今年の漢字は桂魂の「桂」
>>720 と、おもったら、
ずかずかと煙草を吹かす高杉のところに近寄って、いきなりその顔面を殴りつけた。
ギイヤアアアアア!!!今、すんごい音がした!!!ゴキっていったよ!!!
ってか、なんでよけないんだ、高杉・・・。
さすがに効いたのか、顔を押さえて起きあがる。
銀時は、さらに殴りかかろうとしている。あああああ。起きあがった高杉も、目がイってる。キレた獣の目をしている。修羅場だ、修羅場!!このままじゃ血の雨が降る!!
血の惨劇が!!!ヒイイイイ!!どうする、どうしたら。
今、吉原を救える奴は俺しかいない!!!
気づいたら、もう、銀時に飛びついていた。
「銀時!やめろ!」キッと、俺を睨み付けて、「邪魔すんな!!」掴んだ腕を振り払われた。・・・腰に力が入らず、砕けたとたん、腹に鈍痛が・・・受け身を取れず、転がる。
あ・・・いたたたたた・・・・
「あ、・・ヅラ、ヅラ!!大丈夫か!!」あわてて銀時が駆け寄ってくれる。
「おい」と、高杉まで心配そうに来てくれたから、びっくりだ。
「てめーは来んじゃねえ」「そんなこといってる場合じゃねえだろ。医者を・・」
なにやら言い争っている。ていうか、この痛み。・・・子供じゃないんだけど。
高杉の・・・しつこさのなせる業だから。今とても言えないけど。
「い、いや、大丈夫だ。ちょっと・・・うん。もう大丈夫だ」
ふう、と、息を吐けば、おかしいことに、二人も同時に一息ついた。
>>721 なんで金なのかと思ったがなるほど納得の理由だ
もうちょいタイミング良ければ作中でもいじられてたかもな
>>722 なんで桂なのかと思ったがなるほど納得の理由だ
>>37 いまでは各スレでエロイン綾波ヅラたんのことで持ちきりだけどね^^^
悔しいね^^
デブ銀時腐^^
808 名前:名無しでいいとも! 投稿日:2012/12/12(水) 13:48:00.44 ID:z6dzKQD9
高杉に犯されながらイクっって喘ぐヅラたんエロインだ
銀さんという夫がありながら
930 名前:名無しでいいとも! 投稿日:2012/12/12(水) 13:50:13.47 ID:z6dzKQD9
うわぁ… 綾波桂さん
桂さんちょっと!
桂さんは家で…
旦那のアダム銀さんが居ない間に あの不倫男高杉と…
真っ昼間からあんなに激しく燃えてから…
>>714 この時期にやるとなると、2月から3月が新作かな
>>724 どうも、たどたどしく話をすれば、おとなしく銀時は聞いていてくれたが、
この部屋に入ったところくらいから、殺気立つ。ヒイイイイ??。
「それで、どうなったの??」
なんて答えよう。ウノをしてました、とか?と思ったら、すかさず奴が。
「ここでするこたぁひとつだろうが。てめえがしたことと一緒じゃねえのか」
た????か????す????ぎいいいい??????!!!!空気読め、貴様!!!ここは二人で口をそろえてウノやってたことにすればいいだろうがああ!!火に油を注ぐんじゃない!!
「はあアアアアアアア???!!!!」
「てめえ、首に白粉べったりついてるぜ」・・・確かに。今気づいた。お前、ホントに・・
「う・・・っ!!!こ、この」
「お互い様って奴じゃねえのか」
「てめーは黙ってろ!!第三者!!!赤の他人!!!」
ククク・・・と、嗤う。高杉、貴様、この状況楽しんでいるのじゃあるまいな!!!!
・・・それにしても、元はと言えば・・・
「銀時は、どうして・・・」どうして。
と言えば、銀時は答えに詰まる。
732 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/13(木) 00:45:31.81 ID:WViz3RxoP
女ってマジで腐女子になるとタチが悪いな。
メンスの止まったババアは他にやることねーのか?
子供も見るアニメスレでいつまでエロSS書いてんだよババア。
はやくしねよ。
733 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/13(木) 00:46:20.54 ID:WViz3RxoP
エロSSはテメーのブログでやれwクソババア
同人出すほどの度胸も無いババアのエロSSは
半角二次元板に逝っとくれ
ここはオメーみたいなクソ女の日記帳じゃねーんだよw
735 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/13(木) 01:28:30.27 ID:HICSxKDz0
負け豚月詠腐女ってマジで腐女子になるとタチが悪いな。
メンスの止まったババアは他にやることねーのか?
子供も見るアニメスレでいつまで公式エロSSに嫉妬してんだよババア。
はやくしねよ。
736 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/13(木) 01:29:17.41 ID:zqhFqCGC0
公式エロSSに嫉妬はテメーのブログでやれw月詠クソババア
同人出すほどの度胸も無い月詠ババアの公式エロSSへの嫉妬は
半角二次元板に逝っとくれ
ここはオメーみたいな月詠クソ女の日記帳じゃねーんだよw
悔しいねwwwメンスの終わったデブブサクソババァ月詠www
404 fusianasan 2012/12/13(木) 01:21:41.96
銀さんはお父さんで桂はお母さん娘は神楽
完璧よろづら^^
413 fusianasan 2012/12/13(木) 01:27:07.10
墓投げきゃるるん受けは公式でヅラたんがやったからね^^
でぶおっさん銀時の嫁は墓投げきゃるるん受けのヅラたんで確定ね^^
>>731 やっぱり、普通のかわいらしい女の子が良いんだよな。そりゃそうだ。
銀時は、怒りの矛先を高杉に向けた。
「つーか、てめえ、ヅラ妊娠してるのしってんだろうが」
「だから?」
「・・・っ!!子供に何かあったらどうするつもりだ!!」
「じゃ、てめえは俺の子が腹ン中いた時、こいつと何にもなかったのか?」
どうなんだ、と、剣呑な目で銀時を睨む。貴様!さっき俺が答えただろうが!!
「・・・・」その沈黙、ちょっと・・・・
「ほらみろ。お互い様だ」
「っつーか、こっちは夫婦なんだ!!」ズキっと心が痛む。
「てめーは良いのかよ」
「ああ?」
「浮気。それもお互い様だろ」
う・・・浮気って・・・何か照れる。
というか、俺も悪かった。確かに。なんでか流されてしまって。断れなかった。
たとえ、子供を守ろうとしたと思っても、裏切りは裏切りだ。
「銀時・・・すまなかった。は、反省している・・・」
銀時が、泣きそうな顔をした。
そのとき、
TULLL・・・・高杉の電話が鳴った。
「ああ・・・・分かった。待ってろ」高杉が、立ち上がって出て行こうとする。
俺は、正直、ほっとした。銀時だけなら何とか納める自信があったが、こいつらが衝突したら抑えきれない。
「俺は、もう行く。じゃあな」ところが、
「てめえ、待て!!」銀時が止めた。ええええーーー!!冷や汗が出る。
「なんだよ」
「謝れよ!」
「はあ?」
「あやまれっていってんの!!」
「誰に」
「俺とヅラに」
ええええええ????????!!いいよ、銀時、もうそっとしとこうよ!!
「・・・・」ものすごく不本意で、みるみる嫌そうな顔を高杉はした。
あああ・・・ホラ、怒ってるよ。また、血の雨の危機が!!吉原炎上!!!ヤバイ!!
だが、意外なことに
「てめえに謝ることはねえが・・・」・・と、俺と目が合う。驚くほど、真摯な目だ。
「さっき、殴られたのは、ヅラの分と思っておいてくれ。それでいいだろ」
さっと、部屋を出て行った。
ああ・・・まさか、
それで、抵抗しなかったとでも言うのか。
銀時が、俯いたまま、
「ごめんな、ヅラ・・」と言った。いやいや、お前は悪くない(わけでもないが)
「いや、元はと言えば俺が・・・なんだか、お前の子だと思うと、どうしても無事に産まなければと思って・・・色々考えすぎた。すまない」
「いや・・・俺がしっかりしていないから」
そっと差し出してくれた手を、掴む。
「かえろうか」
「・・・ああ」
743 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/13(木) 02:00:14.09 ID:WViz3RxoP
ババアw 俺を勝手にババア扱いして自演連投するなよw 自演ババア
俺が「月詠ババア」? はぁ? 俺がどこにそんな文言書いた?ああん?
ローカルキャラで自演SS書いてるババアは脳味噌まで発酵してんのか?
銀魂ファンの恥 自演エロSSババア
何が公式だよ、気持ち悪いなw
一度心療内科で精神状態診察してもらって来い
釣られって一気に別アカウントを焦って使い出しているが
投稿タイミングが連投自演丸出しwww
>>742 >銀時が、俯いたまま、
>「ごめんな、ヅラ・・」と言った。いやいや、お前は悪くない(わけでもないが)
↑
だってよぉwwwww なにこれ?
お前自分で書いてる文章見て恥ずかしくねーの?
恥って知ってる?
夕方6時に放送するアニメのスレッドなんだぞココは
オマエの恥ずかしい性癖を晒すプレイの場所じゃねーんだよマヌケ
オマエの親族や友人やご近所さんに、オマエの書いてる恥ずかしいSS
全部プリントアウトして配ってこいや
個別のキャラにウダウダやんなら、キャラ別の板にでもいけドアホウ
745 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/13(木) 02:38:10.08 ID:Kee2uJ4e0
月詠ババアw 月詠をババア扱いされて発狂自演連投するなよw 自演月詠ババア
俺が「月詠ババア」? はぁ? 俺がどこにそんな文言書いた?ああん?といいながら正体バレてお顔真っ赤www
公式夫婦銀桂で公式SS書かれ発狂してるババアは脳味噌まで発酵してんのか?
銀魂ファンの恥 公式エロSSに嫉妬している月詠ババア
何が自演だよ、気持ち悪いなwローカルキャラ月詠ババァwww
一度心療内科で精神状態診察してもらって来い
釣られって一気に同じアカウントでモリタポを焦って使い出しているが
投稿タイミングが連投自演丸出しwww
>>742 >銀時が、俯いたまま、
>「ごめんな、ヅラ・・」と言った。いやいや、お前は悪くない(わけでもないが)
↑
が羨ましくて仕方ないん
だってよぉwwwww
月詠ババァは死んでも言ってもらえない台詞だもんねwww
お前公式夫婦のSSに対して自分で書いてる文章見て恥ずかしくねーの?
恥って知ってる?
夕方6時に放送するアニメのスレッドなんだぞココは
オマエの恥ずかしい嫉妬性癖を晒すプレイの場所じゃねーんだよマヌケ
オマエの親族や友人やご近所さんに、公式夫婦銀桂SSに対してオマエの書いてる恥ずかしい嫉妬文章
全部プリントアウトして配ってこいや
個別のキャラにウダウダやんなら、キャラ別の板にでもいけドアホウ月詠ババァwww
> 「・・・・!!!」桂が息をのむのが分かる。
>
> 「こいつ、いなくなったら困るよなあ。銀時、狂っちまうかもしれねえな。クク・・それもそれで又面白えかもな。また、あの白夜叉に会えるんじゃあねえか」
>
> 「な・・・」その反応。たまらねえ。腹をゆっくりさする。
>
> 「桂・・・」低く耳元でささやく。
>
> 「・・・・高杉」
>
> 素早く桂を抱え上げると、隣の布団にゆっくり寝かせた。どう扱えばいいのか。
↑っていくのもあるぞwww
公式銀桂と高桂夫婦に嫉妬する月詠ババァwwwwww
ヒロインで乙女な桂に嫉妬嫉妬ぷぎょぷぎょザマアwww
負け豚キチガイババァ月詠ババァwww
余談 宵闇の客
(桂と銀時の子供“金時”が生まれて間もないころ)
夕方。
ほんのりと街の明かりがともり、日はすっかり沈んでいるが、
薄暗い紫色に街が包まれている頃。
スナックお登勢に、ふらりと男が立ち寄った。
ガラガラガラ・・・
引き戸が開くと、
「まだ、開店前だよ」
と、店の奥からお登勢が言った。
買い物に出ていてキャサリンは居ない。
銀髪頭が来たのかもしれない。それにしては、何も声がかからない・・・
お登勢が不審に思って、カウンターにでてきて店を見ると、ふらふらと、こちらへ近づいてくる男の姿がある。
偉く、派手な着物を着て。
最初、酔っぱらっているのかと思った。
「ちょっとあんた・・・」
男は、よろよろと、カウンターの出入り口のところに座り込んだ。
印象が違いすぎて、分からなかったが、近くで見て、分かった。
高杉だ。
「ちょっと、なんだってんだい」
と、カウンターの出口をふさぐ男にお登勢が声を掛ける。
俯いたまま、顔を上げない。しかし、印象深い包帯がちらちらと、髪の間から見えている。
「酒を飲みに来た訳じゃないんだ・・・」
偉く弱々しい声で言う。
「ねえ、あんた」
何か嫌な予感がする。そっと近づく。
「ちょっと頼みがあってねぇ・・・あんたにしか・・・頼めなくてねぇ、綾乃サン」
言うと、ごそごそなにやら懐から取り出そうとしている。
言い回しこそ、この男独特のものであるが、どうも声にあの憎々しいほどの張りがない。
「これを、あいつに渡してくんねぇか・・・俺からじゃ、受け取らねぇんでね・・・」
高杉が、何かを差し出した。受け取ってみると、坂田 松之助名義の印鑑と通帳、キャッシュカードだ。・・・しかも、ところどころ、血が付いている。
「あんた!!!怪我しているのかい??!!」
確かめようと、肩に手を掛ける。と、力無く振り払われた。手負いの獣が、警戒するかのように、ギロリと睨んで、近寄らせない。
その、目だけは、爛々と光輝いている。
「してねぇよ・・・それより、頼むよ・・・」
「何言ってンだい!普通じゃないんだろ。こっちにあがんな。手当てしてやるから」
と言った時、ガラガラガラ・・と、引き戸が開いた。
「すいやせーーーん、ちょっとお聞きしまさぁ??」
と言って、入ってこようとする人の気配。お登勢は、反射的に、高杉をまたいで、かばうように出て行く。
「なんだい」
「真撰組でさあ。ここに、片目包帯で隠した男、きやせんでしたか?」
真撰組の、沖田だ。
「さあ、見てないねえ」
とっさに嘘が出る。
「・・・怪我してると思うんですがね」
「知らないよ」
「そうですかぃ。なんか、引き戸に血が付いていたモンでしたから・・・念のため、中あらためさせてもらっても良いですか?」
「はあ?何言ってンだい!あたしゃ、歌舞伎町四天王のお登勢だよ!あたしを嘘つき呼ばわりする気かい?ただじゃすまないよ。」
「信じてねえ訳じゃねぇんでさ・・・探しているのが、やっかいな奴でしてねえ」
話している間も、中をうかがう沖田。
「とっちらかってるんだ。あとにしな」
と、ぴしゃりと言うと、
「わかりやした・・・まあ、ここよりよっぽど二階が怪しいんで。失礼しまさぁ。だが、気を付けて下せえ。あいつは何分危険な男なんで」
それだけ言って、去っていった。
お登勢がカウンターの入り口に戻ると、高杉がうなだれている。
そうか、どうしてここに座ったのか今分かった。万が一にも、ドアから死角になるところ。こんな状態で、状況判断だけはしっかりしている。
「あんた、しっかりしな」
と言えば、ハッとしたように、顔を上げて。
「・・・は、やっぱり思ったとおりだ・・・あんたは、やっぱり、いい女だ・・・俺が気に入っただけのことはある・・・」
と笑った。
「何言ってるんだい。自信だけは一人前だね。追われてるくせに・・・」
「は・・・俺は、人を見る目があるんでねぇ・・・あ、さっきの・・・あいつがいらねえって言ったら、あんたが使ってくれて、構わねえ・・と、番号は、・・今日の日付だ」
「なんだい、偉く気前が良いじゃないか」
「だいぶ、世話になったようだしな・・・俺にゃ、もう、必要ないんでねぇ・・・っっ!!」
ごほごほと、咳き込む。
「もうだめだよ、医者を呼ぶよ」
電話に立とうとすると、
「いらねえ!」
ぴしゃりと言った。あまりに強い言い方に、お登勢は振り返る。
「呼ぶなら、医者じゃねえ・・・あいつを・・・呼んでくれ」
「月子を?そんな場合じゃ・・・」あんた、立ち上がることも出来ないじゃないか。
「ハァ・・・頼むよ。綾乃サン・・・時間がねぇんだ。分かるだろ・・・」
息が荒い。
お登勢は直感した。・・・ああ、そうだね。あんたはもう長くない。
「まってな」
それだけ言うと、お登勢は二階に駆け上がった。
「月子!月子!ちょっと!」
気がはやる。なのに。
「うるせーーー!!ババア!!さっき帰ってきたばっかりなんだ、後にしろ!」
と、銀時が叫ぶ。ああもう、こんな時に。こいつは。
「こっちも急ぎなんだよ!月子!」
と言えば、なにやらもめる声がして、
「後で必ず見るから」
と言ったあと、白い割烹着姿の月子が出てきた。
こういう時、この子の義理堅い性格に感謝する。銀時には、すぎた嫁さんだよ、ホント。
説明する時間も惜しいので、連れだって下に行く。
遠くから、「すぐ戻せよ、ババアーーー!!」などと、銀時の怒声が聞こえた。
「いいかい、言うとおりにさせておやり」と、スナックの戸の前でお登勢はそれだけ言った。
月子は、不思議そうな目をしたが、早く開けるよう促すと、引き戸を開けた。
と、そこに??????
「!!!」
お登勢は、うっかり声を上げそうになった。
入り口近くのカウンターに、片肘突いて高杉が立っている。
いつもの、憎々しいほどの笑みで。そして。
「よう」
と言った。
それが、あまりにも堂々としていたからか、店内が薄暗かったためか、いるはずのない人物に驚いて注意が散漫したからか、月子は
「高杉?!貴様、どうしてここに!!よく、のこのこと俺の前に来れたものだな!!」
と、高杉の異変にも気付かず、ぴしゃりと言った。
それを聞いて、嬉しそうに高杉は笑っている。
一瞬、お登勢は、はて、さっきまでのあの男の弱々しさはいったい何だったのだろう、もしかして、演技だったのではあるまいか?などと思ってしまった。
それくらい、以前会った時のような、高杉だった。だが、
平生の彼の雰囲気に合っていたから違和感を感じないだけで、カウンターに肘を突いているのは、間違いなく、支えて居なければ立てないからだ。
・ ・・あんたって男は、一体何処まで格好つけりゃ気が済むんだい。
「先程、真撰組がうちに来たぞ。おおかた、またお前がよからぬ計画を立ててるのだろう。怪我がどうのとか言っていたから、少しは心配していたというのに・・・
貴様は一体何をやっているのだ!!こんなところで、何をしている!!お登勢殿に迷惑は掛けさせん。何をしに、ここに来た!!目的を言え!!」と、息巻く。
「てめえに、会いに来たと言ったら、信じるか?」
「信じない!!用がないなら、出て行け!!」
その言い草に、ついかっとなって、瞬間、お登勢が
「月子!」
と、声を荒げてしまった。
その声に、ビクッとなった月子が、お登勢を見た、その刹那??????
気を逃さず、男が、月子の両肩を掴んだ。
そのまま、数歩うしろの、テーブル席のソファーに倒れ込む。
「・・・・!!!」
押し倒されたように、きっと月子は感じただろうが、お登勢には、数歩歩いてよろけて、倒れ込んだようにしか見えなかった。
「高杉!!貴様っ!!!」バタバタと月子が暴れる。
月子のその手を握り、口づけた。
狂ったように、深い、口づけ。
いや、そんな甘いものではない。
血に飢えた獣が、獲物の血をすするように・・・
水に飢えて、その口の僅かな水分も生きるためにすすっているような。そんな口づけだ。
「は・・・!貴様・・・」
とまどう月子。
「一時間、今日は開店を送らせるから、ゆっくり話しな」
といって、カウンターの奥にお登勢が消える。
狂ったような口づけを永遠続けて居た高杉が、
ふと、口を離した。
「貴様、どけ!!」
燃えるような目で、月子が睨む。
その、両頬をがしっと掴んで、高杉が
「桂。桂、俺を見ろ」という。
「言われなくても、見ている!」
と言えば、嬉しそうに笑う。
月子は妙な違和感を感じた。
「桂。聞いてくれ。一度しか言わねえから」
息が荒い。
「はあ、その前に、どけ!」
月子の、息も荒い。
「桂、本当のことを言う。・・・俺は、お前が、お前のことが、・・・好」
ど・・・・・っと、突然、高杉の頭が倒れ込んできた。
同時に、高杉の全体重が月子の全身にかかってきた。
「・・・・!!!!」
重い!!と、思った時、
「ヅラ??????!!まだ????????」
カンカンカン・・・と、けだるげな靴音がした。
と、カウンターの奥からすごい勢いでお登勢が駆けだしてきて、ガラガラと、戸を開けて怒鳴る。
「今、使いに出してるから居ないよ!もうちょっと待ってな!」
「ハア??ババア、てめ、何してくれてんだ!今日あいつ誕生日だぞ!人の奥さん勝手にパシリに使ってんじゃねえよ!」
「ああ??そういうことは、家賃払ってから言いな!!」
「くそババア!」
「何だって!じゃ、家捜しさせてもらおうかね!!」
「ハアアア??金なんかねーし!!」
といって、二人の足音が上へ消えていく。
その騒ぎで、ハッと高杉が顔を起こす。
「なんだ、重い、どけ・・・というか、なんだと言うんだ、貴様、変だぞ」
と言えば、聞こえているのか居ないのか、
「桂、聞いてくれ」という。
「だから、何だ」
「松之助を、頼む」
「!!!」
そしてまた、狂ったような口づけを交わすと、
何かに気付いたかのように身体を離して、
「・・・安心しろ、こんなことは、もうしない」と言った。
「当然だ」
「・・・しばらく、連絡が取れない。だが、俺のことは心配するな」
と、なぜか不敵に笑うので、
「はあ?何で俺がお前の心配なんぞするんだ」
と言ってやった。
そのとき、高杉は、やけに寂しそうな顔をしたと思う。
それから、ぱっと、体を離して立ち上がり、
スタスタ出口に向かっていった。
そして、
??????ガラガラ、ピシャン。
出て行った。
????
何だったんだ?
それにしても、と月子は思う。
“松之助を頼む・・・”あいつ、初めて、息子を名前で呼んだのでは無かろうか。
真意が分からない。
気付いたら、追いかけていた。
出口の戸を開けると、・・・そこには誰もいない。
忽然と、消えていた。
え・・・・
カンカンカン、と、お登勢が戻ってきた。
「月子、あんた・・・・・!!!」
お登勢が、月子を見て、息をのむ。
「え?」
視線の先が、身体であったので、つられて、下を見る。
「????????っ!!!!!!」
血だらけの、
割烹着だった。
それは、まるで、真っ赤な着物のよう。
一面が、赤く、染まっていた。
夕暮れは、夜に変わった。
え・・・・
じゃねーよ(苦笑)
毎日自演してんのかよこのババア
>>767 え・・・・
に嫉妬している負け豚月詠ババァ(苦笑)
毎日自演してんのかよこの月詠ババア
オマエさんの長いオナニー駄文
たっぷり改行つけて気持ち悪いんだよ
TPOも弁えない婆さん必死だなw
>>768 俺のどこが月詠ババアなのか根拠出してみろ
妄想腐ババアw
オマエさんの公式小説に対する長い月詠腐のオナニー駄嫉妬
たっぷり改行つけて気持ち悪いんだよ
TPOも弁えない婆さん必死だなw