抜歯後に多量の出血を伴うが、
順調に血が固まって止まる様子は意外に重要だ。
とはいえ、歯を抜くのは、骨にまで達する怪我をしたのと同じで、
犬歯などの頑丈な歯を抜いた場合は、それだけ怪我の範囲も大きいわけで、
なかなか出血が止まらない。
ようやく血が止まり、抜歯した箇所に血液の塊ができるよね。
正確には血餅といい、抜歯した箇所を治癒するのに重要な存在だ。
この役割がうまく働かないと、ドライソケットの状態になり、歯槽骨が外部の刺激を受けて、激しい痛みを生じる。
ドライソケットはひどい虫歯のように痛いぞ。あまりの痛さで、食品が食べられないほどだ。