銀魂’〜ぎんたま〜第二百九十二訓

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572風の谷の名無しさん@実況は実況板で
>>569
フン、と、ぐいっと酒を飲み干す。



「ヅラ、俺はお前に、高杉と電話すんなとはいわねえよ。・・・ただ、俺のいるところでしろ。いないところでこそこそされんのは嫌だ。そんくらいは分かるよな」

「・・・分かった」

「だったら、いましろ」

「は?」

「ここで、高杉に電話しろっつってんの!」

「銀時・・・」

お登勢も、坂本もうなずく。



さっきは、底意地の悪いことをしてしまったが、高杉なりに思うところもあって、言いたいことがあったんだろう。思い返せば、あんな弱々しい声、聞いたことがない。

いや、あっただろうが、遠い昔のことだ。
573風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/06(木) 17:27:37.48 ID:dvDVRm6P0
ヅラが、お登勢に電話を借りる。え・・・短縮番号??ってことはなに、うちじゃなくてここで掛けて・・・ババアがこっちを見る。

「時々ね。上には、子供達がいたりするだろ。あんたもいるし。変なこと勘ぐるんじゃないよ」

確かに、ヅラは携帯を持っていない。っつーか、俺ら、持つ金が無・・・。



TULLLLL・・・・

「あ、俺だ。・・・さっきは済まなかったな・・・いや」

まあ、別に気にしてませんけど????。それで、電話代が特に替わらなかったのか。・・・なんか、でも、それってこそこそして怪しくない??

ま、べべべ別に??????気にもならないけどおおおお・・・なんとなく、握りしめるコップがミシミシいう。



「いや、隣にいるが・・・は?ああ、他のものには聞こえていない。安心しろ」

なんだよっっっ!!!!その念押し!!!聞かれちゃまずい話でもあるってのか!!



「あ・・・ああ。・・・・・」

なんか、ヅラがどんどん無口になっていく。

ああ、何言われてるんだろう。・・・気にならないけどっっ!!坂本が、そんな俺を気遣ってか話しかけてくるが、そんなの上の空だ。
574風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/06(木) 17:28:26.09 ID:2PgSG3nU0
見かねたお登勢が、俺に言う。

「確かに、ここ最近は電話を借りに来なかったから、上で掛けるようになったのかと思ってたんだけどね。何度か、あの男から取り付いてくれって電話が来て・・・

でも、そのたび月子がいないって言ってくれって言うからさ」

ふうーーと白い息を吐く。



「んだよ、それ・・・。俺に言ってくれればいいだろ。ったく。」

「訳ありとは思ってたけど、相手の男も気にする風でもなかったしねえ。ま、とにかく、黙って少しは話させてやりなよ」

「けっ」



「ふふ・・・分かってる。」

ちょっと、何楽しそうに笑ってるのおおお?!!