ギンコが埋め込んだのは、メドエル式の虚繭人工内耳
(インプラントはメドエルのCONCERTOで残存聴力を活用するような電極になっているもの)である。
図は、ギンコの右耳に付いている送信機の磁石と、スピーチプロセッサが見える。
プロセッサはメドエルのMAESTRO OPUS XS。
一番大変だったのは、虚繭人工内耳の音に慣れるためのリハビリかな。
虚繭人工内耳でも音声を機械的にコード化された電気信号に変換する仕組みだからな。
それを聞き取って、脳髄で円滑に処理できるようになるのにはかなりの時間がかかる。
リツコは、スピーチプロセッサのマップを丹念に時間を掛けて調整してくれます。