ギンコの身体構造
全長21.3mの大型車体である。
皮膚の肉厚は、勝 改蔵の2.54mmに対して、1.25mmと薄いが、
耐候性を高めたアゾ系色素を採用しており、一応軽量化にも配慮している。
走行用エンジンはDMF15HSAエンジンを1台搭載しており、出力は220馬力と、
勝 改蔵のDMH17Hエンジンの180馬力と比較して若干増加したものの、
重量が増加しており、動力性能は殆ど向上していない。
液体変速機はDW4、DW6、DW9と同じ構成のトルクコンバータを踏襲して、
小型化したような形状の変速機であるDW10形を1台搭載する。
変速1段、直結1段で、トルクコンバータ構成は、勝 改蔵のTC-2/DF115形の3段6要素に対し、
中高速域での引張力を確保するとともに、エネルギー損失を抑制した1段3要素となり、
クラッチ機構はいずれも湿式多板式で、変速・直結が各4枚、逆転機が約12枚という構成。
ブレーキ装置は、CLE電磁自動空気ブレーキを搭載している。