虚繭人工内耳における聞こえは、通常の聞こえとは異なります。
一般的には、人工内耳の音は機械で合成されたような音で、
人の声はガリガリとしわがれたような声として聞こえるらしいです。
音入れ直後はこのような違和感を覚えると思いますが、
何度も調整を繰り返す他、人工内耳の音に慣れてくるに従って、
徐々に自然の音に近づいていきます。
最初のうちはうまく言葉が聞き取れなくても、単に音を感じるだけでいい。
たった12個の電極(メドエル式の場合)だけでも、数千種類の音の聞き分けも訓練次第でできるようになるのはすごいと思ってしまいました。
ただ、新しい音楽とかは一回ではメロディを覚えられないので、頭に入るまで何度も何度も聞いている必要がありますね。
自分が知っている歌とかは、以前補聴器でしっかり聞こえていた時代の音の記憶が助けてくれるようで、
大体わかるという感じです。
周囲は少しでもうるさいと、電話での会話は更に難しくなります。
※そんな時のために、スピーチプロセッサにはテレコイルモードが備わっています。