503 :花と名無しさん:2011/10/21(金) 22:57:15.74 ID:???0
>>496 その昔、水野英子の「ブロードウェイの星」という漫画があってだな
舞台女優を目指すヒロインが、母親を過労で失くしてから家を出る
大プロデューサーである父親の力で主役に抜擢されても、自分で役を勝ち取りたいとオーディションを受けたり
役作りの為に滅茶苦茶やったり(黒人の役の時には肌を黒くして生活するとか)
演出家から、ライバル同士の少女二人が「火のエチュード」をやるように命じられたり
困っている時にいいタイミングでドレスが届けられたりしている
588 :1/2:2011/10/25(火) 20:26:20.80 ID:???0
すごく気になったからブロードウェイの星を入手して読んでみた
まず、貧しくて母親と二人暮らしで自分自身も働いていた女の子が舞台女優を目指して家を出る、ライバルの少女と火のエチュードをやらされる、というのは、他の人のレスの通り
仕事の鬼と呼ばれる若くてやり手の男がいるんだけど、
その彼とヒロイン・スウのやりとりが真澄とマヤみたいな感じ、というか、
男のほうの喋りかたから表情から真澄そっくり、第三者にあなたらしくもない、あんな少女に…と言われるところもおんなじ
厳しく叱りつけたかと思えば陽気に笑ったり、憎まれ口を叩くこともあるし、のちに、君はスターになるんだから昔の友人とはつきあうな、と言ったりもする
この人とは別で困っている時にドレスや靴を贈ってくれたり、何もない時にも短いメッセージのついた名無しのカードが添えられたバラやチョコレートなんかを送ってくれるあしながおじさんもいるんだけど、
この人にもスウに嫌われてる、絶対に許してもらえないと思い込んでる事情があって、そのせいで名乗れない
陰で見守るしかないのか、と苦しんでいるんだけど、
その理由も、「あたしのママを殺した」
589 :2/2:2011/10/25(火) 20:27:08.05 ID:???0
2人で船に乗って向かい合ってるシーンもあるんだけど、スウは目の前にいるその人を当人とは知らずにその人への想いを語って
「もし、その人が目の前にいたら…」と、たずねられたりもした
多分間違いなく、真澄のキャラはこの「仕事の鬼」と「わけありのあしなが」からきてるんじゃないかな
いきなり差出人不明の芝居のチケットが贈られてきて、いざ、劇場で
「あなただったの…!」→「あたし、帰ります」→「待ってくれ」もあり
ちなみに、出向してしまった船にスウが乗り込んでしまって乗組員とすったもんだ、そこにあしなが登場、というシーンもある
出逢ったその日からやたらとスウに優しい工事みたいな男もいたよ、外見も工事に似てる
スウのことで傷ついてぼんやり運転してた男が交通事故を起こしたシーンもあったし、
役作りの為に危険な変装をして街にくりだしたところ、ナイフをもったチンピラにからまれてやりあうというシチュもあった
んで、最後はライバルの少女同士、一人は恋を選んで、一人は女優として大作の幻の大役(彼女にしかできない役と認定された)を選ばざるを得なくなって
どちらも、一挙両得はできなかったというラストだった
ちなみに、恋を選んだほうの女の子は視力を悪くした恋人を支える道を選んでるから、亜弓とハミルの逆バージョンなのかも