったのに。
あんな大ヒットにはならなかったろうけど。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 17:39
ネチョネチョのビトビトでヒロインを責め苛む・・・ついにやっちまったか宮崎アニメって感じでした。
アシタカがサンに貰い物の御守り(?)をあっさり渡してしまう場面も「おい、ちょっと待てよ」と思いましたね。
あと、成熟した魅力ある女が「子供が口紅つけて化粧してるみたい」に見えてしまうのも痛かった。
118名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 17:51
>「子供が口紅つけて化粧してるみたい」
エボシ御前のこと?
私はむしろ、あの口の大きさや肩幅の広さで、エボシ御前を
男性的に感じた。
口紅と田中裕子の色っぽい声で中和されてるけど。
119名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 18:03
>117
>アシタカがサンに貰い物の御守り(?)をあっさり渡してしまう場面も「おい、ちょっと待てよ」と思いましたね。
以前の「ナウシカVSもののけ」スレッドにあったんだが。

あのシーンは、自分の死を覚悟したアシタカが自分の形見として、短刀をサンに託した
ってことなんじゃないの。
「そなたは生きよ」という意味で。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 18:18
どっちにしろ寒かったので、

===========終了===========−
121名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 18:20
エボシ御前もそうだが「紅の豚」でのジーナも「子供が化粧したみたい」だったね。
柔和な顔立ち&でかい口に真っ赤な紅をつけるもんだから、なんか不気味で。
122ジーナかあ:2000/07/20(木) 18:27
30〜40代の女性って、20代よかはるかに色っぽく描けると思うのに。
何でああなってしまうのだろう。庶民系の顔の書き分けはできてるのに。
123>121:2000/07/20(木) 18:35
唄うジーナをスクリーンで見たとき、十分色っぽく感じた。
重度の宮崎ヲタの自分の感性で、だが。
124ちょっとヤバイよ、アシタカくん・・・:2000/07/20(木) 18:45
見ず知らずの少女に「そなたは美しい」とか呟くアシタカ少年・・・実は電波系?
125>124:2000/07/20(木) 19:43
まあ、それは神話的な出会いの暗示でしょう。
古事記とかでよく出てくる出会いのパターン。
126名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 19:52
うーん、ジーナもエボシ御前も、アニメ的記号の範囲内では
充分大人の顔に描かれていたと思うよ。
骨格がフィオやサンと全然違うもの。
まあ、あれを「子どもが化粧したみたい」とすると、日本のアニメの
8割ぐらいは大人の女性を描けないことになってしまう・・・
そうかも知れないけどね。
127>119:2000/07/20(木) 19:59
>あのシーンは、自分の死を覚悟したアシタカが自分の形見として、短刀をサンに託した
>ってことなんじゃないの。
>「そなたは生きよ」という意味で。
でもそれだと彼はあの短刀をくれた妹?の思いを全く理解して
なかったってことに……
128名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 20:21
犬とか猪のセリフと口がまるで合ってないんだよな。
129名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 20:22
この夏TVで放映するのかな
見たこと無いんだ
130名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 20:27
>>128
なんらかの形でコミュニケーションしてても、
動物が人間の言葉をそのまましゃべってるわけないじゃん。
131名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 20:34
前に一回放送してたよな。うちの親の意見は「ナウシカのほうが面白い」だった。
132名無しさん@疑問いっぱい:2000/07/20(木) 21:30
なんやかんや言われながら、宮崎アニメの中では最も客が入ったんだよな。
いったい何故あれほどまでに観客を呼び込むことができたんだろう?
見たはいいが面白く無かったってことなのかねぇ・・・。
133名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 21:40
もののけ姫を見てほとんど誰もが心の奥では「つまらなかった」と思ったのに
「宮崎駿の作品だから面白いはずだ。面白くないのは自分の感覚がおかしい」って
考えた奴が多かったのでもののけ姫に対する評価というのは曖昧なまま時間が
経ってしまった印象があるな。
134名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 21:44
いやーもののけ姫とエヴァぐらいシロウト評論家が熱弁振るった
アニメもないんじゃないの?
評価が曖昧なんじゃなくて、単に賛否両論なんだと思う。
135名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 21:50
>評価が曖昧なんじゃなくて、単に賛否両論なんだと思う。

もののけ姫を心から面白いと思った奴なんているの?(笑)
136名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 21:54
アシタカ萌えなのですごく面白かったです(断言)
いいじゃんかよ〜〜。
最後の最後までかっこよかったよ。
「ヤックルに乗って会いに行くよ」ってさ!
137名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 21:57
宮崎作品登場する主役は、どれも非常に教科書的な「良い子」であり、
「ラピュタ」などの勧善懲悪な物語の場合ではそれでも良いが、
「もののけ」の場合ではかえってそれが仇になっている気がする。

人間と自然の共存という複雑な問題に対して、綺麗ごとしか言わない人間では、
我々を納得できるような解決を提示できるわけもなく、
それがそのまま後味の悪さに繋がっているんだろう。
138名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 21:57
第一級の怪獣映画でしたな(マジ)。
139名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 22:03
最後にさ、素直に感動して涙するとか、もっとカタルシスがある展開になれば、
印象はもっと評価は良かったかもしれない。

「いつものお決まりの」サンの自己犠牲では、大人の俺はもう泣けないよ。
140名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/20(木) 22:25
宣伝によるネームバリューの力ですな・・・
ジャップ特有の。
141名無しさん@1周年:2000/07/21(金) 03:29
普段宮崎アニメを見ないうちの姉と母親はもののけ絶賛してました。
姉は「宮崎アニメ嫌いだったけどこれはかなり面白い!」とのこと。
142名無しさん:2000/07/21(金) 03:32
>141
二人も居ると介護が大変だな。同情するよ。
143名無しさん@1周年:2000/07/21(金) 03:33
>142
意味不明。
144名無しさん:2000/07/21(金) 03:48
よく似たシチュエーションですが、逆の結果です。

普段アニメをみない、うちの姉と母は、評判になったので
もののけを見にいったのですが、「どうしてこんなに評判が
いいのかわからない」てな感じでした。アニメ好きとバレてる
らしい私は解説を求められて困ったあげく、「いや、僕も
よくわからないんだ」と逃げました。
145>139:2000/07/21(金) 04:10
サンは自己犠牲に成り立ってないでしょ、
自己犠牲ってのは映画のナウシカみたいなのを指すのでは…。
個人的にさらば宇宙戦艦ヤマト以降自己犠牲は萎えです。
146>137:2000/07/21(金) 04:43
あー、なるほどね。同感だ。
147名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 06:44
おいおい、またもののけの話かよ。
前にもやったじゃん。
ここに書いてるやつら、あの時居た?
それとも最近来たヤツなのか?
どうせまた54みたいなバカが発生して増長させるだけだから、
もうやめようぜ。
14825:2000/07/21(金) 06:57
145に同感。
サンとアシタカがシシ神の頭を差し出して「静まりたまえ〜」
ってあんたら。
これには、萎えた。
これのどこが自己犠牲?ただの人間のエゴじゃん?

14925:2000/07/21(金) 07:10
>117
>147
そのころ2chにはいたんだけど、もののけに興味を失ってたんで結局
読まずじまいだった。
(漫画板のマンガ版ナウシカスレは読んでて、書きこみもしたんだけど)
どんなことが、書かれてましたか?
代表的な意見だけでも教えてください。
150名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 07:17
結局中途半端にベド宮崎が作った萌えアニメなんだよ。
もうジプリには莫大な金をかけて「本気」で萌えアニメを作ってほしいものだ。
来た親子連れもびっくり乳揺れまくりやパンチラの連続アニオタ人口も増えるだろう。
151>149:2000/07/21(金) 07:25
宮崎信者はバカだ低能だとしつこく言う人が出てきて荒れました。

この良さがわからないヤツはダメだ、感動するヤツのほうがバカだ
論争はもうおなかいっぱい。
自分がどう感じたか、作品に添った話ならいいんだけどねー。
15225:2000/07/21(金) 08:11
ごめん。
149>119、147だ。

>151
荒れる前はどんな感じでした?
153名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 10:50
もののけ姫に限らず宮崎アニメはどれもつまらん・・・
154名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 10:56
ナウシカ、ラピュタは面白い。
他は・・・まあ良質のアニメってとこかな。
155名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 11:51
ラストの「バカには勝てん」は幼児性の勝利という意味で、
結局は普通の勧善懲悪の物語の範疇を出ていない事を、
宮崎自身が認めている様な気がしたんだけどな。
せめてサンが死ねば納得できたんだけど。
ロリコンには無理か。
156名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 19:49
宮崎駿はもののけ姫をどんな映画にしようとしていたのかね?
まさかあの作品(完成したもののけ姫)が当初から計画していた通りの
出来になっているとは思えんのだが。
157名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 21:05
アシタカは好きだ。
でも石田ゆり子を許すことはできない。

あの人の所為で一部台無し。
158名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 21:45
あれだけ戦っておいて、結局何の解決にもなってないのでは?
159名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 23:18
それは映画版のナウシカも同じじゃないかな。
元に戻っただけという・・・。
160ヤックルが:2000/07/22(土) 00:04
良かったな〜
161名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 01:30
宮崎アニメは問題提起だけして、何の解決策も見いだせないまま終わっているところが非常に痛い。

もののけ姫に関して、アシタカは本当に自然と人間の共存などという普遍的なテーマに取り組んでいたのだろうか?単に「美しい」サンが好きだっただけではないのか?
サンにしても「美しい」と認めてくれたことでアシタカに好感を持っただけで、結局の結論は「アシタカは好きだ。だが人間は嫌いだ。」であった。

解決策を見いだせというのも無茶な話とは思うが、問題提起にすら失敗している感がある。

余談だが、天空の城ラピュタは名作だったと思う。勧善懲悪と一蹴されるかも知れないが、科学に頼っても最終的には滅びるというニヒルな暗喩は好きだった。
162名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 02:20
海外で公開されたとき、もののけ見た後の外人さんへのインタビューで
「ラストが最悪!!」って言ってたのを聞いて、外人もしっかり
見てるんだなと、思った。
163ヤックルが一番好き:2000/07/22(土) 02:24
サンにしろ他の奴にしろ、山で暮らしてる割には妙にこぎれいなんだよねえ。
臭気プンプンさせるぐらいがリアリティあっていいとおもう。
次回作は原画は根本敬にまかせましょう。
164名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 02:26
暖めすぎ
構成からなにまで
時代に乗り遅れたのをついて行けなくなったのに
無理して公開したから
165名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 02:56
>162
それはアメリカ人だけです
ヨーロッパの人達は結構評価は良かったはず
ハリウッド映画の作品とヨーロッパ映画の作品を比べれば分かると思うが
ハリウッドは役者と派手さ、ヨーロッパは雰囲気とゆーか質を見てるので
ヨーロッパの評価の方が信頼できる点は多いと思う
アメリカは表面的なものしか見ないので・・・「ラストが最悪!!」
まさにアメリカ人!!
166名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 03:26
>>162
言い古されてることだけど
ラストは昔の日本を舞台にしている以上しかたないと思う。
エボシ御前が(漢字忘れた(笑))ライ病患者を養護する描写を
あえて持ってきたあたりからして
フィクションではあってもファンタジー的な逸脱は
できなかったんじゃないかと。
一アメリカ人の感想が国民全体の感想とは思わないけど
単純明快さを映画に求める人々向けじゃないよな〜この題材・・・

あ、私ももののけ姫は嫌い。
分析できるほど見てないけどエンタテイメントとしては面白くなかったからね。
考えさせる話が知りたかったらドキュメンタリーでも見るもの。
16725:2000/07/22(土) 06:25
ヨーロッパ映画が上で、アメリカ映画が下というのはどうか?
ヨーロッパ映画なんて芸術的すぎて自国の大衆はまともに見てなくて、
産業としては日本映画と同じで壊滅状態じゃん。
映画産業も政府から援助してもらうのではなく、お客さんが楽しめるものを創って、
カネを稼ぎ、経済的に自立しなければいけないのではないか?
日本のアニメにとっても、やはりアメリカのマーケットは魅力。
客もエンターテインメントに対してシビアだし。
作家の自己満足なんて、見向きもされないだろう。
アメリカ人に受けないで、世界のマーケットで勝負できるわけがない。

だからどうせ全米公開するなら、「カリ城」「ラピュタ」からにしてくれよ。
どんなハリウッド娯楽作品にも、おもしろさで負けてないんだから。
10年ぐらいたって、有名になってから「もののけ」公開してれば良かったのに。
マーケティング戦略担当はバカ。
168名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:36
宮崎がポケモン作ればよかったのです(藁
169名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:52
キリスト教文化圏では、アニミズム的なものは理解されにくいらしいと言うが…。
170名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:00
米ではアニメ=子供向けなんてステロな見方するからね。
攻殻のようにあきらかに見た目が違うものは良いかもしれないが、
宮崎アニメの場合は、表層的な見方しかされないかもしれない。

ポケモン公開時の、向こうのサイトでのレビューはそれはもう酷いもんだった。
171名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:13
 歳老いたせいなのか、演出面で以前のようなキレが見られなかった。
 ラピュタのシータ救出場面のようなカタルシス溢れる箇所がほとんどない。
後半の、矢を素手で掴んで射返すシーンだけは唯一宮崎らしい演出だった。
 中世日本という舞台設定の縛りや空を飛ばないという点でいろいろ制約があ
るのはわかるけど、もう少し活劇らしい爽快感が欲しかった。
 活劇としての要素が傑出しているからこそ宮崎アニメ。
 少なくとも思想云々だけならもののけ姫程度のものならいくらでもあるわけ
だから。
 
172名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:14
室町時代を舞台にしているという話だったが全然室町時代だという感じがしなかった。
どこかの架空のファンタジーの世界を舞台にしている位にしか感じられない。
題材や舞台設定、時代設定そのものが宮崎駿向きではなかったのが最大の敗因では?
173名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:25
室町時代にあったかもしれない架空の舞台、でしょ?
問題ない。
174名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:32
>室町時代にあったかもしれない架空の舞台、でしょ?
>問題ない。

そうじゃなくてもののけ姫の世界自体に「実在感」「存在感」が全く感じられ
なかったので問題ないどころか大問題。
175名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:32
というか、我々が見知ってる室町時代がすでに
時代劇のお約束の集大成みたいなものだからなあ・・・。
176名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:35
>170
ポケモンの映画って日本人から見ても全然駄目じゃん。
今年の結晶塔はいくらかマシだけど
177名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:39
 173に賛成。室町時代に直結する表現は映画の中に出てこないから、
室町時代的リアリティは全く必要ないと思う。

 それはそれとして、174と同じ意見は他でも聞いたことがある。た
しかに「実在感」「存在感」がない。
 まあ、ラピュタも同じだが。
178名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:42
>171
 たしかに演出面で劣ってる。中盤のタタラ場のシーンは
かなり頑張ってたと思うんだけど。
179名無しさん@おっきなおっぱい。:2000/07/22(土) 11:51
カタルシスがないんだよね。ナウシカのような死と再生を上手く
描いた作品なら良かったのだけど。最後、シシが散らばって森が
蘇って終わりだろ? サンとかアシタカとかの活躍があまり必然的でない。
180名無しさん@しかし闇の狩人:2000/07/22(土) 11:54


181名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 12:02
 宮崎駿って、風呂敷ひろげるのはほんとに上手いんだけど、たたむのがド下手。
182名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 12:06
「つまんない」+過剰な自意識=「こんな映画ほめる信者は逝け(ワラ」
「面白かった」+過剰な自意識=「つまらんとか言う奴らは逝け(ワラ」

 一言「面白かった」「つまらん」て言えばよかろうに・・。
>182
そこまでは言わないよ。
184メタな話だ:2000/07/22(土) 12:19
日本でいうと大体、室町時代の頃に鉄工業が栄えて、人間と自然との
関係が変わり始めた(人間が本格的に自然を侵略し始めた)という事じゃないかな。
時代背景のリアリティは特に追求していないと思いました。

シシ神ってのは人と自然のバランスを補うシステムみたいな物だと思う。

シシ神の体液が自然を侵食する場面や、再び蘇った自然は既に原生林では無いという事、
最後にコダマが一匹しか映っていない所等、内に秘めた残酷さや怒りみたいな物があるような気がします。

確かにカタルシスは少ないように思うけど。
185名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 13:08
難しい事は抜きにして、
女の子のケツを追っ掛けてバタバタ走り回る、ただの宮崎アニメだと思った。
変に深刻ぶらなければ良かったのにね。
187名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 15:59
まぁとにかくもののけ姫の失敗を取り戻すためにも千と千尋の神隠しでは
がんばってもらいたい。
188名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 16:12
作ってる本人が失敗だと思って無いんじゃない?
189関係者の友人の弟の知り合い:2000/07/22(土) 18:25
まさに変態ロリコンアニメらしいね> 千と千尋の神隠し
190名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 19:11
せめてFF8に反省してFF9を作ったスクウェアぐらいの
良心がほしい・・・。
191名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 22:44
面白くないのは単に自己投影できるキャラがいないからじゃあないんでしょうか?
大体あんな世界に住みたくない。
192名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 22:48
とくに主人公のアシタカの人物造形に問題があるね。あんな人物に感情移入できる人
なんて滅多にいないでしょう。
193>191:2000/07/22(土) 22:54
もののけ姫の世界自体に魅力が乏しいんだよね。
もののけ姫以前の宮崎作品の世界はどれもそれなりに魅力があったもんね。
194名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/07/23(日) 00:53
感情移入できない主人公。
魅力が乏しい住みたいとは思えない世界。
乏しいカタルシス・爽快感・憧れ(萌え)感。
混乱したままの未整理な問題意識。
・・・・・・・・・・・これで面白くなるわけがないわなぁ。
195名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 00:59
ああーなんか結論に入ってるー(笑)
ま、いいけどさ。
確か、前にあったスレッドでは、アシタカはナウシカよりずっと
感情移入できる、って意見がいくつかあったと思うよ。
196>194:2000/07/23(日) 01:00
ガンダムWだにょ。
197名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:05
ナウシカとアシタカは同列には論じられないと思うよ。
ナウシカというのは「こういう人がいて欲しいという憧れの人」だから。
それに対してアシタカは「観客の代理」でなければならない立場だからね。
198>197:2000/07/23(日) 01:10
じゃ、ナウシカが面白かった人は、誰に感情移入して見ていたの?
199名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:35
やっ
200名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:35
たー! 200ゲット! (o^ー')b
201名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 09:25
200程度で喜ぶなよ。恥ずかしい。闇の狩人菌に汚染されたか?

なんだかもののけ姫って世界に広がりがないと感じるんだけど。
やはり宮崎は空を描かないと駄目だよ。
202名無しさん@しかし闇の狩人:2000/07/23(日) 09:31
えっ 誰か読んだ?
203No_Z@しかし闇の狩人:2000/07/23(日) 09:31
シナリオの原案は私です。
204No_Z@アンチ闇の狩人:2000/07/23(日) 09:34
闇の狩人の投稿は誤字脱字が多く閉口いたします。
闇の狩人はアカ左翼で日本語破壊活動を行つてゐるに違ひありません。
205名無しさん@しかし闇の狩人:2000/07/23(日) 09:35
もののけ姫よりパンダコパンダ語れや
206名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 17:39
アシタカって何考えてんだかわかんねぇつーか人間臭さがなさすぎたな
207〉206:2000/07/23(日) 17:52
そうですね。
人間というより「精霊」に近い感じがします。
女ばかりのタタラ場に入っても、照れること無く超然としてて、「アシタカって本当に男なのか?」と思いました。
宮崎ヒロインも、巫女と言うか「神の花嫁」もしくは「聖母」ってイメージが強いです。
「成熟した生身の女性」って感じからは程遠いですね。
208名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 02:37
あげ!
209名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 02:37
やっ
210名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 02:38
たー! 210ゲット!(*゚∀゚)b
211名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 03:47
 もののけ姫って、日本の映画マニア的には、どう評価されてるんですかね。
当時キネ旬の別冊とか買ってみたけど、意外なほど失敗作的に扱われていた
記憶があります。アニメファンだけでなく、映画ファンの評価も案外高く
ないのかな ?

 私が、もののけ姫で不満なのは、自然破壊の部分をボカして描いていた
部分ですね。エボシ率いるタタラ場って、本来なら大公害企業なんですよ。
鉄を熱するためのマキを得るために材木は大量に伐採するし、精練後に
捨てる廃液で周囲の水を汚染する。

 パンフには書いてあるのに、映画の内部ではサッパリ描かれて無いん
ですけど、タタラ場が周囲に疎まれ侍たちに襲撃されるのは、廃液で周囲
の田畑を汚すからなんですって。そんな大切なこと、どうして本編で
触れないのかな。

 本来なら、公害企業的に描かれなければならないタタラ場を、弱者の
ユートピアにしちゃったから、テーマがぼけちゃったんじゃないかな。
212名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 04:03
>211
タタラ場が周囲に疎まれ侍たちに襲撃されるのは、廃液で周囲
の田畑を汚すからなんですって。そんな大切なこと、どうして本編で
触れないのかな。
 ほんと?でもそこに触れてないのは
金を手に入れて力を持つのが侍達は嫌だったからってのが
メインだったからじゃないの?
213名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 07:48
2時間に詰め込むためには、いろいろなものをそぎ落す必要が
あったんでしょうね。
「公害企業」としての面は、山に入り木材を伐採するだけでも充分出てたとは
思うけど。
私は、あれだけ夫婦者がいるタタラ場に、子どもや赤ん坊が登場しないのが
不自然だと思ったけど、そこも意識的に省いた部分らしい。
子どもがいると、211さんが言うところの弱者のユートピアとしての
面が強調されるからじゃないかな。
2時間の映画じゃなくて、もっとボリュームのある物語向けの題材だよね。
214名無しさん@一周年:2000/07/24(月) 12:18
あれは面白かったのでしょうか?
難しかったし、よく意味が分からんまま終わってしまった。
宮崎アニメは昔の方が良かったなぁ。
215名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 12:27
猿どものセリフが全く聞き取れず、何を言ってるのか分からなかった。
一緒に見た知人も同様だった。
216名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 12:29
>>211
キネ旬ベストテンで2位、同読者人気投票1位だったかな。
あと毎日映画コンクール1位、同一般からの人気投票1位でした。
(ちなみに毎日映画コンクールの人気投票2位は「ヘルメス」
「もののけ」があってよかったね、毎日新聞さん)
217名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 12:49
>>211
室町って言うより戦国時代のことだと思うんだけど
日本で製鉄業が発展し、刀などの武器だけでなく
鍬や鍬なんかの農機具用の鉄製品が広く普及したらしい。
そして、日本の農業生産性は大きくアップしたそうだ。

「もののけ姫」のタタラ場はほとんどフィクションらしいが
まあ現在で言えば、公害企業と言うよりは
原発や火力発電所みたいなものだったんじゃないかな。
218名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 12:52
もののけ姫=ナムチのパクリ。
219>218:2000/07/24(月) 13:01
細部の具体例プリーズ
220名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 13:03
「コナン」みたいにTVシリーズで半年ぐらいかけてアシタカの遍歴を
じっくりと描いて欲しかったね。
221名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 22:13
>172
>室町時代を舞台にしているという話だったが全然室町時代だという感じがしなかった。
>どこかの架空のファンタジーの世界を舞台にしている位にしか感じられない。
>題材や舞台設定、時代設定そのものが宮崎駿向きではなかったのが最大の敗因では?

ここら辺、具体的にはどういうことでしょう。
中世と言われると、近藤ようこや花輪和一のマンガを思い出すくらいなんですが
それだけでも、あれは室町じゃないだろうな、と思いつつ、
具体的なこととなるとよくわからないもので。
222221:2000/07/24(月) 22:20
>193
>もののけ姫の世界自体に魅力が乏しいんだよね。
>もののけ姫以前の宮崎作品の世界はどれもそれなりに魅力があったもんね。

あれは中世じゃなかろうな、とは思いつつ
アシタカの村、そこからの道々の山河や市の様子、シシ神の森、タタラ場
自分にはみな魅力的に見えましたが。
「住んでみたい」とは思わないまでも。
223名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 22:26
コンセプト考えたら、
住んでみたいって思わせちゃったらまずいでしょう。
224名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 22:36
最近の研究ではああいう世界観もありになってきてる、
詳しくは網野善彦とか阿部謹也の本を読むように。
225名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 23:37
ヒューマニズムと自然の対立が書かれてて良かったジャン
226名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 00:46
もののけ姫は映画としてはつまらなかったのは確かだけれど、「宮崎駿が子供たちや
社会のことを本気で心配して作った映画である」という一点に唯一の価値があると
いうことではないかな?政治家も文化人も信用できるような純粋な人が見当たらず
宮崎駿だけがただ一人の信頼できる人である・・・宮崎駿が僕を励ましてくれた・・
みたいな感じで(もののけ姫を評価している人には)評価されているのでは?
227名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 01:24
そんなにつまらなかったかなあ?
やっぱり活劇っておもしろいと思ってわくわくして見たけど。
ヤックルで疾走しながら矢を射る、あのスピード感とかね。
シシ神のドロドロ以降はちょっともういいや、って感じだったけど。

あと、評価としては、今までの宮崎とは視点が違う、っていうのも大きいでしょ。
誰も彼もがラピュタの焼き直しを待ち望んでるわけじゃないだろうし。
228名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 01:39
唯一、本当に唯一評価できる宮崎作品だけどな。
他のはつまらないし、ウワベだけの薄っぺらいエセヒューマニズムに
反吐が出るほどの生理的嫌悪感を感じたものだ。
ナウシカなんかもう最悪。人として作ってはならないエセ作品だよ。
ルパンなんかもこいつのせいでつまらなくなったと思うけどね。
229名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 03:41
「もののけ」は世界にメリハリがない。
シシ神の森って、「人には近付けない」って言葉では言ってるけど、なんか漫然と
歩いたらちょっとだけキレイな所に出ちゃったって感じで全然神秘性なかっただろ。
もののけ達にしても、人に追われて「かわいそうな動物達」に堕しちゃってるから
全体にダイナミズムが無いんだよ。
「ナウシカ」の王蟲や腐海は「人に害なす畏怖すべき自然」の側面も持っていた
から魅力的だったんだけど、「もののけ」の自然観って「弱き物」って言う一元的
な見方しかしてないから、人と自然の対立がいつまで経っても言葉だけの物にしか
ならないんだよ。
もっと恐ろしい自然が描けていれば、エボシたちの憎悪やタタラ場の意味なんかも
際立って来たんだと思うんだけどね。
アシタカと同じで外部のニュートラルな目で全てを見ちゃってるから、当事者の
モチベーションを共有できず映画的に魅力の乏しい物になてしまってるんだな。
230名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 06:05
宮崎アニメ?全般的に夢中になる男も女も寒い。
高校生以上ならなおさらだ。
夢があるとか何とか言ってんじゃねぇよ。
23125:2000/07/25(火) 07:11
>226
>228
なんか、同じ見方で正反対の立場から語っているような。
ちなみにオレは、宮崎の表面的な政治的メッセージは無視している。
彼の本領でもないし、レベルも高いとは言えない。
(政治・社会問題を語っているインタビューを読めば分かる)

宮崎の本領は薄っぺらいイデオロギーに収まりきらないで、表現の中に現れ
出てくるエネルギーやバイタリティ、サービス精神、人間を見る目の優しさ
(言葉にするとずいぶん寒いが)などだと思う。
宮崎を評価している大人って、こういう部分を見ているのでは。
(左翼や高校生じゃなかったらね)

ちみみに、宮崎の意識と無意識が双方とも遺憾なく発揮されたのが、
マンガ版ナウシカ。
これは最終卷まで読んでいただければ、分かると思うよ。
(自分のイデオロギーを自分で否定するところまで描いている)
「もののけ」の特に後半は、意識・無意識両方だめだと思う。
23262:2000/07/25(火) 07:33
もののけ、パンチラ無いし、そもそも期待できないし。
宮の人からロリとパンチラ取ったらつまらん説教しか残らんよ。
期待も出来ないと言う意味でファンタジーにならない。
233名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 08:57
ロリな人にはアシタカの魅力が理解できないのかー鬱田
234名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 09:30
宮崎作品は魔女の宅急便→紅の豚→もののけ姫と回を追うごとに作品のカタル
シス・インパクトが減ってきている。これは恐らく宮崎駿の老化と関係して
いるのではないかと思う。
次回作の千と千尋の神隠しも過剰な期待はしないほうが良さそう。
宮崎駿もそろそろ60歳。普通の会社なら定年退職する年齢なのだ。
235名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 11:27
つーかこの作品に変なもの求めるな。スターウォーズをこき下ろす
エセ評論家のようなくだらん理屈ばかりのつまらん意見は聞き飽きた。
もっとも、もののけはスターウォーズ的見方をしてもつまらんが。
236名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 11:43
いつまでも宮崎に同じものを求めても仕方ないべ。
個人的には、近年の作品からは、過剰な少女崇拝がそぎ落されて、
かえって見やすくなったけどなー
237名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 11:54
テーマとか演出はどうでもいいんだけど、作画のこだわりが
歳とともに衰えているのが悲しい。
それをカバーするように小手先の技術に頼ろうとするのも
悲しい。
238名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 12:14
作画のこだわりへの衰えってどのへん?
ちょっと目新しい意見だ。
239名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 12:18
やっぱ、石田ゆり子がアシタカにお尻からやさしく犯されるシーンには萌えたね。

で、お姉ちゃんがあまりの快楽によがったのを目撃した妹のひかりが
嫉妬に狂って、サン役のゆりこを、バイブレーターで攻めまくり、ついには
失禁にまでおいこんじゃうのには萌えた
240名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 12:20
目新しいか?
でも原因は本人じゃなくて取り巻きじゃないかな
241名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 12:28
カタルシスという事で言うと、日本という国が基本的に狩猟では
無く、農耕の民族であるという事実を意識して、あまりエキセン
トリックな内容にならないようにしている様に見えました。

アニミズムの部分では誇張しているけれども、テーマを伝える上
でのルール違反はしていないと思う。
242名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 12:30
何時代か知らんが、昔の日本を背景として、
アシタカの一族とサンの服装は不自然すぎ。
っていうかアシタカの帽子って、ナウシカそのまま。
あの帽子のギャップで見る気失った。
243名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 12:31
作画のこだわりの衰えとは、パンチラがないことでしょうか。
244名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 12:35
ヤックルを呼ぶときに「ヤックル!」
ってそのまま呼んでた。
それって、馬を呼ぶときに「馬!」って
言うのと同じだ。不自然すぎ。
245>242:2000/07/25(火) 12:43
サンの衣装は縄文風。
アシタカは蝦夷だから、大和文化とは文化圏が違うんだよ。

中世の蝦夷が、どういう服装をしていたのかは、いまだに
はっきりとした資料がない。NHKの「炎立つ」でも
いろいろ苦心してエキゾチックな衣装を作ってた。
246名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 12:54
>245
おおっ、そうだったんですか…。
何らかの根拠があったんですね。
ナウシカの世界を、中世日本にそのままぶち込んだのかと思ってた。
247名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 15:43
もしも「生きろ」というメッセージを観客に強く訴えたかったのならば殺戮シーンを
もっと激しく残虐にし観客にトラウマを与えるほどの悲惨な状況を作り出し
その中からようやくアシタカとサンが生き残ったというストーリーにするべきだった。
もののけ姫の戦闘シーンはあまりにも淡々としすぎており、しかも主要な人間は
誰も死なず、あれでは現代社会の強い刺激に慣れきった多くの観客の心を揺さぶる
ほどの力は持てないだろう。
248名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 17:49
>247
「生きろ」というのは単に「氏ね」の逆では
ないんじゃない?
249名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 17:56
なまきろ
250名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 00:08
冒険活劇で成り上がった監督が、何を勘違いしたのか思想的なモノを語り始める。
往年の名監督、名作家にはよくあることだろ。
作品の人気とともに自分の思想も世間的に価値あるものだと勘違い。
251名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 01:33
「もののけ姫」はストーリーよりも
米良美一の歌の方が面白い。
252名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 01:36
そう、アシタカの妹がたまらんのじゃよ。
253名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 02:52
米良美一の歌より本人の方が面白い。
254名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 03:24
宅配ゲイの男の子を「注文したのと違う!」と殴った時の
米良美一は更に面白い。
255名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 04:01
さすが聖子ファンの米良は違うね!と思ったさ。
256>252:2000/07/26(水) 04:07
サンよりアシタカの妹をヒロインにして欲しかったと思わん?
257名無しさん:2000/07/26(水) 04:15
アシタカの妹はアシタカの妹じゃないらしいよ。
258名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 04:20
えっ?
アシタカの妹がアシタカの妹じゃないとすればアシタカの妹って
アシタカの妹以外のなんなんだよ。アシタカの妹ってアシタカの
妹なんじゃないの?アシタカの妹はアシタカの妹でいいじゃん!
259名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 04:27
単なる村娘ではないのか?
俺はそう解釈しながら観ていたが…。
あるいは許嫁だったのかもな。
260名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 04:30
血が繋がっていない妹分ってトコか
261名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 05:18
アシタカはあの妹ともうヤっている
26262:2000/07/26(水) 07:13
アレは実妹です。アシタカは実は近親相姦の科で追放くらったんですよ。
263名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 12:06
あれはアシタカのいいなずけです。
264名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 12:51
許婚という設定らしいが、んなハナシ本編ではひとっことも出てこない
のでどうでもいい。
265名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 14:24
その通り!
266名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 14:43
兄様って「兄(せ)の君」のことだよね。
267名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 15:20
>263@`264
「『もののけ姫』はこうして生まれた。」で出てきますよね。
だから益々、117 の言う様に御守りをあっさりあげてしまうのが
「??!」なんだな。ま、環境保護のためリサイクルしましょ、つうことか。
浮気者よのう・・・。

268名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 15:37
「どうして小刀あげちゃうんですか?」と宮崎監督に質問した人がいて
「アシタカはそういう奴なんです!」と宮崎監督は答えていた。
そういう奴とはどういう奴なのかさっぱりわからなかった。
269名無しさん@しかし闇の狩人襲名:2000/07/26(水) 15:38
弐百六拾九
270名無しさん@しかし闇の狩人襲名:2000/07/26(水) 15:38
弐百七拾
271211:2000/07/26(水) 15:52
> 213
> 2時間に詰め込むためには、いろいろなものをそぎ落す必要が
>あったんでしょうね。

 でも切るべき部分と、残すべき部分の選択に疑問があるなぁ。シシ神
の首を「お上」(朝廷か、幕府かは知らんが)に献上するとか、ラスト
に侍たちが、タタラ場を襲うなんて展開は必要無かったと思うんだけど。
 もののけたちは、人間全体ではなくエボシ個人を憎んで闘っていたん
だから、部外者を介入させる意味ってないと思うので。

 逆に「お話的には」、ラストで侍達(と、彼らを操るお上)が悪役に
なってしまい、人と獣たちの生存競争みたいな部分から焦点が外れてし
まうのは、凄いデメリットだと思うし。

>「公害企業」としての面は、山に入り木材を伐採するだけでも充分出てたとは
> 思うけど。

 伐採行為そのものは描かれてなかったと思うんですが、記憶違いかな?
伐採された「結果」が、ハゲ山とブツブツ文句を言う猿たちとして描かれ
ていた程度で。非常に「分かり難い」表現だったと思ったんだけど。

 それに、アシタカがあっさりとタタラ場に馴染んでしまった点も、自然
の破壊者としての印象を薄めていると思う。

> 247
 トラウマになるほどの殺戮シーンが必要かどうかは分からないけど、
少なくともサンには、人殺しの前科なり、作中には殺人くらいさせる
べきだった気はする。あの設定と状況で、人を殺してないはずはない
から。テーマの割に、そういった「業」的な要素は薄いですね。ザコ
はともかく、名前の付いた人間のキャラ一人も死ななかったし。

 もっとも、アシタカは侍たちを殺しても何の反省も葛藤も感じてない
から、あの時代と世界では、敵は殺して当然であって、サンを殺人者と
して描く意味や重みは無かったかもしれないが。
272【結論】:2000/07/26(水) 15:57
宮崎は偽善者。
273名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 16:08
マッドメン。
要するにマッドメンなんじゃないのか?
もののけ姫って。
274名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 18:10

      エボシ御前 = クシャナ

       どろどろ = 粘菌

(サン+アシタカ)÷2 = ナウシカ × 0.95


      もののけ姫 =「風の谷のナウシカ」漫画版 × 0.80
  
275名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 18:48
>271
ジゴ坊との会話で「二人も人をあやめてしまった」と後悔するアシタカのセリフ
があるのでアシタカは侍たちを殺しても何の反省も葛藤も感じてない というほど
無関心ではなかったはず。
276211:2000/07/26(水) 20:07
>275
 失礼。やっぱ、記憶に頼って書くと、ボロが出るな。TV放送を
ビデオにはとったから見直してみるか…。
277名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 20:20
>>273
同感。コダマの初期設定なんかはさらに「マッドメン」してます。
宮崎駿は昔から諸星大二郎ファンであることを公言してたけどね。
97年夏は「エヴァ」と合わせて、実に諸星的な夏でした。
278見。:2000/07/26(水) 20:46
、、、、「シュナの旅」の話しが出てこないね。
ナウシカも、ラピュタも、もののけも兄弟なんだよ。。。
昔から言いたいことが一つで、切り売りした時の形の話しですね。
279名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 20:54
本人もVSOPであることを二十年前から認めてるね。
よくぞここまでもったよなあ。
(VSOP=Very Special One Pattern)
280名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 21:24
最後のねばねばが消えて緑が甦るのが良くない。
あれは植林でもして人間が自分達で回復させるべきものだから。

あれじゃ、タタラ場の人たちはまた喜んで木を切り倒しはじめるぞ。
281名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 21:28
うなぎパイ V・S・O・P
282名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 02:55

               バルス。
283名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 15:28
〉植林でもして人間が自分達で回復させるべき

あ〜、そう言われればそうだよなぁ。
自己責任ってヤツですか。
284名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 15:36
木って戻ったっけ?
ダイコン4OPAみたいにすればいいのに・・・とか思った記憶があるが。
285名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 15:47
先日NHKでやってたんだけど、明治だか大正くらいの話で、
北海道の製鉄所の経営者が私財を投げ打って、自らの鉄鋼所経営が原因で
伐採されて禿げ山になった山林に木を植えたっていうのがあった。

ふもとの村では洪水や製鉄所の汚水など、色々問題があったらしいが、
この人はこれらに対しても、鉄鋼所の利益を割いて対策を打ったらしい。
だが、当時はこの手のエコロジー的な考えに理解は全くなかったそうで、
この人は変人扱いされたみたい。

でもそのおかげで今もこの山は緑に包まれて残っている。

「もののけ」は結局こうじゃなきゃいけなかったんじゃないか?
と思った。
286名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 15:52
>>258
いい話だが、ドラマにはならない。
287名無しさん:2000/07/27(木) 16:30
植林した山なんて山じゃないんだよ。
288名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 23:34
あの、最後によみがえった自然は、人の手によって牙を抜かれた自然の
象徴では? サンが「ここはもうシシ神様の森ではない」って言ってたし。
あと、パンフレットで監督が「エボシ御前は、木なんか枯れたらまた植えればいいと
思ってる」とかそんなこと言ってた。
289名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:02
この作品何度見返してみても、つまらん
29062:2000/07/28(金) 01:22
何回も観返したあなたに脱帽。
291名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:30
宮崎駿は紅の豚以外面白くない。
292名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:43
紅の豚が一番つまらない
293名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:45
今のところ、紅ともののけがつまらん。
294名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:47
加藤登紀子萌え〜
295名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:55
紅の豚、豚じゃなければ面白かったかも。豚である意味が
まったくワカラン。
296加藤登紀子氏ね:2000/07/28(金) 01:56
チミは加藤登紀子でヌケるのか?あのカリアゲで
297名無しさん:2000/07/28(金) 01:58
>295
主人公に渋い中年出して直球勝負したくなかったんでしょ。
298295:2000/07/28(金) 02:02
んじゃ別に猿や犬でもいいじゃないかー。
なんでブタなんじゃ!
299名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 02:02
このスレッドは(無理やりへ理屈をつけて宮崎作品を弁護し宮崎作品を
批判する奴を攻撃する)いわゆる宮崎信者がいなくて雰囲気がいいな。
300名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 02:17
ファシズムの統制下で豚のように生きるくらいなら
本物の豚の方がマシ、ということじゃない?
ヒトラーの「大衆は豚だ」が元ネタとか(笑)
301295:2000/07/28(金) 02:41
なるほど!納得だ!
302名無しさん@一周年:2000/07/28(金) 13:59
ラピュタとかのほうが面白かったと思う。

宮崎監督は何を言いたいのじゃ?
303コピペ虎:2000/07/28(金) 14:02
  ∧_∧
  ( ´∀`)__ ┴┴┴┴┴┴┴。 チェーンソー買った。
  (    **□⊃======├ これで気に入らない奴を
  | | |L◎┬┬┬┬┬┬┬° ぶった斬るんだ。
  (__)_)
304名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 14:33
>宮崎監督は何を言いたいのじゃ?

本当は何も言いたいことがないのにそのことに気付かないまま作って
しまったのがもののけ姫。
言いたいことがあれば宮崎監督の才能ならちゃんと観客に伝わってる。
305コピペ虎:2000/07/28(金) 14:34
      ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄( ゚Д゚)< 逝ってよし!!
 UU ̄ ̄ U U  \_____________
306名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 14:39
        ∧_∧
  ( ´∀`)オマエモナー
  (    )
  | | |
  (__)_)
307名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 15:23
つくってるうちに答えがわからなくなったんじゃない。あのテーマで答えを出そうとする方が間違ってるが。
308コピペ虎:2000/07/28(金) 15:24
私の友達は、家の瓦礫の下に埋まった。逃げる途中、彼を見つけて
私は「すぐ助け呼ぶからな」と言った。学校に避難して、とりあえず
避難してきた生徒数名と、学校に来ていた先生を連れて、彼の所へ
戻った。必死に、みんなで瓦礫をどけた。「怖い」と、彼は言い続けた。
道を行く女の人が二人、「もうあかん。もう1時間で火が回ってくる。
逃げないと間に合わへん」と言った。彼にもそれが聞こえ、殆ど
狂ったように泣いていた。「大丈夫や、助けたるからな、大丈夫や」
と先生が励まし、みんな手から血が出るまで必死に瓦礫をどけた。
「先生、あと1時間で火が来るんやろ。あと何分なん」と、彼は
悟ったように何度も聞いた。「大丈夫や、あと50分ある。」と、
私たちは10分、20分と時間を誤魔化しながら彼を励ました。
でも結局、私たち中学生と一人の大人では、あまりに力が及ばず、
彼は火に巻かれて死んだ。「お父さん、お母さん、・・怖い」
と、言いながら。一生、その声は忘れない。

それでも、あなたは手を叩いて笑いますか。
それでも、あなたは全滅させたかったなどと言うのですか。

トイレは、避難場所の学校の男子便所には大便器が少なく、
女子トイレに男性達が便をして、女生徒達が泣きながらバケツへ
移し替え処理したこと。みんなで協力して生きたこと。
あなたは何も知らない。母や父を失った子供達の心、
あなたは何も知らない。あなたを100万回殺しても、
死んだ人たちは還ってこない。

あなたは人間じゃない。人間の心を持っていない。
私の母の代わりに、あなたみたいな人が死ねばよかったのに
309>302、304:2000/07/28(金) 15:39
そろそろ話題がループしはじめたな・・・
310名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 12:27
アメリカ版もののけ姫の日本公開では客がほとんど入らなかったそうだな。
それがもののけ姫がたいして面白くなかったことの証明だな。
311名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 12:38
>310
字幕版を見に行く人がすごい
312名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 12:42
「期待して映画館へ足を運んだけど、観たら面白く無かった」ってコトかい?
313名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 14:57
>312
そうだね。
314名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 15:00
しつこいなぁ・・・このスレ・・・
315名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 15:09
「宮崎監督は本作を最後に引退する」って巷の噂を真に受けて、
わざわざ映画館まで観に行っちゃったよ〜。
誰だよ、あんなウワサ流したの!
316名無しさん:2000/07/29(土) 15:36
>315
本人
317名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 18:03
>314
飽きずに読んでる君もね
318名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 21:12
山の民ならば
「天朝さま」=天皇の大御稜威の前に
ひれ伏した筈。
「天朝さまの書き付け(綸旨?)」を前にした時の
エボシ御前の応対は明らかにおかしい。

宮崎さん、意地でも天皇制認めたくないんだな。
319名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 00:59
age
320名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 17:55
もののけ姫はどんなに映像をリアルにしても感情移入できない映画は駄目だという見本だと思う。
321>320:2000/07/30(日) 19:17
作画と内容のギャップは、
劇場エスカの方がよっぽど酷いよ
322通りすがり:2000/07/30(日) 23:03
>318

うまいね。同感
323>318:2000/07/30(日) 23:09
でも、文化勲章もらってやがんのな
よくわからんよ、あの親父。
324名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:12
まったくどうでもいい話題で恐縮だが、
もののけの中で、田舎のイメージを出すため、実際に森の音を収録したそうだが、
その場所が、家のやや近くの場所だと聞いたときは淋しかった。
325名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 23:13
あの時代が南北朝〜戦国前期のあたりなら、天皇の権威が
失墜していた時期であることは間違いないけどね。
326名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 04:08
>でも、文化勲章もらってやがんのな

欲しかったんだべ
327名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 04:32
んだんだ。

反戦思想うたって、戦車好きだべな。
反天皇制でも、勲章もらふべな。
328名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 08:18
あんなにキライだったディズニーと提携しちゃうような人ですから…
ところで、天皇制批判とかしてたっけ? 
329名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 11:37
>328
天皇制擁護的な発言してたよ。
「我々が日常でせかせか生きてるときに天皇家の人々がゆったり生きてることを
想像すると気が休まるんですよね」みたいな風にね。
330名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 13:18
宮崎駿って、高貴な血筋が好きだよね。
ヒロインは基本的にお姫さまだし。
サヨクだから反天皇制だろう、みたいな決めつけはあかんよ。
331名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 15:51
宮崎駿ってなまじ映画が大ヒットして有名になってしまったために純粋な宮崎作品の
ファン以外の変な奴らが集まってしまって気の毒だよね。
変な奴らって例えば「宮崎は左翼だ、共産党だ」とかいう政治・イデオロギーマニア
とか地球自然環境保護マニアとか、網野がどうとかタタラがどうとかいう歴史マニア
とかね。
332名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 15:57
「純粋な」宮崎作品のファンって何だ・・・・・。
333名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 15:57
>330
「世の中のどこかに素晴らしい人がいるはずだ」ってのが宮崎駿の生きて行く
希望みたいなものだからね。「格好つけていても人間なんて実際は全員くだらない」
っていうフライデーやフォーカス的な思想の正反対の思想の持ち主だからね。
334名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 15:59
>332
わかるやつには「純粋な宮崎ファン」だけでわかる。
わからない奴にはそれ以上説明してもわからない。
335名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 16:04
331の言ってる「純粋なファン」って、
クリエイター宮崎駿の崇拝者なのか、
クリエイトされた作品の賞賛者を指すのか、どっち?
336名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/31(月) 16:09
>宮崎駿って、高貴な血筋が好きだよね
そげな豊臣秀吉みたいに言わんでも(^_^;)
337名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/01(火) 22:38
宮崎監督って夜中に車を運転しているときに生首が飛ぶのが見えたり
池で溺れている少女が(実際は無いのに)見えたりするらしね。
映像的な想像力が強すぎるとまるで分裂症みたいに幻覚が見えるそうだ。
アニメーターにはそういう幻覚が見える人って多いのかなぁ?
338>331:2000/08/01(火) 23:22
 ある程度昔から、宮崎監督を知っている人は、監督がミリタリー・
マニアってことを知っているんだけど、ナウシカ以降のエコロジー
指向に引かれたファンの中には、妙に聖人化してる人達っているよね。

 ああいう人達に宮崎監督が、嬉々として描いてたナチ戦車隊の漫画
とかを見せてやりたいなぁ、と時々思う (^_^;;)
339加藤登紀子:2000/08/02(水) 00:25
のつれは日本赤軍兵士。

ヒヒひひ
340名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 01:41
普段アニメをみない層を巻き込んだと思いますが,たいていの人が、
「アニメはつまらん」と思ったのではないのでしょうか。
341名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 01:50
つまらんというより、あくまで子供向けのもの、もっと言うと子供騙しだと
思いこんでる人が多いんじゃないの?
ところが、子供向けであっても真摯に仕事に向かい合えば、大人の鑑賞にも
耐えうる作品が作れるということを示したのがジブリ作品であり、その他の
優れたアニメーションだと思う。
342名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 16:27
上げちゃおう
343名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 20:57
age
345名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 11:50
宮崎監督には禁煙して欲しい
346名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 11:59
タバコ吸ってるの? 仮にもエコロジーの人が?
347>346:2000/08/03(木) 17:23
 昔、紅の豚が、禁煙者に叩かれてました。よく出ますよね、ドラマ
や映画の中で「煙草を格好いい」と思わせる描写は止めて欲しいという
意見が。

 主役の豚が、ところかまわず煙草を吸い、あちこちに吸い殻を捨てる
描写を見て、禁煙者から、

 「あんなのが格好いいと思ってるの?」
 「喫煙者の考えてる格好良さでしょ」

…と非難されてました。宣伝コピーが「格好いいとはこういうことさ」
だっただけに。

 だから、宮崎監督も煙草大好き人間じゃないのかな。
348名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 17:36
煙草をすっている人間は、基本的に傲慢、
議論している時に相手がまちがっていることを
批判したら、煙草を吸わないから、短気だとか
むちゃくちゃなことを平気で言う。
349名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 17:41
タバコ作るのってすごく土地がやせるんだね。
一般的な穀物の9倍ほど栄養がとられるのさ。
350名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 17:42
>348
てめえがタバコなんざ目の前で吸ってるからむかつくんだよ!
と言いたいな。俺だったら。
351名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 17:45
怒鳴ってゴメンね。
352名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 17:45
>348
キミ人間関係狭すぎ
353名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 01:01
揚げ
354名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 01:06
おれ自身はスモーカーだけど、ポイ捨て描写はそろそろ時代に
合わない気がするな。パトレイバーで後藤隊長がタバコ捨てて
靴で踏み消したりするの見るとちょっとがっかりする。
吸ってる事自体はいいんだけどね(あくまでおれ的に、ね)
355名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 01:16
タバコすってる時点でかっこわるいよな。
356名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 03:17
メシなんかガソリンと同じだ。味わってないで腹に入れりゃいいんだ。
357名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 03:23
>356
初出;風の谷のナウシカ・ガイドブックより
358名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 16:54
上げまーす
359名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 17:02
王蟲って進化した人類なんですか?
360名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 21:09
進化したアルマジロだろ?
361名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 11:24
もののけ姫って1000万人が見たわりには人気ないよね?
やっぱりつまらない映画だったってこと?
362名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 11:26
難解なんだよ。
363名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 12:04
アキバの露店で780円で買って観ました。
3日間頭から離れなかった。
364名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 20:42
なにがよ
365名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 22:50
<もののけ姫>
客は入ったが「ジブリ作品でも詰まらない場合もあるんだな」と客に印象付けた。

<となりの山田くん>
真面目人間の多いジブリファンにとっては絵柄を見ただけで拒絶反応。
当然客はあまり入らず。

<千と千尋の神隠し>
(入場者数予想)
もののけ姫のときの1/3程度の客しか集まらないと思う。
366実は俺のことだ:2000/08/05(土) 22:58
もののけ姫って、アニメファンには評判悪いみたいだね。

俺なんかは当時仕事でボロボロになっていた為か、
「登場人物がみんな自分のエゴで動きまくったあげくに、
何の問題も解決しない」
というあたりに妙なリアリティを感じちゃって、
何度も劇場に足を運んだクチなんだけどな。

当時は逆に「ラピュタ」なんかがカンにさわったな〜。
367名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 23:19
もののけ姫はラピュタやトトロに比べると、サービス精神にかけてるわな。
良い悪いの問題じゃないが。

><千と千尋の神隠し>
>(入場者数予想)
>もののけ姫のときの1/3程度の客しか集まらないと思う。
それだけ客が来たら十分すぎ。金もそんなにかけないだろうし。
368名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 15:21
あげ
369名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 15:20
>>367

スタジオジブリの維持費は毎月何もしなくても自動的に9000万円かかる。
千と千尋の神隠しの製作期間が二年間だとすると9000万×24ヶ月=21億
6000万円かかる計算になる。さらにこれに宣伝費やら声優や久石譲に払う賃金
など諸々の経費が発生する。それらを全て合計すると25億円はかかるはずである。
では映画館の売上が25億円になればいいのかと言うとそうではない。
映画館やら配給会社やらに約半分持っていかれるから映画だけでペイする為には
映画館の売上が50億円になる必要があるのだ。
もののけ姫の1/3の入場者数では映画館の売上だけではペイできないから
ビデオの売上などを入れてトントンかやや赤字といった感じになるはずである。
370名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 15:26
「千と千尋の神隠し」・・・それが新作のタイトルか?

ふうむ。アンカーはいつ出すんだ?宮崎が死ぬ前に頼むぞ。
371遅レス:2000/08/08(火) 21:49
>>318
>山の民ならば「天朝さま」=天皇の大御稜威の前にひれ伏した筈。

エボシ御前は山の民というより、革命者、百年早かった織田信長という
イメージのようですね。
372名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 21:51
>>323-330
>でも、文化勲章もらってやがんのな

文化勲章?
「トトロ」でもらった芸術選奨文部大臣賞のこと?
373名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 22:41
友達四人と見に行った。映画館には後輩が六人ぐらいいた。
見終わったあと、俺一人だけがつまらないと憤っていた。
つまらないと思ったことはここのスレでほとんどあげられているな。
所詮その程度の作品だよな。

宮崎駿には、ルパンとかコナンみたいのを作ってもらいたいね。
脳天気なの。
374桃尻博士:2000/08/08(火) 22:49
>373
 コナンは能天気な作品じゃないぞー。
 砂漠を放浪するコナンとラナが朽ち果てた戦車に
 身を寄せるシーンは、当時そこで行き詰まっていたという
 宮崎氏の実情もあいまってかなりどんよりした覚えアリ。
 そんなことがあったからコナンはハッピーエンドにしたかったんだろうね。
375名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 22:57
>373
桜井弘明とか若手頑張ってんだから、ノーテンキは彼等にまかせといたら?
宮崎駿、本質は暗いぞー。
昭和40年代に書いた漫画「砂漠の民」とか読むとわかる。
376名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 23:14
>375
同感。
一見明るそうな作品でも裏に隠されているものは暗い。
カリオストロなんかでも、カゲがみんな中高年だったりな〜。
(宮崎によると若者は故郷を見限ってしまっているそうな)
377名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 07:02
なんのかんの言っても日本の誇り

生産性の無いアニオタは身の程わきまえるように
378名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 07:31
美少女は世界の宝。
37962:2000/08/09(水) 07:37
宮崎、本質は赤いぞー。
なんたってデビュウが…
380>62:2000/08/09(水) 07:50
しいいいいいいいいっ!!!
381名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 08:15
>宮崎、本質は赤いぞー。
>なんたってデビュウが…

 監督の思想うんたらとかそっから入っていくのか?
 ずいぶん阿呆なアニメの見方をするヤツがいたものだ。
 
382>381:2000/08/09(水) 23:36
真の宮崎信者発見!
383名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 15:23
age
384名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 17:20
 当時の東映にいたら誰だって赤くなるよ.
賃上げ交渉に労使がぶつかってさ.あの頃労働者をやってたら
俺だって赤く染まる.働く人間が豚ぐらいにいか見られなかった
時代だったからね.(子供の頃から豊かに暮らしている俺達には
計り知れない時代だったわけだ)
高畑勲は東大で書記長やっていたぐらいだからね.
でも宮崎はここ20年ぐらいで共産主義を捨てたんだよな.

 ジブリの維持費の話だが維持費ってなんだ?
ビデオやキャラクター製品の利潤を考えましょうね.
385名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 20:37
age
386名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 20:44
当時の東映ってえげつない会社だったらしいな。
大川や岡田を見てたらよくわかる。
387名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 20:51
今も経営体質はたいして変わってないよ。
現場はそれなりに世代交代も進んでるけど(東映は)。
388名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 17:17
よくまあ毎日毎日チマチマチマチマ書き込んで飽きないもんですね(^^;)。
もっと他に楽しいことないんですか?頑張って探してみてはどうですか?(^^;)。
人生一回きりですよ。まさか何回もあるとでも思ってるんですか?(^^;)。
こんな場所の友達なんて幻想ですよ(^^;)。
10年間やったって後には何にも残りませんよ(^^;)。
さあ、やめるなら今のうちですよ(^^;)。
悪いことは言いませんから勇気を出して今すぐブックマークから消しましょうよ(^^;)。
389名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 17:58
素直に「宮崎アニメを褒めない奴は保守反動だ!」って言えよ・・・。
390名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 18:01
素直にエロ画像きぼーん♪って言えばいいのに…
391名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 07:46
おいおい。未だに宮崎を赤扱いかよ。
さむ−
392名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 16:00
「もののけ姫」の冒頭で、物見やぐらへ駆け上るシーンが
やたら滑らかに動くんですけど、あれはどういう演出意図
なのでしょうか? 
393名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 00:40
いまさらなんだよ
394名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 06:58
いまだに宮崎が赤と言うと過剰反応する信者がここに居るのか…
ちょっと鬱。
395名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/16(水) 15:46
age
396名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/16(水) 16:10
美少女は世界の宝。
397名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/17(木) 02:33
トトロの森って、その後どうなった?
398桃尻博士:2000/08/17(木) 02:39
>397
 宮崎カントクが深夜に
 「俺のもののけ姫をバカにしやがって!バカにしやがって!チクショウ!」
 とさけびつつ数百棟のログハウスを一晩の内に建ててやがりくさりたてまつり候。
399名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/17(木) 08:25
墨俣の一夜城じゃないんだから。
400名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/17(木) 11:10
2ちゃんねるには狂信的な宮崎信者はいないのか?
もののけ姫は世紀の傑作であると主張するキチガイはいないのか?
対立と葛藤が乏しいともののけ姫同様つまらんな(わら
401夏休みとはいえ・・・:2000/08/17(木) 11:16
狂信的とか信者とか・・・・お約束すぎ
402名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/18(金) 23:29
<結論>→→→→→「もののけ姫は失敗作である」

*****************完******************
403名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 00:35
う〜ん・・・未来少年コナンみたいな、男の子が主人公の宮崎アニメはもう見れないのかなぁ?
404名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 00:41
お年寄りに無理を言うなあ!
それにしても宮崎は演出家をぜんぜん育ててないが
自分が死んだ後のこと考えているのだろうか?
あれだけ人数の社員に対する責任は?
テレビシリーズを若いものまかせて演出家を育てていくべき.
405名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 00:45
宮崎は何歳なんだ?見た目60代前半ぽいが
406名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 00:45
宮崎さんは若い演出家を育てることすら
恐らく困難なんでしょう。歳も歳だし・・・

407名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 00:46
>404
一応、飯田馬之介や片渕須直は宮崎の弟子筋と言えるかな。
あとは遠藤哲哉とか。それとコナンUの監督さん・・・。
408名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 00:50
>407
片山一良も忘れないでね。
409名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 00:53
高畑はすでに65歳! もう完全におじいさん.
引退したの? 
410名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 08:19
宮崎駿(と高畑勲)は演出家を育てようとはしたんだが(東小金井村塾とかね)
演出家ってのは教育すれば出来るようになるものではないので今のところ(ジブリ
作品を任せられるような)演出家の育成に失敗していると言って良いだろう。
やはり才能ってのは一代限りの物だってことだな。
宮崎駿在命中はありがたく宮崎作品を見るように。たとえもののけ姫のような失敗作でもな。
411名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 08:28
後継者が育たずに崩壊か・・・黒澤プロの様だな。
412名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 09:18
 いや,ジブリの名前で出したら恥になるからさせないだけで,
天才ではなくてもTVシリーズを何作かやらせていたら
目が出る奴だっているはず.東映は演出家輩出できてい
るし.ジブリって演出家希望は最近雇わないんだろう?
413名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 11:34
>412
天才ではなくてもTVシリーズを何作かやらせていたら
目が出る奴だっているはず.

何言ってんだ。ジブリがTVシリーズを作るわけないだろ。
414名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 11:40
庵野秀明と押井守にはジブリから「何かジブリでアニメ作品を作ってくれ」と
打診が行ってるようだが今のところ実現してないな。
やっぱジブリで作るのはヒットしなければならないというプレッシャー
が大きいし宮崎駿に何か言われそうだし、なかなかその気にならないんだ
ろう。庵野が実写で式日を作ったのはジブリ絡みだから千と千尋の神隠しの
次は庵野のジブリ作品がもしかしたら見れるかもな。
415名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 13:39
>413 つくってないから作った方がいいといってんの.
宮崎にしても高畑にしても自分達はテレビ経験豊富なくせに
下にはさせないんだもん.
低質・量産のテレビシリーズをやる別会社をつくるべき.
映画やっても絵描きは育つが演出家はそだたないからな.
416名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/19(土) 14:47
>415
つーか「こいつは磨けば光りそうだからなんとか作品を作らせて上達させてやろう」
というレベルに達してる若い奴が一人もいないんじゃないの?
「どんなに手をかけてもこいつは駄目」と思ったら無駄な努力はしないだろ。
417名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 01:26
age
418名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 01:41
高畑に初対面で落とされた(わらひ)が、今は演出やってるよ・・
といっても演出なんて誰でもなれるがな。
419名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 01:45
もののけ姫がおもしろかった思うオレは
逝ってよしですか?
420>419:2000/08/21(月) 01:52
逝くのは結構だが、その前に楽しめたポイントを語れ。
421419:2000/08/21(月) 02:01
>420
楽しめたポイントか・・
それを書くには俺の文章力ではちと無理だね
10分くらい考えたけど文がまとまらない

所詮オレは漠然とおもしろかったとしか言えん半端者さ(くそ
422名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 03:56
先日ビデオ借りて見たけど、構成は良くできてると思った(特に前半は)。
つまらないというか物足りなさを感じてしまうのは、
最後のスペクタクルを飾るディダラボッチの暴走に対して
アシタカとジコ坊の追いかけっこがつまらなさすぎる。
首を還そうというアシタカたちの意志に共鳴できなかった。
首を還すという行為が、自己満足か偽善の現れにしかみえない。
必然性を持たせた方が娯楽映画として面白くなったのではないかと思う。
423名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 11:28
もののけ姫を見てもあまりドキドキハラハラしないのは登場人物に感情移入
しにくいことが原因。感情移入しにくいのは人物描写が不足していて「こいつは
こういう性格でこういう動機で動いている」というのがよくわからんのが原因。

物語が面白いということの基本は「強烈な葛藤や対立が発生→最後に葛藤や対立が
解消される」このことによって成り立つわけだがもののけ姫の葛藤や対立はグー、
チョキパー、のようなごちゃごちゃした物になっており、しかもラストにおいてその
葛藤や対立が充分解消されたとは言いがたい。それで面白くなるわけがない。
424名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 11:42
>422
被害を最小に食い止めようと頑張ったんだよ。
間に合わなかったけどな

>423
>しかもラストにおいてその 葛藤や対立が
>充分解消されたとは言いがたい。

自分のアイデンティティに乗っ取って少しは考えよう。
いつまでもお子様向けアニメで満足なのかい?(藁
425名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 12:57
 タイトルものけ姫なのにサンの描写が薄い.
後半は武士達を絡ませたおかげでやや場面と時間展開が破綻.
行動・台詞に脈絡がない.
426名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 21:41
>>424
(ラストの確認、間違ってらすまん)
アシタカの妨害にも関わらずエボシ御前、ディダラボッチの首を撃ち落とす。
ジコ坊、首を取得。ディダラボッチ暴走をはじめる。
アシタカ、たたら場に戻って避難を呼びかける。
アシタカ、首を取り戻そうとする。(たたら場を含め付近一帯は壊滅状態)
アシタカ、ジコ坊達、ドロドロに取り込まれる。
(日の出とともにディダラボッチが消滅することは説明されている)
アシタカ、自分たちの手で還したいとジコ坊を説得し、サンと共に首を
ディダラボッチに捧げる。
首を還したが、ディダラボッチは太陽に照らされ、生命力?を噴出しながら消滅。


ジコ坊が「バカには勝てん」と言ったように、アシタカは
必ずしも現実的な利害関係に基づいて行動しているわけではない。
(サンのことが好きだというのは、何度もセリフと行動で示されているが)
アシタカの理念がこの対立と葛藤の物語において、アシタカ自身の内側から
出たものとして見ることができない。

結論:アシタカはバカである。
427>425:2000/08/21(月) 22:22
最初は「アシタカせっ記」というタイトルの予定だったはず。
主役はやっぱりアシタカなんでしょう。
「姫」と入れたほうが萌え客を呼べると思ったのかな。
428名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 22:55
>>424
言ってることの意味がよくわからんなぁ。
君はつまらないアニメを眉間に皺を寄せながら自分はさも高尚な作品を
見ているんだと思い込み、自己満足に浸りながら見るのが好きな
屈折しまくったマゾタイプなのかい?
429名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 23:04
「アシタカせっ記」→「もののけ姫」へのタイトル変更は
今までの宮崎アニメはタイトルに「の」の字が入っていて、
いずれもヒットしているというジンクスから。
430名無しさん@お腹いっぱい:2000/08/21(月) 23:27
「もののけ姫」っていう子ども向けの絵本があるんだが。
宮崎が書いた(描いた)ストーリー&挿し絵。
内容は全然違うんだが、俺はあの「絵本版『もののけ姫』」こそ
アニメ化してほしかった。っていうか、映画の「もののけ姫」と
絵本「もののけ姫」の違いは横山光輝の「マーズ」とTV版「ゴッド
マーズ」のそれよりひどい。
どうして絵本の方の話で映画を作らなかったんだろう?
431名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 01:02
本になった「もののけ姫」は大昔に宮崎がテレビムービーを前提に起こした企画の
ためのイメージボードを集めた物。
先の話題でも出てるように映画の「もののけ」は当初「アシタカせっ記」という
タイトルを考えていた物に、後付けで名前だけ借りてきたものだね。
紛らわしいよな。
432名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 01:06
ところで絵本と言えばアニメージュ文庫から出てた「シュナの旅」って
読んだ人いない?
「もののけ」の前半、特に旅に出るまでの雰囲気は、こいつが原作と
言っても構わないほど良く似てる。
あの映画の一番美味しい部分の元になってるだけに、全体の内容も映画
よりも遥かに素晴らしい。
個人的には宮崎の仕事の中でもかなり評価してるんだが、あの雰囲気を
映画でやりたかったってのがあったんじゃないかな(少年が主人公で
真摯な探索の物語って、それまでの宮崎アニメにはなかったし)
433名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 01:21
 「シュナの旅」、いいね。ほろりと泣ける。
434名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 01:31
絵本の「もののけ姫」って「トトロ」+「美女と野獣」じゃん。
「美女と野獣」は「紅の豚」でもやってるし、いまさらお金かけて
フィルムにするほどの話じゃないよ。
435名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 01:41
ハンドメイド メイよりはおもしろいね。
436>423:2000/08/22(火) 01:49
>感情移入しにくいのは人物描写が不足
そーかぁ?
確かに説明的なセリフはなかったけど、
キャラの仕草からそれとなく人物像は読み取れたけどな、俺は。


>姫の葛藤や対立はグー、チョキパー、のようなごちゃごちゃした物になっており、
>しかもラストにおいてその葛藤や対立が充分解消されたとは言いがたい。
>それで面白くなるわけがない。

俺が見ていて面白い(というか気持ち良かった)のは
むしろそうした部分だったが・・・・
#利害関係が複雑で、結局問題が解決されない

逆に(中学の頃は大好きだった)「ラピュタ」あたりを今見ると、
利害関係が単純な上に、問題があっさり解決されてしまって、
話が嘘臭く感じてしまい、イマイチ楽しめない。

結局、アニメファンに「もののけ」の人気がないのは、
学生さんが多いのも原因かもな。

普段、矛盾に満ちた実社会でのた打ち回っているぺーぺーのサラリーマンからすると、
「利害関係が複雑で、それぞれの登場人物が良かれと思って行動したのに、
結局何も解決されない物語」というのは他人事じゃないんで、
けっこう共感できるんだな、これが。

437名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 02:04
>436
>キャラの仕草からそれとなく人物像は読み取れたけどな、俺は。

例えばアシタカがサンに口移しで干し肉を食わされて涙を流すシーン
があるがそれはアシタカが何を考えていたかわかったのかい?
あとアシタカがカヤにもらった玉の小刀をサンへあげてしまうシーンで
アシタカの考えがわかったかい?
俺はわからなかったよ。

>普段、矛盾に満ちた実社会でのた打ち回っているぺーぺーのサラリーマンからすると、
>「利害関係が複雑で、それぞれの登場人物が良かれと思って行動したのに、
>結局何も解決されない物語」というのは他人事じゃないんで、
>けっこう共感できるんだな、これが。

現実の不愉快な出来事がアニメの中で再現されていて、それのどこが
面白いんだい?例えば現実で少年が一家全員を刺殺する事件が起きた
とする、そしてアニメの中でも少年が一家全員を刺殺するシーンが
あったとして、そんな映画のどこに魅力があるんだい?
438名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 02:11
423じゃないけどさ。
リアリティがあるのが良い映画ってわけではないからなあ。
所詮人間なんて愚かな存在よと散々提示しといて、それに対する何の
ビジョンも提示できないのだったら映画としてのカタルシスが無いと
非難されても無理は無い。
俺なんかは「もののけ」のラストの奇跡の方がよっぽど嘘臭いと思ったよ。
あれは元のシシ神の森とは違うんだとか一人で納得しながら、とりあえず
口当たりの良いハッピーエンドに持って行っちまってるからタチが悪いよ。
439てっぺんかけたか:2000/08/22(火) 04:09
俺は面白いと思ったし面白かった。そう思った人がいっぱいいたからあれだけの
観客動員ができたんとちゃうの?
不満があるなら自分が製作の側に回ってもののけよりも良いもん作ったら?
嗜好の問題やのにあーたらこーたら言うてもむなしくないか?
誰かがおいしいと思ったものを、全員がおいしいと思わなアカンねんやったら
飲食店なんか成立せーへんやん。
440名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 04:10
宮崎駿て、映画の「ミツバチのささやき」が好きなのかな、カリ城でもパクっていたし
となりのトトロもなんか似てたな。ロリコンだし・・うへへ。
441名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 04:18
438だけど。
観客動員数を作品の評価基準に持ち出されたら反論できんなあ(笑)
そう言われたら、俺も「俺はつまらなかった」と返すしかない。
理由は先にも述べた通り。

アニメじゃないけど一応エンターテインメント関連の物作る現場にいるんで
作り手的な立場から見ちゃうってのはあるんだ。
俺は基本的に宮崎ファンなんだけどさ、本来は非常にエモーショナルな作品の
作り方をしている彼が、そのエモーションの部分を非常に抑えて映画を作った。
その作り方が「ああ失敗してるなあ」と思ったんだよね。「もののけ」の場合。
元々アンチの多い作家ではあるけど、こと「もののけ」に限っては「期待外れ」
とする意見がかくも多いってのは、興行的な意味ばかりでない所で、ある種の
危うさを持っていた作品なのは確かだと思うんだよ。
442名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 04:28
>440
いわゆる「ロリコン」って言葉で括ってしまうのはどうかと思うけど
「少女の聖性」みたいな物を作品制作のモチベーションに持ってくる
傾向があるのは確かだね。
ちなみに「みつばちのささやき」は好きだって言ってたよ。
でも「カリ城」でのパクリはないだろう。「みつばち」の日本での
公開はあれよりも後だったし。
443名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 04:38
モチベーション→モチーフでは?
444てっぺんかけたか:2000/08/22(火) 04:40
 観客動員で評価してるんじゃないよ。
あくまでも嗜好の問題やのにケチをつけるなら、具体的な反証を
提示したら?ってことが言いたいんですよ。
創り手の立場とやらも結構ですが、実際にマーケットを支えているのは
ごく一般的な人達なんです。その人達がたくさん見に行って、その内の
多くの人が面白かったと思っているんです。
 だから、創り手の立場にあっていろんな理論をお持ちなら、自分で
その失敗が無いものを創造してみたらどうですか?と言っているんです。
 僕が問題にしているのは前述した通りあくまでも個人の嗜好の問題
だと言うことです。その嗜好がダメだと言うのなら本当はこっちが
正解というものを創り出して見てはいかがでしょう。
創造するという作業がどれだけ大変か身に染みてわかると思うのですが・・・?
445名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 04:54
そういや、公開当時、一部で『火の鳥 太陽編』
との類似性が指摘されてましたね。
446>436:2000/08/22(火) 06:04
 結局何も解決しない物語ってのも嫌いじゃないけど、それに
しては妙に清々しく描いているから嘘っぽく感じてしまうんだな、
私は。現実なら人間関係はもっと泥々するもんでしょ ?

 嘘に徹するならスッキリしたハッピーエンドにすれば良いし
現実の無力感や行き詰まりを表現したかったのなら、暗いバッド
エンドにすればよい。
 でも、もののけ姫って、凄くどっちつかずだと思う。結果として
どちらの層にも不満が残ってるんじゃないかな。
447438:2000/08/22(火) 06:22
>444
えーっとね。
あらかじめ言っとくけど、俺は(飽くまで俺はね。このスレッドの他の人間は
知らないよ)あなたの意見や嗜好を否定する気は無いよ。
一つの「もののけ」支持派の意見として参考にさせてもらってるし、俺や否定派の
意見が絶対だと言う気も無い。
ただし、ことこの映画の評価に関する限りは意見が一致していないわけだから、
お互いの主張をぶつけ合って「議論」をしてるわけだ。
「議論なんかしたくない」なんて言わないでな。こういうスレッドに作品擁護の立場
から書き込みをしてる時点で、君も自ら議論の俎上に上がってるわけだから。

でさ「もののけは優れている」と言う嗜好が自由なら「あれはつまらなかった」と
議論する嗜好の自由も保証されなければならんわけよ。
そういうスレッドなわけ、ここは。
で、「もののけはつまらなかった」と言う人間に対する反論として、「多くの人が
面白いと思ったから、お前等少数派の意見は意味なんかないんだ」と言うんなら
それは思考停止でしかないわけだよ(実際に本当の意味で面白いと思ってた人間が
どれだけいるかというのも実は検証不能だと思うけどね。「マーケット」と言う言葉
を出したんなら観客動員を左右するのが作品のクオリティばかりでなく宣伝や広報の
規模が関係してくる事だって理解してるでしょ?)

言われるまでもなく、俺も俺なりに自分の作品を面白くしようと言う努力はしてるよ。
ただし、それがイコール「もののけを超える」とか「もののけより売れる」って事には
直結しないけどね。
先にも書いた通り、俺は宮崎ファンでもあるし、彼は俺なんか比べ物にならない程の
蓄積と技術を持っている事も認めている。しかし、だからと言って彼の作品が全て
完璧な物であるとは限らないわけだ。
少なくとも「俺の嗜好からすれば」(一応強調しておくぞ)、あの作品における
宮崎駿という作家の情熱の持っていく方向が間違っていたとしか思えない。
「具体的な反証を」という事なんで、以下ちょっと俺なりに「もののけ」の
つまらなさの理由を書いてみるよ。
448名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 06:26
>444
客が文句言って悪いわけ?
そもそも自分で出来ることなら金出してまで見ねーって。

一般だかの評価なんて知らねーよ。
軽い財布開けて金銭支払ったのは俺。
文句言うのも俺。それだけ。
てっぺんかけたれさんは
お金に対するリアリティが足りないんじゃない?

あんたは面白いと思ったから褒める。
俺はつまらないと思ったから貶す。
それでいいじゃん。
「個人の嗜好」なんだからさ
両論併記まで嫌とは言わないよね(笑
449438:2000/08/22(火) 06:31
「もののけ」を最初に見た時に感じた事はね、ものすごく「主人公不在」の
映画だなあって事だった。
映画の視点は一応アシタカに置いてあるけど、それは所謂「狂言回し」と
しての視点であって「曇りなき眼で見つめよ」と言うその言葉通り、
彼は最後まで物語の本質の部分には一切踏み込む事なく「傍観者」の立場を
徹していた(ラストで一応シシ神に首を返しに行くけど、あの行動自体、
物語の中の利害関係が全てご破算になった後に取って付けたようなヒロイック
シーンだったので、俺の中では「主人公の行動」とは定義されない)

物語の端々で一応アシタカの苦悩する姿を描いてはいるけど、それでも
彼が物語の中枢に至ることは最後までなかったね。
タタラ場とモロの君勢の体の良い使いっパシリとして森と村の間を
駆け巡ってるだけだった。
まずこの構造自体が物語のダイナミズムを著しく削いでいる。
これが第一点ね。
450438:2000/08/22(火) 06:48
で、狂言回しのアシタカが存在感減った分、この映画でクローズアップ
されるのはエボシ御前とモロの君だね。
実際、この物語は単にアシタカの目を借りて見る田中裕子と三輪明宏の
愛憎劇と言ってしまって構わないと思う(三輪の存在感は最高だったね)

しかし、この二人の行動も何やらエキセントリックなばかりで、お互いが
かくも憎み合い殺し合う感情を「実感として」感じる事はできなかったね。
なぜって、その「動機」の部分が全然描かれていないじゃん。
なんだってエボシはあんなにシシ神の首を欲しがったわけ?
モロがエボシを仇敵と恨むほどの過去の経緯がキチンと作中で描かれていたか?
言葉だけでの説明はあれど、その情動を観客にもたらすだけの描写は
どう考えても作中には存在しなかった。
作中、文明が自然に対して行う最も残虐な行為であっただろうはずの
猪虐殺の戦闘シーンの素っ気無さはどうよ?
「そんな結果の判り切った展開を描く必要は無い」と宮崎はインタビュー
に応えて言っていたけど冗談じゃない。この作品で最もオミットしては
いけない部分って本来はここだったんじゃないの?

結局ね、エボシとモロって作者宮崎駿の中の「文明」と「自然」の対立項の
イメージを体現すべきと設定されたコマにしか感じられないんだ。
矛盾を背負い込んだままそこから抜け出せないし、抜け出す気も無い
愚かな人間、人物像・・・実はそれは多分に作者の人間観、世界観に
規定される物でしかないのだけど、それをあたかも「人の業」であり
「宿命」であるかのように描き、それを高みから見下ろしている・・・
晩年の黒澤がよくこんな悲劇を描いてたね。「影武者」とか「乱」とかさ。
これを「神の視点」って言うんだよ。
宮崎駿が最も嫌っていたはずの「作家」の視点だ。
451438:2000/08/22(火) 07:03
最後にタイトルロールにまでなってるもののけ姫サンについて見てみようか。
ある意味、このヒロインが一番存在意義なかったね。石田ゆり子の声の線の
細さも手伝って、なんだかおよそ「意志」と言うものを感じられないお人形さん
みたいだったよ。

彼女ってさ、人間恨んでたんでしょ? その人間に母親を殺され、猪の大将を
殺され、森を殺され、全てを奪われちまったわけだろ?
その彼女が何か? 彼氏にちょっと抱きすくめられたら、それでOKかい?
一緒に人間救うためにシシ神の首を返しに行って、それでめでたしめでたし
で良いのかね?
これほどまでに自らの意志や感情や愛憎と言うものをおろそかにされた
ヒロインを宮崎アニメで見ることになるとは思いもしなかったよ。

ラストのアシタカとの別れのシーンで、彼女、爽やかなんだか悲しいん
だか判らんような曖昧な表情を浮かべてるね。
そりゃそうだろう。どういう表情させて良いか判らなかったんだろうね。
この映画、最後の一線で根源的な嘘をついてしまったから。
あの展開でああなった場合、この映画のクライマックスと言うのはサン
の高笑いと共にタタラ場や周辺の人間たちを皆殺しにする一大殺戮スペ
クタクルになるしかなかったはずなんだ。
あそこでサンが人間たちを許せた・・・それが彼女が「良い娘だったから」
だなんて言うんなら、俺は金輪際宮崎美少女から足を洗わせてもらうよ。
452438:2000/08/22(火) 07:24
まとめに入るね。

俺が「もののけ」の話を最初に聞いた時さ、まず思ったのは設定が
まんま「ナウシカ」じゃんって事だった。
でもそれはそれで良いのかなと思ったんだ。あの映画のラストの
キンキラキンの奇跡で「甘くてメルヘンでシュガードリームな宮崎映画」
のレッテルを貼られた監督が、自分は本当はそんなにチンケな童話作家
じゃねえと、それこそ宣伝文句まんまに「凶暴な」牙を剥くための作品
だと思ったからね。
今回こそは容赦も遠慮会釈も無い、彼の中のドロドロした「絶望」を
叩きつけられるような作品になるだろうと覚悟したわけさ。
実際、その位重いテーマを扱ってるしね。

しかし実際はどうだったか。
「ナウシカ」を超えるどころか足元にも及ばない「ヌルい」作品に
なってたじゃないのよ。
ナウシカの腐海とか王蟲に象徴される「自然」の形象化は見事だったよ。
あれは確かにあの世界に住む人間たちにとって畏怖の対象だった。あれを
切り開いて人間の土地を広げて楽園を夢見る人間が出てきてもおかしくない。
しかし「もののけ」の森はどうよ?
エボシに軽くあしらわれて、どう見たって人間側絶対有利じゃん。
彼女はナウシカで言うとクシャナにあたるのは一目瞭然だけど、あれに
比べてエボシがシシ神をあそこまで憎悪するのって、単なるサディステ
ィックな衝動にしか見えないんだな。
453438:2000/08/22(火) 07:25
長くなっちゃったんで分けた。続き。

先に「神の視点」って言葉を使ったけど、要するに作家「宮崎駿」の
世界観の中で、ナウシカ以来わずか15年ほどの間に「自然」という存在は
「守るべきか弱き物」にまで卑小化してしまったんだね。
「恐るべき凶暴な自然」が同時に「慈愛に満ちた大地」である事を知れば
そりゃ映画的インパクトになるだろう。
しかし「もののけ」に描かれる「森」にはそういう凄みは感じなかったよ。
単にキレイな「絵」だなって思っただけ。
そういうキレイでか弱い自然を蝕む(監督の人間観の中での)冷酷な人間
たち・・・そしていじめられっ子のシシ神君は最後に切れちゃったんだな。
しかもその最も凄惨な瞬間を甘い甘〜い「奇跡」と言うオブラートに包んで
描いてしまった・・・
これは恐らく宮崎駿という作家の本質的な「優しさ」のなさしめた事なんだ
ろうとは思うんだけどね。
しかし、このテーマを扱えるような資質ではなかった・・・
そういう事だと思うよ。
454名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 07:49
宮崎の中で「科学文明の進歩=破滅への道」というのが
「科学文明の進歩≠破滅への道」っていう風に変わった
んだと思うよ。
結局「人がそれをどう使うか」って事だ。って。
単に宮崎氏の現場にデジタルがいっぱい入って「科学」
に触れたせいかもしれないけど(笑)
もしくは歳をとって「科学は悪だ〜!」って叫ぶのに疲
れたのかもしれないし。
455名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 07:58
長文ご苦労さん
テレホが終わるので感想はまたの機会に
456名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 13:26
観客動員数が多かったのは
『宮崎監督はこの作品で作品作るの最後らしい』
って噂になった為と違うの?
今どき宮崎駿の名を知らない大人は『ドキュン』と呼ばれてもおかしくないだろう
そのくらい有名な人がこれっきり引退しますと言われたら、
どんなもんか見に行くのが日本人
それでアニメ映画見てなかった俺だってどんな凄い出来なのか見に行ったし

でもナウシカやラピュタや魔女宅に比べたら物語の落とし方が
イマイチだと感じた、まあエバに比べたら全然ましだったけどね
作品のクオリティーって映像だけで語るものじゃないと思う
457名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 13:38
>456
宮崎引退だけでは、今までの日本映画配収記録(五十数億円)の
約二倍(百十数億円)もの特大ヒットにはなったことの説明には
ならんでしょう。
なんでヒットしたか、俺にもわからんけど。
458名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 20:17
>438
全く同感。

特に
>これは恐らく宮崎駿という作家の本質的な「優しさ」のなさしめた事なんだ
>ろうとは思うんだけどね。
>しかし、このテーマを扱えるような資質ではなかった・・・
>そういう事だと思うよ。

って部分は本当にそうだと思うよ。
主要な登場人物を殺すことが出来ない宮崎駿がもののけ姫みたいな作品を作ろうと
いうのがそもそも身のほど知らずと言うか無謀と言うしかないと思うよ。
鈴木プロデューサーがラストでエボシを殺すことを提案したらしいけど宮崎駿は
一晩考えて「やっぱり殺せない」と答えたらしいよね。
なんで殺せないんだろうね?謎だね。
それと、もののけ姫って見ているとすごくイライラしてくるんだよね。
どうしてかというといろんな点が中途半端だから。
人物描写も中途半端、残虐性も中途半端、メッセージ性も中途半端、
娯楽性も中途半端、暗さも中途半端。
宮崎駿はもののけ姫を通して観客に何を訴えたかったのかがわからない
って点もイライラさせる要因だね。
本当にもののけ姫ってなんだったんだろうね。
現時点では俺は「もののけ姫は宮崎駿の頭の中は混乱しているということを
表している映画」だと考えているけどね。
1000万人以上の観客を集めて「俺の頭の中は混乱してるんだ〜!!」って
ことをアピールしたんだということだね。

459名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 20:23
>457

監督の知名度と宣伝のうまさでヒットしただけだろ。
内容は彼の作品の中では最悪だ。作画は素晴らしいが。
460456:2000/08/22(火) 21:51
訂正
>それでアニメ映画見てなかった俺だってどんな凄い出来なのか見に行ったし
            ↓
それで、しばらくアニメ映画見てなかった俺だってどんな凄い出来なのか見に行ったし
461名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 21:58
>458
>人物描写も中途半端、残虐性も中途半端、メッセージ性も中途半端、
>娯楽性も中途半端、暗さも中途半端。

そのすべてが詰まった映画というだけで、たいしたもんだわ。
462名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 22:05
「宮崎作品にはテーマがある『はず』だからそれを強調しなくてはならん」
「宮崎作品のテーマを礼賛しなきゃ『わかってない奴』扱いされかねん」
という強迫観念に駆られたマスコミが作り上げたブームです。
463名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 22:22
>462
日テレ以外のほとんどのマスコミは、ブームになってから
取り上げてたよ。
464名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 22:47
ようするに

もののけ否定派の大半は、それまでの宮崎駿自身の映画に比べたら駄作
という意見だ。俺も同じ意見

肯定派の根拠って何?
ジブリ作品以外と比べたら素晴らしいってのはナシね
465名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/22(火) 23:48
アシタカは、何もしないでそのまま死を待つよりも、
たった一つの手がかり(タタリ神から出てきたつぶて)を頼りに
自分で運命を切り開いていくことを選んだんだよ。

アシタカは、みんなで共存しようって説得して回ったよね。
エボシ御前とか山犬たちが、自分達の仲間だけが生きぬくことを
考えていたのとは対照的だよね。
他人のことを本気で大事にしようと思っているから、傷つけられても
自分が不幸だとか、恨み言とか、言わなかったでしょ。

曇りなき眼で見定めるには、どっちの味方に付けば自分が助かるかなんて
考えちゃだめなんだよ。

自分が死ぬ運命にあるというのに、サンのことを好きになって、
彼女のために命を張るなんて、なかなかできるもんじゃないと思うよ。

もののけ姫が好きな人って、そういうアシタカの生き方に共感したんだと
思うよ。
466名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 00:13
>>464
特に肯定派ってわけではないけど、逆に「中途半端」ってところが
ある種の「リアルさ」をかもし出していたという事はあると思うよ。
完全な善玉と悪玉はなく、それぞれに一理ずつあるという。
何かが違うんだけど、釈然としないという。

これを宮崎の「混乱」と捕らえる人もいるけど、宮崎としては
まさに「こういう作品」を作りたかったんだと思うよ。
見る人によって評価が違う「だまし絵」みたいな作品。
そういう意味では成功だと思うよ。

ただ、個人的には宮崎アニメに求めるのは”爽快さ”っていうのが
大きいから、もののけは個人的に好みではない。 そんだけ。
467名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 00:27
サンは、人間は嫌いだけどアシタカは好きだって言ってたでしょ。
サンの立場はさ、人間の血が流れているんだけど、山犬に育てて
もらったわけだから、山犬として生きることが、恩を返すことになる
わけ。親孝行な娘だよね。でも山犬として生きるのは、やっぱり
難しい。モロもサンがアシタカと一緒になることを望んでいたよね。

アシタカが自分の里に戻らないで、タタラ場に残るっていったとき、
サンは、自分の立場をモラトリアムにしておく余裕ができたんだよね。
山犬として生きながら、人間のアシタカとつきあえるわけだから
精神のバランスを保つことができるわけだよね。

もののけ姫が好きな人って、自分の身勝手を許してもらえる男に
支えてもらえることができるサンの立場に羨望したんだと思うよ。
468名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 00:50
>>465>>467
その調子でエボシ達「人間側」のキャラにも共感してみてくれ。
469名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 01:05
なるほど、もののけ好きな人ってキャラに感情移入したわけね
物語なんてどうでもいいわけね、納得

マクロス7のバサラに共感&羨望出来たからマクロス7を『マクロス』として
認めても良いと思っている俺と同じって訳だな(藁
470名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 01:11
>466
>これを宮崎の「混乱」と捕らえる人もいるけど、宮崎としては
>まさに「こういう作品」を作りたかったんだと思うよ。


宮崎駿は「自分が一体何を作ったのかまだ自分でもわからない」と
発言してたからそういう作品にしようと思ったんじゃなくて作ってる
うちにたまたまそういう作品になっちゃったってことじゃないの?
でも意図的にせよたまたまにせよどっちにしても「だまし絵」みたいな
作品を作ってそれに何の意味がある?ってことになっちゃうけどな。
471438:2000/08/23(水) 01:31
>465
こういう具体的な指摘を受けるとホッとする。
観念論じゃなくて人物に寄り添った映画の見方って好きなんで。

で言われること、気持ちとしては良く解るんだけど、俺としてはその方面での
描写もあの映画の場合ちょっと弱いと思ったんだ。
あの映画、アシタカの視点に寄り添って見て行くと、前半の旅立ちから、森、タタラ場
と遍歴し双方の言い分を聞いて行くあたりまでは、実は必ずしも破綻してるわけでは
ないと思っている(起伏に乏しい話だとは思うけど)
アシタカの描写で屈指の名シーンだと思うのは、森から追われた後、自分の行く末を
どうして良いか判らぬまま、思い詰めたような表情で朝霧の中を行くシーン。
あそこの「部外者の無力さ」と「途方に暮れる心境」の気分ってのは、物凄く実感
こもってたと思うのね。多分、監督自身の内面的な迷いが素直に出てたんだろう。
でさ、このシーンから後が言わば物語のターニングポイントで、迷いを振り切るだけの
ビジョンをもって彼が行動に移れば、ドラマとしてカタルシスは保証されたと思うんだ。
しかし実際に起きた展開って「タタラ場が襲われてるからそれを伝えに走る」っていう
パシリの典型みたいな展開じゃん。事態を後追いするだけの主人公・・・
作家が物語のコントロールを失ったのは、まさしくこの瞬間からだと思うのね。
でその後も、彼とサンの二人は何もしないまま、目の前で事態は収拾つかない所まで
転がり落ちて行く。そして全てが崩壊した後、お仕着せの奇跡を起こすためだけに
奔走する事になってしまった。

アシタカの動機を「サンが好きだから」という一点に持ってくるのも解らなくはない
けど、俺としてはサンという人物に魅力を感じ得なかったんで(その辺は次で詳述)
その部分での感情も今一つ共有し得ない。
仮にその動機を共有し得たとしても、サン自身が物語の中枢からは遠く離れた、
やっぱり「傍観者」の立場にいるんで、ドラマ的な収束感は乏しいままだね。
後半弱いとよく言われる「ラピュタ」という作品があるけど、あれだって本来は
ラピュタ王家とは何の縁もゆかりもない所にいたパズーという少年が殺傷用でない大砲
(マスタード弾)一挺抱えて、身一つで王族の血の宿命という鎖で閉ざされたシータと
ムスカの間に切り込んで行った・・・その「恋」のダイナミズムに比べて「もののけ」
のクライマックスが何と貧相に感じてしまうことか。
やっぱりこの作品、基本の部分で人物配置と設定を失敗してると思うんだよ。
472438:2000/08/23(水) 01:31
>467
アシタカとサンの関係を純粋に「恋愛感情」のみに絞り込んで見て行くというスタンス
も解らなくもないんだけど、あの映画でそういう「恋愛」が描けていたかと言うと、
やっぱり俺としては物足りなかった。
アシタカとサンの関係を、観客として共有できるほどに深く描けてはなかったと思うな。
具体的にどこが・・・という話になると長くなるし、煎じ詰めれば個人の「恋愛観」の
問題になってしまいそうなので、ここはまあ「俺としては」と言っておきます(笑)
「コナン」「ラピュタ」「カリオストロ」と言った「恋」や「憧憬」を基盤に
置いた宮崎アニメの中でも全然胸に訴えてくる物がなかったんですわ。
あ、ちなみに俺は「タイタニック」も物足りないと思ってる人間ですんで。念のため。

でさ、まあ人は理屈じゃなく恋に落ちるものだから。まあその辺は良いとしときます。
アシタカはサンが好き、サンはアシタカが好き。それで結構。
でも、そこから先はどうだろう?
サンにはそれまで生きて来た山犬としての生活や、その中で培ってきた世界観が
あるわけだよね。人を憎み、仇として戦い続けてきた「もののけ姫」としての日々が。
そういう物と「アシタカが好き」という感情の間で、本来は絶対に葛藤が起き
なくちゃならんと思うわけ。サンというキャラクターを大事にするなら、そこは
作品として絶対に避けては通れないポイントだと思うのね。
まして目の前で育ての母親が殺されて、育った森が崩壊して行ったんだよ。
それなのに、抱きしめられて「私を信じてくれ」の一言でホイホイ了承してしまう
なんて、サンという人物がただの尻軽女にしか見えない描写だと思うんだが。

そこなのよ、俺がこの映画に決定的に不満なのは。
自然と人間とか、答の出ないテーゼとか、そんなことは実は半分どうでも良くて(笑)
宮崎駿という作家が、仮にもヒロインにあたる人物に対して、こんな描き方をしている
という事の方が遥かに大きな問題だと思っている。
彼の作品、今までだって全て完璧な構成だったってわけじゃないよ。
しかし、その作風の底辺に常に登場人物に対する描写の「誠実さ」があったと思うんだ。
それが今回の作品、特にサンの描写に関しては微塵も感じられない。
扱い切れない大きなテーマを語るために、登場人物たちの行動が辻褄合せに
使われている・・・
サンという人物の「動機」や「感情」よりもハッピーエンドの方が大事だったのかな。
そこが俺がこの作品に対して大きく嫌悪感を抱く理由の一つなわけですわ。
473名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 02:07
プロの声優を使わなかったことが大きい。
そのため純粋に面白いアニメを作ろうというプロ根性が失われ、
何か高尚なもんをカッコつけて作るような感じになった。
結果キャラはみんな悟ったようなヤツばっかで明確な悪者もいなくなった。
474名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 02:19
声優の問題もあるな。
とくに俺はサンの石田ゆり子の声がオドオドしすぎてまずかったと思う。
あの声は負け犬の声、弱犬の声である。
「監督に降ろされるんじゃないかと思った」と石田ゆり子は後日語っていたが
今にして思えば降ろすべきだったと思う。
では石田ゆり子の代わりに誰が声を演じるべきだったかというのは難しい問題
だが、英語版もののけ姫のサンの声は落ち着きがあり堂々としていてかつ包容力
があり俺に”大自然”を連想させ、日本版サンより遥かに良かったのは確かだ。

475名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 02:32
現実における人間と自然の未解決な問題を前提とした
「中途半端」ってことだよね。
現実問題としても解決できていない事だから、あの物語も終わらない。
問題喚起ってトコか。
だから説教臭くもあるのかもしれないけど・・・。
476名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 03:03
俺はもののけ姫ってのは宮崎駿の本来持っている世界が現実によって破壊
されてしまった映画だと考えている。
環境問題や差別問題などの現実が入り込み、現実の本人の顔が浮かんで
しまう俳優が入り込み、大量のマスコミが入り込み、それらが宮崎駿の
世界を土足で駆けずり回り破壊してしまった。
宮崎駿はそれらを手をこまねいて見ているしかなかった。
・・・そういう映画だと捉えている。

宮崎駿の映画はかつては純粋だった。
ナウシカで安田成美の歌は使わなかったことがそれをよく象徴している。
ところが魔女の宅急便で荒井由美の歌を使うようになったあたりから
宮崎作品の純粋さは低下して行く。

千と千尋の神隠しで宮崎駿は再び純粋な世界を構築することができるの
だろうか?
477ワレメちゃん:2000/08/23(水) 03:21
やはり、どう考えてみてもサービスカットがないからである。ナウシカの胸チラ
魔女の宅急便のパンチラ、となりのトトロの入浴シーン。
サンは単なるキツイ女にしか見えない。我々の下半身に訴えるものがない、
つまりキーボツしないのである。以上のように結論せざるおえない。
478津地乃呼:2000/08/23(水) 03:25
『ジブリはもうダメなのか』スレ
た、た、建ててもよかとですか?
479名無しさん:2000/08/23(水) 03:43
>478
「宮崎は」ではなく、「ジブリは」なの?
宮崎君は、次回作でロリコンの本領発揮出来そうだから、大丈夫でしょ。
480名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 07:36
>479
ごめんよ次回作って何?
宮崎ってもののけで監督やめるって聞いたけど
何か制作してるの?
481名無し:2000/08/23(水) 07:40
もののけ姫はどうしてあんなにつまらないのか?
というのは
アニオタはどうしてあんなに臭いのか?
と似ている。
理由は簡単。定説です!。
482>480:2000/08/23(水) 08:31
ジブリのホームページ見れ
あるいはジブリの映画をテレビ放映したあとの予告を見れ
半年ぐらい前から宣伝してるよ
483てっぺんかけたか:2000/08/23(水) 13:53
  それでは、まとめて >448 及び 438さん
 不満や文句言うのがあかんって言うてる訳じゃないよ。
そう受け取られたんやったらこっちの言葉足らずやったと思うわ。
素直に謝らせてもらいます。すいません。
俺が言いたいことっていうか、ニュアンスだけでも伝わればいいと
思うねんけど、例えて言えば
 料理屋さんで食事ってみんなしますよね?それこそおいしかった
とか、まずかった。まずくはないけどそれほどおいしいとも思わなかった
いろいろな意見があると思います。「もののけ」を料理に例えると
前述した通りの意見がたくさん出ると思います。友人と話す時も
 「あそこの料理うまかったやろ?」 「俺はそうでもなかったぞ!」
ってな具合ですね。ここのスレに来ている人は、あの
料理はまずかったぞ〜っていう人の集まりやろうけども
まずかったものをまずいというのはちっとも悪いことじゃない。金払って
飯食ったんやからまずくて損したとか、もうあの店にはいかへんとか
思うのも自然でしょう。それはぜんぜんOKです。
 しかし、ここに書き込みしている人の大半が
 「スパイスの使い方を間違ってる」とか、「店側が料理を作るポリシー
が感じられへん」とか、「この料理の盛り付けがなんでこうなるのか
納得でけへん」とか、「この料理の背景が理解でけへん」など・・・

 すいません。次に続きます
484てっぺんかけたか:2000/08/23(水) 13:54
  続 >448 及び 438さん
 製作者側に踏みこんだ批判が多いと思います。製作者の意図や
表現方法、イデオロギーや環境設定にまで多岐にわたっていると
思います。
 だからこそ俺が言いたいのはそこまでの見識があるのなら自分が
実際にどれだけの事ができるのか製作サイドに回って創ってみたら
どう?ってことなんですよ。「もののけ」の足りない部分を補って余り
ある作品を創り上げてみたらどうですか?ということです。
 僕が一般レベルと行ったのはそういう意味で料理に対する評価
というものは極論すれば、「うまい」 か 「まずい」という単純なものでもかまわ
ないのではないですか?
 もちろんいろんな知識を持っている人にとってはそれだけでは物足りない
俺はもっと突っ込んだ作品の批評をしたいって人もいてるでしょう。
そういう意味では、僕のほうが来るところを間違っていて、
 「ここは俺たちわかっているもの同士が独自の理論こそが正しい
と信じていて作品評論を展開している場だ。」
 と、言われてしまえば確かにそうです。とくに438さんは製作
のサイドに関わる仕事をしているということなので
 「おまえのような素人がなにぬかしてんねん。俺はおまえと違ってこれだけ
作品を理論的に捕らえて批評ができるねんぞ!」
 と言いたかったのでしょう。

 また、続きます。長くなってすいません。
485てっぺんかけたか:2000/08/23(水) 13:55
  続々、>448 及び 438さん
 素人としての俺の感想を言わせていただければ
評論家よりも実行者のほうがはるかに良い評価を受けて当然
だと言うことです。
 とくに438さんは作品の出来、不出来だけではなくこれが間違い
あれが間違いと、かなり細かく指摘しているように見受けられます。
俺はそこまで言うなら自分で作ってみれば?と素直に思ったから
そう書いただけです。なにも作品批判をするのが悪だ!と言っているので
はありません。
 他人が書いた絵の全体の構図から果ては使う絵の具の色にまで
そこまで細かく批判をするのならご自分で大衆を感動させる作品
を提示して、それをもって宮崎批判の旗印とするのなら僕はなにも
言わないどころか一定の尊敬を持ってあなたを受け入れるでしょう。
 宮崎さんはあなたのような一町の評論家とは違って良くも悪くも
芸術家です。芸術家というものの心理はなかなか理解は出来にくいもの
ですが、芸術家の生み出す作品というものは駄作も有れば傑作も
有り玉石混交なのが普通です。

 また続きます・・・
486てっぺんかけたか:2000/08/23(水) 13:56
  続続々 >448 及び 438さん
 一般に理解しにくいものから、見るだけで大勢を感動させるもの
までいろいろです。仮にピカソが嫌いという人がいて、嫌いな
理由は様々でしょう。テーマが嫌い、構図が嫌い、色使いが嫌い
・・・いろいろありますよね?
 でも、438さんに限った事ではないでしょうが、テーマが間違い、
構図が間違ってる、あそこの色使いが間違ってる・・・このような評価
の仕方というのは果たして成立するのでしょうか?

 批判するのは大事な事でしょう。 嫌いやっていうのも1つの意見でしょう。
しかし、間違いだと指摘する以上はそれに代わる代案を伴った
作品を製作してからの話しでしょう。
 あなたの言っていることは所詮理屈倒れで、現実的
には空論であるとしか言いようがありません。
そこまで他人の作品を間違っていると指摘するのなら、自分の正しさや
立派なご意見ごもっともと相手に認めさせるためにそれに代わる作品
を製作、提示してみたらどうですか?
 何度も言いますが個人の嗜好の問題なので好き嫌いはあって
当然だと思います。しかしそれは、間違いを指摘するものとは
似て否なるものであると思います。「もののけ」に限らずほとんど
の作品に間違いなどないのです。そこにあるものは、その表現
が自分の嗜好に合うのか合わないのか、つまり前述した通り
極論すればおいしいかまずいかなのです。調理人が間違った
調理法をしたのではなく、その味付けがあなた達には合わなかった
それだけのことなんです。
 それを製作者が間違っているというのはおかしな事だとは
思いませんか?

 いろいろ生意気な事を書いてしまいましたがこのような長文を書く
事には慣れていないので、所々支離滅裂なものになってしまった
かも知れません。この後438さんが議論を望んでいた事もありますので
おおまかな私見を書いた後、書き逃げをさせていただこうと思います。
 あの程度の書きこみにこれほどの反論書きこみを毎回されては身が
もたないのも1つの理由ですが、再反論にこれほど長い書きこみを
俺自身がするのもしんどいし、まわりの人にとっては迷惑に他ならないと思い
ますので。これからは高みの見物を決めこむのが一番の良策である
と信じる次第であります。後少し迷惑をかけますが、本来、
この場に似つかわしくない存在であったことと思います。
申し訳なく思っています。
487てっぺんかけたか:2000/08/23(水) 13:57
  それでは改めて >438さんへ 第1部
 あなたのご意見読みました。想像以上の長さだったので細部に
至るまで完璧に把握したとは言いきれません。そこで全体的に見て
思ったことですが、
 薄いです。自分の持っている理論をいろんな表現を使って
もっともらしく見せているけども薄すぎます。
 アニメとはこうあるべきと言うあなた独自の定義を無理やり「もののけ」
に求めようとしています。
 もっとわかりやすく言うと、マニアックなあなたの宸襟に触れ、
あなたの世界観や価値観を満足させてくれないものになにがしか
の理屈をつけて失敗作にしてしまおうとしています。
 前にも言いましたが駄作もあれば傑作もある。それが人の創り
出すものであると思います。正直「もののけ」が傑出した作品で
あるとは俺も思っていません。
 しかし、失敗作ではないのです。あなたの物の言いようでは
性格や容姿に問題がある子供が生まれた場合それを失敗作だ
といってしまうのと同じです。
 あくまでも人が生み出したものです。それを見る人によって
好き嫌いがでるのは当然のことでしょう。しかし、自分がそいつ
のことを気に入らないからといってそれが果たして失敗作でしょうか?
488てっぺんかけたか:2000/08/23(水) 13:57
  >438さんへの 第2部
 あなたは1つ1つをあげつらって自分の理論の正しさを展開して
いますが、俺が「そこまで言うのなら自分で創ってみては?」
とあなたに言っている理由は、
 製作者(この場合は代表である宮崎さん)がものづくりをするに当たって
(大変な苦労がスタッフともどもあったと思いますが)それが完成した時
いずれ大勢の人に見られるわけですよ。そこで、製作者というものは
これは100%受け入れられると思っているでしょうか?
 世の中には嗜好というものがあり、好き嫌いがわかれるのは
当然のことです。つまり製作者はこの作品が批判を受ける
という事を受け入れる準備を常にしているという事です。
このスレの大部分の人が書いていました。面白くなかった、
何が言いたいのかわからなかった・・・いろいろありましたが
素直な感想だと思います。製作サイドもそういう意見は受け入れる
でしょう。
 しかし、あなたの意見は違う。あなたは細かな部分まで引っ張り出して
きて、
 「これが私の理論によると完全な失敗作である。例えば、あれもそう、
  これもそう・・・」
と、作品の存在自体を否定する勢いです。これはつまり、
「もののけ」をつくた人達が長期にわたって無駄な事をして
いたと言っているのも同じ事です。
この点が卑怯だと言いたいのです。「もののけ」を創った人達は、
良くも悪くもでてくる評価を、受け入れなければいけないのです。
そのための心の準備はしていたでしょう。そしてその評価が常に
甘いものばかりでない事も理解していたでしょう。
 では、あなたは何をしたんですか?世に評価を問うわけでもなく
傷つかない側に居座り他人の作品に対して存在そのものを
否定するような発言を繰り返すあなたは何者ですか?
少なくとも他人の作品を失敗作と言い価値のないものと
定義づけるのなら、あなたが違う価値のあるものを製作、
あるいは提示して、平等に世に審判を問うてはいかがですか?
489てっぺんかけたか:2000/08/23(水) 13:58
  >438さんへ 最終部
 前のほうで
 「創造するという作業がどれだけ大変か身に染みてわかると思うのですが・・・?」
と書いた事がありますが、その真意は創造した人間には常に
良い評価ばかりが下るとは限らないという事。そして、場合によっては
苦労して作り上げたものがつまらないものであると評価
されてしまう事。時間をかけて情熱を注ぎ、作り上げたもの
が受け入れられず駄作といわれてしまうこと。それらすべてを
創造した者は受け入れなければいけないという事。
それだからこそ、創造者、製作者は大変だと言いたかったのです。

 批評結構!しかしあなたは傷つかない・・・
傷つかない側にいながら人の生み出したものを失敗作だと
言う。自分だけは批判されない安全な場所で・・・
 「もののけ」はつまらない。あれは宮崎作品にしては
おもしろくない。これは当然あってもおかしくない評価
だと思います。全員が全員「これは良い」というものがこの世に
存在するのかどうかははっきり言って疑問です。好きも
あれば嫌いもある。これがまさに個人の嗜好というやつです。
 しかし、あなたはそれを超えています。
だからこそ俺はあなたに
 「実例を見せてみてはいかがですか?あなたの手による作品で」
と言っているのです。平等に評価を受けてみたらわかりますよ。
あなたのご自慢の理論が、その前提として他人の作品がないと
展開できないと言う事が。理論はあってもそれをベースにものを
創り出すという事がどれだけ困難な作業であるという事も。

 あなたが主張している事・・・・それを世間では
 「机上の空論」と呼んでいるのです。

 最後に、気になっている事をいくつか・・・
まず、訂正はしましたが観客動員は評価の基準にはしていません。
なんせ俺は、世界中で空前の観客動員を行った
「タイタニック」を面白いとは思えませんでした。
俺の中ではあの作品は傑作ではありません。それでしたら、
劇場公開時はいまいちだったかもしれない「レオン」のほうが
俺の中での評価は上です。
 次に、宮崎さんを芸術家だという風に書いていますが
芸術家とは特別で特殊な存在だとは思っていません。
北斎ももとは今でいうイラストレータのようなものでしたし、
日本文学の大家扱いされている人がもともと流行作家
であったり・・・多分どんな人でも創作活動をする人は
みんな芸術家なのでしょう。もちろん優れた作品を生み出す
人とそうでない人・・・いろんな芸術家がいると思います。
芸術家だからといって根拠もなくありがたがる必要はないでしょう。
 それから、438さん宛に書いたものと、それ以前の書きこみが
ダブっているところがありますが、勘弁してください。
あくまでも>438へ第1部〜最終部までは彼専用に書き込みしたものなので
かぶってるところがたくさんあります。なんせこういう議論には
慣れていなかったもので、きちんと整理がついていません。

 以上です。私事ながら口が達者な事を言っていると思います。
これによってあなたを完全に論破しようと思っているわけでは
ありません。俺が感じた素直な感想です。これに対して
あなたにはあなたの考えがあるでしょう。もちろんそれも
尊重しますよ。ただ俺が言っている事も頭の一隅で
考えてみてください。決して理不尽な事は言ってないと
思うのですが・・・
 とにかく言いたい事はあるでしょう。もう発言はしませんが
(多分・・・と一応言っておきます)ROMはしますので
あなたの意見もちゃんと聞きますよ (^^)

 それでは、乱文失礼しました。
490みんな:2000/08/23(水) 14:09
長いよ、、、
491>483〜:2000/08/23(水) 14:11
コピペ荒らしに見えた(笑。
492名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 14:17
>483
たとえ方が違いますね
ジブリという絶品料理をだすお店に宮崎駿という天才料理長がいて
その料理長が新しいメニューを作ったのでそれを食べに行ってみたら

「今までのメニューの方がよかったじゃん。新しいのはあんまり美味しくなかったぞ」

って言ってるんでしょ?
493名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 14:18
「私は卵を生めないが、朝食の玉子が腐っているかどうかは判る」
ってな事を言ったのはチャーチルだっけ?
494名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 14:19
それにしても、アニヲタはどうして、何でも料理に例えるのが好きなんだ…。
495名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 14:33
もののけ姫はどうしてあんなにつまらないのか?
という疑問を持っている人ににたいして438さん
の言っている事は十分な答えになっていると思う
のだけれど・・・・
496名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 14:35
結論・わかりやすい話を求める人にはつまらない。
497名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 14:40
>494
アニヲタに限らず、よくやる手だと思うんだが。
498名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 14:46
バカでもテンプレートにしやすいワリに
含蓄のある賢そうな発言にみえるからだろ?

499名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 14:51
438の具体性の高い意見に対して、てっぺんかけたかの物言いは
余りに一般論に過ぎるのではないか?少なくとも、438は自分の意見が個人である
己に収束されることをちゃんと表明しつつ(シツコイくらいに)書いてるんだから、
それを踏まえて話をしないとイカンのでは。
この場合、438が「造り手の立場にあること」は本質ではないと思うが、てっぺんかけたかは
そこに寄り掛かって「じゃあ作ってみろ」と言っているように思える。
500名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 15:15
つまんない人にはつまんないかもしれないけど、
いろいろ語りたくなるアニメだよねえ?
何度もスレッド出来てるけどいっつも長命だもん。
ラピュタやカリ城じゃここまでスレッド伸びないっしょ。
501名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 15:18
>バカでもテンプレートにしやすいワリに
>含蓄のある賢そうな発言にみえるからだろ?

テンプレートって・・・意味分かってる?


502名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 15:52
整理してみよう。
てっぺんかけたかの言いたいことは次の二点だ。

1)宮崎駿の作品を批判する権利があるのは宮崎駿以上の作品を作れる奴だけだ。

2)作品の出来の良し悪しは好みの問題に過ぎず「傑作」や「駄作」は存在しない。

俺が思うに
1)→金を払ってもののけ姫を見た奴には誰でも批判する権利はあると思うぞ。
2)→好みの問題の部分もあるがやっぱり客観的な傑作や駄作ってのは
あるんだよ。それはこのスレッドの過去の沢山の書き込みを読めば判る奴には
判ると思うんだが、てっぺんかけたかには判らなかったようだな。
503名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 15:52

料理を作る人と食べる人の関係性ってテンプレートじゃないの?
あとはこのモデルで
製作者と視聴者→店と客モデル
作品のできの良し悪し→料理の味と客の感性モデル
その他接客態度が…とか、メニューが…とか、値段がとか…

そもそもの比喩が陳腐だから導き出される結論も陳腐なやつばっか。

504名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 16:06
ファッションブランド物をテンプレートにした方が
面白い比喩が生まれそうだね
505てっぺんかけたか:2000/08/23(水) 16:07
 もう書けへんって言うてたけど>502さん
1)も 2)も俺はそんなこと書いてへんで。
もうちょっとちゃんと読んでくれる? まあ、読む価値ないって思って
んのかも知れんけど・・・
 ちゃんと批判は誰がやっても良いし、そういうことは製作側も受けとめ
てるはずやって書いてるつもりやけど。
 それから、傑作や駄作はあるけれど「失敗作」というものはあらへん
って書いてないかい?
 常識的なこと言うつもりやったから比喩も陳腐なものを選んだつもり
やねんけど、長文やけどできるだけわかりやすくしたいと思ったし・・・

 そうですか〜 あの内容わかりませんでしたかぁ〜
しょうがないですね。やっぱりはじめはちょっと覗くつもりでこの板
にきてみたんですけど、やっぱ来るとこ間違ってたようです。
アニ板には近寄るべからずですね。
 正直それらの感性にはついて行けないです。まいりました・・・
アニ板はアニオタの元へってとこでしょうか?
506名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 16:54
何が見苦しいって、文意を汲み取って貰えなかった時に、
自分の文章力の不足を棚に上げて、
読み手の読解力や感性にそれを帰するような態度ほど
見苦しいものはないね。
507名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 17:11
>>504 そおか〜?たいしてかわんないよ。
>>505料理の喩えが陳腐だっつのは必ずしもあんた向けに
いったわけじゃないのはわかってね。
つーかエヴァ終了後に批判するのにあっちこっちで使われて
うんざりした記憶があるもんだから。

508名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 17:13
>アニ板はアニオタの元へってとこでしょうか?

こんな事書いた時点で煽り決定。
長々と書いてても、一文でお郷が知れるよ。
509名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 17:16
まぁ、日本は言論の自由が認められた法治国家だ。
製作者が批判によって傷付く云々と言ってるのは
社会を知らない学生だろう。甘い。
510名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 17:20
>アニ板はアニオタの元へってとこでしょうか?

「もののけ姫」について、てっぺんかけたかクンが延々と書いた文章を一般人に読ませた後、
その人が彼のことを何と呼称するか?想像しなくても分かるね。
511名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 18:25
>てっぺんかけたか
じゃあ本当は何が言いたかったのか自分で要約してみろよ。
「俺の言いたかったのはそんな事じゃない」とだけ言って要約は絶対せず
逃げるつもりだろうけどな。もしかして自分の言いたいことが何なのか自分でも
わからないから要約できないのかもしれないが(わらい。
512名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 18:47
てっぺんくんの主張は、「好悪の表明は構わないが『間違ってる』と言うのはダメだ」ってこと
だと思うが、438氏は、「『もののけ姫』は間違ってる」って言ってるか?
作品が「普遍的にダメだ」って言ってるか?
具体的に、何をもって「自分にとって良かった悪かったの表明」と「間違いだという否定」の
間にボーダーを引くんだ?
てっぺんくんが一方的に決めつけてるだけなので、分からんっす。
513名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 18:56
 私は、てっぺんかけたかさんの意見には異論があるな。

 単に、好き、嫌い、なだけでは、そこには何の発展性もないじゃない。
互いに語り合うことによって、一人では気付かなかったことも読み取れる
ようになるかもしれないし、漠然とした考えが整理され理解が深まること
も多い。

 作り手の立場にしても、好き/嫌いなだけでは、情報量少なすぎて
何の参考にもならないでしょう? どの要素が受けたのか、嫌われた
のか分からないんだから。
 作り手が現状に満足しておらず、更なる発展を求めているならば、
心地よい絶賛よりは、具体的な批判の方がありがたいはずですよ。
それが重箱の隅をつつくような難癖や的外れなものじゃない限りは。

 もちろんファンからすれば、否定的な評価や分析は不快でしょう。
でもだからこそ、批判は具体的、論理的に行なわなければならないん
ですよ。単なる嫌がらせや中傷にならないように。
514名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 19:24
ヒロインに致命的に魅力無いよな。
予告その他をきいて、「人間も蟲も好き」っつってるナウシカと違って
サンは「森さえよければ人間なんてどうなってもかまわない」な激烈な
娘だと思って楽しみにしてたのさ。
ところが実際は(石田の演技が悪いせいか)どっちつかずで優柔不断の
おどおどしたただの女の子でがっかりだった。サムスピのナコルルのが
まだ強烈な「森の娘」
アシタカが「本当にこの娘を愛せるのか?」と引いてしまうような所が
欲しかった。あれじゃ普通の男でも十分許容範囲だもんな。
515名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 19:32
とりあえず上半身は何も着ていないのが基本だろう。
アシタカもビビろうというものだ(笑)
516名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 20:40
>438
怪獣映画好きで、司馬遼太郎や山田風太郎をちょろちょろ読みつつ、
諸星大二郎のファンである自分にとって「もののけ姫」は、
冒頭のタタリガミから終始一貫「俺はこんな世界が見たかったんだ」
な映画でした。

終盤も「宮崎アニメで巨大アメーバが見られるとは」などと怪しいことを
つぶやきつつ、首なしダイダラボッチに見とれれてて
サンの行動の説得力の弱さなど、考えませんでした。
宮崎駿にいいように煙に巻かれたってところでしょうか。

そんな人間としては438さんの指摘は、「ううむなるほど」半分
「でも物語のダイナミズムとかを求める映画じゃないと思う」半分
といった感じです。しかし、438さんの文章読んでると
「宮崎駿が、上映時間と、製作費の回収と、ジブリの今後、を考えずに
好きなように映画作ってたら、どうなってたんだろう」
とあれこれ妄想できて、なんか「もののけ姫」また映画館で見たくなってきました。
517名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 20:45
もののけのラストってタヌキ合戦のラストに映像的には似てるんだけど
どうなん? ナウシカのラストに関し宮崎は「宗教的になり過ぎた」
って反省していたけど,もののけのラストは印象的すぎるイメージが
強い.
518名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 21:10
>515
そうだねー 山犬として育てられたのに何で服を着てるんだ。
519名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 21:15
ターザンだって、原作では両親の形見の腕輪だったか足輪だったか以外、
身体に糸一本まとってないんだからなあ。
美輪明宏責任取れよ(なんでだ)
520名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 21:24
山犬みたいに体毛が長くないから服がないと服が傷つくんでしょう.
ターザン違っ人間が近くに住んでいるんだから,おの風俗を
真似して服を作ったんでしょ.
521名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 21:24
皮膚が傷つくの間違い
522516:2000/08/23(水) 21:57
>438
いくつか気になった点について、書いてみます。

>>449-453
エボシはモロを憎んでいるんでしょうか?
朝廷や近隣の侍達と同様の、自分のタタラ場にとっての障害物
そして、自分の闘争本能かき立ててくれる好敵手といったところでは。
シシ神の首も、ジゴ坊との取引のために狙ってる面が大きいかったし
「森が切り開かれれば、山の神もけだものにかえり、もののけ姫も
人間に戻るだろう」とか言ってたんじゃ。

その逆のモロにとってのエボシ&タタラ場衆。
森を破壊する彼等は間違いなく敵ですが、モロはタタリガミになる気はない。
あくまで滅びゆく山の神として、エボシとの一騎打ちの機会を待っている。

この両者には、単純な「愛憎劇」でなく、また「設定されたコマ」以上の
近代人VS滅びゆく自然、という存在感を覚えたのですが。

そしてその戦いがどう終わったか、現代に生きる我々は知っているわけで
この映画での「神の視点」は「乱」のような「運命の神の視点」ではなく
かつて起きた出来事を物語るときの「神話的視点」だと思います。
523516:2000/08/23(水) 21:58
>438
>>471-472
またモロが人間のことをどう思い、またどのような複雑な気持ちで
サンを育ててきたかを考えていくと、サンの行動のあれこれ説明つけられるんじゃあ
と思いつつ、うーん、難しいな。

宮崎駿が「アシタカせっき」という題名にこだわったというのもそこら辺ですかね。

そういえば、438さんはタタリガミとジゴ坊には、ふれてませんが
どう思われましたか?
524名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/23(水) 22:18
ところでモロって「あいつの腕一本どうのこうの〜」
って言っていましたよね.ちゃんと腕を取ることが出来て良かったねえ.

タタリガミやお猿さん達,もののけでも人間でもないもの
とかの暗喩がなんなのか分からないのですが教えてください.
525ばかばかしー:2000/08/24(木) 00:13
ここって勝手なウンチクたれる人ほど人気あるんだぁー
やっぱりオタッキーは深いねー
526名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 00:46
ウンチク君ではなくウンチクそのものに人気が集まるのです
説得力のないウンチクはだめね!そのへん勘違いされると不愉快です
527名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 00:51
>>525
ウンチクにも上下というか貴賎があるんだよ。
それが見分けつかないなら判ったようなこと言わないこった。
528名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 00:58
それで、ここは賎ですか
529名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 01:16
ピンもあればキリもあるに決まってるね
530名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 01:17
>>522
確かに「神話的視点」からみれば、アシタカとサンというのは、
シシ神に首を返すことによって、人間と「神々(シシ神、モロ、
乙事主とかね)」の恨みをおさめた主人公としての資格を十分持って
いるね。
うさんくさく感じるかもしれないけど、
シシ神が一度すべて破壊することで、もろもろの恨みは、どっかに
消えていってしまうんだよ。
それで人間であるアシタカとシシ神の山に住むサンが協力して
首を返すということで人間と自然の共存という意識が生じているんだ
と思う。

タタラ場の人間は自然を破壊して、犬神やイノシシを殺しまくって、
シシ神の怒りを食らうんだけど、最後に首を返すということで、
間違いは正したんだから許されたんだよというイデオロギーになる。

このイデオロギーというのは、エボシにして「礼を言おう。はじめから
やり直しだ。ここをいい村にしよう」なんてことを言わせてしまうよう
なものだから、神話としては、非常にうまくできているね。
531名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 01:48
俺なんかがもののけ姫を見ると、いちいち現代の事象と照らし合わせて物語を見て
しまってそれが我ながらすごくうざいよ。たとえばエボシは現代で言えば何にあたる
のかとかアシタカの受けた呪いは何を意味してるのかとか何がそうさせるのかわか
らんがつい考えてしまって純粋に物語を楽しめないんだよな。
532467:2000/08/24(木) 02:58
>>472
サンはただ抱きしめられただけで、アシタカについていったわけではないと思うよ。

アシタカがシシ神の森を去っていったとき、モロが「(サンが)アシタカと生きる
道もある」と言ったとき、サンは「人間はきらい」というよね。
でも山犬の子からアシタカからの小刀を受け取ったとき、嬉しそうな顔して、
自分の首にかけたよね。
このときもう、サンにとってアシタカは特別な存在になっていたんだよ。

あとね、サンは乙事主と行動することを決意したとき、モロとの死別を覚悟して
いたんだと思うよ。

シシ神が暴走した後さ、エボシを助けたアシタカから協力してくれと頼まれるよね。
サンはお前も人間だって、アシタカからもらった小刀をアシタカの胸に突き立てる
よね。でもアシタカはただサンを抱きしめて「すまない」ていうだけ。

このときのサンの気持ちって母親も死んで、森も破壊されて絶望的な気持ちに
張り裂けそうになっていたんだと思うよ。
でも、アシタカは、サンの怒りをそのまま受け止めてくれた。
サンが絶望から逃れるには、アシタカについていくしかないよ。
アシタカはサンの協力が必要だと言っているんだし。

  アシタカはジコ坊と闘っているときも、横目でサンのことを
  常に気にしていたよ。

ラストだけど、アシタカから「会いに行くよ」と言われたとき微笑んだよ。
なんか嬉しくなった表情だと思ったな。
533438:2000/08/24(木) 04:30
>てっぺんかけたか殿
そうですか。薄いですか〜(笑)
なるべく観念的、揚げ足取りにならないように具体的に書いたつもりだったんだけど
うまく伝わりませんでしたか。
どの道、全ての観客が俺と同じ感じ方をしてるとは限らないし、俺の見方を普遍化
するつもりも毛頭ありませんよ。
まあ、これ以上議論するつもりもないとの事なので、こういう理屈付けて「もののけ」
を批判してたヤツがいたという事を頭の隅にでも留め置いといてやってくださいな。

あと一つ、気になった点を。
「製作者の大変さを解ってやれ」という意見、俺は俺なりに解ってるつもり。
俺自身、自分も関わった作品が世間に出る時には、そりゃあドキドキしますよ。
評価が芳しくなければ落ち込み、逆に過剰なまでのお褒めの言葉をいただいた時には
天にも昇る心地になるもんです。それは作り手側の責任であると同時に特権でもある
わけで、そんな時に俺は口が裂けても「自分の作品を批判しないでくれ」とは言いません。
どうも俺が「作り手の視点で」と言う言い方をしたせいで誤解されたようですが、
俺はなにも「もののけを俺に作らせろよ」とか言ってるわけじゃあない。
自分が積んできた現場の経験や、今まで見た宮崎アニメの蓄積から、一種の作家論
として作品を見てしまうクセが付いてるって事ですよ。
宮崎フィルモグラフィから「ナウシカ」との類似を見い出し、インタビューなどの
作家の言葉から今回の作品における彼の課題を推測し、それがキチンと達成できて
いたかどうかを確かめる・・・それが観客としての俺にできる全てです。
「傷付かない立場から作品を批判」っていう言葉の意味を測りかねるんだけど、
観客には作品を評価し、場合によっては批判する権利を確実に有しますよ。
ある局面に限って言えば「失敗作」という物も確実に存在する。純粋に作品として
与えられた課題をキチンとクリアできているかどうかという問題。

あなたは俺が「もののけ」を全否定してるかのように言うけど、俺は現代という時代
において宮崎駿という作家が自分の自然観、人間観の全てを投入して一種の総決算と
しての映画を作ろうとした事の意味については大いに評価し尊重しているつもりです。
評価してるからこそ、俺が感じた疑問点、問題点も包み隠さず書かずにおれないんですわ。
作品を評価するのに傷付くも傷付かないもない。作り手というのは、批判の言葉によって
傷付けられるかもしれない修羅の道を選んでしまった存在で、それに対して観客側は
精一杯誠実な評価や批判を与える事によってしか応えることができないわけです。
で、こと宮崎駿の作品に関する限りは、俺は自分の評価の「誠実さ」(それが好評価
か悪評かに関係なく)を疑ったことは一度もありません。
534438:2000/08/24(木) 04:47
>522 >530
「神話的視点」という言葉、うまいっすね。
俺の知り合いにも「もののけ」に関してその言葉を使ってた奴がいました。
もっとも「神話なんだから理屈なんかないんだよ〜」という半分投げ遣りな態度
でしたが(笑)

エボシやモロの動機に関する評価も参考になります。
言われれば「ああ、そうかもしれないな」という風に思える。
ただ、「神話的視点」も動機の問題も、自分にとっては「理屈は合う」という
後付けの感覚でしかないんですよ。
映画を見ている間に、そういうビジョンが身内から溢れ出てきて興奮を抑えら
れなかったというなら積極的に支持もするんですが、どうもあの消化の悪い作品を
説明するために無理矢理自分に納得させてるだけのような気になってしまう。

俺はやっぱり「映画的ダイナミズム」という物を大事にしながら見たいし、
宮崎駿っていう作家も何よりそれを大事にしてきた人だと思うので、何だか解らない
作品を見せられて、後から理屈をくっつけ納得しましたという態度は取れないんです。

エボシとモロの確執はやっぱり理由が良く見えない。
アシタカは何もできないまま、サンは自分を確立できないまま映画が終ったように
しか見えない・・・
現代的な作劇術に毒され過ぎてると言われても、やっぱりそこは譲れないです。
まして宮崎駿という作家が「神話的視点」などと言う良く判らんものに逃げて
しまったなどとも考えたくないんですね。
535438:2000/08/24(木) 04:56
>514
>ヒロインに致命的に魅力無いよな。
>予告その他をきいて、「人間も蟲も好き」っつってるナウシカと違って
>サンは「森さえよければ人間なんてどうなってもかまわない」な激烈な
>娘だと思って楽しみにしてたのさ。

同感。
俺はポスターの図柄でサンが口の周りに血を付けてるのを見て、絶対に
「敵を食いちぎった跡」だと思ってた。
宮崎ヒロインもスゲー所まで行っちまったと、身が奮えたよ。
で、実際に見てみたらママのケガから毒を吸い出していただけ・・・
「ヘッ?」とかなっちゃた(笑)

まあ、これはこっちが勝手に予測してた内容と違っただけだから本来文句
を付ける筋合いじゃないんだろうけど、それでも全体にサンの描写には、
そういう期待外れ感をあおる「ヌルさ」があるような気がする。

本来宮崎氏が描こうとしてたのは、もっとずっと鮮烈な美少女像だったん
じゃないか・・・いや、俺の中の宮崎駿という作家は絶対にそういう鮮烈さ
も持った人物だという意識がどうしても付いて回るんだ。
536名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 05:00
貴様らは500レス突破して、
まだもののけ姫がつまらないのかがわかんないのか?
537>536:2000/08/24(木) 05:05
もののけがつまらないのは判っているが、
何故つまらないのかを検証してるんですよ(^^)
53825:2000/08/24(木) 05:10
438さんの書きこみは、キャラ・ドラマ中心の見方から深い分析
をしていて、勉強になります。
創作者でも、先人の作品を論理的に分析してから自作を創る人
はたくさんいるわけで、批評をする創作者はだめというのは違う
と思う。
しかも、自分の視点というのにきちんとこだわっている。
438さんは、これからもためになることを書いてください。
応援します。
53925:2000/08/24(木) 05:26
>「映画的ダイナミズム」

結局、これですよ。
トトロ以前にはあった。
もののけの後半には無い。映像は凄いのに。
やはり、キャラのドラマ(葛藤と解決)に密接に関わりがあるようだ。
540名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 06:08
age
541名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 10:31
過去ログ全部読んでみて、ふと思ったこと。

結構興味深いこと書いてあったりして面白かったけど、
世の中の大人相手にそうしたこと「語っちゃう」と、
「口先だけは立派」みたいな扱いを受けちゃうんだよね。

私自身、大学時代に漫研でここでなされているような議論をよくしていたけど、
会社に入ってからは「口先だけは立派」という扱いをうけちゃいまずいので、
公私ともにほとんど「語る」ことはなくなったな。

だからこのスレを読んでいると、
「懐かしさ」と同時にかつての自分の「痛さ」も感じちゃうので、
何やら複雑な気分になってくる。
でもなされている議論自体は面白いので、がんばって続けてね〜。
楽しみにしているよん。

542>541:2000/08/24(木) 11:59
あなたは今でも充分痛いです・・・
543名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 12:24
もしももののけ姫がもっと上映時間の長いアニメだったら説明不足の点が
補われてもうちょっとましなアニメになってたかね?
それともどんなに長くても葛藤や対立の解消が不十分なのは変わらなくて
退屈なだけの作品になってしまったかな?
544名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 12:53
宮崎自身の心が葛藤してるんだったらdんなに尺を長くしても
駄目なままじゃないですかね?
545名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 14:16
>544
多分そうだね
546名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 14:49
主題歌が良かったから売れたんだよ。
547名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 14:51
あんなスタジオにこもって、毎日毎日机に向かっていたら
キティガイヒッキーになりはしないか・・・?
548>541:2000/08/24(木) 14:56
議論そのものは痛くないと思う。
あなたのように現実とネット上との使い分けができないのが痛いんだよ。
だから全ての場所で語れなくなっちゃうんだよ。
549541:2000/08/24(木) 16:50
>548
ごめんよ〜。
仕事に疲れた元アニヲタの戯言だと思って聞き流してくれ。
現実とネット上の使い分けどころか、
今日みたいに休暇をもらえないと、
ネットを覗く事もできない日々か続いているもんでな。
できれば自分も色々「語りたい」んだけどさ、
こうも残業残業だとそんな元気もなくなっちまうのさ。
つーわけで面白い議論期待しているよ。


550名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 18:03
541は「口先だけ」っつーより場が読めない人っぽい。
アニメの話でも会社の話でも、興味のない相手に一方的に
語っていそう。
551516:2000/08/24(木) 22:27
>438
「神話的視点」という言葉は、宮崎駿は晩年の黒澤的「神の視点」には立ってないだろう
と思ってひねり出したもので、「現代人がかつて起こった神話的出来事を見つめる眼」
くらいの意味のつもりです。「神話だから何でもあり」とは思ってません。
「もののけ姫」への批判に「登場人物が近代人ばかりで中世日本とは思えない」
というのがあって、そんな人物達が「何でもあり」を演じたら映画は破綻するでしょう。
実際、終盤はそれに近い状態です。
私なんかは「まあしかたないな」とそこで思考停止してしまったクチですが
あの終盤も、宮崎が神の椅子におさまってないで、地上で悪戦苦闘してる証明なのでは。

「映画的ダイナミズム」は、私も一観客として求めてるものです。
そして「もののけ姫」はその要求にかなり答えてくれた映画だったと思います。
しかし、438さんが >>449-453 で語っている多くは「物語のダイナミズム」の欠如
に関してだと思うのですが?

例えばエボシやモロの動機は、一見の観客が即座にすべてを理解はできないでしょう。
「もののけ姫」という物語をすべて理解しようとする観客は、イライラするかもしれません。
しかし、互いに大きなものを背負って、絶対にあい譲り合えない者同士が対峙している
さまの描きようは「映画的ダイナミズム」に溢れて、見る者に伝わっています。
そこらは >>471 で438さんが書いてられた

>アシタカの描写で屈指の名シーンだと思うのは、森から追われた後、自分の行く末を
>どうして良いか判らぬまま、思い詰めたような表情で朝霧の中を行くシーン。
>あそこの「部外者の無力さ」と「途方に暮れる心境」の気分ってのは、物凄く実感
>こもってたと思うのね。

と、ある意味同じことなのではないでしょうか?

キャラ同士の対立・葛藤・和解などがはっきりとわかりやすい、輪郭のくっきりと
物語がなくとも「映画的ダイナミズム」は成立すると思います。
552名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 22:31
速夫くん
ラヴひなのコンテきってくれないかな。
553516:2000/08/24(木) 22:34
438さんが映画の中のサンに対してもってる苛立ちへの解答が、一つ浮かびました。
「実は宮崎駿にとってサンは、コナンに出てくるテラと同じくらいの重みしかない・・・」

冗談ですまなかったりして・・・
554名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 22:48
文章が長すぎて読みにくいなあ.
もっと短くまとめておくれ.
555名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 23:30
<女への惚れ方でたとえてみよう。満足した人、しない人>

○もののけ姫に満足した人
 一目ぼれタイプ(相手がどんな人かろくに知らずに勝手に自分でイメージを
         作り上げ惚れてしまうタイプ。従って見当外れな惚れ方が
         多い。キャラの人物描写が不足しているもののけ姫で
         も満足できるのはキャラの情報を余り必要としていないから)

○もののけ姫に満足できなかった人
 (相手がどんな生い立ちでどんな性格なのか良く知ってから惚れるタイプ。
  相手の実像を知った上で惚れるので破綻が少ない。キャラの情報の
  不足しているもののけ姫では当然満足できずキャラが人形のように感じられる)

(注)半分冗談なのであまり本気にしないように(笑)。
 
556名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 23:34
555の人。ぶははははっ
面白いのであげ。
557名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 23:34
>555
それは狼少女サンに惚れたか、惚れなかったか?
と聞いてるのかい。
558ナアガ:2000/08/24(木) 23:36
宮崎ハヤオですからね
オ〜ホッホッホッホ(高藁
559名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 23:36
当っているだけに痛いよ〜(笑)
560>559:2000/08/24(木) 23:40
じゃあTVだけ見てなさい。
561名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/24(木) 23:44
>>552
まあ、あの建物、宮崎的に走りまわるのには合ってるかもな。
562名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/25(金) 01:11
何度見返してみても、やっぱりやっぱりつまらん。
563名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 07:48
●もののけ姫に満足した人
  相手に欠点があっても、それを認めた上で自分と気が合う人ならよしとする。
●満足しなかった人
  相手に欠点があったら許せない。完璧な相手を求める。
  初恋の人をいつまでも思い続けるが、その思い出はたいてい美化されている。

(注)半分冗談なのであまり本気にしないように(笑)。
564名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 07:58
>563
俺にも心当たりがあるなぁ・・・
565短髪大尉 :2000/08/25(金) 08:05
>>555 >>563
555では前者、一目ぼれタイプ。
563では後者、完璧な相手を求める。
よってまともな恋は成り立たじ。
566名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 11:54
もののけ姫って決定的な悪役いないんだよね
ラナに焼ごて当てようとするムスカみたいな

人間×自然×もののけという3つのグループに分けて
それぞれの事情で考えてみると
自然×もののけの関係は完璧なのに対して
自然×人間の関係では人間側が幼稚で、「自分達は自然と上手に
付き合っているんだ」という勘違いがあり、自然を食い荒らしています
もののけ側では人間が悪者なのでそれ以上自然に立ち入らないよう
邪魔をします。人間側は自分達を邪魔するもののけが悪者

で、どちらの立場も理解しているのがアシタカ&観客という立場ですね
そして観客である我々は自然は大事である事を知っていながら
どうしようも出来ない現実社会を知っているわけです

もしかしたら面白い人達はこれがいいのか?
俺なんかは、「そんな事言われなくたって分かってる」
って感じたけど

そう考えて行った時、アシタカがシシ神へ首を返すあたりまでは
まあ良いようなきがします。
物語のラストで、人々が善意のつもりが勘違いという間違いを
続けてしまうとか、もう一つカタルシス?が欲しかったな〜

あのラストだと、「後は野となれ〜なるようにしかならない」
って感じ?でやっぱりスッキリしないね
567名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 11:59
>自然×もののけの関係は完璧
そうだっけ?
イノシシ神が森を食い荒らしている、とモロが言っていたハズだけど。

568名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 13:18
>>567
566じゃないですが。
自然界でも、別の生息域から来た動物が生態系を荒らすことはあるから、
「完璧」という表現はともかく、「それはアリ」の範疇に入ると考えることは出来る。
ただ、この「生物は生き残るためには何でもする」という考えを進めすぎると、
人間の所行(文明的進歩)も「自然の一部」であるという結論に達してしまうことがあるため、
そうなると話が「結局誰も悪くない」に戻っちゃうな。話すすまねえか。
つーか、それも「もののけ姫」のテーマに入ってると考えたほうがいいのかな?
569567 :2000/08/25(金) 14:23
>568
>つーか、それも「もののけ姫」のテーマに入ってると考えたほうがいいのかな?
俺はそう感じたよ。
良いも悪いも自然も文明もなくて、
ただそこにあるのは、それぞれが良かれと思って行動した結果の混沌、みたいな。


570567 :2000/08/25(金) 14:31
だから「コナン」や「ラピュタ」のような悪役もいないしね。
そういった意味では娯楽映画として問題あるかもね。
(実際、俺の同期は、つまらんと言っていたし)
571てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 14:37
 このまま書き逃げこいてまえって思ってたけどまあいろいろ思う
ところもあったので恥ずかしながら再び訪れました。
 予想以上に長ったらしい書きこみになってしまいました。
表面上はカットされると思いますのでおまえの話なんか
もう聞きたないわって言う方はすっ飛ばしちゃってください。

 皆さんのご指摘の中に一般論に過ぎて具体的にはなにも言って
ないというご意見が多々ありましたので、自分なりにつかんだ「もの
のけ姫」の解釈というものも少しはお話した方が良いかなと思った次第です。

 また、438さんとは解釈に違いが多々有りますので彼の主張を所々使わせてもらい
ながら進めます。

 まず、
  >「もののけ」を最初に見た時に感じた事はね、ものすごく「主人公不在」の
  >映画だなあって事だった。

 ということですが、その通り。俺の考えではこの物語の主人公は
すべての生き物が生活をし、諍いを起こしていたあの「時空」その
ものであると思います。登場人物達はその時空に物語としての
方向性と環境設定を整えるために存在するものでしょう。
 これを語るときに重要になるものがあります。「テーマ」です。
438さんはこの物語のテーマはなんだと思いました?
 俺が感じたこと、それは「飽和量」というものでした。
あの世界に存在するもの・・・それはもともと「共存と調和」だった
と思うんです。「もののけ姫」が「タタリ神の暴走」により幕を
開けたとき、もうすでに「共存と調和」は、古き良き時代になりつつ
ありました。
 東の果てに自然と共に住む民族のもとに、自分達が調和をとる
ことの出来ない自然から派生した、そして(自分達と共に)自然を構成
する存在であったはずの動物(と表現して良いものか判らんけど)
が、すべてを否定するかのごとく「タタリ神」として眼前に現れる。
 その後「タタリ」によってアシタカは旅に出るという行動原理を
作者から与えられるわけですが、ここまでの部分でこの時空には
自然との共存・調和というものが有り、今までは棲み分けが行われて
いて、知らない場所ではそれが崩壊しつつあるということを伝えている
のだと思います。
 ・・・・・・・・・では、何故崩壊したのか?
エボシが暴れまわってたから? 天朝様がシシ神の首を欲しがって
いたから? イノシシがだんだん馬鹿になっていってるから?
猿が負け惜しみしか言わないから? 等など・・・
 それらは目に見える現象として起こったもので根源的なもの
ではありえません。
 ・・・・・・・・・では、何か?
 そこで俺が考えたこと、それが 「飽和量」 です。
 物事がたとえなんであれ調和をとるためにはスペースが必要に
なります。
 単に自然というよりもすべてのモノが存在するための基盤、その上に
調和を保っていた 「モノ」。
 神と呼ばれる存在・もののけ及び動物たち・そして、人間・・・
本来これらの「モノ」たちには与えられていたスペースがあります。
 数は少ないものの神はその存在そのものによって、
 もののけや人間達はお互いの棲み分けによって、
その与えられていたスペースを使い、三者の共存・調和を図って
いた訳です。

 しかし、その与えられたスペースに存在するものが飽和量を超えたら?

 アシタカが目指す西の地に辿り着くまでにも描写がありましたが
明らかに「人間」だけがその飽和量を超えています。
 それを現象として、イノシシがバカに・・・・などの目に見える
表現であらわされているのです。
 (描写があると書きましたが、それは人間同士の戦争に遭遇し、
知らない町に行き当たるまでの間、全く もののけの類 に、ましてや
神とおぼしき存在にもめぐり合わなかったということで表現されています。)
 自分達が割り当てられたスペースの中では満足しきれないほど
膨れ上がった「存在」はどう行動するのでしょうか?
 与えられたスペースで我慢できるように精神を鍛え禁欲に徹する?
あなたならそうしますか?
 俺がテーマにあげた「飽和量」。 その真意は、
「すべての存在に本来与えられているスペースの上限」という意味です。
それはなにも物理的な面のみに留まらず、精神世界など多岐にわたり
触れることの出来る”領域”のことです。(あるいは価値観と言っても
いいのかもしれません。)
 俺が感じ取った「宮崎駿」のメッセージは、それら飽和量を越えた
存在の増加に対する危惧なのではないかと・・・

 長くなりすぎましたので次へ続きます・・・
572名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 14:40
>571
>このまま書き逃げこいてまえって思ってたけどまあいろいろ思う
>ところもあったので恥ずかしながら再び訪れました。
あんた漢だぜ。
じっくり読ませてもらうよ。
 
573てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 14:41
 第2部

 ここで438さんの意見をまた少し使わせてもらいます。

  >結局ね、エボシとモロって作者宮崎駿の中の「文明」と「自然」の対立項の
  >イメージを体現すべきと設定されたコマにしか感じられないんだ。
  >しかし、この二人の行動も何やらエキセントリックなばかりで、お互いが
  >かくも憎み合い殺し合う感情を「実感として」感じる事はできなかったね。
  >なぜって、その「動機」の部分が全然描かれていないじゃん。
  >なんだってエボシはあんなにシシ神の首を欲しがったわけ?
  >モロがエボシを仇敵と恨むほどの過去の経緯がキチンと作中で描かれていたか?
  >言葉だけでの説明はあれど、その情動を観客にもたらすだけの描写は
  >どう考えても作中には存在しなかった。

 という部分ですが、エボシもモロもイメージそのものを背負って立つ
存在などではなく、(前述しましたが)物語としての方向性と環境を
整えるための存在として、目に見えるカタチであらわしただけの
モノです。その方がこの世界観というか構図がわかりやすくなる
だろうと思ってのことでしょう。(・・・というよりキャラが登場せんこと
にはこの映画そのものが成立しないやろうけどね (^^; )
 それに、「文明」 vs 「自然」 などというそこらへんによく落ちてる
ような単純なものではなく、「誰もが積極的に望んだわけではない
のに気がついたときにはそれが当たり前の出来事になっていた。」
 ということではないでしょうか?
 そもそも「文明」 vs 「自然」 などというものは、何処かでおこって
いるであろう一局面での話であって、エボシとモロが争っている
ことにはあてはまりません。前述しましたがこの物語は、
 「単に自然というよりもすべてのモノが存在するための基盤、その上に
 存在していたがために繰りひろげられた争い」
という方向性に沿ってすべての事象が進んでいっていると思うのです。
 438さんはエボシとモロが争っていることに対して、

  >その「動機」の部分が全然描かれていないじゃん。

 と述べておられますけども、エボシの側には憎悪するほどの明確
な 「動機」 というものはおそらく存在しなかったのだと思います。
 288さんの記述にもありますが、
 パンフレットで監督が「エボシ御前は、木なんか枯れたらまた植え
ればいいと思ってる」と言っているようです。
 それはどういう意味でしょうか?監督は何を考えていたのでしょう?
監督はエボシに単に「文明の代理人」としての役割を負わせたかった
のではなく、飽和量を超え、拡大の一途をたどる存在を端的にあらわ
す「モノ」として登場させたのではないでしょうか?
 エボシとモロの間に確執はあったでしょう。しかしそれは、単に
憎悪の対象としての確執でしょうか?
(モロの側から見た場合エボシは個人的な憎悪の対象でもあったでしょうが・・・)
 エボシは仮にモロがシシ神であろうと、乙事主であろうと、そして
人間であろうと、モロ退治に注いだ熱意や労力と同量のエネルギー
をもって討伐した事でしょう。 前述しましたが
 「誰もが積極的に望んだわけではないのに気がついたときには
 それが当たり前の出来事になっていた。」という定義です。
 いつのまにか彼女は自分の存在意義を、「飽和量を超え居所が
なくなりそうになっている自分とその仲間たちを現状から救いだす
事」に見い出したのではないでしょうか?
 彼女にとってモロの討伐や、シシ神の首狩り、タタラ場での
鉄製産の拡張は、自己を含む存在そのものの救済ではないでしょうか?
 だからこそ彼女はラストの方でもう1度居場所を創りなおす
決心をしたのではないでしょうか? 今までとは違う方向性で・・・
 あの戦いで敵も味方もすべてが破壊され救いのつもりで
行動していた自分が実はやり方を間違っていた事に気づいたからでは?

 また次へ続きます・・・
574てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 14:43
 第3部

 「宮崎駿」がこの映画をどういうポジションに位置付けていたのか
それは本人にしかわからないことではあるけども、勝手に推察させて
もらうと、それは今までの宮崎アニメとは違って「問題提起」として
創りあげたものなんじゃないかと思う。
 438さんは、

  >宮崎駿という作家が、仮にもヒロインにあたる人物に対して、こんな描き方をしている
  >という事の方が遥かに大きな問題だと思っている。
  >彼の作品、今までだって全て完璧な構成だったってわけじゃないよ。
  >しかし、その作風の底辺に常に登場人物に対する描写の「誠実さ」があったと思うんだ。
  >それが今回の作品、特にサンの描写に関しては微塵も感じられない。
  >扱い切れない大きなテーマを語るために、登場人物たちの行動が辻褄合せに
  >使われている・・・
  >サンという人物の「動機」や「感情」よりもハッピーエンドの方が大事だったのかな。

  >人間救うためにシシ神の首を返しに行って、それでめでたしめでたし
  >で良いのかね?

 と、とかくハッピーエンドで終わったことを強調していますが
一面的に見れば確かにそうかも知れません。とにもかくにも
全滅という最悪の事態は免れ、しかもそれをもたらしたものは
ドタバタの御都合主義の嵐の中で・・・とのイメージを持ったかもしれません。
 438さんはこのあたりの出来事を

  >そしていじめられっ子のシシ神君は最後に切れちゃったんだな。
  >しかもその最も凄惨な瞬間を甘い甘〜い「奇跡」と言うオブラートに包んで
  >描いてしまった・・・
  >これは恐らく宮崎駿という作家の本質的な「優しさ」のなさしめた事なんだ
  >ろうとは思うんだけどね。
  >しかし、このテーマを扱えるような資質ではなかった・・・
  >そういう事だと思うよ。

 とも述べておられますが、「優しさ」という人物評価はその通りだと
俺も思います。では優しさゆえにテーマを扱い損なったのか?
 俺の考えでは答えは NO です。438さんが明言していないよう
なので438さんが指す ”テーマ” というものがなんなのかはわかりませんが
俺の考えるこの作品のテーマは先に示した通りです。
 そして登場人物達がそのテーマを表現するためにどのような
役割を担っているのかも前述した通りです。(1人1人について
詳しく掘り下げたわけではありませんが・・・)
 そして、テーマと共に重要なこの作品を見た人に何を伝えたかったのか?
ということですが、それは、現代社会と作品中の世界を単に重ね
合わせて、自然を大切にしろよ〜というような陳腐なものではなく
有史以来それが存在し始めてから今現在に至るまで、拡大の一途
を辿っている「飽和量を越えた存在」について注意を喚起したかった
んじゃないだろうか?
 その問題を提起したいがために、今までのような人物中心の
恋愛・冒険活劇的な部分を極力前面に出さないように演出し
たのではないでしょうか?
 もちろん全くの無味乾燥なキャラクターばかりを揃えていては
そもそも映画として成立しないので、今までのようなストレートに
感情を表すメインキャラクターを採用せず、もっと叙情的に表現をし
鑑賞者には「想像力」をフルに使ってキャラクターの心の機微を
感じとってもらいたかったのではないでしょうか?
 例えばキャラの表情の微妙な変化とか、直接的な表現をさけた
シーンやそのつながりに何が含まれていたのかなど・・・
 敢えてそれそのもののシーンを避けることによって心で感じとって
欲しかったんじゃないでしょうか?
 438さんはこのように言いましたけど

  >作中、文明が自然に対して行う最も残虐な行為であっただろうはずの
  >猪虐殺の戦闘シーンの素っ気無さはどうよ?
  >「そんな結果の判り切った展開を描く必要は無い」と宮崎はインタビュー
  >に応えて言っていたけど冗談じゃない。この作品で最もオミットしては
  >いけない部分って本来はここだったんじゃないの?

 監督としてはやはりそんなわかりきった残虐シーン(結果がわかりきった
残虐シーンとはほんとは微妙にニュアンスが違うけど)はこの映画を創る
に当たって必要なかったんだと思う。

 またまた次へ続きます・・・
575てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 14:46
 第4部です

 では何故そんなシーンは要らなかったのか?
 1つ目は、残虐なシーンというものは宮崎さんにとってさして重要視して
いるものではないからでしょう。
 2つ目は、残虐シーンが一人歩きしてしまうと肝心の伝えにくいけど
伝えたいものがよけいに見えにくくなるから。
 3つ目は、この映画は目に見えるものがすべてではなく本当に伝えたい
事は別の事で、それは目に見える効果では表現しておらず想像力を
使って見い出し、理解してもらいたかったから。
 ではないでしょうか?
全編にわたって突出した魅力を放つキャラの不在、そして、
438さん御指摘の通り、わかりやすい説明や明確な感情表現と宣言など
これらが作中に不足していると言うけども、これらは表現出来ていない
のではなく、本当に重要な事は別にあるという事を示唆しているのでは
ないでしょうか?

  >でさ、このシーンから後が言わば物語のターニングポイントで、迷いを振り切るだけの
  >ビジョンをもって彼が行動に移れば、ドラマとしてカタルシスは保証されたと思うんだ。
  >しかし実際に起きた展開って「タタラ場が襲われてるからそれを伝えに走る」っていう
  >パシリの典型みたいな展開じゃん。事態を後追いするだけの主人公・・・

 438さんはこう表現していますが(パシリの典型というのはあんまり
な言い方やと思いますが・・・)、彼があの時自分に負わせていた
役割は、調整役(仲裁役かな?)ただそれだけなんではないでしょうか?
調整や仲裁というものに関わる時、自分だけが安全な場所にいて
労力をはらう事も無く相手を説得することが出来るでしょうか?
また、和解に導くことは可能でしょうか?
 調整役や仲裁役という損な役回りに身を投じた者は足で信頼
を得るしか無いんです。行動力で自分がどれだけ本気なのか
を見せる以外にはないんです。だからこそ、アシタカはパシリなど
と呼ばれながら(笑)も、無駄な努力と思われながらも身を危険
にさらす戦場の中に投じたのではないでしょうか?(もちろん
アシタカはサンに好意を持っており、サンはアシタカを巻き込み
たくは無いものの心の何処か出来てくれることを期待しては
いたのでしょうけども。←これもアシタカを動かした要因の1つ
になっていることでしょう。)
 それから、アシタカがあの騒乱に介入しようとする時「タタラ場
が襲われてるからそれを伝えに走る」という名目は彼にとって
願ってもない事だったのでは? サンを助けたいだけで介入すれば
アシタカはエボシ・ジゴ坊の単なる敵キャラになってしまう。
いや、主人公級のキャラはアシタカ・サンの方やから主人公
にたち向かってくる敵キャラ、エボシ&ジゴ坊ってところかな?
 でもそれでは監督の伝えたいメッセージは全く見つからなく
なってしまうでしょう。
 監督の思惑は別として、実際問題騒乱状態を終息させる
ためにはどちらかの勢力を引き下がらせなければならない
わけで、そのための格好の理由が「タタラ場が危ない」という
ことだと思う。自陣が危険にさらされているので戻った方が良い
というのはアシタカにとっては願ってもない理由づけになるから。
あの騒乱はもののけの側から終息させることはできない。
仲裁しようにも「アシタカは人間だから」という理由だけで、
もののけ達はアシタカの言う事を受け入れないでしょう。
 となると、アシタカのあの時の行動は必然だったのではない
でしょうか?
 これらの理由でキャラたちの行動は特徴が無く、魅力に欠ける
と言われながらも、俺が最初に示した
 「単に自然というよりもすべてのモノが存在するための基盤、その上に
 存在していたがために繰りひろげられた争い」
という方向性に沿ってすべての事象が進んでいっていると思うのです。

 またまたまた、続きます・・・
576てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 14:48
 第5部です

 少し話がそれてややこしくなってしまいましたが、話を少し戻して・・・
監督はこのラストをお定まりのハッピーエンドにしたのでしょうか?
 438さんはグダグダの展開の後に甘〜い奇跡を使ったお決まり
のハッピーエンドでごまかしたと言うようなニュアンスで言って
いますが、一面から見れば確かにそうやし、事実死者も抑えられてて
そこそこハッピーな終わりかたをしているように見えますが、
 ここで俺が考えたテーマや「もののけ姫」が存在する意義と位置。
それを思い出してみてください。
 1つの存在が飽和量を越え、溢れ出したためにしわ寄せをくっている
他の存在・・・そして人類有史から現在に至るまで飽和量を越えた
存在は拡大の一途を辿っているという危機感を示している。
 全編にわたって「問題提起」という存在意義を示しているこの
作品のラストはやはりメッセージを込めたものではないでしょうか?
 俺の解釈はこうです。すべてのモノが共存・調和していた時代
はあったが今やその均衡は崩れた。本来自分達が有り得べき
状態を破り、暴走をはじめた存在の勢力によって・・・
 シシ神は”切れた”と表現されていましたが、首を返してもらった
ことにより落ちつき、日頃から感じていたこと
 ―もう自分の居場所はここにはないのではないだろうか?―
ということを悟り、自ら舞台から退場していった。自分の割り当て
られていたスペースを他の存在に開放して・・・・
 モロ もある意味それと同じような感じは持っていたのでしょう。
だが、消えゆく存在だからといってタダでくたばるのは御免だと
思ったのでしょう。最後には少しだけ想いを遂げ”みやげ”を持って
退場しました。乙事主もベースとなる部分はモロに近かったでしょう。
加えて彼には仲間のイノシシが馬鹿になっていっている焦りもあり
今しかチャンスはない、せめて一泡ふかせてやりたかったのでしょう。
 そして肝心の「ハッピーエンド」で生き残った(作者に生き残らされた)
者たちは何故生き残ったのでしょう?
 そこには有史から現在に至るまで拡大の一途を辿っている
作者の危惧したもの正体と、その現実に対してあなたはどう
思いますか?という「問題提起」。そして、今の我々に対する
一片の希望を指し示しているのではないかと思います。

 またまたまたまた、次へ続きます・・・
577てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 14:53
 第6部

 もう少し詳しく言うと、飽和量を越え拡大の一途を辿る存在とは、
我々人間のこと。それは、単に他国に対する侵略や縄張り争いを
指すものでは無く、生活向上や、便利だから、人より良い思いがしたいから
などという理由で本来自分達が割り当てられていたはずのスペース
を破り、その他の存在のことなど関心がないかのように踏みにじって
いることなどを指していると思います。事実、環境破壊や倫理観の破綻。
物心両面で本来の姿が形容を変えていっていると思います。
絶滅していっている種の数だけをとっても毎年どのぐらいの数に
上るのでしょうか?
 しかし、我々はそのことを知ってはいるものの
 「自分達がその行為に無意識のうちに加担している」
という自覚は少ないのです。自分達の生活が楽チンで便利に
なればそれでいいやん・・・その陰で本来の居場所が奪われる
存在が多数にのぼっているという自覚も・・・・・・
 監督は問題を提起したかったのです。
「もののけ姫」はあなたの身の回りに起こっている事そのものなのだと。
それは、時空を超え、形容を変え、あなたのそばに忍び寄って
いるのだと・・・・・・
 そのことを伝えたいがために従来の宮崎アニメとは違った演出
にしたのではないでしょうか?
 全編に託したメッセージを読み取ってもらいたいがために・・・

 その中でも・・・まあお決まりと言ってしまえばそれまでですが
小さな希望を「もののけ姫」を見た人に託したかったかったんでしょう。
 飽和量を越え拡大の一途を辿る存在を端的にあらわしたエボシや
それらに脅威を受けていたサンや山犬たち・・・
明確な和解はしていないけれども共存の道を探れそうな雰囲気
を残した終わりになっています。すでに自然と共に生きている民族の
末裔であるアシタカはもののけ(今の所サンと山犬だけやけど)達と
お互いを認め合う仲になっています。
 つまり、オーラスのこの状態が今の我々と仮定をするなら
環境破壊等を繰り返してきていた今の社会に、エコブームが
到来しているようなものでしょうか?(かなり規模は小さく、条件
も限定されていますが・・・)
 「もののけ姫」のラストは大団円で終わり! というものではなく、
現在の我々にダブらせて
 「本当に苦しい戦いはこれから始まる。独善で終わるのか
 共存を選ぶのか・・・選択する権利はあなた達一人一人
 の手に委ねられている」
と、終わりではなく始まりであるという事を伝えているのではないでしょうか?

 以上。これが「もののけ姫」を観て感じた俺の解釈です。
ここまでほんまの本気で読んだ人。あなたは奇特な人です。
さぞかしお疲れになったことでしょう。ご苦労様です。
 そしてこれは、あくまで自分自信の勝手な解釈なので
100人いれば100の解釈があって当然のことと思います。
以前の書きこみで俺はこのこと(100人いれば100の解釈)は
尊重していると伝えたかったのですが文才のない非才の身
悲しいかな全くといっていいほど伝わりませんでした(泣)
 俺がイケナイ事と言いたかったのは好き勝手に評価を
下す行為のことではなかったのですが・・・
 もういまさら書いても角が立つだけですので・・・また、
揚げ足取りといわれるのも嫌なので書かないことに決めました。
よって、これまでの書きこみで不愉快な思いをした人がたくさん
おられたこととは思いますがなにとぞ御勘弁を・・・(^^;

 またまたまたまたまた、続きます
578てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 14:54
 第7部です

 最後にこのスレの趣旨に沿ったまとめに入りたいと思います。
奇特にも全文しっかり読まれた方はもうお気づきのことと思います。

 「何故もののけ姫はかくも大勢の人(この板に限っての話ですが)
 に ”つまらなかった” と言われているのか???」

 それはこれらの人の書きこみに集約されていると思います。

    >531さん
  >俺なんかがもののけ姫を見ると、いちいち現代の事象と照らし合わせて物語を見て
  >しまってそれが我ながらすごくうざいよ。たとえばエボシは現代で言えば何にあたる
  >のかとかアシタカの受けた呪いは何を意味してるのかとか何がそうさせるのかわか
  >らんがつい考えてしまって純粋に物語を楽しめないんだよな。

    >469さん
  >結論・わかりやすい話を求める人にはつまらない

    >466さん
  > ただ、個人的には宮崎アニメに求めるのは”爽快さ”っていうのが
  >大きいから、もののけは個人的に好みではない。 そんだけ。

 まあ、大体こんなもんじゃないでしょうか?
俺自信はとことん考えさせられて意義を見つけ出そうとするのは結構
楽しい。だけどこんだけいろんなこと考えながらでほんまに映画観て
楽しいの???って言うのは素朴な疑問やと思います。
 そんなんで楽しめるかぁ〜って感じですよね。娯楽としては失格でしょう。
また、「メッセージ性のないものは映画とは呼ばない!」
な〜んてなってしまうと純粋に楽しむ映画という娯楽の魅力が半減して
しまいますよね。俺自身もいつもこんなに足りない頭をフル回転して映画を観て
いるわけではなく、やはり宮崎モノでは「ラピュタ」が一番のお気に入りです。
肩肘張らずに単純に楽しむ! それが映画を楽しむための1つの
しかも、重要なファクターではないでしょうか?

 という訳で長々とお付き合いくださった方には感謝しております。
細かく分割することになってしまいすいませんでした。

                                それでは失礼!
579573 :2000/08/25(金) 14:58
まだざっと目を通した程度だけど、
ここまで長文になっちゃうと内容に関わらず、
叩かれちゃいそうだなぁ・・・・

政治板なんかだと、長文でも読んでから反応がある(みたい)だけど、
この板は脊髄反射で書込んでくるのがいるからね。
せっかくの長文が無駄にならなきゃいいが。
580てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 15:02
   >573さん
 だいじょうぶです。(笑)
前に一度非難は浴びてます。俺の耳は通りが良くて
都合の良いことほどよく聞こえるように出来てます(笑)

心配してくれてありがとう^^
581名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 15:43
いやしかし、てっぺん氏の「もののけ姫」の読み解き方は、それはそれで
いいんだけどさ、

彼が責められていたのは、「作品へ対峙するスタンス」という次元の話じゃなかったの?

「438氏は『もののけ姫』を『間違っている』としている」、という概括の下に、

>料理に対する評価というものは極論すれば、「うまい」 か 「まずい」と
>いう単純なものでもかまわないのではないですか?

>間違いだと指摘する以上はそれに代わる代案を伴った作品を製作して
>からの話しでしょう

としているのが、てっぺん氏の主張でしょ。438氏の個々の解釈・読み解き方に対しては、

>薄いです。自分の持っている理論をいろんな表現を使ってもっともらしく
>見せているけども薄すぎます。

として、具体的な中身には踏み込んでないやん。

それが、ここに来て、なんで
「この物語のテーマはなんだと思いました?」と問うたり、
「宮崎駿がこの映画をどういうポジションに位置付けていたのか」を推察したり
する話になるワケ?
582てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 15:47
  >581さん
 いや〜。変に揉め事続けるよりこうした方がいいかなぁ〜と
思ってんけど・・・やっぱアカン?
583てっぺんかけたか :2000/08/25(金) 15:49
 これでは不足やと、438さんがおっしゃるならまた日を改めて・・・
584名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 16:04
整理しよう。
てっぺんかけたかの言いたかったメインのポイントは次の一点だ。

1)もののけ姫は特定のキャラに感情移入して見るように作られた映画ではなく、
  もののけ姫の世界全体を俯瞰(ふかん)した目で距離を置いて見るべき映画で
  あり、宮崎駿の表現したかったことは「地球上の生物たちの営みを争いや憎しみ
  も含めて暖かい眼差しで見つめる視線」とも言うべきものである。

これはかつて糸井重里が言っていた「もののけ姫ってようするにバックネット裏で
どっちのチームも頑張れ!と怒鳴りながら応援している野球ファンの親父みたいな
映画」という発言に近いものである。
もちょっと短い文章にまとめてくれるとありがたいっす。
586名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 16:17
>>583

よかねえだろ(笑)

食い物屋の喩えに即して言うなら、あんたが

「スパイスの利かせ方はこのように素晴らしい」とか、
「店側が料理を作るポリシーとはこのようなものではないか」とか、
「この料理の盛り付け方には実に説得力がある」とか、
「この料理の背景はかくかくしかじかだ」とか

言い出すんなら、まず最初に

>>嗜好の問題やのにあーたらこーたら言うてもむなしくないか?

と言い出した439と、「料理はうまいかまずいかだけかまわんのだ」っつ〜た
483-489を撤回しろよ。493、499、512、513と、その点を指摘してるんだから。
587間違えた、スマソ :2000/08/25(金) 16:19
疑:>>583
真:>>582
588名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 16:22
>584
ナイスなまとめお見事。

自分は「もののけ」で復活するまで、
アニメから遠のいていたんだけど、
584の糸井重里の発言を読んで「もののけ」を見に行く気になった。

「ラピュタ」みたいなのも悪くはないけど、
自分の中では飽きが来ちゃっていた。
そんな人間からすると「もののけ」はお金を払う価値がある映画だったよ。
589名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 18:25
てっぺんかけたかは発言に一貫性がない。
自分の発言を全部読み返し、意見が変わった部分は訂正し謝罪すべきところは謝罪すべきだろう。
てっぺんかけたか氏の文章は、
自称を「俺」じゃなく「僕」か「私」にした方が
違和感が少ない気がするのだが、どうよ
なんか気になる。
591566 :2000/08/25(金) 22:48
>566
どうでも良い事かも知れないが
ラナに焼ごて当てようとしたのはレプカです

逝ってくる
592名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 22:53
>592
几帳面な君に乾杯
593名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/25(金) 23:00
個人的に始まり方はすごい好きです。今までの宮映画の中でかなり激しい
オープニングだったと思います。
ラストのアシタカとサンの会話もよかった。「会いに行くよ、ヤックルに
乗って。」のセリフがいいシメになってた感じがします。
ただ、その間はね・・。他のキャラの相関関係、対立の構図がイマイチ
分かりづらかった・・(俺がアホってのもあるが・・)
エボシ、モロ達のエピソードをもっと入れて欲しかったな。

 あれだけ上映時間長くしてまだ足りなかった.
風と共に去りぬ並に長かったらあるいは
595名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 01:29
苦痛だろ。
59625 :2000/08/26(土) 02:02
>551=516さん。

>しかし、互いに大きなものを背負って、絶対にあい譲り合えない
>者同士が対峙しているさまの描きようは「映画的ダイナミズム」
>に溢れて、見る者に伝わっています。

私にはそうはとれませんでしたね。
互いが自分の立場を演説しているだけで、何ら体を張った決定的
行動を取っていなかったと思います。
語るだけの者に心は動きません。
別に物語が複雑だとか説明不足だとかは、どうでもいいんですよ。
ただ、あの混沌は見せかけだということです。
あんなの現実の写し絵ではありません。
ただの結論の出ない討論会です。
597名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 02:59
もののけ姫の予告編を見たとき、壮絶な闘いや純粋なラブロマンスや今まで味わった
事のないようなナウシカ以上の奥深い感動が得られる映画なのではと期待が膨らんだ。
ところがもののけ姫を見ると淡々としたなんだかよくわからんスッキリしない映画に
なっていた。宮崎駿は理解しにくい複雑な思想や自己満足に過ぎないオナニー的描写
を映画に注ぎ込むような監督ではない。
だから、私はもののけ姫を見終わってすぐに「この映画は失敗作だ」と確信した。
598関沢男 :2000/08/26(土) 02:59
ばか……
599Gコンドル :2000/08/26(土) 03:33
初めてです。どうぞよしなに。

もののけ姫をはじめて観たときなんかとってもつまらんかった。
周りの友達(ほぼ一般人)はみんな面白かったっていってたんだが。
ナウシカの時はめちゃ感動したのに、何故?

1、声がおかしい。
  声優の知識は有名どころしか知らないんだが、はっきりいって変。
  名古屋CTのおたっくビーム(観てた奴いるのか?)でやってた予告編の声と違う。
  あっちのほうは妙にしっくりときたんだけど。

2、舞台が全体的に狭い。
  始めは世界中を周るような感じだったのに、
  終わってみたら結局アシタカの故郷と
  しゃべる動物が出る土地の2箇所しか記憶にのこらなんだ。
  ナウシカやラピュタは世界観が大きかったなあ。
  あ、くらべるなって始めの方にかいてあったか。

3、アシタカともののけ姫の関係が中途半端すぎ。
  トゥルーエンド求めないんなら主役を男と女に分ける必要あるのか?
  売れるための設定っていうのが見えすぎ。
  そのへんも以前の作品ならもうちょっとしっくりした設定だったのに。


以上、長々とした愚痴でした。
(過去ログに批判するなら理由つけろってあったから 汗)
600名無しさん@1執念 :2000/08/26(土) 03:34
なんせハヤオだから
601名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 14:19
>>598
>宮崎駿は理解しにくい複雑な思想や自己満足に過ぎないオナニー的描写
>を映画に注ぎ込むような監督ではない。

宮崎駿は「島尾敏雄を映画化したい」なぞと口走る文学オヤジの側面も持ってるぞ。
602名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 17:22
>602
>宮崎駿は「島尾敏雄を映画化したい」なぞと口走る

その発言は初耳なので情報ソース(なんという雑誌、番組等で発言していたか)希望。
603602 :2000/08/26(土) 17:23
>602→誤
>601→正
>599
>2、舞台が全体的に狭い。

こけもも姫はインダストリアル系というよりは
スモールタウン系でっしょ。田舎のお伽噺だよ。
605名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 17:56
>604
YOUは、もののけがトトロと同系列だとでもYOUのかね?
MEには理解できない!
パヤパヤ
607602 :2000/08/26(土) 19:06
本物です。
>603
雑誌か本での発言でしたが、その手の本が全部実家なのですぐにはわからんです。

沖縄を舞台にした小説で、島尾敏雄で間違いないと思う。
企画書を書いた、とかいう具体的なハナシではなく
「そんなことを考えることもある」的な雰囲気だったかと。
608名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 21:54
>608
多分あなたの勘違いか嘘です。宮崎駿はそういう発言はしていないはず。
609名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 23:06
かなりここでは酷評を受けている「もののけ姫」ですが
私は劇場で見て涙が出る程感動してしまいました。
確かにナウシカにダブる部分が多く、キャラの設定が殆ど
同じなのは気になりますし、ストーリーはナウシカになぞえているのですが、
(元々、ナウシカの元がもののけですから)
主人公の扱いは全く異なるものだと思います。
ナウシカは使命感で行動し世界を救う「ウルトラマン」的なヒーローものですが
もののけ姫はアシタカの自分の運命を自分の信念に基づいて乗り越えていく話だと
思います。(ナウシカも運命を乗り越える話でもありますが)
神が慈悲深い公正な神になるのはかなり時代が下ってきてからです。
ギリシャ神話も日本の神話もキリスト教の神ですら旧約ではかなり、
きまぐれで人に災害をもたらします。
ギリシャや日本の多神教では特に山や海の自然が神ですから
道理的な行動が必ずしも神からの賛辞ではないのです。
だから祭りをしたりお供えをしたりして、自然(神)の機嫌を損なわないで
災害を避けようとするしかなかったのです。
現代でもガンに侵されてる事が、その人が誠実な人生を送ってきた事とは無関係です。
(発ガン性物質を取ったり原因がない訳ではありませんが)
でも、いざガンになったらそれからどう生きるかはその人に掛かってきます。
唯、嘆いて過ごしても、一か八かの手術もするかも、手術をしないで残りに人生で
どう生きるかをウエートを置くかも。
つまり、ガンに侵される「運命」をどう捉えるかの闘病記の様に、
アシタカが自分の降りかかった「呪い」の「運命」に自分に誠実に乗り越えていく
話だと捉えると本当にアシタカの痛々しい程の行動に感動します。
特に丁度自分が苦しい時期だっただけにより共感したのかもしれません。
納得がいかないなら原作のナウシカの方がかなり納得いきません。
映画は腐海を自然の包容力の捉えられますが、原作は自然に関係ない
一種の「人類補完計画」で、しかもナウシカの選択は独善の様な気がします。
610名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 23:19
純粋に気持悪いから嫌だ。(作品中の中の出来事)
ヒロインも嫌い。
感動する奴は、あまりいい物見てないか、感情があふれてるかだな。
少しは、洗脳されて面白かったが、途中から目をそむけてもいいぐらい詰まらなくなった。
611名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 23:21
感動された方、具体的にどのシーンで泣けたか教えて下さい。
612名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 23:32
>611
もののけがつまらなかったのか?
主語が抜けてるので分かりにくい
613599 :2000/08/26(土) 23:34
気持ち悪さと作品の良し悪しはあまり関係ないとおもいますが、、、
エヴァだって、、、(私は嫌いだけど)人気あるんだし、、、

>>609
あなたの言いたいこともなんとなく解かるよ。
でも、作品の好みは最終的にはその人のヲタ度が関わってくるんじゃないかなぁ?
ここの人たちのように古い作品にこだわり続けてるような人間には
作品に対する期待が大きすぎて
いざ完成品となるとやっぱり色眼鏡で見ちゃうんじゃないの?
614名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/26(土) 23:35
しかし、よく続くね。このスレッド。
みんな宮崎のしじぃが好きなんだね
615611>612 :2000/08/26(土) 23:38
いや、煽ってんじゃなくて、いい作品としても
「泣き」が入るポイントってあったかな〜と思って。

最後に自然が元通りになる所とかサンとアシタカの別れのシーンとか?
616名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 00:10
ナウシカの巨神兵と王蟲のテクノロジーと自然の対立という図式はもののけ姫では、たたら場とダイダラボッチとなるが、あいからずの自然崇拝で結末は予定調和だったし、ナウシカの未来世界ともののけ姫の時代とではスケールダウンはまぬがれない。
だだ技術的には見るべき所はたくさんあると思う。やっぱり宮崎駿を語るなら、漫画のナウシカだと思う。ナウシカの世界が旧世代の人々のエゴによって人為的に作られた世界というのはショックだったし、結末も映画のよなカタルシスは用意されてなく、どちらにも正義もなんにもなく、結論も結局用意されていない。
そこに宮崎駿の映画においてのきれい事ばかりでない、本音がうかがいしれるように思う。
既出だと思うけど、宮崎の感性が衰えたのが一番だよ。
160kだしてた人が140しかでなくたったということ。
でもじじいだからしかたない。
618名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 12:00
もののけ姫を良かったって言ってる奴は大体こんな感じの奴だろう。

・あんまり宮崎アニメを映画館で見た経験がないのでもののけ姫程度で満足
 してしまう(名画を見た事の無い奴は銭湯の富士山の絵で感動するようなもの)。
・実生活において不幸な生活をおくって来たのでもののけ姫の中の何か(たとえば
 村から追い出された孤独なアシタカな)に過剰に思い入れしてしまう。
・少し前の書き込みにもあったが勝手に自分の想像力で映画の欠けている部分を
 補って見てしまう一目ぼれタイプ。
・大勢の観客が見に行ったのだから傑作に違いないと信じ込んでいる奴。

他にも幾つか考えられるがこの4つでもののけ姫を良かったと言ってる奴の
8割位に当てはまると思う。
619名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 12:27
>618
ほとんどの奴は最後の例だろう。
もののけ良いって言う奴はバカが多いよ。
620名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 14:10
>619
>少し前の書き込みにもあったが勝手に自分の想像力で映画の欠けている部分を
>補って見てしまう一目ぼれタイプ。

「一目ぼれ」って何を言ってるのかよくわからなかったんだが、
こういうことだったのか>>555 (ついでに>>563もリンク)

しかし、映画の中で10描かれてることを元にして、自分の想像力で100に
ふくらますのは、映画の楽しみ方の一つだろう。
10描かれてる中の9を無視しつつ、自分の気に入った1だけから妄想ふくらまして、
それを正論のように他人に押しつけられたりしたら迷惑だが。
621名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 14:28
ふくらませて楽しむほどの魅力がなかったから駄作なのでは?
622名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 14:54
自分の見え方感じ方について言ってる人はともかく、
「『もののけ姫』が面白いと言ってる奴はこういう奴だ」と、
他人様を一くくりにしてラベル貼って嬉々としてる奴が多いなあ。

自分に見える範囲だけでヒトサマ全部を規定して
なにか分かったように思い上がるのって、すごく見苦しいっす。
623名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 15:23
>>622
あんたも同じだろ(藁
624名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 15:36
>622
>自分に見える範囲だけでヒトサマ全部を規定して
>なにか分かったように思い上がるのって、すごく見苦しいっす。

同感だね。
でもここは2ちゃん、それもアニメ板なんで、
そうした見苦しい奴を観察していた方が楽しいよ。
625624 :2000/08/27(日) 15:42
2ちゃんの住人で、
この板に関してはROMっている奴を何人か知っているけど、
そうした楽しみ方をしている人は結構いるんだろうなぁ。
住人の痛さからすると格別だもんな、ここ。
(あとは政治思想板、CCさくら板なんかも面白いね)
626名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 16:03
>620
統計採るまでも無く一部の『賢い』人間除いたら
残り者は全部バカ、という見方もできる・・・

俺もバカだがもののけの完成度は期待外れだった
一通り意見が出そろったせいか、
似たような書き込みのループに成り始めているね。
623や625みたいなのに嘲笑われない為にもそろそろお開きにしますか?
628名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 18:26
「もののけ姫を良かったと言ってる奴はこんな奴が多い」という事を証明する
為には統計学的に言えば約1000人のサンプルがあれば良い。
たとえば視聴率調査においてニールセンやビデオリサーチは(正式には公表は
されていないが)約1000軒の家庭を調査しているに過ぎないのと同じである。
もののけ姫を良かったと言っている奴のサンプル数はインターネットやパソコン通信
雑誌「もののけ姫を描く、語る」などを合わせれば1000人を遥かに超え、

>自分に見える範囲だけでヒトサマ全部を規定して
>なにか分かったように思い上がるのって、すごく見苦しいっす。

というほど客観性の無い発言ではないことは確かだ。
従って決め付けているのは「見苦しいっす」と言っている奴の方であろう。
629名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 18:35
言いたいことは解らんでもないが、
そんなことを統計学の概念を持ち出して
熱く語っている626もアニヲタっぽくていい感じ。

628は何をリクツにも何にもならんことを言ってるんだ?

一定数以上のサンプルを同一の調査条件で確保して
初めて統計的な有意性を言えるのであって、
「良かったと言ってる人が1千人以上いる」だけでは
何の意味も持ちゃしねえよ。
バラバラに好きなこと言ってるだけなんだからよ(笑)。

なんでこう、いちばん基本的なことも知らないで「統計学」とか
エラそうに言い出すかね。
有意を示し得る最低数として
約1000サンプルって数字の出し方もデタラメだしよ。
あとニールセンはもう視聴率調査してねえよ。
631名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 19:35
>>624
自分よりレベルを低い人間を観察して楽しむのか。
アンタもかなりイタイな。
他に楽しみがないのか?
632名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 20:05
>631
自分は624じゃないけど、
そういう人は少なくないと思うけど?
自分も時々のぞいているけど、かなり面白いッス。
633631 :2000/08/27(日) 20:13
>>632
なるほど。それは高尚なご趣味ですな。
まあ、書きこんだ時点で、観察対象と同レベルだが。

え? オレか?
同じアホなら踊らにゃ損損♪ってな。
どう考えても、このスレってアニメ板でダントツに思考力の無いバカ揃いだと思うんですけど。
fj並ってやつ?
だからって、削除せよなんてことは言いません。
バカと、ヒネリの効いた文章を書ける人間が同居してるのが、2CHの魅力だと思うんで。
635名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 21:05
>>632
無いよ。
世の中俺以外バカばっか。
>636
アイタタタタ・・・・
ほとんどアニメ板の恥部だよ、これじゃ。

628も書いているが、
そろそろこの辺で終了しない?
これ以上恥の上塗りしなくてもいいじゃん。
637非636 :2000/08/27(日) 23:33
>>637
636はネタだろ。
恥の上塗りとか言っても、書いた人間でもないのに何を恥じる必要があるんだ?

>そろそろこの辺で終了しない?
なぜ終わらせたがる?
このスレッドで何か気に入らないことでもあったのか?
638637 :2000/08/27(日) 23:38
書き込み番号ズレまくり。だせぇ。
まあ、こんなクソスレどうでもいいか。
639名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 23:40
636=637
なんか電波っぽいね、コイツ
640637 :2000/08/27(日) 23:47
確かにオレは、637のような、あまりのみっともなさに鬱に入って
3日くらい引きこもりたくなるような、書き込みはした。
しかし、636はオレじゃない。。
あんな、「オレ様は、ここの連中とはひと味もふた味も違うんだぜ、ふふん」
なんてレスは書かないよ。
641名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 23:47
どうして636さんと637さんは、それぞれじぶんあてにレスしているんですか?
642名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 23:52
もののけ姫が凄く良かったと思う人は凄く良かった点を書いてください。
643637 :2000/08/27(日) 23:52
>>641
ただの間違いです。
644名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/27(日) 23:56

     ∧∧
sageテヨシ(゚Д゚ )
      ⊂  ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        〉 ノノ~ <  オナラ、プッ!
       ∪∪   \_______
645名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 00:09
636=637=641か?
夏休みの宿題が終わらずに錯乱中。
皆さん放置しましょう。
646637 :2000/08/28(月) 00:13
>>645
違うって言ってるでしょ。
どうしても、そうだと言い張るのなら証拠を出しなさい。
647>636=637=641=645=646 :2000/08/28(月) 00:18
自作自演うざいよ
どっか余所でやれ
648637 :2000/08/28(月) 00:24
>>647
だから証拠を出してくれ。
ちゃんとした証拠もないのに、書いた覚えの無い書き込みを込みを
書いたことにされるのは困る。
649名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 00:30
匿名掲示板で自演したしないは虚しいからやめなされ。
サクラ大戦スレみたくなるぞ。
650名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 00:30
だって、気になるじゃん。
651名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 00:31
夏休みが終われば、粘着厨房も消える。
辛抱おし!
652一般向けカノン :2000/08/28(月) 00:33
だからおもしろいじゃん。
653夏休み終了まであと僅か :2000/08/28(月) 00:40
結論としては637=粘着厨房つーことで。
しかし時期が時期だけに宿題の追い込みでテンパった厨房の
荒らしが増えるんだろうなぁ。
鬱だ・・・。
654637 :2000/08/28(月) 00:45
>>653
だから自作自演なんかしてないって。
キミも粘着質だね。
637うぜぇよ。
お前が自作自演かどうかなんて、どうでもいい。
とにかくsageろ!
656637 :2000/08/28(月) 00:56
>>655
ウザくてすまんね。
でも、言うべきことは言っておかないとね。
657>637 :2000/08/28(月) 01:02
もうわかったからさ。早く寝なさいね、マジで。
658名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 01:05
637さらしあげ
659637 :2000/08/28(月) 01:08
理解が得られて何よりです。
寝る前に、僭越ながらひとつだけ忠告。
これからは軽々しく自作自演を口にしない方がいいと思います。
>637
>僭越ながらひとつだけ忠告。
って、こいつは一体・・・・
2ちゃんで何を言っているんだか(嘲笑)
やはり640のいう通りの電波野郎か。

6612ちゃん川柳 :2000/08/28(月) 01:22
煽ってる
はずが、いつしか
煽られて。
662名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 01:56
結局宮崎駿はストーリーを作るという技術的な勉強をしないまま勘と気分に頼って
力任せに仕事をして来ちゃったんだろうな。それが歳取ってパワーが衰えてきたと
きにストーリーを作る技術的な勉強不足という弱点が表面化してきたんだと思うよ。

663名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 10:30
技術でストーリーを作るのは「カリ城」で飽きた、って言ってたよ。
どの宮崎作品の、どのへんを見ると、662さんのおっしゃっている御意見のような
ことがうかがえるのでしょうか?
665名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 11:07
>技術でストーリーを作るのは「カリ城」で飽きた、って言ってたよ。

そうそう。「全体を見通して話を作って行くのは脳の表面で作業してる
みたいで、そんな仕事続けてたら駄目になってしまうと思う」みたいな
事言ってたよね。それはつまり「何歳になったら大学出て就職し、
何歳になったら結婚し、何歳になったら子供を作り、何歳になったら
家を建てるという人生設計を立てて人生をおくるのは虚しい」ってのと
同じような感じなのかな。あと「人間は追い込まれたときにその実力を
発揮する」ってサンテクジュペリの思想の影響もあるのかもね。
でも現にもののけ姫でストーリーが破綻しちゃってるのを見るとそんな
「贅沢な事」はいつまでも言っておれない気がするんだけどね。
666名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 11:18
技術っていうか「手練手管」って言葉を使ってたような。
つまり、ここでこうすれば観客を感動させられる、みたいな
ことはもう充分わかってるけど、そんなお約束に頼って
物語作りを続けると頽廃していく、って意味じゃないかな・・・
その頽廃の果てがハリウッド映画(ディズニー映画だったかも)だって
言ってた。

まあ、カリ城とかコナンとかラピュタあたりは、冒険活劇シナリオの
教科書みたいな作品だもんね。
わかりやすい悪役、守ってあげたくなる美少女、女の子のために
頑張る主人公、ハッピーエンド……。
本人はもうああいうのは飽きてるんだけど、世間はまだまだ
それを求めているってことでしょ。

もののけ姫に関しては、ストーリーの破綻は覚悟の上だったと思う。
本人はあれを作ってる時は本気で引退する気だったんだから、
見てる側にサービスを提供するより、自分の言いたいことを
出来るだけつめこもう、って考えたんじゃないの?
667名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 11:30
別にハッピーエンドだけが物語の終わり方じゃ無いと思うよ
果たしてナウシカ原作の終わり方はハッピーエンドだったのだろうか?

しかし物語にきっちりけじめを付けるとどっちかの思想に偏りそうだ
やっぱりお子様に夢を与えなきゃいけないからヌルくなったのか?
668名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 11:41
つーか、宮崎的には「もののけ姫」はおとぎ話じゃなくて「史実」。
人間が森を破壊して来た歴史がある、だけどそのおかげで人間は富み栄え、
病人を捨てたりしなくてすむようになった、って言う。
肯定するでも否定するでもなく、そういう史実があるんだよ、って言ってるわけでしょ。
だけど、そういう姿勢は、それがいいことなのか悪いことなのか、結論を出して
欲しい人には不評なんだよ。
669名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 12:06
『忠実』ってよくわからんけど・・・

> 人間が森を破壊して来た歴史がある、だけどそのおかげで人間は富み栄え、
>病人を捨てたりしなくてすむようになった

そんな事も知らないヤツが大勢居たって事か?
バカばっかりって言っていたヤツはあながち間違いでもないか(笑
670名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 12:29
ざっと読んだけど。
1.絵はきれい
2.物語が破綻
3.悪役不在

なんかCLAMPの評価読んでるみたいだな(笑
671名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 13:01
俺はアシタカのヤックルからの弓ガケにビビっときた。
それだけでOK。 黒沢のながれ
672名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 13:15
>671
ヤックルがらみは「角につかまって飛び乗る」ような
ちょっとした細かい所まで名シーン揃いでしたね。

ところで「黒沢のながれ」って黒沢明?
弓のシーンって、「七人の侍」の志村喬と「蜘蛛巣城」しか
思いつかないんだけど、何の映画のことでしょう?
673>669 :2000/08/28(月) 13:21
「忠実」? 「史実」だってば。
フォント大きくしなよ。
674名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 13:26
、「七人の侍」と3なんとかってヤツ
675669 :2000/08/28(月) 14:09
俺、バカなのかと思って焦ったよ
もう悩む必要ないな、ありがとう(笑)
676名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 14:29
ん、なんか話題がループしてないか、ここ?
さくらたんの仕業かな?(藁
677ジャイアン :2000/08/28(月) 15:09
理解力のないアホがお互いの傷を舐め合ってるだけ。
見ていて悲しいからもうこのスレ下げてあげてください・・・・・・・・
678>675 :2000/08/28(月) 17:14
「隠し砦の三悪人」かな・・・
679名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 17:35
>>602-609

>宮崎駿は「島尾敏雄を映画化したい」なぞと口走る文学オヤジの側面も持ってるぞ。

>多分あなたの勘違いか嘘です。宮崎駿はそういう発言はしていないはず。

島尾の件は俺も知らないけど、タルコフスキーやノルシュテインが好きな宮崎なら
「島尾の幻想小説を映像化してみたい」くらい言っても不思議はないと思うぞ。
それに宮崎が堀田善衛の愛読者だったりする「文学オヤジの側面」持ってるのは事実。
まあ、あの世代の「物語作家」で文学趣味がない人間はいなかろうが。

ちなみに、宮崎が堀田の愛読者だというのは、堀田善衛、司馬遼太郎、宮崎駿の
鼎談集『時代の風音』(朝日文芸文庫)参照のこと。
680名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 20:33
>> 人間が森を破壊して来た歴史がある、だけどそのおかげで人間は富み栄え、
>>病人を捨てたりしなくてすむようになった

>そんな事も知らないヤツが大勢居たって事か?
>(もののけ姫ファンは)バカばっかりって言っていたヤツはあながち間違いでもないか(笑

そうなんだよ。もののけ姫は良いって言ってる奴とつまらんと言ってる奴の文章を
読み比べればその違いは歴然としていることがわかるよ。
つまらんと言ってる奴の方が明らかに知能が高そうな奴が多いんだよね。
逆にもののけ姫を良いって言ってる奴は何が言いたいのかよくわからん文章が多いよ。
別に俺は煽りたいわけじゃないんだけど実際そうなんだから仕方ないよな(笑)。
681名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 20:38
>島尾の件は俺も知らないけど、タルコフスキーやノルシュテインが好きな宮崎なら
>「島尾の幻想小説を映像化してみたい」くらい言っても不思議はないと思うぞ。

不思議があるとか不思議がないとかじゃなくて言ったか言わないかを
問題にしてるんですけど(藁

>ちなみに、宮崎が堀田の愛読者だというのは、堀田善衛、司馬遼太郎、宮崎駿の
>鼎談集『時代の風音』(朝日文芸文庫)参照のこと。

そんなの宮崎ファンなら常識でしょ。
682>681 :2000/08/28(月) 21:27
あんた670?
ならいいけど、違うなら、引用元の文章を勝手に改変するのはどうかと思うよ。
683名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 21:31
あれ? 表と裏で番号がずれるね。
「>681」は、
>そんな事も知らないヤツが大勢居たって事か?
>(もののけ姫ファンは)バカばっかりって言っていたヤツはあながち間違いでもないか(笑
に対しての文ね。


684602 :2000/08/28(月) 21:41
「いや、絶対に言ってた」と断言したいところですが、
自分の記憶力に自信ないので引き下がります。
誰も読んだ人いないようですし・・・。

ところで、もし609=682(投稿時刻20:38)だったら
>宮崎駿はそういう発言はしていないはず。
↑この自信の根拠をお聞かせ下さい。
685602 :2000/08/28(月) 21:43
↑(投稿時刻21:41)は
>682(投稿時刻20:38)です。
>681
>つまらんと言ってる奴の方が明らかに知能が高そうな奴が多いんだよね。
>逆にもののけ姫を良いって言ってる奴は何が言いたいのかよくわからん文章が多いよ。

実に2chらしいやね。
687名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 22:02
2chは煽ラーと荒らしの巣。
688名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 23:23
>>688
2ch住人で煽ラーと荒らし以外って居るのか。
689名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/28(月) 23:25
↑なんか投稿番号って時々ずれるみたいね。
削除とかそういうんでさ。
690516=551>25=597さん :2000/08/28(月) 23:59
>>597
>>しかし、互いに大きなものを背負って、絶対にあい譲り合えない
>>者同士が対峙しているさまの描きようは「映画的ダイナミズム」
>>に溢れて、見る者に伝わっています。

>私にはそうはとれませんでしたね。
>互いが自分の立場を演説しているだけで、何ら体を張った決定的行動を取っていなかった

「演説」ですかあ。
モロ、エボシに加え、タタラ場では牛飼い、女達、病をもった者達。森ではサン、猪たち
のそれぞれの立場を、アシタカが一つ一つ受け止めていく構成なのは確かですけれど。
ただ、モロ、エボシとも声優のさすが凄みある好演と、年上の女性が「曇りなき眼を
持った呪われし若者」に語るという構図、それにアシタカの「呪い」のもたらす緊張感で
私は引き込まれて見てました。

そして、モロとエボシが互いに絶対にあい譲り合えないと、アシタカに引導を渡すシーン。
ともに時刻は深夜、場所は遥か遠方が見渡せる高所。
名レイアウター宮崎の生み出す空間感覚から、両者の間に横たわる絶望的な距離が感じられる
名シーンでしょう。
モロとエボシ、お互いが見えるわけはないけれど、相手の視線が感じられるんじゃなかろうか
と妄想が広がったりします。
691516=551>25=597さん :2000/08/29(火) 00:00
>互いが自分の立場を演説しているだけで、何ら体を張った決定的行動を取っていなかった

エボシは自分自身の手でシシ神を撃とうとシシ神の森へ赴き、モロはタタリガミになることは
嫌い、死を覚悟しつつエボシを待ち受ける。そして・・・ってのが両者の「決定的行動」だと
思うんですが、それはダイダラボッチ大暴走に飲み込まれてしまうんですよね。
「首だけになって、エボシに喰らいつくモロ」なんていう、実に背筋がゾクリとくる
鮮烈なイメージも、実際の映像としては印象の薄いものになってしまっている。

それを「しかたないな」で済ましてしまい、「それでも私はこの映画が好き」と言えるのは
(これは>>25へのレスでもあるんですが)
私にとって「もののけ姫」の主役はモロやエボシでなく、アシタカとサンでも当然ジゴ坊でもなく
タタリガミ、シシ神・ダイダラボッチやコダマ、つでにヤックル、といった「物言わぬ存在たち」
だと感じるからです。
タタリガミの暴走に始まって、ダイダラボッチの大暴走に終わる「もののけ姫」ですから。
692516 :2000/08/29(火) 00:18
「もののけ姫」の悪役不在を指摘する書き込みがいくつかありましたが
この映画での最大の悪役はジゴ坊ですよね。
「ジゴ坊って、日本人そのものって感じで、見ててうんざりするんですよ」
という文章を読んだことありますが、その「日本人そのもの」な悪役が
のうのうと生き残って、締めのセリフを言っちゃったりするのがこの映画。

それが宮崎駿の「優しさ」なのか、「皮肉」や「諦観」といったものなのか
私にはわかりませんが。
693438 :2000/08/29(火) 01:09
ちょっと離れてたんだけど、エライ事になってるね(笑

ずっと前の話題だけど、てっぺんかけたか氏、どうも。参考になりましたよ。
いや、マジで俺の周辺で積極的に「もののけ姫」を支持する人間っていなかったんで。
しかしまあ、ここまで来ると一つ一つに回答していってもお互いシンドイだけだろう
し、それで結局出てくる一文は「解釈の相違」って事になっちゃうだろうから(笑)
まあ細部に関して反応するのはやめときます。
でまあ一応、俺のスタンスに関して、ちょっとだけ(笑)説明させてもらおうかなと。

ご指摘いただいた「もののけ姫で宮崎駿が描こうとした問題提起」っていうのは
基本的に俺は理解してるつもりなんですわ。
「もののけ」をつまらないという人間にも幾つかのパターンがあって、

1 映画を見て理屈じゃなく漠然と楽しくなかったので好きじゃない。
2 本質的に宮崎駿の作風やメッセージが好きじゃない。
3 作品の目指す所や志の部分は理解してるが、それが描けていないと思っている。
4 単なるアオリ。

ざっと分けてこの位の種類はいるんじゃないかと思うよ。
で、俺は基本的に3のつもりなのね。
(見方によっては、まわりくどい4かも知らんけど(藁)
以下、その立場から見た意見として聞いてみてよ。
694438 :2000/08/29(火) 01:09
ずっと前にも少し書いたけど、俺は宮崎駿という作家は基本的に作品に対して
エモーショナルなアプローチをするのが身上だと思ってる。
登場人物に感情移入して、その人物の気持ちに寄り添いながら物を作って行くから
主人公の心情の流れ−その抑圧とか情念とか解放とか、そういう物を包み隠さず
作品に投入して、それが当代随一の彼の映像手腕と一致を見た時に、歴史に残る
ような作品を生み出して来たんだと思うんだ。
しかし「もののけ」では彼はどうもそういう方法論を禁じ手にした風がある。
「今回は飛ばないようにしました」という趣旨の発言を公開前のインタビューで
読んだんだけど、この一言がある意味この作品に課せられた制約を如実に物語って
いると思うのね。

現実感を超越するファンタジーの要素はなるべく前面に出さないように。
誰かの心情に過剰に寄り添い片寄る事なく、全てのキャラを均等に。
飛び抜けた悪人も聖人も存在しない、地に足のついた登場人物達。
誰にでもそれぞれの言い分はあり、それが決してお互いを理解し合う事もない・・・

もっともらしく聞こえは良いけど、要はどこにでもあるあまり麗しくはない現実の
縮図でしかない。
そういう世界を前提として持った時、何が起こったか?
宮崎駿という作家のとっておきの伝家の宝刀「キャラへの思い入れ」が物凄く
中途半端なものになってしまったんじゃないか。
695438 :2000/08/29(火) 01:10
そもそも思い入れという物は誰かの側に寄り添う事によって初めて見えてくる物
なわけで、あっちを立てればこちらが立たず、幾つもまとめて面倒見切れる物
じゃあないだろう。
アシタカという主人公は始めからシシ神の森をめぐる人ともののけの対立の利害
関係とは無関係の立場にいるね。意識して距離を置いていると言っても良い。
これは一見クールで理知的なスタンスに見えるし、実際そうなんだろう。
しかしこと映画の主人公と考えた場合には、これは非常に動かし難い人物像だよ。
アシタカの目を通した結果、モロの言い分もエボシの言い分もそれぞれオブザー
バーのフィルターを通した「客観的な意見の一つ」にまで落とされてしまってる。
動機や昔の因縁、お互いが胸の内に秘める野心を観客が共有し、彼女たちと心底
一体化することはできない。
じゃあアシタカはどうか?
宮崎はこの動かし難い人物に動機を与えるために「サンへの思慕」と言う要素を
投入したわけだけれど、そもそも当の相手であるサン自身、やっぱり事態の中枢
にいるわけではない。物語はますます拡散して行って、存在感の薄い人物達と
動機を無理矢理見出そうとしている主人公のドタバタ騒ぎになってしまった。
(ここで試みにアシタカが思いを寄せるのがエボシだったら?と仮定してみてよ。
革命家である彼女のエネルギーに触発され、その理念に共鳴した彼がもののけ
を退治せんと森に入っていったら、そこにもう一つの世界を見出した。
人の世界に属しエボシを慕う自分が異界にもまた見入られ、内面的に二つに
引き裂かれてしまう。エボシへの思いか、森への憧憬か・・・
およそ俗っぽくてイヤ〜な話になりそうだけど(笑)、少なくともサン相手
よりはずっとエモーショナルな展開になりやすいと思うよ。
少なくとも当事者同士の問題だから切実にはなるよね)

結局、「もののけ」で全ての人物を均等に描こうとした宮崎は、そのために
全てのキャラクターから距離を置かなければならなくなってしまった。
これは、キャラに寄り添ったエモーショナルな映画作りを身上とする彼に
とっては物凄いマイナスだと思うよ。
結果、全ての登場人物たちから今までの宮崎映画の主人公たちのような活力が
喪失されてしまった・・・
696438 :2000/08/29(火) 01:10
しかしながら、こういう「客観視した人間模様」を面白いと言う意見もあるね。
現実社会の縮図を徹底して、美しくも崇高でもない世の中を実感させる映画。
俺は宮崎駿にそんな物を求めたいとは全然思わないのだけど、まあその辺は
百歩譲って、そういう見方もありだとしよう。
しかし、もしそういう映画だと言うなら、なんで最後までそれを徹底できない
のだろう?

やっぱり俺はこだわってしまうのだけど、乙事主と彼ら猪の一族の描写が
非常に納得行かないのよ。
「ワシはタタリ神にはならんよ」と言ってた彼が、自分の本性を剥き出しに
してタタリ神に変貌して行くんだよ?
その彼の憎しみや怒り、次々と倒され死んでいった一族たちの無念と慟哭、
そして(彼らから見た)人間という生き物の残酷さ、すなわち猪虐殺の凄絶
スペクタクルを描かないでどうするんだよ。
「プライベート・ライアン」の冒頭で観客を心胆寒からしめたスピルバーグ
の狂気こそがここで必要だったんじゃないの?
時間とスケジュールの都合って言い訳はなしだよね。だったら作品半分以上
終ってからこんな重要キャラを出すこと自体が間違ってる。
出した以上は、人に滅ぼされるもののけの恨みと憎しみを背負って登場した
彼らの最期に最大限の(殺戮と言う名の)華を持たせてやるのが礼儀って
もんだろう。

なんで猪の虐殺を描かなかったのか・・・
俺は密かに疑っているんだけど、それをやったら最後に人間たちを救って
やる事ができなくなってしまうからじゃないかと思うんだ。
やった事が同じでも、猪の立場に立った残虐な殺戮シーンを見せられたら
観客の中には、拭い難く嫌な味が残り、最後の奇跡で人々が救われる事に
どうしても納得が行かなくなってしまう。
人に絶望し、人の存在を憎むような映画は作りたくなかった・・・
宮崎駿はそう思ったのかもしれない。
優しいね。ホント優しいよ。
でもこの場での優しさは「嘘」になってしまうんだ。
乙事主の憤怒を共有できなかった俺は、
「森繁の声であんなに優しそうだった猪のお爺ちゃんが何故・・・?」
と、また取り残されてしまったよ。
697438 :2000/08/29(火) 01:10
ここまで書いてきて思い出したんでついでだから書くけど、宮崎駿も敬愛する
故司馬遼太郎氏は、生前ずっと「ノモンハン事件」について調査研究を重ね、
いつかそれについての小説を書きたいと思っていたそうだ。
しかし、ノモンハンと言えば旧日本軍の犯した愚行の最たる物。
自民族に対して愛着を持ち、その清々しく爽やかな面を探し追い求め続けて
きた司馬氏にとってはその課題はあまりに重く、
「このテーマを扱ったら自分は死んでしまう」と言いながら、最後まで手を
付けられずに遂に亡くなってしまったらしい。
これは実は美談でも何でもないね。単に司馬遼太郎という作家の限界を露呈
するエピソードでしかないんだけど、しかし同時に作家にとってあるテーマ
を扱う時に「嘘はつけまい」と思う「誠実さ」、そしてそれ故に書くことを
恐れるまでしてしまう「覚悟」の重さをよく伝えた話ではあると思う。

書かないのが美徳と言うのも変な話だけれど、自分の資質に合うか合わない
かを見極めるって言うのは作家にとって重要な能力だよ。
そしてもしその枠を越えて作品に手を出してしまったなら、それこそ命を
削ってでも「誠実」を貫き通すしかない。
これは歴史小説か、ファンタジーアニメーションかの差じゃないよ。
作品を作るという時に本質的な部分で作家が引き受けなければならない問題だ。
698438 :2000/08/29(火) 01:11
「もののけ姫」とは、元来「残虐にならなければならない物語」であった
はずだ。
口の周りを血で汚したサンのポスターのイメージも、「宮崎駿の凶暴な情
熱」と煽りたてた宣伝文句も、作家自身の創作動機をよく表している。
実際に作り始めた時、彼自身も凄絶な話になると思っていただろう。
しかし実際の映画はどうか?
首が飛んだり、手が飛んだり、残虐な目に遭うのは行きずりの侍ばかり
じゃないのよ。
宮崎駿が振り上げた拳は一体どこへ振り下ろされたのだろう?

もし猪の軍勢を殺戮するシーンを余す所なく描写してしまったら、
もしサンの心情を誠実に追っていったら・・・
あのラストで、本当に人間は救われたのだろうか?
宮崎駿は、その本質的な「優しさ」の故に「嘘」をついていないだろうか?

作家の絶望や人間不信をなるべく表に出したくない・・・
それは一つの見識ではあるけれども、宮崎駿という作家は、あの作品で
後戻りのできない所まで踏み出していたのではないか。
俺はそう思うんだけどね。
699438 :2000/08/29(火) 01:11
あと最後に煽り的な発言を一つ(笑
もしあのラストで、宮崎駿が内に秘める凶暴さ、残酷さが余す所なく
本当に描き出されていたら・・・
あの映画って、あそこまで客入ったと思う?

決して商売重視ってわけではないんだけどね。
でも宮崎駿って、その辺のバランス感覚も結構鋭いと思ってるんだ。
これ、サービス業の宿命かもね。
700名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 01:22
これ全部読むやつは、はたしてこの板にどれだけいるかね?(藁
701>438 :2000/08/29(火) 01:27
今更長文読む気はないんで、大したことは言わんが
>>694で否定派を区分してるが、俺は単純に
「宮崎歳取ったのか自分の主張していたことを見失いやがった」
とおもったんよ。
自分が迷ってちゃ言いたいことを他人に伝えるなんて無理だ、とね。
702438 :2000/08/29(火) 01:29
>602
宮崎駿が作品化したいと言ってたのは島尾敏雄の方じゃなくて、その奥さんの
島尾ミホが書いた「海辺の生と死」(確か中公文庫に入ってたはず)
彼女が生まれ育った小島の風土を語った物語で、その中で島尾敏雄も登場してくる。
確か戦中に特攻隊だかの隊長として島に駐留してたんだったかな。
土俗的風土を残した島の人々の生活と、死を覚悟した特攻隊長との鮮烈な恋・・・
みたいな事を話してて、ある意味宮崎駿の「凄絶さ」に対する志向が感じられて
妙に納得したよ。

ソースは何だったかなあ・・・「もののけ」のロマンアルバムだったろうか?
スマン、立ち読みしただけだったんで自信なし。
しかしそれに類する発言があったのは確かだ。
いくらなんでも長文すぎる。三行程度にまとめろ。どーせ中身なんて
その程度だろ。ゴテゴテ付け過ぎだ。
文章を短くできない奴は、いくら論客ぶっても結局国語力ねーんだよ。
704>704 :2000/08/29(火) 01:54
あんたは一行にしとけ。三行も使うな。

でも438は長いな・・・
705438 :2000/08/29(火) 02:18
すまんのぉ。
どうも熱くなりがちでのお。
論客ぶってるつもりはないんだが、三行で語れる内容にも傍証としての具体例が
必要だったのよ。
以下に3行で内容を要約。言ってる事は確かに基本的にこれだけだよ。

「もののけ姫」はつまらない。
何故なら、宮崎駿が自分の作家としての適性を見誤って残虐な話をやろうとし、
結局完遂できぬままに「嘘」をついて締め括ってしまったからだ。

以上。
長文は2chの流儀じゃないのは判ってるんだけどね。
そろそろ匿名の短文仲間に戻りますわ。
706名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 02:34
「もののけ姫の世界は宮崎駿にとって描きたい物であったのか?」ってのが
もののけ姫について考える上でのキーポイントだと思うよ。
もののけ姫以外の宮崎作品は宮崎駿にとって「描きたい物」がはっきりしていて
それが作品を作る上でのエネルギー源になっていたような気がするんだよね。
宮崎駿はインタビューで「もののけ姫でのモチーフ(製作動機)は製鉄です」
みたいな事言ってたんだけどさ、製鉄を描きたいだけで映画一本作るのは動機と
しては弱すぎるんじゃないかと思うんだ。なのにどうしてもののけ姫の製作に
着手したのかというと、鈴木プロデューサーに説得されたこととジブリがこの
ままでは「自然にやさしいジブリになってしまうのでそれを覆したい」という
2つの理由によるらしいんだけど、どう見てもそれじゃあ宿題を嫌々やる小学生
みたいなもんで、まともな映画が作れる訳がないと思うんだよね。
宮崎駿が「老害って自分が仕事が出来るような気がしてしまうようになるんだ」とか
言ってたけどまさにもののけ姫の製作に着手してしまった事そのものを指して老害
だと言っていたんじゃないかという気がするよ。一度製作に着手してしまったら
「やっぱり作るのは無理です」と言って製作を中止する訳にはいかないからね。
707名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 02:36
>438
長文でも俺は平気だよ。
むしろ438の文章なら長文の方が良い位だ(藁
訳のわからない文章で長文だとうんざりだけどな。
708名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 02:46
ナウシカや紅の豚は面白かったのにな
709名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 03:49
>タルコフスキーやノルシュテインが好きな宮崎なら

タルコフスキーを好きなのは押井守で、ノルシュテインは高畑勲でしょ。
「ロシアの子供たちはもっと違うもの(俗っぽいもの?)を
見たがってるはず」と言ってた。
「雪の女王」や「イワン雷帝」は、好きみたいだけど。
710>438 :2000/08/29(火) 06:01
694〜の書き込み読ませてもらったけど、
なかなか面白かったよ。

俺なんかは「しょせんアニメ」というスタンスで見ていたので、
(この板でこの書き方はマズイかもしれないが)
ハナから多くを期待していなかったので、
438が指摘している部分はあまり気にならなかったのも事実だけど、
言われてみれば、なるほど納得、という感じだね。
71125 :2000/08/29(火) 06:08
>516さん。
>「首だけになって、エボシに喰らいつくモロ」

後半もところどころ、こういう良いシーンはあるんですけどね。
でも、ひどく断続的。
ちなみに、私はフィクションでも現実の人間でも、語りだけでは
人を信用しません。
演技だけ上手い人間って、いっぱいいますからね。

>タタリガミ、シシ神・ダイダラボッチやコダマ、つでにヤックル、
>といった「物言わぬ存在たち」

はい、これらは良かったですね。
特に、 タタリガミ、コダマ、シシ神の登場シーンはどれも印象的で
極めて良くできていると思う。
元ネタは何か知らないが、アイデアも秀逸。
(アシタカ、エボシ、サンも登場シーンは良いんだけどなー)
71225 :2000/08/29(火) 06:11
>438さん。
エボシの森の開拓も猪虐殺も、全て伝聞・回想形式だよね。
それが、著しく映画の臨場感・説得力を弱めていると思う。
よってリアリティも感じられない。

かように現実を描いてないのに、この映画を現実的という人々は
この矛盾をどう説明するのか?
713名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 08:58
伝聞・回想が、観客にとって説得力を弱めている、というのはわかるけど
「現実を描いていない」ってのは、それとは全く別の問題だと思うけど・・・。
「もののけ姫」が「アシタカが、くもりなき眼で見定める」物語で
ある以上、彼の目の前で起きたこと以外は、(原則として)伝聞にならざるを
得ないんだよ。
伝聞のもどかしさもまた、アシタカにとっては現実なんだから。
714名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 19:51
宮崎監督は未来少年コナンのころから登場人物に目一杯感情移入して作品を作って
きたわけだが、もののけ姫を作るときも登場人物に感情移入して作ったのか、
それとももののけ姫の場合だけは感情移入しないで作ったのか興味があるんだけど
そこらへんに関して宮崎監督は何かインタビューで喋ってないかな?
もし知ってる人がいたら教えてください。
715602 :2000/08/29(火) 21:17
>>703
情報ありがとうございます>438さん
島尾敏雄でなくミホさんの方でしたか。「海辺の生と死」まだ在庫あるかな?
そういうわけで、こっちの勘違いでした。
すんません>603@`609@`682さん、他みなさま
716名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 22:08
突然でスマンがおれ、やっぱし「もののけ姫」すきだわ。
なんのかんのいってもやっぱし及第点は遙かに越えてると思うし、
その、なんのかんの言ってるところで、もう宮崎駿の術中にはまってる。
こういう重いテーマを2chみたいなところでやってること自体成功なんだろね
717名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 22:31
>その、なんのかんの言ってるところで、もう宮崎駿の術中にはまってる。

なにそれ?術中にはまってるって宮崎駿がこうやって議論されるように
計算したうえでもののけ姫をああいう風に作ったってこと?
そんなわけないじゃん(藁
「自分が何を作ったか自分でもわからない」って言ってるんだぜ。
718桃尻博士 :2000/08/29(火) 22:43
食うもん食わなきゃやってけないよねっていう今まで通してた
スジみたいなもんかな?そういうの感じないよ。プリンセスモノノケには。
だってアシタカメチャ強いし…
719名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 23:20
>もののけ姫を作るときも登場人物に感情移入して作ったのか、
>それとももののけ姫の場合だけは感情移入しないで作ったのか興味があるんだけど
>そこらへんに関して宮崎監督は何かインタビューで喋ってないかな?

監督自身が登場人物に感情移入したかどうかはわからないけど、
感情移入しやすい映画は目指さなかったらしい。

−−ストーリーの難しさというのは、どこに起因しているのでしょうか。
宮崎 ストーリーの作り方にはある方程式があるんです。それに当てはめて
味付けを変えれば大抵の話は出来るんですけれども、この映画に関してはそうやって
作ってはいけないと思ったものですから苦労しました。
その影響は作品全体にも及んで、ここで主人公の感情をもっとはっきり表現するために、
普通だったらもう数ショットを積むべきだろうと思うところでも、この作品ではやっては
いけないというようなことがたくさんありました。それはつまり、この映画が精神的に
健康で丈夫な人のためのものではないですから、自分が充分に痛みを持っている人たちには
あれだけのアシタカとサンの描写で充分に彼らの痛みが通じると思ったからです。
でもそれは、健康で幸せな人にはわからないんだということが、映画を作ってから
分かりました。

ベルリン映画祭インタビュー・「アニメージュスペシャル宮崎駿と庵野秀明」より

もののけ姫がつまらなかった人は、健康で幸せだったってことでいいのでは。
720桃尻博士 :2000/08/29(火) 23:22
投了だな。
721桃尻博士 :2000/08/29(火) 23:24
gooの辞典で調べろ!>投了

聞かれてもいないのに激怒してみる。
722名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/29(火) 23:52
>719
へーそんなこと宮さんは言ってたんだ。むしろ逆だと思うけどな。
健康な人ほど、もののけ面白がってた人が周りに多かったから。
エヴァをつまらんていう人が健康だっていうのなら、よっぽど納得
いくんだけどなー(笑)
723>722 :2000/08/30(水) 00:05
アメリカ人は不健康なんだろうか・・・?
724にこにこぷん :2000/08/30(水) 00:06
作ってる奴らが偽善者だから
725名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 00:06
>722
宮さんって、アンタ知り合いかい(笑
726名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 00:12
>エヴァをつまらんていう人が健康だっていうのなら

それは言わずもがなってやつだな
っていうか、精神的に健康な2チャンねらー?・・・俺って
727名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 00:25
ヒッキーでシンジを近親憎悪している人もいるので
エヴァがつまらなかった人が必ずしも健康とは限らない。
728名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 02:13
>でもそれは、健康で幸せな人にはわからないんだということが、映画を作ってから
>分かりました。
>ベルリン映画祭インタビュー・「アニメージュスペシャル宮崎駿と庵野秀明」より

あ、これ俺も読んだことがあるんだけどさ、いつもは正直でストレートな発言を
する宮崎駿が珍しく自分を偽って話してるなって感じがちょっとしたんだよね。

もののけ姫が面白かった人:病んでいて不幸せな人
もののけ姫がつまらなかった人:健康で幸せな人

こんな風に単純に分かれるはずがないよね(笑)。
確かに自分が失恋したばかりのときに失恋映画見たら感情移入
しやすくなるのと同様にもののけ姫の中には不幸な人物が各種
取り揃えてあってその中のどれかに合致する不幸を抱えた観客は
感情移入しやすいだろうってことはあるだろうけどね。
でもそれは映画の出来の良し悪しとは無関係な部分だからねぇ。

宮崎駿本人ももののけ姫を作ることに失敗しているって事を自覚してるんだけど
それを認めたくないのか或いは立場上言えないんで無理に理屈をつけたみたいな
感じがしたね。

>映画を作ってから分かりました。

まあここなんかはもののけ姫が失敗だったと自ら言ってるような感じだけどね。

ただちょっと気になったのは

>ストーリーの作り方にはある方程式があるんです。それに当てはめて
>味付けを変えれば大抵の話は出来るんですけれども、この映画に関してはそう
>やって作ってはいけないと思ったものですから苦労しました。

どうして「そうやって作ってはいけないと思った」のかが謎だね。
なにか自分に枷(かせ)をかけてもののけ姫を作っていたらしいと
いうことはわかるんだけど、枷をかける意味がどこにあったのか
ということが不明だね。

>それはつまり、この映画が精神的に健康で丈夫な人のためのものではないです
>から、自分が充分に痛みを持っている人たちには あれだけのアシタカとサンの
>描写で充分に彼らの痛みが通じると思ったからです。

これ読んで思い出したんだけど久石譲が「もののけ姫を作っている最中の宮崎さん
はちょっと鬱状態だったようです」って言ってたんだよね。
鬱状態って説明しなくてもわかると思うけど強い刺激が駄目になるんだよね。
TVでもバラエティー番組なんかは見れないし音楽も騒がしいのは駄目、
心の中は暗い気持ちに覆われて死と隣り合わせみたいな感覚に襲われる。
もしもののけ姫を作っているときの宮崎駿が本当に鬱状態だったとしたら
もののけ姫の抑揚のなさとか刺激の乏しさとかキャラの生きている感じの不足
とか全部説明がついてしまうような気がする(笑)。
729438 :2000/08/30(水) 03:24
>729
鬱状態だったの?
考えられる理由って何だろうね?
尊敬する司馬遼太郎が制作中に亡くなったから?
それともあんまり重い問題を作品のテーマとして抱え込んでしまったからかな?
・・・いずれにせよ、何と言うか「覇気の無い映画」だったよな。

>720
俺はそのインタビューはチェックしてなかったんだけど、へえ、そこまでハッキリ
言ってたんだね。
これは読む人間が読んだら、どう見たって言い訳くれてるモードだろう(笑

感情描写の抑制の意味って、俺もやっぱりよく判らないよ。
多分特定の人間の感情に身を委ねちゃったら映画がそれに流されてスタンスを
決め打ちしちゃうからってな事だと思うんだけど、それはやっぱり逆だよ。
やらなきゃいけなかった事は、全てのキャラの感情を均等に抑制無く描く事。
全員を突き放すんじゃなくて、全員を生のまま抱え込むべきだったんだ。
その結果物語が破綻するならば、その破綻もそのまま描くべきだったんだよ。
あの映画の一番の問題は、その最後の瞬間に神の御手として監督のコントロール
が発動して事態を収拾しちゃったことだと思う。

多分本人は今までで最も誠実にキャラにアプローチしたつもりなのかもしれない
けど、結果として彼の作品中で最も無機質な人物ばかりになってしまったのは
興味深いね。
挙句の果てに「健康な人には解らない」って・・・原因を観客に転嫁してどうする。
それは絶対にあんたのやり方じゃなかったはずだ(笑
730名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 03:35
>729
おお、なんか自分の中で一番腑に落ちなかったことが書かれてる。
しかもただの冷静屋じゃなくて、なんか愛を感じるぞ(笑)
書いてくれた人、有難う。なんか読んでて嬉しかったよ…。
宮崎アニメの1ファンとしてね。
731:2000/08/30(水) 03:38
みんな鬱だから...
730だけど、↑の書き込み読み直したら「なんか」って言葉を
使ってばっかりで、バカっぽいね。すみません。
鬱だ…。よってsage。

733名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 04:33
シシ神の登場シーンで足元の草がかっこよかった。
展開がダイジェスティブでつまらんかった。
734名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 09:18
鬱状態っつっても、ふだんの宮崎駿ってものすごくエネルギッシュで
活動的な人らしいよ。。
鬱でようやく普通の人なみ…いや、ジブリの制作日記を見てると、
それでも普通の人以上だと思う(笑)
「もののけ姫」って、すごくマジメにキチキチ詰め込んだ映画だとは思ったけど
覇気がないとは全然思わなかった。
むしろ作品の持つエネルギーに息がつまりそうだった。
735名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 10:00
うむ、俺もこんど鬱状態になったらビデオ借りてまた観よう
736名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 12:10
キャラクターの感情表現については、もののけ姫が一番好きだけどなあ・・・。
今までの宮崎作品では、登場人物がハキハキして、泣き笑いがはっきりしてる感じが
わざとらしくてちょっと苦手だった。
737名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 21:36
>その結果物語が破綻するならば、その破綻もそのまま描くべきだったんだよ。

そこに宮崎氏の越えられない限界点があるような気がする。
あの物語の延長上に破綻が見えた時点で、ブレーキかかっちゃったんじゃないか。
ごく表面的な印象でしかないけど、宮崎作品と破綻って凄く水合わなそうだもん。

あと、時期的にも破綻を描くのは難しかったんじゃないかな。EVAの時期だし。
色んな(本当に「色んな」^^;)意味でEVAの破綻は究極的ではあったから、
近い時期にあえて破綻を表現する以上、それを越えられなければ意味がないだろうし、
宮崎氏だからこそ、そこで破綻することに反発しそうな気がする。あくまで印象だけど。

その上での実際の選択がベストだったとは思えないけどね。
やっぱ誰かが言ってたように、手を出すべきでない世界に踏み込んじゃったんじゃ
ないかな、と思う。
738名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/30(水) 23:42
よく続くな
739名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 00:42
精神的不健康説まで出たからもう終わりかな?
740名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 00:53
デジキャラットのサマースペシャルに出てきたパヤパヤ親父は
こいつがモデルなんだから、本当にあれくらい逝っちゃってたり
なんかした方がオモロイのにな。
741名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 03:00
俺にとってもののけ姫ってのは「映画(アニメ)の面白さとは何か」を技術的に
考える上での良い学習教材になったよ。もののけ姫が面白かったって言ってるんじゃ
ないよ。もののけ姫は宮崎作品としては異常に面白くなかった期待はずれの映画だった
けど、その面白くなさはどこから来るのかを考える過程で逆に映画の面白さはどこから
くるのかの勉強になった。映画では楽しめなかったけどそういう楽しみ方は出来たね。


742名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 03:20
>精神的不健康説まで出たからもう終わりかな?

たとえば「もののけ姫を支持してる奴の精神分析」ってテーマが
まだ残ってるんだけど誰かやらない?(笑)
743ジャイアン :2000/08/31(木) 03:23
ここの人間って自分の主観だけが正しいとおもって生きていけてるから
すばらしい!
744津地乃呼 :2000/08/31(木) 04:20
宮崎御大に続く傑物はもはや出ないのか!?
批評する奴は山ほどいるが宮崎以上の奴はおらんし、
ジブリははっきり言って単なる超専門職人集団になりつつある
廃れた方が世の為にはなるかもしれんが、冬だ・・・・・・
745名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 04:41
>744
少なくとも、過保護な環境のジブリからは出てこないと思う。
やはり荒波に耐えた人間、でないと。
特に固定給制は、作り手を駄目にしていくよ。マジで。
746名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 04:43
>>743
その、お前の発想も同様だ。人のことは言えない。
747名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 08:41
>>744
ウン、俺も自分だけが正しいと思うよ。
だから君は正しくない。
748名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 09:18
>精神的不健康説
おーい、勝手に「精神的」なんて付け加えちゃいけないよ(笑)
宮崎駿はそんなこと一言も言ってないよ。
彼が言ってる「充分に痛みを持っている人」とは、
アシタカが代表なんだから。
アシタカが精神的不健康に見えるというなら仕方ないけど、
宮崎自身はそう考えていないと思うよ。
749名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 11:35
アシタカが精神的不健康なんじゃなくて
精神的不健康なヤツがアシタカみたいな精神的健康さに
心を打たれるんじゃないのか?優しいし説教タレないし(笑)

精神的不健康=×
じゃあ精神的に打たれ弱いてことか?
アシタカは精神的に打たれ強いよな

そう言えば俺も人生の荒波いくつか数えてるな〜
750ジャイアン :2000/08/31(木) 14:11
 口だけ番長の巣窟ですね。見ていてもの悲しさを感じます。
人を審査選別するかのような行為は弄んでるようで楽しさを感じる部分もあろうかと
思いますが、人間腐っちゃいますよ?
 他人の後継者不足を嘆くより、大言を吐くやつは自ら実行することを学ぶのが
先決では?
751名無ししさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 16:03
やなところ。
世界観や初期設定をべつに否定したくはないのに、
演出以前の説明不足な進行に置き去りにされる。

その疎外感を感じながら、アテている俳優の奴らカツゼツが悪くて
なに言ってるかわからない状況に突入。
なにいってるかわからない中で、聞きなれない名前や地名を叫ばれても
一層わからない。
感情移入できないし、ストーリーに集中できなくてイライラする。

テーマや思想や素晴らしいアニメーションにクチをはさまないけど、
友達が趣味で書いた出来の悪い小説を無理に読まされたような、
そんな後味の悪さ。
要は、あまり係わりのない世界に走りすぎちゃったのかね。
現実味というか、自分が投影できなかったよ。
否定意見が多いのもいたしかたなし。

けど、このテーマを深く理解した人は、感動したんだろう。
理解できなかった俺はバカ(わら
752名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 17:57
>けど、このテーマを深く理解した人は、感動したんだろう。

そんな人はいないのよ(藁
勝手に独り善がりな深読みしてる人がチラホラいるだけ。
で、当然それらの人たちの間で意見の共有はない。
意見の共有がないのはそれぞれ独り善がりだから(笑)。

>理解できなかった俺はバカ(わら

いや、君は決して馬鹿じゃない。
ただ「もののけ姫の中には深遠な思想や哲学が内蔵されている」と信じ込んでいるだけ。
「もののけ姫は何も主張していない映画である」ということが理解できればそれが正解。
753名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 18:41
678、744、751と、
一生懸命に煽っているジャイアンくんに、
どうして誰ひとりとしてかまってあげないのか(笑)?

751なんかでは、もうベソかいてる感じだぞ。
754名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 18:54
>>753
番号がズレとるで(w
755>754 :2000/08/31(木) 19:14
なんでか知らんけど「レスを全部読む」なんかで別ウィンドウ開いたときと
スレ一覧で見るときとじゃ番号が1つずれるんだよ。(このスレ限定)
756名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 20:06
肯定派は「もののけ姫」の解釈を論じているけど、
否定派は、名作か駄作かを論じている。
これでは話がかみ合わないのは当たり前。
757名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 20:15
>「もののけ姫は何も主張していない映画である」ということが理解できればそれが正解。
正解、ねえ・・・。
「主張が先走りすぎてストーリーが破綻している」って意見は不正解ですか?
つーか正解不正解ってなによ(笑)
758名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 20:17
映画なんて考えもなく見て面白いかどうかで論じるべき

凄く面白いと感じた奴の中には、何故そんなに面白いのか?と
分析する奴も出てくるだろうし、そこにテーマを感じる人間も
いるだろう。
面白くないと感じた奴の中にも同じ様に分析するやつも
いるだろうということだ。
だだ上記にない視点がある、面白かった奴は何に引き付けられたのか?
と言う事。
もうだいたいの結論は出ているかな
759名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 20:20
で、ここでの結論出てるのに自分の価値観を肯定しようとしている
『もののけ面白かった派』が次々と屁理屈言って話題がループしてるだけ〜ヽ(´ー`)ノ
760名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 20:49
>だだ上記にない視点がある、面白かった奴は何に引き付けられたのか?
>と言う事。
?? 面白く感じた側には、「面白くなかった奴は、どこが面白くなかったのか」
という視点があるんじゃないの?
>で、ここでの結論出てるのに自分の価値観を肯定しようとしている
結論っていうのもヘンだよ。
肯定している側も、全肯定している人はいないじゃん。
ところが、否定している側は全否定しなきゃ気がすまない。
それで話題がループしているんだよ。

自分は部分肯定なので、ここでは肯定側に入れられてしまうんだろうな。
761名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 20:53
結論・おもしろい人にはおもしろいがつまらない人にはつまらない。
宮崎作品としては、つまらないという人が多かった。
762名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 21:08
>762
空気を読めないやつは発言するな
763名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 21:10
そんなトコだね。
で、ここで肯定派が否定側の意見を聞こうとするなよ。
無限ループする「だけ」だから。
↑自爆
765名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 21:12
759のような馬鹿が否定派を
766名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 21:34
759です

俺が趣味でスレッド育成に励んでいたの知ってた?
せっせと問題提供して(藁)
否定派を?
768名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 21:40
りたいこと其の1
小柄な小学生の女の子を犯してみたい。
膝の上に抱いて足をぱっくり開いて、つるつるのおまんこに僕のちんちんを差し込
んで、体を両手で上下に動かしながら激しいSEX。
そしてたっぷり中に出す。

やりたいこと其の2
小学生の女の子のおまんこにジュースを注いで、それをストローで飲んでみたい。


769名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 21:42

私は小学生の少女が大好きなんです。
ぽっちゃりとはれたようなおっぱい。
ふわふわして柔らかい無毛のおまんこ。
そのおまんこにチンポをぶちこんで
まずは処女喪失の瞬間を堪能する。
もちろん構わず腰を振って膣内の奥に
精子を降り注ぐ。もちろん1発でおわすわけがない。
しかしそんなごく普通の少女レイプもいいけど、
是非やってみたい少女レイプがある。
もちろんこれは一人ではとても無理だ。

性欲処理の女子小学生を拉致するのは当然。
その他に同じくらいの男子小学生も拉致する。
男子の方は逆におとなしくついていくかも知れない。
その男子と女子が面識があったらすごい楽しみだ。

女の子をその男の子の前で裸にして目の前でいたぶるのだ。
そして我々が処女を頂く。
いくら小学生の男の子とはいえ、こんな場面を見れば勃起するだろう。
次に女の子の前で男の子を裸にして、
小学生同士でセックスさせるのだ。
無毛のおまんこと無毛のチンポが合体している。
最後は当然男の子は女の子の中で精子(?)を出すだろう。

小学生4,5年生くらいの姉と小学生の弟でも最高の絵になるだろう

ビデオに撮れば小学生同士のセックスシーンが取れる。
770名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/31(木) 21:43
>面白く感じた側には、「面白くなかった奴は、どこが面白くなかったのか」
>という視点があるんじゃないの?

「面白く感じた人」なんて実はいないんだよ(断定口調だとそのこと自体に腹を
立てる人も多いだろうけどあえて断定)。

「まぁ絵も丁寧だし音楽や主題歌も悪くないし宮崎監督が一生懸命作ったみたい
だしそんなに悪く言うほどひどくはないんでないの?」程度だね。「面白く感じた
人」の面白さのレベルというのは。

その証拠に「面白く感じた人」にもののけ姫のどこが面白いのか聞いてもろくな
答えが返ってこない(笑)。
私に言わせればそんなのは面白いうちに入らない。

まして無名監督ではなく宮崎監督が作った作品であることを考えると
どうしようもなくつまらない。

反論あるならもののけ姫のどこがそんなに面白かったのか詳しく書いてみてよ。
ちなみに「もののけ姫のどこがつまらなかったのか書け」って言う発言が
ときどき出るけどそういう人は過去ログ読んでない(或いは読んでいても
理解する能力がない)んだと見なして無視(笑)。
771津地乃呼 :2000/09/01(金) 00:37
書き込んどいてなんだが、確かにこのスレつまらんぇ
アオリもジャ嫌ンみたいなテイばかりだし
とりあえず宮崎アニメはクロトワ萌えっすわ。
772レプカ :2000/09/01(金) 00:50
うろたえるな!

773名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 00:55
>反論あるならもののけ姫のどこがそんなに面白かったのか詳しく書いてみてよ。

反論ないです。「もののけ」は、駄作という事に決定!!
774長文注意 :2000/09/01(金) 01:10
>>771
>その証拠に「面白く感じた人」にもののけ姫のどこが面白いのか聞いてもろくな
>答えが返ってこない(笑)。
>私に言わせればそんなのは面白いうちに入らない。

過去ログを見ると、活劇としておもしろかった、怪獣映画として面白かった、
アシタカ萌え、カヤ萌え、リアリティを感じた、アシタカの生き方に
共感なんていうのが出てたと思うけど。
まあ、「そんなのろくな答えじゃない」って言うんだろうけど、
面白さを長文で熱く語るのって、けっこう難しいよ。
「ナウシカのどこがおもしろかった?」「ラピュタのどこがおもしろかった?」って
聞いても、似たような答えが帰ってくると思うし。

でも、せっかくだから、自分がどう面白く感じたか言ってみるね。
だって、本当に面白かったんだもの。2時間あっという間だった。
上にあがってるおもしろさはどれも感じたけど、自分にとっての
一番を選ぶなら、登場人物同士のやり取りがすごくおもしろかった。
善悪がはっきりしていないところを不満に感じる人が多いみたいだけど、
どっちが正しいのか、わからないからこそ、やり取りが白熱してると
思えたのね。試合の先が見えない面白さ。
「ナウシカ」なんかだと、基本的にナウシカは常に正しくて、いつも勝っちゃう。
考えの違う相手に「あなたは間違っている」みたいなことをばんばん言ってる。
アニメ版でクシャナに「まるでおびえたキツネリスみたい」と言うところなんて
その最たる部分。まあ、ナウシカも悩んだり負けそうになるところもあるけど
あんまりやり込められるようなシーンはない。

ところが、アシタカはそうならない。
アシタカの言ってることが間違っていることはない。大抵、すごく説得力ある。
ところが相手が、それを上回ることを切り返して来る。
たとえば、サンとエボシの剣戟に割って入る時、アシタカは
悲劇の主人公の切り札とも言うべき腕の呪いのアザを見せつけるわけ。
「これが恨みと憎しみの姿だ。これ以上憎しみに身をゆだねるな」って。
ところが、その切り札が、エボシには通用しない。
「わずかばかりの不幸をさかしらに見せびらかすな」と一喝されてしまう。
アシタカは間違いなく悲劇の体験者だけど、エボシはそれ以上の悲劇を
体験しているんじゃないかと思わせるシーン。
不幸くらべ、エボシの勝ち!みたいな。
775長文注意・2 :2000/09/01(金) 01:11
それから、CMスポットでさんざん使われた「あの子を解き放て!
あの子は人間だぞ!」ってシーン。まさにサンを想うアシタカの魂の叫び。
これは絶対、なんらかの対決シーンのキメの台詞となると思ってた。
ところが、これもモロに「黙れ小僧、お前にあの娘の不幸が癒せるのか」と
かわされてしまう。モロからサンが生贄として投げ出された赤子だったと
聞かされて、アシタカは何も言えなくなってしまう。

アシタカは、強力な一撃で切り付けているのに
相手はそれをがっちり受け止めて、さらに強く切り返して来る。
こういうやり取りって、すごくわくわくしたよ。
「そうか、あっちはそういう切り札を持っていたか」みたいな。

正しいことと間違っていることのぶつかりあいじゃなくて
異なる価値観のぶつかり合いだから、やり取りの先が読めなくて面白い。
結論の出ない討論会だからつまらないって言ってた人がいたけど
自分にとっては全く逆だった。
結論が出なくても、討論会そのものが面白いと思ったんだよね。

そのほかにも、画面のおもしろさとかいろいろあるんだけど
長くなるから、やめておく。ただでさえ長文うざがられてるし。

まあ、これに対しても反論がある人もいるだろうけど、本当に面白いと
思ったんだから仕方ない。
776名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 02:21
もののけ姫を恋人と一緒に見た、という状況を設定してみる。

で、面白い、面白くないで評価が真っ二つに分かれたとして、
これが原因で相手と別れることを真剣に考えてしまうほどの
深さ(人生観の違いとか)をもののけ姫は、持っているのかな
と思ったりする。
777名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/01(金) 22:27
age
ぼくのなつやすみ(2000年)は終わりました
自由研究も提出済みです。

よって----------------------終了---------------------------
779名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/05(火) 15:11
あげ
780ジャイアン :2000/09/05(火) 16:36
 そんなにわかりやすくて登場人物が際立つアニメが見たい君達には、
「アンパンマン」がお薦め!
 ロールパンナちゃんの背負った宿命を感じて涙してあげてくれ・・・
俺はそんなおまえらを想って涙してやるから (ワラ

781母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/06(水) 05:04
>667

>まあ、カリ城とかコナンとかラピュタあたりは、冒険活劇シナリオの
>教科書みたいな作品だもんね。
>わかりやすい悪役、守ってあげたくなる美少女、女の子のために
>頑張る主人公、ハッピーエンド……。
>本人はもうああいうのは飽きてるんだけど、世間はまだまだ
>それを求めているってことでしょ。

ワタシもラピュタ以来、こういった作品を待ち望んでるんだよね。
古くからの宮崎ファンは、こういった作品を求めているん人が多いんじゃない?
しかし「トトロ」以降は期待はずれの作品が続く・・・
「もののけ姫」も、フタを開けてみると期待に反していた・・・
だから、古くからの宮崎ファンの中に「もののけ姫」が面白くなかったって人が多くて、
それ以外の人には、まぁまぁ好評だったんでは無いかな?

宮崎氏本人は、原点?に戻った冒険活劇はもう書きたくないのかなぁ。
コナン2が出来ると聞いた時は、おおっ!っと思ったんですが、
宮崎氏は関係無いみたいだし、なんだか作品としても期待外れだった感がありますね・・・
782母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/07(木) 02:15
age
783母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/07(木) 02:17
友人からテープもらったけど、見る気が起きない。
半年以上も放りっぱなし。
784母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/07(木) 03:07
サンかわいくない。アシタカかっこよくない。
人物に魅力がないのが致命的です。
785母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/07(木) 03:12
私がジブリのアニメを見ていたのって、
魔女の宅急便が最後?
786母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/07(木) 03:19
ジブリだとかいう会社が前面に出てくるようになってから、
宮崎アニメが面白くなくなったような気がする。
787>786 :2000/09/07(木) 03:43

というか、鈴木敏夫とかいうのが、プロデュースするようになってから、
つまらんようになったんではないかな?
788母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/07(木) 04:07
>>781 古くからの宮崎ファンの中に「もののけ姫」が面白くなかったって人が多くて、
それ以外の人には、まぁまぁ好評だったんでは無いかな?
自分は、 まさにそれに当てはまる。自分はそれ以外の人。
宮崎アニメの女が嫌いだったんだ。女に幻想を求めるのが嫌いだったから…
789モロ :2000/09/07(木) 04:32
お前にサンが救えるか!?
790母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/07(木) 04:50
>>788
>自分は、 まさにそれに当てはまる。自分はそれ以外の人。
どっちや。
791名無しさん :2000/09/07(木) 11:31
関係ないけど、このアニメがヒットしたとき絶対アダルトビデオで「しものけ姫」ってタイトルが出ると期待していたのだが出なかったのが残念
792母を訪ねて名無しさん千里中央 :2000/09/09(土) 05:36
なんとかいう次回作も、なんだか期待出来んなぁ。。。
舞台が日本じゃなくて、コナン、カリ城、ナウシカ、ラピュタみたいに、
架空の国が舞台になってるのが好きです。
793名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/09(土) 06:52
もののけ姫、単純に絵も良くなかった気がする。1枚1枚の止め絵は綺麗に
なったし、枚数が増えて動きに気を使ったのは分かったが、
不思議にスピード感もキレもなかった…と思う。
よって一番欲しいカタルシスがこない。
794名無しさん :2000/09/09(土) 10:30
>>168
それ見てみたい
795名無しさん@どーでもいいことだが。 :2000/09/09(土) 12:16
お空を飛ばないから。
796母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/09(土) 17:43
>>789
>宮崎アニメの女が嫌いだったんだ。女に幻想を求めるのが嫌いだったから…

そうすると、どんなアニメが好みなの?
797桃尻博士 :2000/09/09(土) 17:45
幻想っていうか、虚構で幻想や理想を追わなければ話が成立しないっつーこともあるけんねー♪
798母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/13(水) 01:34
>宮崎アニメの女が嫌いだったんだ。女に幻想を求めるのが嫌いだったから…

オレは妙に現実臭いアニメは嫌いダ。
アニメの空想世界でくらい理想の女性を追求してもいいんじゃないノ?
799名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/13(水) 02:24
もののけ姫を面白かったと主張するA君とB君とC君がいたとする。

ところがA君とB君とC君が集まってもののけ姫の話をしても全然盛り上がらない。

その原因はなぜかというとA君とB君とC君はそれぞれ独り善がりな面白がり方を
しているから面白かった部分に共通性がないからである。

客観的な作品の出来の良さというものは大多数の人間が「共通して面白かった部分」が
いかに多いかで決まる。

もののけ姫には大多数の人間が「共通して面白かった部分がとても少ない(又は無い)」。

従ってもののけ姫は駄作である。
800母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/13(水) 02:27
>>799
そう?
オレは、他人がどう面白がるかを、知るのも面白いと思うけど。
そういう意味じゃ、もののけ姫はいいネタだと思うよ。
801名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/15(金) 07:27
> ところがA君とB君とC君が集まってもののけ姫の話をしても全然盛り上がらない。

これが憶測でなく事実ならば論旨は分かる。
802母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/15(金) 07:47
>もののけ姫には大多数の人間が「共通して面白かった部分がとても少ない(又は無い)」。

共通して詰まらない部分はたくさんあるもんね。
絵が気持ち悪い、キャラクターに共感出来ない、物語が詰まらない、などなど・・。
803母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/15(金) 07:56
>1、他のみんなへ
もののけ姫はつまらない<そんなこと声高に叫ばなきゃいけない事?
804名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/15(金) 08:06
傑作・駄作を多数決で決めたいのか?
805母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/15(金) 08:18
自分の主張が認められないと気が済まないんだよ。
これは、このスレだけでなく2ch全体、更には掲示板全部に
言える事だけど。少しは他人の意見も認めろよな。
806母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/15(金) 09:21
確かにそうなんだが、
ならば反論する側も、相手が納得できるような意見を書き込んだ方が
良いと思うのだが。
それは違うと言われても、何がどう違うかを言わなければ
相手に伝わらないよ。
807名無しさん :2000/09/15(金) 17:20
宮崎アニメ、ジブリ作品を何回みなおしたか(ビデオで)
未来少年コナン(TV版):10回
カリオストロ:60回
ナウシカ:50回
ラピュタ:20回
トトロ:5回
くれないの豚:15回
おもひでぽろぽろ:1回
魔女の宅急便:10回
たぬき:1回
カントリーロードのやつ(名前忘れた):3回
もののけ姫:2回

こんなもんか?
しかし、貴重な時間を・・

808母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/15(金) 17:36
>807
紅の豚:15回 、魔女の宅急便:10回 で、トトロ:5回 、耳をすませば:3回
高畑作品は1回ずつ、もののけ姫は2回ですか。

「もののけ」って宮崎の過去の作品で言えば「ホルス」が一番近そうだから、当然の結果かな。
ところで807さんは今おいくつですか?
809母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/15(金) 17:38
>カリオストロ:60回
暇だね。
810名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/15(金) 17:55
>「もののけ」って宮崎の過去の作品で言えば「ホルス」が一番近そうだから

どうしてそうなるのか意味がよくわからないよ。
811名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/15(金) 18:03
>>1、他のみんなへ
>もののけ姫はつまらない<そんなこと声高に叫ばなきゃいけない事?

1500もあるスレッドの一つにこういうスレッドがあるのが声高なのか?(笑)
つーかつまらんものはつまらんと言っておかないとまたつまらん物を作られるぞ。
それでもいいのか?
812母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/15(金) 22:15
>>812
あんたか、このスレッドで同じことを繰り返し言ってるのは(´Д`;)
もうループさせるのやめれ。
813807?808?どっちだろう :2000/09/16(土) 01:11
>809?番号ずれるかも
20代後半。
>810
高校帰宅部時代はひまだからね。今もひまかも。

ところで、まったく関係ないが
http://www.maido3click.com/2ch/
から競馬版へいくには、どうしたら?
たこ版だから、ないのかな?
814名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/17(日) 23:21
>813
そんなことより君自身はもののけ姫をどう思うんだ?
他人の書き込みにケチつける暇があったら自分の意見
を書いた方が建設的だと思うが。
それとも自分の意見がないからケチつけることしか出来ないのか?
815母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/20(水) 05:07
もののけ姫は、見終わった後の爽快感も感動も無かった。
爽快な冒険活劇とか、クサく盛り上るのとかが好きなんですが・・・
いまは、そういう作品は作りたがらないのかな
816もののけ姫はつまらなかったが :2000/09/21(木) 04:42
次回作は期待できんのか?
817母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/21(木) 04:45
結局あの自然と共に人間は生きよってテーマが見ててくどい
あと、本気でそんな主張するならアニメ製作で紙を絶対に使うなよ
自己矛盾もいいところ
818馬鹿一匹 :2000/09/21(木) 04:54
エボシが良かった。アシタカを言いくるめるし、取り敢えず
EVAより良かったのと、入場料分は取れたので良し。
アシタカとサンは引き立て役で見てたのでストレス無くて良し。

819鉄メダル :2000/09/21(木) 05:03
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820名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/24(日) 19:41
宮崎駿の次回作「千と千尋の神隠し」は「もののけ姫」同様
に全く萌えない作品になる可能性は高い。非常に残念だ。
821母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/24(日) 21:42
>819
そんな駄作と比較されてもねぇ・・・説得力なしヽ(´ー`)ノ
822母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/25(月) 05:52
一回しか見てないけど、従来のおめでたい話じゃなく、なんか異質なものを感じました。人間描写もなんかみんなエゴイストだし、だからキャラクターにに入り込めないかもしれないけど。どうせやるならラストももっと破綻したもの方がよかったんじゃないか、なんか映画的整合性を求めたというか、自然の神秘性に逃げたというか、予想どうりのつまらない終わり方だった。もっと問題作となるような人間に対する描写を突き詰めた作品には出来なかったのだろうか。まあ、無難にまとめたという印象を拭えない。
823こんちは :2000/09/29(金) 11:44

昨日、文学の「村上春樹」スレッドにも書いてきたけど、

村上春樹著「神の子供達はみな踊る」
短編全部通してみて、もののけ姫と似てない?

似てるって思う人。
あほなおれに考察聞かせて!


P.S.もののけ姫ラストは、大人だなって思った(良い意味で)
作品自体良いものだと思うし、せいいっぱいの作品だと思った。
ただ、あの後どうなるかってことの方が興味ある。
824母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/29(金) 13:10
俺は結構面白かった。過去レス見てるとラピュタ2みたいなものを
期待している人が多いみたいだけど今更そんなものみたいかなあ?
あとカリオストロも個人的にはどこが面白いのかわからん。
クラリスなんか初めてみた時狙いすぎてる感じがして第一印象はかなり
悪かった。あれならマモーの方がキャラ的に面白い。
サンなんか宮崎アニメで初めて納得できるヒロインだったな。
ひたすらロリコン美少女でしかなかった宮崎ヒロインにおいて初めて
「人間が憎いんだ!」という生々しい人間を出せたような気がする。
宮崎監督ももうじいちゃんなのに宮崎ファンからはひたすら
孫ぐらいの年の美少女を出すことのみ期待されている・・・あわれだな。
まあ自分で招いたことだけど(笑)
宮崎ファンって結局萌える美少女キャラがいればそれでいいという
人たちのことを指すんですかね?
825母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/29(金) 13:24
>過去レス見てるとラピュタ2みたいなものを
>期待している人が多いみたいだけど今更そんなものみたいかなあ?

どこをどう読み取ればそういう解釈になるのか説明希望
俺も今更なものは見たくもないし〜でももののけはつまらなかった
826どるえもん :2000/09/29(金) 14:13
もののけ=ナウシカ

同じやん内容
827名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/29(金) 14:49
もののけ姫はね、一言で言えば”映画になっていない”映画なんだよ。
どう映画になっていないかは過去ログ読めばよくわかるんだけどね。
にもかかわらずいまだに「もののけ姫は面白い」なんて書き込みする奴が
いるのはどういうわけだろう?冗談で書いてるのか?それとも根本的に
頭が悪いのか?映画の良し悪しを見分ける目が全然無いのか?
俺はもののけ姫自体よりそいつらのほうに興味がある(笑)。
828母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/29(金) 15:10
819のように隣の映画館で上映してたEVAがあまりにも駄作なんで
もののけが素晴らしく面白いもののように錯覚したんじゃないの(藁)

当時、俺にはエヴァ見た後の口直しにもならなかったが・・・・
もう次の宮崎作品はTV放映かビデオレンタルまで待ちます ヽ(´ー`)ノ
829母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/29(金) 18:49
>825
>ひたすらロリコン美少女でしかなかった宮崎ヒロインにおいて初めて
>「人間が憎いんだ!」という生々しい人間を出せたような気がする。

その「人間憎し」の心情の描写が中途半端だってのよ。

>宮崎ファンって結局萌える美少女キャラがいればそれでいいという
>人たちのことを指すんですかね?

そういう事書くから売り言葉に買い言葉でまたスレが伸びる。
830U-名無しさん :2000/09/29(金) 18:57
駄作、完全に駄作。
売れたのは、宮崎のネームバリューのおかげ。
あれが日本映画の観客動員の記録を塗り替えたんだから
たまったもんじゃない。
831母を訪ねて名無しさん千里 :2000/09/29(金) 19:14
>>830
あと主題歌が良かったからね。
832a= :2000/10/02(月) 02:43
>828

ほんなら、登場。もののけおもろい派。

ちゅうか、おもろいやん。
現代に当てはめんのが。

映画の良し悪しなんか、ほんなもん主観ちゃうん?
まさか、映画見る時まで、間主観的にみるとか?

過去ログ長過ぎ!
てっぺんさんと。438さんの意見だけ別スレにしてほしかった。

宮崎は結局、客観的指標を設定したかったんだろーなって思う。
心の中の自己矛盾は気持ち悪かったんじゃないの?
現実的には矛盾良しとしてもね。

まあ、だれかが、もののけ第2部作ってくれることを期待!


833>833 :2000/10/02(月) 04:30
おれの主観ではおもしろいからおもしろいそうです。
見事な自己完結ですね。
834833 :2000/10/02(月) 04:31
>832でした。スマソ
835>833 :2000/10/02(月) 08:10
>あ、だれかが、もののけ第2部作ってくれることを期待!

『となりのトトロ』で我慢して下さい
836母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/02(月) 12:32
「もののけ姫」は映画館で見てこそのエンターテイメント
しかし、テレビで見るには魅力が無い。技術を見せるモノで
あっても作品を魅せるアニメじゃないと思ったよ。テレビで
一度放映して観てそれがすぐ分かったんだね、今まで宮崎
ブランドに踊らされていた自分にも気がついた自分がいた。
837どるえもん :2000/10/02(月) 13:12
強神兵=でいだら
ただ、キャラかえただけやん、もののけ。
ただのナウシカのリメイクでしょう。
838833 :2000/10/03(火) 11:21
>837
もののけは、オナニーだとは思う。
ただ、責任感を持って、全く見えない未来の価値観を創り出そうと、体をはってもがいてるやん。
その態度が伝わったから十分だよ。
おじいちゃんがやで?

俺は、宮崎が自意識過剰だなんて言わないよ。
そんなもん、誰だって藻みたく流れときたいよ。

根っこをはる、その土台を探す作業はとても苦しかったと思うよ。
土台は共通認識とか、共通言語って言ってもいいって思う。

責任放棄したやつは、エイリアン信仰してるだろうよ。。。

ほんなもん。みんながEVAみたく、地球を外から見れたら苦労はせんわい!
839833 :2000/10/03(火) 11:26
間違えた。
>837やなしに、>836
すまん。
840名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/03(火) 13:00
>ただ、責任感を持って、全く見えない未来の価値観を創り出そうと、体をはってもがいてるやん。
>その態度が伝わったから十分だよ。
>おじいちゃんがやで?

君は映画「もののけ姫」を観てそう思ったんじゃなくて宮崎駿の
インタビューを聞いたり読んだりしてそう思ったということに
まだ気付いていないのかい?
宮崎駿のインタビューを聞いたり読んだりすること無しでそう
思ったかどうか一度じっくり考えてみることをお勧めするよ。
841833 :2000/10/03(火) 14:46
>847

それもそうやなー

っていうか、さっき悲しいことあったから、気が変わった。
オナニーしてる映画は全て駄作。

行動&過程関係なく、結果が全て。
ふつーのおやじになれ >宮崎


あと、俺、アニオタじゃない。

ほなな。

842母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/04(水) 23:00
>838
>強神兵=でいだら
>ただ、キャラかえただけやん、もののけ。
>ただのナウシカのリメイクでしょう。

アニメのナウシカでは、立って動いてるシーンなかったんだから
リメイクとは言えんでしょ。

あとあえて言うなら、強神兵=でいだら=岩男のモーグ(ホルス)
宮崎は30年前からワンパターンではある。
843母を訪ねて名無しさん千里ニュータウン :2000/10/05(木) 00:24
>825
>サンなんか宮崎アニメで初めて納得できるヒロインだったな。
>ひたすらロリコン美少女でしかなかった宮崎ヒロインにおいて初めて
>「人間が憎いんだ!」という生々しい人間を出せたような気がする。
>宮崎監督ももうじいちゃんなのに宮崎ファンからはひたすら
>孫ぐらいの年の美少女を出すことのみ期待されている・・・あわれだな。
>まあ自分で招いたことだけど(笑)
>宮崎ファンって結局萌える美少女キャラがいればそれでいいという
>人たちのことを指すんですかね?

一連の宮崎作品の、あれって狙った美少女キャラかな?
オレは、ラピュタやらコナンやら大好きだけど、
そういう観点で見た事は一度も無いし、そんな人って極一部でないかい?
それに「萌え狙いの美少女」ってそういうのを指すんじゃないだろう。

悪に立ち向かう少年と健気な少女の心温まる冒険活劇・・・古臭い表現だけど^^;
うまく表現出来んけど、そういうノスタルジックでストレートな爽快感
を求めてるんじゃないかな?ラピュタ2的なのを期待してる人たちって。
844名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/05(木) 01:54
もののけ姫がつまらないと言っている人たちは「(もののけ姫が)いままでの宮崎作品と
違っているから」つまらないと言っているのではない。いままでの宮崎作品と違って
いようが似ていようがそんなことはどうでもいいことであって結局は面白ければそれで
いいのだ。要するに「もののけ姫はつまらない作品になってしまった」という事が
問題なのだ。そこらへん勘違いしている人がいるようなので解説しておく。
845母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/05(木) 03:22
もののけ姫はもともと娯楽作品を意図していないし、つまらんとかおもしろい次元ではなく、要するに語るに値するか、値しないかってことか?
846名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/05(木) 09:11
つーか紅の豚から、おかしくなってねえか宮崎。
847名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/09(月) 12:07
「千と千尋の神隠し」の次は「風の谷のナウシカ2」を作ってくれ。
アニメ版製作が終わったあとに描かれたマンガの原作をアニメで
是非観たい。
848母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/09(月) 12:30
「もののけ姫」はそのタイトル通りに、彼女の心情を中心に据えた方が
わかりやすかったのではないかと思う。
まあ、それじゃ、本当にナウシカのリメイクになっちゃうのかもしれ
ないけどさ。
849ageでスマン :2000/10/13(金) 02:45
438さんカッコイー。
ごめん…糞レスで。
僕も「もののけ姫」は今イチに感じました。
理由は438さんが書いた「主人公不在」に尽きると思います。
やっぱり年をとると色んな事を知りすぎてしまうのかなあと思いました。
職人魂と表現者ってのはやっぱ両立しづらいものなんですかねえ。
でもこのスレでよく言われてる「ハッピーエンド」云々はちょっと違和感感じます。
私ラピュタ好きなんで…
悪対善っていう括りをされますけど、ムスカの言った「ラピュタは何度でも蘇る」ってのは
結構大事な台詞だと思います。
ラストにユートピア(上の庭)を抱えたラピュタが人の力の届かない天空へと消えていくシーンは
もの凄く感傷的で良いシーンだと思うのですが。
最後、「あれだけ苦労してたったこれだけさ」みたいな台詞をドーラが言いますが、
「生きろと言った」なんていう台詞よりもよっぽど私の心に響きましたです。
850名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/13(金) 04:40
まあ、「他の宮崎作品」からすると面白くないもののけ姫だけど、「他の日本映画」
からみると果てしなく良作だから、いいよ。でも、あの作品は宮崎ラインナップに
必要だねえ。
851母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/13(金) 09:15
やっぱAVで「しものけ姫」出さなかったからだよ。
852名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/13(金) 13:02
>まあ、「他の宮崎作品」からすると面白くないもののけ姫だけど、「他の日本映画」
>からみると果てしなく良作だから、いいよ。

他のクソ映画に比べればましだから良い映画だってか?
そんなのもののけ姫が面白い映画だという理由になってないだろ?
要はもののけ姫を見たときに「これは面白い!」と思えたかどうかだよ。
多分君はもののけ姫の映像と音楽と主題歌と宮崎駿のインタビューにいまだに
騙されていてストーリーのひどさにまで目が届いていない人なんだと思うよ。
853名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/13(金) 13:04
>まあ、「他の宮崎作品」からすると面白くないもののけ姫だけど、「他の日本映画」
>からみると果てしなく良作だから、いいよ。

他のクソ映画に比べればましだから良い映画だってか?
そんなのもののけ姫が面白い映画だという理由になってないだろ?
要はもののけ姫を見たときに「これは面白い!」と思えたかどうかだよ。
多分君はもののけ姫の映像と音楽と主題歌と宮崎駿のインタビューにいまだに
騙されていてストーリーのまずさにまで目が届いていない人なんだと思うよ。
854名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/13(金) 13:07
>まあ、「他の宮崎作品」からすると面白くないもののけ姫だけど、「他の日本映画」
>からみると果てしなく良作だから、いいよ。

他のクソ映画に比べればましだから良い映画だってか?
そんなのもののけ姫が面白い映画だという理由になってないだろ?
要はもののけ姫を見たときに「これは面白い!」と思えたかどうかだよ。
多分君はもののけ姫の映像と音楽と主題歌と宮崎駿のインタビューにいまだに
騙されていてストーリーのまずさにまで目が届いていない人なんだと思うよ。
855名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/13(金) 13:08
>まあ、「他の宮崎作品」からすると面白くないもののけ姫だけど、「他の日本映画」
>からみると果てしなく良作だから、いいよ。

他のクソ映画に比べればましだから良い映画だってか?
そんなのもののけ姫が面白い映画だという理由になってないだろ?
要はもののけ姫を見たときに「これは面白い!」と思えたかどうかだよ。
多分君はもののけ姫の映像と音楽と主題歌と宮崎駿のインタビューにいまだに
騙されていてストーリーのまずさにまで目が届いていない人なんだと思うよ。
856名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/13(金) 13:11
>まあ、「他の宮崎作品」からすると面白くないもののけ姫だけど、「他の日本映画」
>からみると果てしなく良作だから、いいよ。  

他のクソ映画に比べればましだから良い映画だってか?
そんなのもののけ姫が面白い映画だという理由になってないだろ?
要はもののけ姫を見たときに「これは面白い!」と思えたかどうかだよ。
多分君はもののけ姫の映像と音楽と主題歌と宮崎駿のインタビューにいまだに
騙されていてストーリーのまずさにまで目が届いていない人なんだと思うよ。
857母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/13(金) 13:16
わかった。判ったってば(笑)
858母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/13(金) 13:19
俺も判ったよ。5回も叫ばんでも(笑。
859母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/13(金) 19:44
俺は映像とこの作品の抱えている物語に圧倒されて、ストーリーの破綻はあっても
「それでも面白かった」と思ったな。
別に波瀾万丈の冒険活劇を期待してたわけじゃなかったし。

しかし、宮崎駿の発言は目に入ったら読む習慣があるんで、
うまくだまされてるわけじゃない、と言い切る自信はないかな。
860名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/14(土) 19:39
age
861名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/15(日) 16:27
もののけ姫もとなりの山田くんもつまらなかった。
二人とも既に老いた。
宮崎駿と高畑勲が力を合わせまた一緒に作品を作る・・・これしかないな。
862母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/15(日) 17:21
いまさら無理だろ
863母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/17(火) 15:20
高畑監督の演出力とジブリの作画力でロボットアニメを作ってみたら
面白いのが出来るのではないか?
キャラクターデザインは鶴田謙二あたりで。
要するにジブリは企画が悪いだけだと思う。企画さえ良ければOKだろう。
864母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/17(火) 15:39
ジブリは「お客さんを思いっきり楽しませてやろう」と思ってるんじゃ
なく「頭の悪い客をきちんと教育してやろう」と考えて作品を作っている
ような印象を最近の作品から受ける。まずその態度を改めるべきだろう。
865母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/17(火) 15:49
ちょっと名が知られたから良い気になってる
印象あるな>ジブリ
「お客さんを思いっきり楽しませてやろう」
というモノは他にたくさんあるんだから、私がそういうものをつくる必要はない。

と考えてるんだろうね。少なくとも高畑勲は。
で、そういう態度でつくった「おもひで」と「ぽんぽこ」がきっちりヒット
しちゃったからねえ。
867母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/17(火) 19:25
>864
ジブリ作品のキャラデザが鶴田謙二・・・すげー萌えます。
ロボット物もいいけど、せっかくなのでハードSFがいいです。
谷甲州原作、高畑演出、宮崎脚本とかで。
868母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/17(火) 19:50
人間、年とるとわがままになって、観客サービスより
自分が作りたいものを好き勝手に作りたくなるんだよ。
黒澤明もそうだったなあ(遠い目)
869母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/17(火) 20:02
で、普通は一本失敗作つくってそこでキャリアが終わるんだけど
ごくまれに、それがたまたまヒットしてつくり続けられる人がいる
ってことですかね。

晩年の黒澤映画をリアルタイムでスクリーンで見られて
「なんとか間に合ったんだなあ」という感慨を抱いた者としては
数年に一本のあのレベルの老害はOKだったりするなあ>T氏

でもM氏の方はまだまだ若いんですよね。来年のも楽しみにしてます。
870母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/17(火) 20:09
>867
>谷甲州原作、高畑演出、宮崎脚本とかで

どう反応していいのか、わからん組み合わせだな(笑
871867 :2000/10/17(火) 20:28
>870
そうですね。
こりゃホント訳わかんない組み合わせだ(汗)。
えーと、ただ単に谷氏の作品を(技術力のあるスタジオで)
映像化していただきたいだけです(汗汗)。
それと宮崎脚本、高畑演出というのも一度見てみたいものですから・・・。
872母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/19(木) 12:28
となりの山田くんの視聴率は9.9%。
たとえ無料でも見たくない映画だったとは・・・。
完全に企画の失敗だよなぁ。
まず「この映画を見てみたい」と思わせる何かを持っている企画でないと。
873母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/19(木) 13:12
あさりよしとおがアニメージュで似たような企画を出してたね>867
874母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/22(日) 00:16
懐かしいスレだ
875母を訪ねて名無しさん千里 :2000/10/22(日) 00:22
つうか芽生えて終りってナウシカとおなじやん!
876母を訪ねて名無しさん千里:2000/10/29(日) 16:04
あげ
877bobo:2000/10/29(日) 16:53
はりつめたーーーーー ちんぽーーーーふるえるふくろーーー
 
878厨房:2000/10/29(日) 19:30
まだやってたの?(藁
879母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/05(日) 14:21
AGE
880母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/10(金) 20:48
あと10分で耳をすませば放送するね。
881母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/10(金) 20:55
ジブリ作品の最高の駄作(変な表現だが)は、どれだろうね。
もののけもアレだが、興行的には大成功だし、
やまだくんってことになるのかな?
作品単体としての出来だけ考えれば、やまだくんのほうがまだ破綻して
いないとも言えるんだが。
耳をすませばも、失敗作かつ駄作だけど、あくまでも小品でしかないか
ら、最高の駄作の称号はあたえられないよなぁ。
こうしてみると、ジブリブランドで作った作品って、今ひとつ、食い足
りないのが多いなぁ。
宮崎、高畑両氏とも、本当の意味で傑作を作っていたのは、ジブリ以前
だと、再認識している今日この頃。
882母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/14(火) 11:36
>宮崎、高畑両氏とも、本当の意味で傑作を作っていたのは、ジブリ以前
>だと、再認識している今日この頃。

例えば宮崎監督は東映動画→Aプロ(シンエイ動画)→日本アニメーション→
東京ムービー新社→漫画家→スタジオジブリと渡り歩いてきたわけだが、
自分の自由に作品を作れるようになったのは42歳頃のジブリ時代からである。
42歳ではアニメの監督としては歳をとり過ぎている感は否めない。
ジブリ以前のプロダクションはなぜ宮崎監督に自由に作品を作る環境を用意して
あげることが出来なかったのか?30歳ごろに宮崎監督が今のジブリのような
製作環境を手に入れることが出来ていたなら我々は信じられないほどパワフルな
作品の数々を見ることが出来ていただろう。
高畑監督に至っては自由に作品を作れるようになったのは50歳近くになってから
である。ジブリ時代の作品のパワーが低下してきているは当然と言えば当然と言えよう。
>>1-883
884あのう:2000/11/14(火) 12:12
80年代以前は、手塚治虫氏や西崎某PDほどのビッグネームでも
「劇場版アニメ映画」を作るのは大変だったのよ。
ましてオリジナルなんて不可能に近かった。
ほとんどはTVの再編集+少々の新作場面で「劇場版」と称していたのが現実。

アニメが巨大な利益を生み出すって、CCさくらに1時間以上の完全新作が
(当時よりは)容易に作れる現在の感覚で、当時の状況を割り切っても答えは出ないよ。
885884:2000/11/14(火) 12:13
>>882 だ。
886母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/14(火) 12:29
60年代中頃から、国産実写映画が傾いていたけど70年代は
まだマシな状況だったもんな
80年代以降は国産アニメ>>実写の傾向が根付いてしまったよな

ヤマトや999からナウシカ、ラピュタで実績を積み上げたことに感謝するよ
887母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/14(火) 12:33
米良って生きてんのか?まだ・・・
888母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/14(火) 14:17
>884
それは違う。
仮定の話をしても仕方ないことはわかっているが、もし仮に宮崎監督が若い
頃から自由に作品を作ることができていたならアニメ界の状況も変わって
いただろうということだ。
状況があって作品が作られるのではない。力のある作品が状況を変えるのだ。
そして力のある作品を生み出す機会を、宮崎監督が渡り歩いた幾つもの
プロダクションは、先見の明のなさによって逸してしまったのだということだ。
889母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/15(水) 02:10
厨房の1が立てた宮崎スレにくらべて、ここってレベル高いね
890母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/15(水) 03:36
魔女の宅急便の数倍の興行収入ってすごくない?
107億円って。
でもオレは魔女宅が大好き。
891母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/16(木) 16:18
「東京アクセス」社長ひろゆきのもと、順調な成長を続ける巨大掲示板2chだが
その裏に「プロ固定」なるものの存在が関与していることは意外と知られていない。

「プロ固定」とは・・・・・その名の通り、2chにおいて固定ハンドルで書き込むことに
よって給与を受け取っている者たちの総称である。
パチンコ屋でもサクラとしてパチプロを雇うことが有るそうだが、その関係と似ている。
彼ら「プロ固定」は2chに客を呼び込むためにありとあらゆる書き込みを行う。
時には煽り、罵倒し、また固定同士で「実名が公開された」などといった茶番を演
じ、ギャラリーの覗き見根性に訴えかけるような手段さえつかうこともある。
彼らがそこまで集客に腐心するのは理由がある。
給与の変動が激しいのだ。管理人のひろゆきが割り出した「集客貢献度」によって
「プロ固定」たちは細かくランク付けされ、月ごとの給与が算出される。査定には過
去の貢献などは一切考慮されず、純粋に現在の貢献度のみが評価される。
また、実力によっておそろしく給与の額が変わってくるのも特徴である。
三月期の最高給与取得者のDの場合は235万円だが、最低ランクになると月に5万
にも満たない。もっとも、前述のように変動も激しいのでこの格差も翌月にはあっさりと
逆転されることも十分にありうる。
この特徴有る給与制度のお陰で固定たちは集客には手段を選ばず、何がなんでも
人気を得ようとする。ネタがなくなれば前に言ったような「茶番」さえ演じる。(あの手の
茶番は古参固定に多いのはこのあたりに理由がある)  
892母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/17(金) 15:33
age
893名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/18(土) 01:22
サンが石田ゆりこだから
894母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/18(土) 02:57
もうすぐ900レスにもなるのにまだつまらない原因がわからないのか?
895母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/18(土) 03:11
男A「原因?そんなのは簡単さ。それはな、ウグッ…
N(ナレーション)「背後から黒ずくめの男に口を押さえられる男A。
男A「ムゴッ、ムガッ…(誰だ!?何をする離せ!)
黒ずくめの男「それ以上喋るんじゃねぇ。ヒミツ(原因)を喋ったら、このナイフで“ジブリ”といくぜ!
N「こうしてもののけ姫がつまらない原因は、永遠に謎のままなのであった。
N「でもマジでつまんねー作品だよな。
ジブリッ!
N「ウッ!
−死亡
896母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/18(土) 03:19
アニメつまらんとネタもつまらんな
897名無しさんの初恋:2000/11/18(土) 03:20
ちょっとだけワラタ。
898母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/18(土) 03:44
っっっっっっっっっっっっっっっっっっまんね
899ほとり:2000/11/18(土) 03:50
とりあえず1さんに反対する理由はないです。
900アスベル:2000/11/18(土) 03:52
日テレがからんでから、宮崎アニメ最低。
901母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/18(土) 04:14
宮崎アニメとルパンはもう役目は済んだよ。ゆっくり眠ってくれ。
902アスベル:2000/11/18(土) 04:19
もののけ、なんか作るんなら、シュナの旅、アニメ化してほしかった、それか、ナウシカ完全版
903母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/18(土) 04:37
んでもう900レス超えたのにまだつまらない原因がわからないのか?
904母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/18(土) 05:06
男A「原因?そんなのは簡単さ。それはな、ウグッ…
N(ナレーション)「背後から黒ずくめの男に口を押さえられる男A。
男A「ムゴッ、ムガッ…(誰だ!?何をする離せ!)
黒ずくめの男「それ以上喋るんじゃねぇ。ヒミツ(原因)を喋ったら、このナイフで“ジブリ”といくぜ!
N「こうしてもののけ姫がつまらない原因は、永遠に謎のままなのであった。
N「でもマジでつまんねー作品だよな。
ジブリッ!
N「ウッ!
−死亡
905母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/19(日) 18:27
男A「原因?そんなのは簡単さ。それはな、ウグッ…
N(ナレーション)「背後から黒ずくめの男に口を押さえられる男A。
男A「ムゴッ、ムガッ…(誰だ!?何をする離せ!)
黒ずくめの男「それ以上喋るんじゃねぇ。ヒミツ(原因)を喋ったら、このナイフで“ジブリ”といくぜ!
N「こうしてもののけ姫がつまらない原因は、永遠に謎のままなのであった。
N「でもマジでつまんねー作品だよな。
ジブリッ!
N「ウッ!
−死亡
906母を訪ねて名無しさん千里:2000/11/21(火) 23:01
age
907母を訪ねて名無しさん千里
千と千尋の神隠しはもののけ姫のようにつまらない作品になりませんように。